『スケバンVSワイバーン、略してスケバーンの巻』(GM:森田) 本編 / 雑談

 登場PC

PC1:風吹リュー キャラクターシート
PC2:羽鳥七海 キャラクターシート
 

OP

GM:ではOP侵蝕ふれい!
風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:29->37)
羽鳥七海:1d10+29
DoubleCross : (1D10+29) → 7[7]+29 → 36

GM:---
GM:第4地区・阿修羅地獄堂女学園
GM:---
GM:荒れ果てた裏門前、一人立ち尽くす君は
GM:スケボー・スケバンこと風吹リュー。
GM:きみたちの校舎に迫る謎の怪オーヴァードの群れを迎え撃つべく
GM:阿修羅地獄堂女学院八大天王として、待ち構えている。
風吹リュー:トレードマークの飛行士帽のつばを直し、背負ったバッグから取り出したのは
風吹リュー:蒼穹と雷のペイントが施されたスケートボード。アセンション太郎だ。
澪標深々子:『聞こえてるかい、リュー』
澪標深々子:手元のスマホから声、君と同じく八大天王
澪標深々子:チェンソー・スケバンの澪標だ。
風吹リュー:「なんか分かってる事あるか?」
風吹リュー:質問への答えをすっ飛ばして、聞く。
澪標深々子:『敵は空を飛び回るそうだよ』
風吹リュー:「空ァ!?」
澪標深々子:『鳥だか蝙蝠だか……見かけた連中の説明もハッキリしなくてね』
風吹リュー:「いや……姿形はどうでもいい」
風吹リュー:「届かねーじゃねーか! このオレのトリックが!」
澪標深々子:『1人で十分って息巻いたのとはどこの誰だい』
澪標深々子:『今から取り消しても構わないよ?』
澪標深々子:どこか愉快そうな調子で。
風吹リュー:「あぁ!? 舐めんなよコノヤロー。裏門前はオレ一人で十分だ」
風吹リュー:「いざとなりゃあ、この小型ミサイルくん4号で……」
澪標深々子:『吐いたツバを飲み込むつもりはナシ、か。まったく、どこまでも強情だねえ』
澪標深々子:『アンタには悪いけど、もう増援は用意してあんのさ』
風吹リュー:「────チッ」
風吹リュー:「まあんなこったろーと思ったぜ深々子。テメーのことだ」
澪標深々子:『意地より面子より校舎のためだ』
澪標深々子:『嫌とは言わせないよ』
風吹リュー:「あーくそ、納得した。誰だ?増援って」
澪標深々子:『そいつは本人から挨拶があるさ』
澪標深々子:『くれぐれも、余計な意地貼るんじゃないよ』
澪標深々子:それだけ言い残して
澪標深々子:通話は切れる
風吹リュー:「たりめーだボケ」
風吹リュー:「オレだって場と状況くらい弁えるっつの。お母さんかよあの女は……」
羽鳥七海:「よい、しょっと」  錆びて開かなくなった鉄門を乗り越えてくる影。
羽鳥七海:ったん、と軽い着地音。
風吹リュー:「────!」
風吹リュー:「げっ……」
羽鳥七海:「あ。リューさん! 先遣は貴方でしたか」
羽鳥七海:軽い調子で微笑んで首を傾げる。
羽鳥七海:「良かったです。新しい方だったらどうしようかと」
風吹リュー:「羽鳥七海──よりにもよってテメーとかよ」
羽鳥七海:「はい、よりにもよって私ですよ~?」
風吹リュー:「こっ……の」
風吹リュー:ピクピクと額に青筋が浮いている
羽鳥七海:「リューさんも、怪物対峙の為に備えているんですよね」
風吹リュー:「……まあ、そうだ」
風吹リュー:(澪標深々子:『くれぐれも、余計な意地貼るんじゃないよ』)
風吹リュー:そこで会話を切りかけたが、直前の釘刺しが思い出され。
羽鳥七海:「対象については聞いていますか?」
風吹リュー:「……いや、正直備えてるとは言い難…………い……な」
風吹リュー:すごく嫌そうに現状を認める。
風吹リュー:「飛ぶんだろ? 届かねえ」
羽鳥七海:「ああ、そうですね。割とちょこまかと」
風吹リュー:「現状オレに出来るのは、校舎に辿り着いたやつらへのカウンターアタックだけ……」
羽鳥七海:「前にやったのと同じだとすると…………あっ」
羽鳥七海:ぱし、と手を叩く。 「ごめんなさい、忘れてました」
風吹リュー:「あん?」
羽鳥七海:いそいそと、鞄から何かを取り出す。
羽鳥七海:「これでよし、っと」 マスクをつけている。医療用のやつ。
風吹リュー:「スケバンのコスプレ!!!」車輪側を下にしたスケボーを地面に叩きつける。
アセンション太郎:何回かバウンドしつつ持ち主の足で止まる。
羽鳥七海:「『ユーレイ・スケバン』ですからね。これくらい……ああっ、アセンション太郎さん」
羽鳥七海:「駄目でした?」
風吹リュー:「うっ、くっ……」
風吹リュー:一貫しての邪気のない様子にたじろいでいる。
風吹リュー:「み、深々子あの女ぜってーシバく……」小声
風吹リュー:「つーか、来てたんだな」
羽鳥七海:「はい?」
風吹リュー:どっかと校門に腰掛ける。
風吹リュー:「居ねーじゃん、こういう時いっつも」
風吹リュー:羽鳥さんのことだ
風吹リュー:視線は目の前の"ユーレイ・スケバン"を見ているようで、少し遠い。
羽鳥七海:「ああ……。」 少し、申し訳なさそうに笑顔を引っ込める。
羽鳥七海:「すみません。事情があって、あまり登校できなくて……」
羽鳥七海:「だから、こういう、権威……権威? ある八大天王……八大天王? も」
羽鳥七海:「身に余るものというか……」
風吹リュー:「っ──」
風吹リュー:「なっ……なに肩身狭そうにしてやがんだよ! 阿修女のスケバンだぞ! ユーレイ・スケバンだ!」
風吹リュー:「先代の──ユーレイはオレの獲物だった! 決着をつけるのは、オレの──それを」
風吹リュー:羽鳥さんに詰め寄り、肩を掴む。
羽鳥七海:「っ」
風吹リュー:「テメーが、持ってったんだろうが……」
羽鳥七海:「……彼女は、生徒達を虐げていました。オーヴァードの力を、あからさまに使って」
羽鳥七海:「登校初日で、事情も分からない身でしたが……見過ごすわけにはいかなかった」
羽鳥七海:「……話を通せずに、ごめんなさい」
風吹リュー:「別に、それをとやかく言いたいわけじゃねーよ……」
風吹リュー:手を放す。少し寂しそうに。
羽鳥七海:(オーヴァードの力を使うこと自体は、全然普通だったなんて思いもしませんでしたけど)
風吹リュー:「オレ達はここのカンバン張ってんだ。お前だって……糞、そうなんだよ。もう、そうなってる。オレはそうでもねーが、どいつもこいつも認めてる」
風吹リュー:「なのに」
風吹リュー:「だっつーのにだ」
風吹リュー:ずずいと鼻を突き合わせる
風吹リュー:「お前だけがいつまでもそれを理解してねーのが、オレは気に入らない」
羽鳥七海:「は、はい」  息が掛かるような距離。身長は、風吹さんの方がやや高い
羽鳥七海:「そ、その、……」また謝ろうとして、それが駄目なのだと分かる。
羽鳥七海:「…………」やがて顔を上げ、見上げる形でリューさんを見返す。
羽鳥七海:「そうですね。リューさんの言う通り……」
羽鳥七海:「この立場は、私にとって、大きな比重を持つものじゃないです」
風吹リュー:「……ああ」
風吹リュー:知っている。
風吹リュー:だが、改めて口にされると。胸の空洞を何かが吹き抜けていくようだった。
風吹リュー:悪意も、敵意もない。ただ、自分が必死の思いで勝ち取ったものを、初めから持っていた。それだけの少女だ。
羽鳥七海:「けれど」 ぐっ、と背筋を伸ばし、身を寄せる。「同じものも、あります」
風吹リュー:「なんだよ……」
羽鳥七海:「この学校を守りたい。生徒の皆さんの生活を保ちたい」
羽鳥七海:外からの印象からは想像もしていないほど、健全な生活を送っている彼女らを。
羽鳥七海:「リューさんは、八大天王になることが目的ですか? その名前さえあれば、何でもいいと? 違うでしょう?」
風吹リュー:「────あぁ……それは」少し、踵が後退する。生唾を呑む。
風吹リュー:(そうだよ。スケバンが一番忘れちゃいけねーのが『それ』だ)
羽鳥七海:「私、ここ、好きですよ」 ふっと微笑む。
羽鳥七海:会議の度に、ケーキ屋やスイーツの新商品を持ちこんだり、逆に持ちこまれた物を分けあったりしている
羽鳥七海:「逆に、守るために『八大天王』の名前が必要なら。うん、私は確かに、拝領します」
風吹リュー:「っはぁ────────」
風吹リュー:「チッ……ああ、それで頼むぜ」
風吹リュー:(くそ…………だから嫌なんだ)
風吹リュー:(こいつは、全然スケバンらしくしねーくせに、いつだって────)
GM:ばさっばさっばさっ
GM:君たちの頭上から羽音!
羽鳥七海:「!」
ワイバーン:「ギャアアアアアス!」
ワイバーン:話の途中だがワイバーンの襲撃だ!
GM:---
GM:シーン終了、ロイスと購入!5分間!
風吹リュー:ユーレイへのロイスを変えておこう
風吹リュー:憧憬/敵愾心〇
風吹リュー:そしてジェネシフトするかな……ワイバーンタイムで100ほしいし
風吹リュー:2d10+37
DoubleCross : (2D10+37) → 13[9,4]+37 → 50

風吹リュー:2dx+3 ブルゲ!
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 10[1,10]+3[3]+3 → 16

風吹リュー:財産4点で買います
風吹リュー:以上!
羽鳥七海:お金がある!
羽鳥七海:ロイス!
羽鳥七海:友人/風吹リュー:スケボースケバン/敬意:○/罪悪感/ロイス
羽鳥七海:購入はなし!
羽鳥七海:同じくジェネシフトしてみよ
羽鳥七海:2d10+36
DoubleCross : (2D10+36) → 7[5,2]+36 → 43


クライマックス

GM:ではクライマックスだ!
GM:全員登場!
羽鳥七海:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 9[9]+43 → 52

風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:50->60)
風吹リュー:たかい
GM:---
GM:阿修羅地獄堂女学院・裏門
GM:---
ワイバーン:「ギャアアアスッ!」
ワイバーン:獰猛な咆哮が大気を震わせる!
ワイバーン:衝動判定、難易度9!
羽鳥七海:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 2[2]+1 → 3

羽鳥七海:2d10+52
DoubleCross : (2D10+52) → 11[3,8]+52 → 63

羽鳥七海:すごい失敗の仕方したよ
風吹リュー:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[5,6,9,9,10]+5[5]+1 → 16

風吹リュー:見たかユーレイ
風吹リュー:2d10+60
DoubleCross : (2D10+60) → 17[8,9]+60 → 77

風吹リュー:侵蝕ダイス安定して高いな……
ワイバーン:ワイバーンタイム起動!
ワイバーン:クライマックス中のみ任意で侵蝕+50!
風吹リュー:使います
風吹リュー:侵蝕127
羽鳥七海:使うよー
羽鳥七海:113
羽鳥七海:これジェネシフ要らなかったな
風吹リュー:わかりの翁
GM:今回のワイバーンは2体!
GM:1エンゲージでPCからは5m!
GM:それぞれ行動値は8!
GM:セットアップから!
ワイバーン:なし!
風吹リュー:ブルゲ使用 行動値11
風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を+5した(侵蝕率:127->132)
GM:ではまず加速した風吹さんから!
GM:メインプロセス!どぞ
羽鳥七海:「う、ぐっ、……! どこにでも、現れますね、本当に……!」
羽鳥七海:奇妙な侵蝕。身体を抱えるようにして膝をつく。
風吹リュー:「知ってんのか? いや──まあいい」
風吹リュー:マイナー《クイックモーション》《スーパーランナー》ストライクモービル搭乗して接敵
風吹リュー:メジャー《コンセントレイト》《スキルフォーカス》
風吹リュー:10dx7+10
DoubleCross : (10R10+10[7]) → 10[1,2,2,4,5,8,9,10,10,10]+10[4,7,9,9,10]+5[2,2,4,5]+10 → 35

ワイバーン:回避はイベイジョン15!
ワイバーン:ダメージどうぞ!
風吹リュー:宣言《フェイタルヒット》!
風吹リュー:4d10+10+4d10
DoubleCross : (4D10+10+4D10) → 27[8,8,8,3]+10+12[2,1,1,8] → 49

ワイバーン:死!
ワイバーン:「ギアアアアアッ!」
ワイバーン:突然襲い来る衝動に体勢を崩した羽鳥に向けて
ワイバーン:一匹のワイバーンが急降下!牙をむかんとする!
風吹リュー:「──はっ、隙に見えるだろ? 見えるよな。可愛げのねぇ女──」
羽鳥七海:「リューさん! 跳んでください!」
羽鳥七海:膝とコンクリートの接地面で、緑色の琥珀が輝く。
風吹リュー:スケボーに乗ったまま、跳ぶ。
羽鳥七海:琥珀に宿る古代の奇怪ナナフシの因子が、羽鳥の身体を介して地面に浸透し、
羽鳥七海:地面より湧き出た無数のエメラルド色の枝脚が、射出台として展開される!
風吹リュー:エメラルドの甲殻をトラックが擦過する。
風吹リュー:殊更スケボー搭乗下において発揮される神域の身体操術。
風吹リュー:それは異形の足場を自由自在に捉え、瞬く間に飛竜の直上へと風吹リューを導く。
ワイバーン:「ギッ!?」
ワイバーン:その軌跡を目で追うことしか出来ない
風吹リュー:「罷り通るぜ、この風吹リュー様が!」
風吹リュー:バギャッ! ギャギャギャギャギャッ!!!
風吹リュー:高速でスケボーが回転し、鱗をテールで踏み砕きながら
風吹リュー:なかばねじ折るように長首を下り、脳天を撃ち抜く!
風吹リュー:「ユーレイスケボー殺法。ヴァンダルファイアクラッカー爆嵐槌withインヴィジブルコーピング」
ワイバーン:ずしゃああーっ
ワイバーン:コントロールを失った巨体が地面を滑り、ノックアウトされる!
風吹リュー:着地。からからと車輪が回る。
羽鳥七海:「お見事です」 展開されたナナフシが消えていく。
羽鳥七海:(最後のは何だろう……)
GM:では続いてワイバーンの手番!
ワイバーン:「ギャア……ギィ……!」
ワイバーン:味方がやられたことで、注意深く様子を伺っている。
ワイバーン:待機!
GM:でもって羽鳥さんの手番どうぞ!
羽鳥七海:あいさ!
羽鳥七海:マイナーで《陽炎の衣》+メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》《見えざる死神》
羽鳥七海:念の為羽鳥エミルのロイス切ってダイス+10!
羽鳥七海:24dx7+1
DoubleCross : (24R10+1[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,3,4,5,5,6,7,7,8,8,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,3,4,4,6,6,7,9,9,10]+10[2,3,9,9]+5[5,5]+1 → 36

ワイバーン:イベイジョン15!命中!
ワイバーン:ダメージを
羽鳥七海:4d10+26
DoubleCross : (4D10+26) → 22[1,7,8,6]+26 → 48

ワイバーン:お見事!一撃死!
ワイバーン:「ギャッ!ギィ!!」
ワイバーン:意を決したように身を翻し、街の方へと逃げ去ろうとする!
風吹リュー:「……それでもって、油断の次は用心か?」
風吹リュー:「間合いだぜ、そこは──」
羽鳥七海:「はい。流石、よくご存じで」
羽鳥七海:つい、と右手で、脱いでいた両のローファーとソックスを摘まみながら。
羽鳥七海:左手一つで、真横にスカートと広げる。プリーツに隠れた深いスリットが開かれ、
羽鳥七海:中にあるべき足は、されど存在しない。
羽鳥七海:そのまま宙へと浮かび上がる。これぞ、二代目『ユーレイ・スケバン』の名の由来。
羽鳥七海:彼方へと跳び去ろうとしたワイバーンの被膜を、無数の枝脚が貫き破る!
ワイバーン:「ギアッ!?」
ワイバーン:翼が破れ、バランスを失って地面へと墜落する!
羽鳥七海:落下するワイバーンの首筋を、取りついた不可視ナナフシの口吻が貫き、早贄めいて止めを刺す。
ワイバーン:「ギッ!!」
ワイバーン:頚椎を一瞬で噛み砕かれ、呻きをあげて絶命する。
羽鳥七海:「恨みはありません。せめて安らかに」
羽鳥七海:不可視ナナフシの陽炎の上で、中空で軽く目を閉じる。
風吹リュー:「おーおー、えげつねえこって」
羽鳥七海:「仕方ないでしょう。これは、言葉も交渉も通じません」
羽鳥七海:ユーレイめいて上下しつつ、リューさんを見下ろす。
風吹リュー:「……別に、褒めてんだよ」ぷいと視線を逸らす
羽鳥七海:「そうなんですか?」
風吹リュー:「舐められるような真似をすれば、それだけ突っかかってくるバカが増える」
羽鳥七海:「ああ……かといって、私、この子を出しながら生活するのは難しいですし」
羽鳥七海:羽鳥七海の両足が変異した、巨大なナナフシが保護色を解く。
羽鳥七海:足から全体が生えるという奇怪なキュマイラ変態が、特異性でもある。
風吹リュー:「だろうな うわっ」
風吹リュー:ちょっとビビる
右アクリオプテラファラックス:「キシキシ」
風吹リュー:「うお!」
風吹リュー:「いやビビっちゃいねーが……」
羽鳥七海:すう、とその姿が消えて、羽鳥が降りてくる。
羽鳥七海:「そういう使い方は、私もこの子も本意ではないですしね」
羽鳥七海:ふわりと翻って戻ったスカートの下で、裸足がコンクリートを踏む。靴とソックスを履き直す
風吹リュー:まじまじと視線を注ぎながら、脳内でその白い足と先程のナナフシを比較している
羽鳥七海:「……よし。では戻りま……なんです?」
羽鳥七海:見られていることに気付いて首を傾げる。
風吹リュー:「あ、いや……」
羽鳥七海:「もっとパンクなスニーカーとかにした方がいいですか?」
羽鳥七海:「あ、でも番長とかなら革靴でしょうし……」口元に手をやって考え込む
風吹リュー:「別に……とにかくオレが言いたいのは」
風吹リュー:「こういう要らねーケンカ、要らねーケンカだろ?」
羽鳥七海:「?」少し意味を考えて、「……ああ、避けられる戦いだと?」
風吹リュー:「そういうのを無駄に背負いこむの、ヤなタイプだろ。もっと箔っつーもんを……なんつーか」
風吹リュー:「強そうに、偉そうにしてろよ」
羽鳥七海:「強そうに、偉そうに……」
風吹リュー:「しててくれ……番長なんだからって」
風吹リュー:「思うね」
風吹リュー:翼を穿たれたワイバーンの残骸の上に腰掛け、そう、半ばひとりごちるように
羽鳥七海:やがて、足を肩幅に開く。胸の下あたりで硬く腕を組み、背を逸らして、顎を上げる。
羽鳥七海:「むん」
羽鳥七海:眉根に皺を寄せて、硬い表情をしてみる。数秒。十数秒。
風吹リュー:しばらく、それを真剣に見つめていたが。
風吹リュー:「ぷっ」
羽鳥七海:「……向いて無くないですか?」
羽鳥七海:すぐに腕を解いて、斜め下あたりに視線を彷徨わせる。流石に駄目だと分かっており、恥ずかしそうに。
風吹リュー:「あっいや……」ばつが悪そうに
風吹リュー:「頑張った! 頑張ったぞ!」
羽鳥七海:「いやだって今笑ったじゃないですか」
羽鳥七海:ジト目で口を尖らせる。
風吹リュー:「う、それは」
羽鳥七海:「お手本見せてくださいよ、お手本。スケボースケバンの姐さんー」
風吹リュー:「はぁ──!? このっお……オレはいつでも強そうだろーが!」
羽鳥七海:「だから、そのコーディネートを教えて下さいよ」
風吹リュー:「自然体でっ……くっ……」
羽鳥七海:「これを被れば良いんですか? ほらほら」 と、帽子に手を伸ばそうとしてみたり
風吹リュー:「触るな! ウワアーッ!」
風吹リュー:「分かった! 分かったから!」
GM:---
GM:阿修羅地獄堂女学院
GM:校舎・屋上
GM:---
GM:かしましく追いかけあう2人を見下ろして
GM:もうひとり……風になびくスカートの影。
?????:「あれー?もう終わっちゃってんじゃんー」
?????:「空を飛ぶ相手だって言うからわざわざ出てきたのにー!深々ちんめ~」
?????:校舎屋上の更に上空。
?????:地上30mはあろうかという高所に浮遊する影
?????:それは刀だ。刃渡り2mに届く桁違いの大太刀。
?????:その刀に、同じく重力を一切感じさせずに腰を下ろす少女がいる。
?????:腰まで届く黒髪に、彼女らと同じ学院のセーラー服。赤い瞳を爛々と煌めかせて地上を見下ろしている。
?????:「それにしても、今の"ユーレイ"ってああなってんのか……」
?????:「暫く留守にしてる間に、結構面白いことになってんじゃん。ふふ」
?????:彼女こそ、阿修羅地獄堂女学院八大天王、その知られざる一柱。
?????:人呼んで――――
効果音:カ カ ン ッ !
字幕:――"スペースサムライ・スケバン"
スペースサムライ・スケバン:「久しぶりに行ってみよっかな。学校」
スペースサムライ・スケバン:そう呟くと同時に、空中に身を投げ出す。
スペースサムライ・スケバン:《ディメンジョンゲート》
スペースサムライ・スケバン:それと同時に刀を抜き放ち空を斬る。
スペースサムライ・スケバン:次の瞬間には、辺りに静寂だけが残った。
スペースサムライ・スケバン:それは、再び学園を襲う嵐の前触れか否か……
GM:---
GM:クライマックス終了!
GM:ワイバーンタイムにより、侵蝕-50!
GM:現在値を!
風吹リュー:あっエフェクト分足してなかった
風吹リュー:50引いて89です
羽鳥七海:113→122→72です
GM:では全員無事生還!
GM:いつもの3点どうぞ!
羽鳥七海:やったー ナナフシが食べました
風吹リュー:わーい。太郎がピカピカになったぞ