『ハイドくんのおたんじょうび:後編』(GM:森田) 本編 / 雑談

登場PC

PC1:ハイド キャラクターシート
PC2:サジョウ キャラクターシート
PC3:熊埜御堂 奈津比古 キャラクターシート
 

INDEX

OP:ハイド
OP:サジョウ
OP:ハイド&サジョウ
 
合流
ミドル:1
ミドル:2
ミドル:3
ミドル:4
 
クライマックス
 
ED

プリプレイ

GM:それではそれでは
GM:あ!始める前に!
GM:今回の卓なんですが、現在こちらでやっているシェアワ企画の一部として
GMhttps://wiki3.jp/bigNcity
GMhttps://twitter.com/BIG_Ncity
GM:こちらのwikiとかTwitterでログを記録させていただこうと考えているんですが
GM:PLの皆様よろしいでしょうか!
熊埜御堂 奈津比古:OKです!
サジョウ:私はOKだがハイドくんがなんというかなぁ!?
ハイド:おっけーだが!!
GM:ありがとう!
GM:では100人ちょっとの晒し者となる覚悟がみんなで整ったところで
GM:恥辱の自己紹介からはじめてもらおうかな!!
熊埜御堂 奈津比古:くっ…なんて卑劣な真似を…!
GM:PC番号逆順!まずはPC3の正規エージェント熊埜御堂さんから!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYlZbgnQIM
GM:どぞ!
熊埜御堂 奈津比古:うす
熊埜御堂 奈津比古:「第十支部エージェントの熊埜御堂奈津比古。人相が悪ぃだの名前が長ぇだのは言われ飽きたからもうやめろ」
熊埜御堂 奈津比古:という訳で、顔色と口が悪い28歳独身の哀しき男です
GM:もっとフレンドリーにご挨拶出来ない男
熊埜御堂 奈津比古:ぎゃーぎゃーとよく吠えますが、吠えるだけなので積極的に鳴かせてあげてください
熊埜御堂 奈津比古:面倒見はいいはずだから安心してくれ!
GM:ツンデレだ
熊埜御堂 奈津比古:諸々の事情があって、「俺は殴りたくねぇ」という我儘を通しており
熊埜御堂 奈津比古:性能的にはガード専門職、他にも単体化だったり棺だったり行動値デバフだったりと
熊埜御堂 奈津比古:他の人に殴ってもらう事に全神経を注ぐ男です
熊埜御堂 奈津比古:なので…殴れ!!
GM:めちゃくちゃ硬い
GM:ダイヤモンド・チンピラ・ガンタイ
熊埜御堂 奈津比古:今回も年下と縁があるみたいなので
GM:そう
GM:PC1は君の年齢の大体半分くらいだぞ
熊埜御堂 奈津比古:「そりゃ嫌味で言ってんのか…!」
GM:なんか鳩麦さんのPC、ずっとちびっこに絡まれてる気がする
GM:あ、こないだの歓迎会の時に見学で言ってた
GM:ナマコの飼い主もこの鳩麦さんちの娘です
GM:変な生き物に懐かれがちのPL
熊埜御堂 奈津比古:どういう紹介の仕方!?
熊埜御堂 奈津比古:間違ってないけども!
GM:www
GM:だってそうじゃん!
GM:こんな感じで
熊埜御堂 奈津比古:飼い主どころか最早母親
GM:ヤンママ……
熊埜御堂 奈津比古:という訳で、なんかうるさい保護者みたいな事出来ればなぁと思います
熊埜御堂 奈津比古:以上!よろしくお願いします!
GM:こういう感じで
GM:今回のうちのPCはこんな感じの性格ですよ―とか、こう絡んで欲しいーとか
GM:性能はこういう感じです―とか
GM:君たちも……紹介、せよ!
GM:というわけでPC2!
サジョウ:きんのちょう
GM:サジョウちゃん!緊張している場合ではない!
GM:貴様の番だッ!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYnYCs1wIM
サジョウ:うぃうぃ
サジョウ:「はいはい、私鎖錠むつ(さじょう・むつ)と申します。やぁやぁこういうものでして」
サジョウ:【ワンコール・ワン万円からご融資を、わんわんローンをどうぞよろしく】(ポケットティッシュ)
GM:社名がかわいい
サジョウ:「ハハハ、ワン万円の無理やり感が笑っちゃいますよねぇ…まぁ私は手続きとかよく分からないんで事務所に案内しますよ、事務所に、取りたて専門でして」
サジョウ:「事務所いいですよ、犬いるんですよ、おっきいの、いーですよねぇ犬…顔をうずめて深呼吸するとはーいぬくっさい……」
サジョウ:とまぁゆるいヤクザだ!わんわんローンなんて優しい名前に騙されるな!
GM:カウカウファイナンスと同じ理屈だ
サジョウ:それはそれとして動物が好きなのは本当です、犬以外も行けます。持ったDロイスも動物使い
サジョウ:クマとかも…触ったことは無いけど…ありでは…?(ちらっ)
GM:熊埜御堂さんはクマじゃないよ!
GM:クマじゃないよね?
熊埜御堂 奈津比古:熊じゃねぇよ!
サジョウ:野良動物を引っつかまえてはたわむれているよ。債権者の情報を聞き出しているという説もあるね。
GM:ヤクザ・ブリーダー
GM:裏社会のムツゴロウさんだ
サジョウ:性能としては自分の手は汚さず動物に襲わせたり死神の瞳やら縛鎖の空間でデバフをかけるタイプのヤクザだね、殺しちゃあお金とれないしね
サジョウ:殴り担当が一人になってしまったな…
GM:殴りと火力支援を切り替えていける
GM:なかなか面白い性能してますね
サジョウ:あとは申し訳ばかりの動物から情報を集める力なんぞも使ってみんなと仲良く敵を追い詰めていきます。
サジョウ:よくできたらご褒美によしよししてあげましょうね、はいはい
サジョウ:とまぁこんな具合ですかね、よろしくよろしく
GM:オッケイ!
ハイド:やんややんや
GM:今回のサジョウさんはキャラシにもちょっとありますが
GM:ハイドくんとは幼馴染という間柄でいってもらいましょう
ハイド:はーい
サジョウ:あなたロイヤルフォーのハイド様とどういう関係なのよ!
GM:8歳差だから拾われたばっかりのハイドくんのおしめを取り替えたりもしたかもしれない
GM:しなかったかもしれない
GM:なあなあな間柄のチンピラおねえちゃんという感じですね
GM:よろしく!
ハイド:よろしくな!
サジョウ:よろしく!
GM:オッケイ!
GM:では最後!そんな今回のPC1!
GM:裏町の申し子ハイドくんの自己紹介だ!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY17jB4gIM
GM:うりゃどぞ!
ハイド:「自称街一番のスーパーバイトファイター、ハイド。15歳だ!」
GM:SBF
GM:あほそう
ハイド:昔々……捨て子をであったところを、ある雪の日にのちに彼が住を構えることになる歓楽街に住むアニキ(名称)に拾われて今日に……至る。
ハイド:裏町のあちこちで日当2000円で働いています
GM:違法就労!!
ハイド:親がお年玉預かる感じで兄貴が受け取ってます、正規の給料は
ハイド:まあ返ってくる可能性めっちゃ低いってことなんですけどね!
GM:あ、兄貴……!
GM:南極だか北極もウロウロしていたという兄貴
GM:なんなんだろうなやつは
ハイド:なんなんだろうね、兄貴
ハイド:そんなわけで裏町において顔はそこそこ広いです
GM:葛飾亀有における両さんのような
ハイド:顔立ちと人好きのする性格からやや愛され系、しかしこんな街でやっていっているわけで、荒事もキッカリこなします
ハイド:暴力は好きじゃあないけど、得意で、楽しい
ハイド:そんな感じ
GM:こわいこと言ってる
ハイド:夢に向かってお金を貯めていて、異能絡みの裏仕事は特別手当が出るためやっている……らしいです
GM:兄貴が大事に預かってるからね…
ハイド:性能としては真っすぐ行って右ストレートでぶん殴る、以上!!
GM:シンプル白兵!
ハイド:そんな感じですかね、よろしくな!
GM:ガー不や範囲攻撃も併せ持ってて色々出来るようですね
GM:ダイスが多いので命中も安心だ
GM:オーライ!ではこれにてみんなの自己紹介が終わり
GM:セッションに入っていきますが~
GM:その前に!
GM:今回予告、トレーラーとハンドアウトをお渡ししましょう
サジョウ:ワーワー

GM:【トレーラー】
GM:N市の歓楽街、月夜銀座を襲う失踪事件。
GM:大切な人が姿を消し、その行方を追うために君たちは駆け出す。
GM:夜の闇の中、待ち構えるのは獣か、鬼か。

ハイド:わーい
GM:という感じで、PC1のロイス相手が失踪し
GM:それを探して助ける!というシンプルめのシナリオとなる予定です。
熊埜御堂 奈津比古:完全な理解
GM:でもってハンドアウトはまずこちら!

PC1:ハイド
シナリオロイス:浅川優李阿
君は首都圏近郊大都市、N市の片隅で水商売に身をやつす少年である。
開店前、君が店の裏で時間を潰していると1人の若い女がやってくる。
彼女は浅川優李阿。この街で暮らすホステスのひとりであり、幼い頃から君の面倒を見てきた姉のような存在だ。

GM:近所のおねえちゃん、MkⅡ!
GM:ハイドくんにはいっぱい兄貴分や姉代わりがいるけど
GM:そのうちの1人が様子を見に来る、という幕開けになっています。
ハイド:おねーちゃん!
GM:いっぱいお姉ちゃんに甘えていいぞ
GM:でもって次!

PC2:鎖錠むつ
シナリオロイス:ハイド
仕事中の君の元へと電話がかかっている。
相手はこの街で育った君の幼馴染、浅川優李阿だ。
近況報告などの話に花を咲かせ、仕事終わりに飲みの約束をする君たちだったが
突然に通話は途切れる。不審に思った君が表に出ていくと、見つかったのは彼女の携帯とカバンだけ。
この月夜銀座で多発している失踪事件について、君はふと思い至る。
そして彼女との共通の知り合いであり超人(オーヴァード)であるハイドの元へと向かうのだった。

サジョウ:たまにあるとはいえ嫌ですよねぇ知り合いがさらわれるの
GM:拉致られました!お姉ちゃんmkⅡ!
GM:初号機の出番というわけだ
サジョウ:あの子がいなくなればお姉ちゃんランクがあがる…?
GM:こら!
サジョウ:そんな性格ではないぜ!たすけにいくぞー!
GM:そう、サジョウちゃんは優しい子!
GM:がんばって助けてあげてください
GM:そんでもって次!

PC3:熊埜御堂奈津比古
人手不足……もはやこの町では聞き慣れた説明を受けて、君は本来の担当地区から離れ、隣接する第11地区へとやってきていた。
果たして今回はどんな事件が待ち構えているというのか……。

熊埜御堂 奈津比古:いうのか……
GM:という感じで
GM:二人からの通報を受けて、UGNからやってきたのは熊埜御堂さん。
GM:言うまでもなく初対面な二人と事件を追うことになります
GM:コミュニケーション能力が試されるぞ
熊埜御堂 奈津比古:ぼ、ぼく初対面の人とも上手く話せるかな…
サジョウ:こんないかつい人とコミュニケーションとれるかなぁ…
ハイド:だいじょぶっしょ!
GM:さすがはいどくんだ
熊埜御堂 奈津比古:グイグイ来て!
GM:誘い受け…
熊埜御堂 奈津比古:誤解を招くんじゃない
GM:ではそんな感じで
GM:初めて参りましょう!よろしくおねがいしまー!
熊埜御堂 奈津比古:うす!お願いします!
ハイド:よろしく!
サジョウ:よろしくおねがいしまーす!そういえば大N市は初参加の初心者だ!いいわすれてたな!おねがいします!
GM:やられさんもウェルカム枠なのだ
GM:たっぷりかわいがっちゃるけんのう
ハイド:”可愛がり”がはじまるぞ

OP:ハイド

GM:そんじゃまずはPC1
GM:いきなりだがハイドくんのOPだ
GM:侵蝕上昇をどうぞ!
ハイド:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 2[2]+31 → 33

ハイド:イエイ
GM:好調
GM:---
GM:都心ほど近くに横たわる眠らない大都市、N市。
GM:土地の広大さとR犯罪の発生率故に街は13の区域で分割され、
GM:番号(ナンバー)を与えられたUGN支部によって日常は守護されている。
GM:その様を人々はこう呼んだ……『大N市』。
GM:---
GM:N市第11地区・月夜銀座
GM:ホストクラブ『サーチライツ』
GM:---
GM:酒とゴミの臭いが立ち込める路地裏。
GM:開店前の夕暮れ時、裏口に君はひとり座り込んでいる。
GM:君……ハイドはこの歓楽街で随一のクラブ『サーチライツ』の最上位人気ホスト『ロイヤル・フォー』のひとりだ。
GM:しかしそれも君に与えられた顔の1つでしかない。この街に拾われ、この街に育てられた君にとっては
GM:あらゆる場所が自分の家であり、居場所のようなものだ。
ハイド:「はーー……なんか俺、今週ヘルプ多くね?」
ハイド:「5日も入ってるんだけど」
GM:ぼやく君の背後から
GM:そっと近づく何者かの気配。
ハイド:(その気配にピクリと身をよじるが、気づいていないふり)
メゾ:「なぁに、黄昏れてんだ、ハイド!オイ!」
メゾ:がし!
ハイド:「っっぉお!!」
メゾ:背の高い男が遠慮なしに肩を組んでくる
メゾ:君の同僚、ロイヤル・フォーのひとり、メゾだ。
メゾ:すらりとした高身長に、バンドマン風に逆立てた派手な赤毛がトレードマーク。
ハイド:「ゾッくん、ちょっと心臓出るかと思いましたよ、口から」
メゾ:「オイなんだよそれおもしれーな」
ハイド:「つーか出た、慰謝料、病院!」
メゾ:「はぁ~?出てねーじゃねえかよ」
ハイド:「馬鹿には見えねー心臓なんですぅ~~」
メゾ:「ああ~~?なんだそりゃ」
メゾ:「しょうもない屁理屈ばっかり覚えやがってこんガキャアよ~~」
メゾ:「実際出してみろって!テイックトックに投稿すっから!」
ハイド:「バズっちゃうじゃないっすか、NGっすね、マネージャー通してもらわないと」
メゾ:「うるせ!何がマネージャーだ!オラオラ!」
メゾ:ぐりぐり
ハイド:「(ぐらぐら)」されるがまま
メゾ:「あー、何の話しにきたんだっけか」
メゾ:「そだそだ」
メゾ:パッと離して
メゾ:「オメーこないだ嬬恋のヤツと会ったんだって?」
GM:嬬恋七瀬……。
GM:君と同じくこの店のトップ『ロイヤル・フォー』の1人であり
GM:超人秘密機関UGNの一員でもある。
ハイド:「あーナナちゃん、会いましたよ久々」
ハイド:「仕事手伝ったんすよ、ありゃ俺に惚れましたね」
メゾ:「仕事ねえ……アイツもバイト掛け持ちしてんだったか」
メゾ:「ともかく、ちゃんと言っとけよ。店に顔出せって」
メゾ:「先月の売上対決の決着がついてねーんだよ」
メゾ:「張り合いがねーだろうが」
ハイド:「えー、なんでヘルプの俺が言うんですか、おかしくねっすか?」
メゾ:「いーんだよ!俺様が言うことは絶対!」
ハイド:「はぁ…じゃあ伝えときますよ、会ったら、あと気が向いたら」
メゾ:「ほんとか!よっしゃ!」
メゾ:「次こそあのガキにギャフンと言わせるチャンスだぜ、へへっへ」
ハイド:「(そう言っていっつも最後にゃ負けんだよなあ……このひと)」
メゾ:「ああ、あとな」
メゾ:「店長からだけど……お前知ってっか?」
メゾ:「失踪事件ってやつ」
ハイド:「失踪事件すか?」
ハイド:「えーと、どの??」
ハイド:この手の話題にはことかかない街なのである
メゾ:「なんか蒸発するやつが増えてるらしいぜ、そりゃこの辺じゃ珍しい話でもねーけど」
メゾ:「今月はそれにしても異常だとよ」
メゾ:「夜道で怪しい連中見たって話もあるしな」
ハイド:「はーー、俺先月まで地下室でずっと鰻の稚魚育ててたからそういうの入ってませんでしたよ」
ハイド:「物騒すね」
メゾ:「なんだそりゃ、またアレか」
メゾ:「前言ってたベトナム人のやつか」
ハイド:「ビジネスっすよビジネス、兄貴はほら、ジツギョーカだから」
メゾ:「食わせてもらえんの?鰻?」
ハイド:「三番街に店出すとか?言ってたですよ」
メゾ:「いやお前がだよお前が」
ハイド:「いやあんなちっちゃいのまだまだ食えね~っすよ」
ハイド:「店だしたら食わせてやるって言ってたけどいつになるやらっすね」
ハイド:「店、俺噛ませてくんねーかな~、さばけるようになりたいんですよね、カッコよくない?」
メゾ:「その感じだとアレか?また例の日給2000円?」
ハイド:「例のっつーか全部ですけどね、日当2000円、ここもですよ」
メゾ:「……バンドの機材買うためにこんな仕事やってる俺が言うのもなんだけどさー」
メゾ:「お前マジで、そろそろ逃げた方がいいって」
メゾ:「そのうち臓器とか売られんぞ、ゾーキ」
メゾ:「実際マジで」
ハイド:「逃げる、かーー」
ハイド:「でも実際兄貴には世話なってるしなぁ……」
ハイド:「それに……」
メゾ:「それに?」
ハイド:(安易に逃げたら、それこそがお終いってやつでしょ)
ハイド:(あの人こえーしなー……それこそ準備とパワーが足りてねえの)
ハイド:「いや、なんでもねっす」
メゾ:「なんだよそりゃ」
ハイド:「臓器は大丈夫でしょ臓器は、健康第一だし、バイト生活は」
ハイド:「さーー今日もバリバリ働くぞ~~」
ハイド:立ち上がって、大きく伸びをする
メゾ:「ま、実際気をつけとけって話」
メゾ:「臓器の話じゃなくて、アレな」
メゾ:「失踪だよ、失踪」
ハイド:「今日はゾッくん優しいっすね……俺の臓器が目当てですか?」
メゾ:「バカ!ちげーわ!」
ハイド:「ケケケ、じょーだんっすよ、ありがとうございます」
メゾ:「なんか怪しいヤツのこと見かけても、やっつけてやろーとか思うなよ」
メゾ:「オメーが妙に腕っぷし強いのはみんな知ってるけど」
メゾ:「ホストってのは顔が命なんだから、傷でもついたら洒落なんね―」
メゾ:「アレだよ」
メゾ:「嬬恋は出てこね―し、お前まで来なくなったら」
メゾ:「ロイヤル・ツーになっちまうだろうが」
メゾ:「かっこつかねーだろ、それじゃ」
ハイド:「わーりましたよ、気をつけますって」
メゾ:「うし、上等だ」
ハイド:「いざとなったら走って逃げますって、俺足めっちゃはやいんですよ、この街で運動会やったら優勝しますよ?」
メゾ:「そうしろ、忘れんなよ」
メゾ:ワシワシと君の頭を乱暴に撫でて
メゾ:店の中に戻っていく
ハイド:「……」
GM:一人になった君の元に
GM:今度は路地の奥から別の気配。
浅川優李阿:「あ、いたー」
浅川優李阿:「ハイド~」
浅川優李阿:ぱちゃぱちゃと水たまりを踏んで歩いてくるのは
浅川優李阿:派手な化粧の若い女、君の幼馴染のひとり、優李阿だ。
ハイド:「あ、ユリちゃん!」
浅川優李阿:「久しぶり!最近会いにいけてなくてごめんね」
ハイド:「元気してます?ちゃんと野菜食べてます??」
浅川優李阿:「私は元気いっぱいだよ~!野菜もがんばって食べてるし~」
浅川優李阿:「あれ……?」
浅川優李阿:「ハイド、背伸びた?」
浅川優李阿:掌を地面と平行にして、君の額に合わせている
ハイド:「俺成長期っすよ!」
ハイド:「男子三日なんちゃらかんちゃらって言うけど俺の場合一日!いや一時間っすね!」
ハイド:「ビッグな男になるんで!」
浅川優李阿:「すご~い!グングン大きくなるねえ~」
浅川優李阿:「初めてあった時はさー、こーんなにちっちゃかったのにねえ」
浅川優李阿:指をきゅーっとする
ハイド:「マジっすか、ハムスターじゃねえすかそんなの」
ハイド:「人体の神秘ですね~~」
浅川優李阿:「むっちゃんなんかねー、からあげにして食べちゃおうって」
浅川優李阿:「言ってたんだから―」
浅川優李阿:ニコニコ。
浅川優李阿:いつもの調子で冗談を言う。
ハイド:「えー、怖っ」
浅川優李阿:「えへへへ」
浅川優李阿:「うそだよー」
ハイド:「俺今度からあの人が小麦粉持ってたら近づかないように……って嘘かよ!!」
浅川優李阿:「うそでしたー」
浅川優李阿:うそでしたーというポーズ
ハイド:「ユリちゃんは今から仕事っすか?それとも上がり?」
浅川優李阿:「んー、私は今日おやすみなの」
浅川優李阿:「それでねー、ハイドに会いに来たの」
ハイド:「えっ、マジ?!えー超感激、なんで?」
浅川優李阿:「それはねー……じゃじゃーん」
浅川優李阿:差し出したのは、白い紙箱
浅川優李阿:中にはイチゴのショートケーキが入っている。
浅川優李阿:「ケーキだよ―」
ハイド:「おー、クリスマスじゃん!」
浅川優李阿:「クリスマスじゃ、ないけどねー」
ハイド:「はーー、じゃあ誕生日っすね!」
浅川優李阿:「そうなのー今日は誕生日だよー」
ハイド:「おー、当た~り」
浅川優李阿:「誰の誕生日でしょー」
浅川優李阿:「ちっちっちっち」
ハイド:「じゃあ次も当てちゃおっかなー」
浅川優李阿:指を左右にふる
ハイド:「えーと、難しいな……」
ハイド:「んーーーーーーー」
ハイド:「ユリちゃん!!」
浅川優李阿:「ぶーーー!」
浅川優李阿:「残念でした―」
ハイド:「だよな、前やったもんなぁ誕生日」
ハイド:「俺てっきり一年が短くなったのかと……」
浅川優李阿:「えへへ、今日はねえ」
浅川優李阿:「ハイドの誕生日!」
ハイド:「って俺??」
浅川優李阿:「と……いうことに」
浅川優李阿:「したんです、今年からー」
ハイド:「えーーーマジか、そうだったんだ……」
ハイド:「今日が誕生日なの、俺はじめてだ……え、やべ……」
浅川優李阿:「うふふふ」
浅川優李阿:「私とか、むっちゃんが相談して決めたんだよ―」
浅川優李阿:「ハイドのお誕生日のお祝いって、今までやってなかったから」
浅川優李阿:「寂しいな―と思って」
浅川優李阿:「じゃあ次の私の休みの日にしよう!ってなって」
浅川優李阿:「そうなりましたー」
浅川優李阿:「おめでとう~~」
浅川優李阿:パチパチパチパチ
ハイド:「え……あ」
ハイド:「お、俺……」
ハイド:「いやその……あり、がとう」
浅川優李阿:「うふふふー」
浅川優李阿:「照れちゃって―」
浅川優李阿:頬をつっついてくる
ハイド:(やべえ、こんなんはじめてだ)
ハイド:(こういうとき……どうすればいいんだ……)
浅川優李阿:「ケーキ食べなー、ケーキ」
ハイド:「た、食べる!」
ハイド:箱を受け取り、ふと、顔を背後の店に回して
ハイド:「あ、そ、そうだ」
ハイド:「俺今日休むわ、伝えてくる、それがいいわ」
浅川優李阿:「え!」
浅川優李阿:「いいの?ハイド、忙しいでしょ?」
ハイド:「せっかく祝いに来てくれてるのに働いてる場合じゃないっしょ!」
浅川優李阿:「ええー」
浅川優李阿:「じゃあ……そうしちゃおっか」
ハイド:「店長に今日は誕生日なんでプレゼントにお休みくださいって今すぐ伝えてくるわ……」
浅川優李阿:「あははは」
浅川優李阿:「通るかなあ、それ」
浅川優李阿:「じゃあ店長さんとお話してる間に―お店探しとくね」
浅川優李阿:「今日は美味しいものでも食べに行こ」
ハイド:「え、マジ!?やった、デートだ!」
浅川優李阿:「むっちゃんも声かけとくからー」
浅川優李阿:「今日はみんなでお祝いだ―」
浅川優李阿:「デートはまだハイドには早い!うふふふー」
ハイド:「おっけー!じゃ待ってて、2分で済ませてくるわ!!」
浅川優李阿:「はーい」
ハイド:そう言って、扉へと駆け込むハイド
ハイド:が
ハイド:すぐ扉がまた開き顔だけをひょっこりと出して
ハイド:「あ……その」
浅川優李阿:「何ー?」
ハイド:「俺、マジで嬉しい……これ、伝えたくて、マジで一番嬉しいうちにもっかい言いたくて」
ハイド:「ありがと!!」
ハイド:歯を見せて笑う
浅川優李阿:「……うん」
浅川優李阿:その表情に、こちらも笑顔を返して
ハイド:「じゃ!1分で戻ってくるわ!!」
ハイド:扉が閉まり、階段を駆け上る音が遠ざかっていく
浅川優李阿:「……」
浅川優李阿:その音を聞き届けて
浅川優李阿:「私も嬉しいよ」
浅川優李阿:「ハイドが嬉しがってくれるのが……私も」
浅川優李阿:「1番嬉しい」
浅川優李阿:ぎゅ、と掌を握りしめる
GM:---
GM:シーンはここで終了します。
GM:ロイスの取得が可能!
GM:何枚でも取れるし、ここで撮らなくてもいい!
ハイド:釣り餌ぶら下げて食わねえ手はねえだろ!!
ハイド:というわけで取ります、ユリちゃんに
GM:ヒーッヒッヒッヒ
GM:P感情とN感情を設定しな!
ハイド:浅川優李阿 ○お姉ちゃん/不安 で
GM:お姉ちゃんというP感情
GM:まあポジティブだよな、お姉ちゃんは
ハイド:ゾッくんはどうしよっかなあ
ハイド:何枚でも取れるらしいし、ついでに取っとくぜ!
GM:あ!一度に何枚もってことね!
GM:シナリオ中に取れるのは初期含めて最大7つまでだ!
GM:なので今後に出会うPCやNPCのために
GM:枠を空けとくのもありっちゃあり!
ハイド:了解、じゃあなゾッくん!!
メゾ:このやろう!
ハイド:ヘヘ……

OP:サジョウ

GM:では次!
GM:サジョウちゃんのOP行きましょう!
GM:侵蝕どうぞ!
サジョウ:よしきた!
サジョウ:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 10[10]+32 → 42

GM:高まるねえ
サジョウ:高まる
GM:---
GM:第11地区・雑居ビル
GM:---
GM:普段は備品倉庫として使われている雑居ビルの一室。
GM:カビ臭い空気の中で、片隅に震え上がっているのは
GM:このビルの持ち主である中年の男。君の勤め先、わんわんローンの債務者だ。
債務者:「ひッ!ひぃ!」
債務者:「わかった!わかったから!」
債務者:「この犬どもをどこかにやってくれ!」
GM:今まさに君は職務の真っ最中。
GM:取り立てのさなかである。
サジョウ:「あれ?割と人見知り…いや犬見知りの方でしたか?うちからお金借りる胆力はあるようなのに不思議なものですね、ははぁ」
債務者:「いいから!いいから!この犬をどけろ!」
サジョウ:「まぁ犬達を帰してもいいですが……鴉、ネコ、ネズミ…お好きな代替要員はおりますか?」
サジョウ:「やぁやぁ、人材はこの通り不足していますが動物でしたらそれなりに」
債務者:「な……ぐ……」
債務者:「け、け、権利書は渡さんぞ」
サジョウ:「へぇ、それはなぜ?お金も無いのに」
債務者:「お前みたいな小娘に舐められてたまるか!」
サジョウ:「ははぁ、まぁ確かに小娘ですが…ふむ」
債務者:「こんな、こんな取り立ては違法だ!」
債務者:「訴えてやるぞ!ガキ!」
サジョウ:「……吠えすぎですよね、ちょいと」
サジョウ:少し悩んだふりをした後……何か、黒い鎖のようなものをちゃり、とどこかから出し。
債務者:「あ……?」
サジョウ:しゅる、と纏わりつくように鎖が男の首にかかり
サジョウ:ぐん、と重力がかかる
サジョウ:「伏せ」
債務者:「あ!?が、が!?体が」
債務者:「勝手に……!?」
債務者:ずしり、と床に頭をつく
サジョウ:「やぁやぁ、よくできましたね、えらいえらい♪ ほら、みんなも褒めてあげましょう」
サジョウ:犬に声をかければ、債権者の頭に寄り掛かる、重圧がさらにかかる。
債務者:「おおごごごごご!?」
サジョウ:「まぁ、私はただ犬とじゃれてもらっているだけなのですが……犬、お嫌いでした?」
サジョウ:「ちょっとした紙さえいただければ…こちらで退いてもらうお手伝いはできるんですがねぇ、はてさて」
債務者:「ああっぎゃぎゃぎゃ!」
債務者:「だ!出す!出す!」
債務者:「書類棚の二段目!む、紫の!ファイル!!」
サジョウ:「……おや、結構あっさり折れてくれましたね?」
サジョウ:「どうしても払えないというんでしたら……バイトを紹介したんですが、ウナギ養殖とかレアバイトもあったんですけどねぇ」
サジョウ:などと、へらへら笑いながら、ゆったりと書類棚を確認する。
債務者:「ひぃ!ひぃいええ……!!」
債務者:男は部屋の隅で縮み上がっている
サジョウ:「はい、確かに、では約束通り。おや」
サジョウ:「……だっさ♪」
GM:ビルを後にして路地に出ると
GM:懐の携帯電話が鳴る。
サジョウ:ニヤニヤ笑いのままビルを出て、ちょうど鳴る携帯に出る。
サジョウ:「はぁい、ワンコール・ワン万円からご融資を~」
浅川優李阿:『あ、むっちゃん?』
サジョウ:「……おや、仕事用じゃなかった…ゆりちゃんじゃないですかーおいっすおいっすー」
浅川優李阿:『今、ハイドのバイト先の裏なんだけどー』
浅川優李阿:『作戦大成功ー、すっごい喜んでくれたよ―』
浅川優李阿:嬉しそうな声。
GM:通話の相手は、浅川優李阿
GM:君と同じくこの街で育った幼馴染であり
GM:大切な友人でもある。
サジョウ:「あ、ハーくんの?んふふー、もうそりゃあ喜ぶでしょうねぇ……私も見たかったです…」
サジョウ:「あの子犬みたいなかわいいはーくんの顔を……はぁ……それが見たのはおっさんの白目ですよ?はははは…はぁ」
浅川優李阿:「ふふふ、それがねー、むっちゃん」
浅川優李阿:『今からでも見られるよ―』
浅川優李阿:『ハイド、今日は仕事おやすみするんだってー』
浅川優李阿:『だからむっちゃんと3人で、ご飯でも食べに行こうよ』
サジョウ:「……なんと、ガラ確保したんですか?」
浅川優李阿:『大喜びで、今日は休む!って』
浅川優李阿:『ほんとにかわいいよねー、あはは』
サジョウ:「えー、なんですかそれ言ってるところ見たかったんですけど…あーもーかわいいですねぇ」
サジョウ:「行きます行きます、いやぁ、仕事をした後にご褒美ってあるもんですねぇ…あぁくそでも書類届けないと…?」
浅川優李阿:『お店予約しとくから、ゆっくりでもいいよー』
浅川優李阿:『むっちゃんのことなら、私たちずーっと待ってるし』
浅川優李阿:『ね!とにかく決定ー!』
サジョウ:「いえいえそうは行きませんよ、ちょっとワン太郎くんにでも書類は届けさせてすぐ行きますから」
サジョウ:「いけます?ワン太郎君?ワン?いけますね!GO!」
サジョウ:後日よだれでべとべとの書類で怒られることが決まりつつも、うきうきと
ワン太郎:「ワフ!」(全く仕方のねえご主人だぜ、しかしこいつもハー坊と浅川の姐さんのためか。一肌脱いでやるしかねえようだな)
ワン太郎:トタタター
浅川優李阿:『わーい、むっちゃんも一緒だ―』
サジョウ:「で、ご飯はどこにいくんですか?動物持ち込み可?」
浅川優李阿:『えー、どこにしよっかなー』
浅川優李阿:『3人でご飯なんて、いつぶりかなー。ワクワクしてくるね』
サジョウ:「昔はなんか買い食いとかも一緒にしてましたけどねー……みんな仕事が増えるとどうにもどうにも」
サジョウ:「ハーくんなんていつみても働いてるんですけど…あれ大丈夫なんですかねぇ…はぁ、飼って休ませたい…」
浅川優李阿:『ねー、兄貴さんは大丈夫だーって言ってるけど』
浅川優李阿:『ほんとに大丈夫なのかな―』
サジョウ:「もし過労で倒れでもしたら私だってちょっと頑張っちゃいますからね……あぁ、精をつけさせるためにウナギなんてどうです?」
サジョウ:ぽん、とさっき紹介しかけたバイトを思い出しつつ
サジョウ:「はい、確か社長がよく一人だけ出前取るんで店の住所も……」
浅川優李阿:『うなぎ!』
浅川優李阿:『いいねーうなぎ!じゃあそれに決まりだねー』
浅川優李阿:『……あれ?』
浅川優李阿:少しだけ、電話の向こうの声色が変わる
サジョウ:「……?」
浅川優李阿:『あの、すいません』
浅川優李阿:『なんですか……?人を、待ってて……』
サジョウ:「……ゆりちゃん?」
浅川優李阿:『あっ』
浅川優李阿:『きゃあ!?』
サジョウ:「ゆりちゃん!?」
浅川優李阿:『やめ、て……!離して……!』
浅川優李阿:かつん、かしゃん。
浅川優李阿:路地に硬いものが当たる音が響いて
GM:通話が途切れる。
サジョウ:血相を変え、近場の鳥を目視すれば
サジョウ:「ハーくんの店の近くを飛んで遠くへ行く車の色を見てください!」
GM:そう指示を出す君の脳裏には
GM:既にあるひとつの噂が浮かんでいる。
GM:近頃この周辺に流れる、拉致とも語られる連続失踪事件の噂。
サジョウ:(ゆりちゃんも抜けているから変なトラブル抱えないとも限らないけど…最近だと)
サジョウ:「……荒事になりそうですね……まずは、近場の動物から情報収集と……あとはハーくんと合流…」
サジョウ:「サプライズ誕生日に無用なサプライズ持ち込んで……あー、もう!」
サジョウ:いらだちを隠さず走る走る。
サジョウ:友達の無事と、すぐに再開される楽しい誕生日パーティーを信じて。
GM:君は駆け出す。向かう先はハイドの務める『サーチライツ』へ
GM:---
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です!
サジョウ:浅川優李阿にロイスを取得! P:愛玩動物〇/ N:危なっかしい
GM:愛玩されてる!
GM:インモラル女め

OP:ハイド&サジョウ

GM:では次のシーン!
GM:熊埜御堂さん登場!の前に…
GM:まずはPC1、2の合流!
GM:ハイドくんとサジョウさん登場どうぞ!
サジョウ:待たせちまって悪いな…
サジョウ:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 7[7]+42 → 49

ハイド:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 5[5]+33 → 38

GM:---
GM:第11地区・ホストクラブ『サーチライツ』
GM:裏口
GM:---
GM:店長は事情を話すと、快く君を送り出してくれた。
ハイド:くれたんだ!
GM:しかし、裏口に戻った君の前に
GM:浅川優李阿の姿はない。
ハイド:「……あれ?」
GM:君の置いていった食べかけのケーキの箱と
GM:彼女のカバン。そして携帯電話が
GM:路地に転がっているだけだ。
ハイド:「……トイレ?……って感じじゃないよな、これ」
ハイド:カバンと携帯電話を拾い上げる
ハイド:画面を確認
GM:無数の着信履歴が画面に表示されている。
GM:時間はついさっき……その名前を確認しようとして
GM:路地に駆け込んでくる足音が聞こえる。
サジョウ:携帯と睨めっこするハイドの元へ、ぜぇぜぇと息を切らしながら、見慣れた顔が走りこんでくる
サジョウ:「……っはぁ……はぁ……ユリちゃん……」
サジョウ:居るはずもないが、友人の名前を呼ぶ。
ハイド:「むーちゃん!」
サジョウ:「…っ!ハーくん…!」
サジョウ:いつもだったら撫でたり匂いを嗅いだりするサジョウだが、そんな様子はなく真剣な表情だ
ハイド:「え、なんで??……や」
ハイド:「何があった?」
サジョウ:「っはぁ………ふぅ、落ち着いて聞いてください…」
サジョウ:「ユリちゃんが…攫われました、ほんの数分前」
ハイド:「は?……拉致?」
サジョウ:「……えぇ、恐らく…流行りの」
ハイド:ナンデ?……これは、今はどうでもいい
ハイド:誰が?……これも、今はどうでもいい、やや
ハイド:何処へ?
ハイド:「っ、追える?っと今、見失ってる?完全?」
GM:君が放ったカラスたちは
GM:戻ってくる気配はない。
GM:直感的に、これ以上待っても無駄であるのも経験からわかる。
GM:オーヴァードの追跡に対応してくる部類のノウハウを、『相手』は持っている。
サジョウ:「……ちょっとお待ちを」
サジョウ:上空を眺め、しばらく待っていたが……
サジョウ:力なく首を振る
ハイド:「はっ……むーちゃん撒くの……何者よ」
ハイド:額を汗がつぅと流れる
サジョウ:「分かることは、明らかに人を攫うのに手慣れていて、私が放ったカラスを仕留める」
サジョウ:「……恐らく、私たちと似た者同士」
GM:この月夜銀座での諍いは日常茶飯事。
GM:警察はどれだけ訴えてもすぐには動き出してくれないだろう。
GM:そこで君……ハイドに
ハイド:「ケーサツ……は駄目だな、意味ねー、つーか余計悪くなるか」
サジョウ:「ですね、うちの事務所も社員のことだからと力を貸してくれる訳ではなし」
サジョウ:「……となると」
GM:1つの記憶が思い当たる。
GM:---
嬬恋七瀬:「ハイド、お前言っても忘れそうだから」
嬬恋七瀬:「ちゃんとメモして渡しとくわ」
嬬恋七瀬:傍らに転がるジャームの残骸を顎で指しつつ
嬬恋七瀬:「『こういうこと』があったら、ここに連絡しろ」
嬬恋七瀬:「いいな」
GM:---
GM:君の手元には、嬬恋七瀬から渡された番号の記されたメモがある。
GM:連絡先は……恐らく。
GM:秘密機関UGNへの番号だ。
ハイド:「あ」
ハイド:(「あいつらに弱みや借りなんか作るんじゃねえぞ」、兄貴はそう言っていたが……)
ハイド:「構うもんかよ、こっちゃそういうもんは作り慣れてんだ、あんたでありったけな!」
ハイド:携帯電話を取り出し、プッシュ、番号は登録済みだ
サジョウ:吹っ切れた様子のハイドを見て、恐らく、そういうことだろうと察しが付く
サジョウ:(この手のものにはUGNか、はたまた兄貴か……私はそりゃあ殺しとかはしてないけど……)
サジョウ:(……変に関わりたくも、ない)
サジョウ:「だけど友達守るためで、お姉ちゃんですからねぇ……あー、もう、頑張ってくださいねハーくん、うまくお話してくださいね」
GM:数度の呼び出し音の後に、通話は繋がる。
ハイド:「っ! もしもし!」
UGN支部員:『こちらは非常時回線です』
UGN支部員:『エージェント、及びイリーガルの方は識別コードをどうぞ』
ハイド:「助けてくれ!」
UGN支部員:『……』
UGN支部員:『識別コードを』
ハイド:(コードだ?)
UGN支部員:淡々とした口調で告げる
UGN支部員:君に思い当たる節はないだろう。
ハイド:「俺はナナちゃ…いや嬬恋七瀬さんからこの番号を教えてもらってかけている!」
ハイド:「やべーことが起きてるんだ、今の俺じゃどうすりゃいいかわかんねえんだよ」
ハイド:「そういう番号なんだろこれは、なあ!」
ハイド:「コードなんて俺にゃあわかんねえよ!」
UGN支部員:『……』
ハイド:(ああ畜生、今は一秒だって……)
ハイド:(こうなりゃ直接ナナちゃん見つけて……)
UGN支部員:『……』
UGN支部員:『何が起きましたか』
ハイド:「……!」
UGN支部員:『落ち着いて、今あなたに何が起きていますか』
ハイド:「人が、人が消えたんだ」
ハイド:「むーちゃんが探したのに……あ、いやむーちゃんってのは俺の知り合いで」
ハイド:「いや、そうじゃねえな、えっと」
ハイド:「俺に渡されたってことは、そういう場所なんだろう?この番号は」
ハイド:「俺らの力を全部掻い潜って、人がひとり、拉致られたんだよ!!」
UGN支部員:『あなたは』
UGN支部員:『そのひとを、助けたいのですね』
ハイド:「!……そうだ!俺にできることなら何でもする!だから……」
ハイド:「助けてくr、ください!」
UGN支部員:『……』
UGN支部員:『了解しました』
ハイド:「あ……ありがとう!ありがとうございます!!」
UGN支部員:『”その地点”、からですと』
UGN支部員:『月夜銀座入り口近く』
UGN支部員:『立体駐車場がありますね。15分後、そこへ』
UGN支部員:『動けるエージェントを配置します』
ハイド:「わ、わかった!」
UGN支部員:『あなたの大切な人の無事を祈ります』
UGN支部員:『では』
UGN支部員:通話が切れる
ハイド:電話を懐にしまい、サジョウへ
ハイド:「むーちゃん、助け来るかも、行こう!」
サジョウ:……電話が切れたのを確認すると、ぽん、とハイドの頭を撫で。
サジョウ:「ふぅ…ハーくん……よくできました……」
サジョウ:「まずは…とても難しいですが…落ち着き、目的地に向かいましょう」
サジョウ:自身もはやる心を抑え、なだめすかすように
サジョウ:「急いで走ると、目立ちます、私たちが行動を起こそうとしていると気づかれるかも」
ハイド:「お、おう」
サジョウ:「さて、では……月夜銀座入り口でしたね」
ハイド:「うん、そこの駐車場、ローソンの裏んとこ」
サジョウ:「了解です」
サジョウ:「絶対に…助けますよ、キズ一つなく」
ハイド:「ったりめーだ……」
ハイド:はやる足をなんとかなだめ、歩き出す
サジョウ:「そう、そして…またケーキを買って、誕生日を開きましょう……」
ハイド:(そうだ、俺は今日、誕生日なんだ)
ハイド:(誕生日は、与えられる日だ、プレゼントを貰って、おめでとうという言葉を貰って……)
ハイド:(それが、こんな、奪われたままで)
ハイド:「……許せるかよ」
サジョウ:(折角の弟分の大事な誕生日に)
サジョウ:(ユリちゃんといつが良いかとかごろが良い日が良いかとか、必死に考えた誕生日を)
サジョウ:(それを、台無しにする輩を)
サジョウ:「……許せませんね」
GM:君たちは早足に立体駐車場へと向かう
GM:そこに待っているのは……。
GM:---
GM:というところでシーンは終了!
GM:引き続いてロイスが取れる!
ハイド:鎖錠むつ ○お姉ちゃん/たまに鬱陶しい
サジョウ:ハイド君にロイスを取るしかあるまいな!
サジョウ:P:子犬〇/N:お姉ちゃん離れ
GM:お姉ちゃんとお姉ちゃん離れがせめぎ合う
GM:果たしてどっちが勝つのか
GM:見逃せませんね

合流

GM:では次のシーン!
GM:ようやく全員揃うぞ!全員登場だ!
GM:侵蝕どうぞ!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+7(1D10->7)した(侵蝕値:31->38)
サジョウ:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 6[6]+49 → 55

ハイド:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 3[3]+38 → 41

GM:---
GM:第11地区・立体駐車場
GM:---
GM:灰色のコンクリートで形作られた、無機質な建物の中で
GM:憮然とした表情の男が1人立っている。
GM:君……熊埜御堂奈津比古は近場でオフを過ごしていたところ
GM:UGNの緊急回線で呼び出されて、この場所にやってきていた。
GM:任務は『オーヴァードが関与したと思われる突発的拉致事件の解決』
GM:ここにやってくるらしい事件関係者の写真も送られてきている。
GM:中学生くらいの子供だ。名前はハイド、とのこと。
熊埜御堂 奈津比古:「────ハァ………」大きなため息とともに、紫煙が広がる
熊埜御堂 奈津比古:手元で広げた写真をみつめながら
熊埜御堂 奈津比古:逆の手で煙草の灰を落とす
熊埜御堂 奈津比古:ひたすらに人相の悪い男だ。怖い…とは少し違う
熊埜御堂 奈津比古:指をさした子供に、母親が”見ちゃいけません”とか言うタイプの
熊埜御堂 奈津比古:そういう…暗い雰囲気を纏っている
GM:駐車場の入口から
GM:2つの人影が近づいてくる。
GM:片方は写真のハイド。もう片方は知らない女だ。
熊埜御堂 奈津比古:「……お」
熊埜御堂 奈津比古:吸殻を携帯灰皿に押し込める
熊埜御堂 奈津比古:「よぉ」低く、重々しいトーン
熊埜御堂 奈津比古:「てめぇらか、俺呼び出したの」
ハイド:やや警戒の張り付いた硬い表情
ハイド:「あんたが……いやあなたが、エージェント?って人ですか?」
サジョウ:同じく、警戒している様子はあるが、この手の雰囲気は多少なりとも普段の仕事でも感じるためか、物おじせず
サジョウ:「……えぇ、私たちがUGNに協力を申請した者です、ご協力感謝します」 ぺこり、と頭を下げ
熊埜御堂 奈津比古:「ああ」
熊埜御堂 奈津比古:「第十支部の”死生間”熊埜御堂奈津比古」
熊埜御堂 奈津比古:「でだ」
熊埜御堂 奈津比古:ハイドを指さして「まあ、お前はいいとして」
熊埜御堂 奈津比古:サジョウを見る「そっちは誰だ」
サジョウ:「えーと…この辺でわんわんローンって金融の従業員やってます、鎖錠むつです」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?わんわんローン?」
サジョウ:「一応、界隈では"首くくり"と…ですがまぁ、それはいいですね」
サジョウ:「ハーくん…ハイドくんの姉みたいなもので攫われた子の友人です」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ、そういう事か」
ハイド:「そ、そうだこうしちゃいられねえ」
ハイド:「ユリちゃんを探さねえと!……なああんた、こういうのってそっちも知ってるのか?!犯人に心当たりは!」
熊埜御堂 奈津比古:「あーもううるせぇなグイグイ来るなグイグイ!俺もさっき話聞いたばっかなんだから何も知らねぇよ!」
ハイド:「え、じゃあどうすんだよ」
ハイド:え、じゃあどうすんだよという顔をしている、ああ言っちゃった!
ハイド:「あ、いやごめんなさい」
ハイド:「でもあなた、プロなんでしょう?なにかあてとか無いんですか!」
サジョウ:「すみませんねハーくんも私も友人が攫われて焦ってまして……あぁ、まず何から…」
GM:明らかに二人は気が動転している
GM:落ち着かなければ捜査も始めるのは難しいだろう。
熊埜御堂 奈津比古:「……」
熊埜御堂 奈津比古:「なんだお前、こういうのに巻き込まれるの初めてか?」ハイド君に
熊埜御堂 奈津比古:「よくUGNの連絡先なんか分かったな」
ハイド:「いや……たまに下水のバケモン退治みたいな小遣い稼ぎはあったけど……流石にこういうのは」
ハイド:「番号は、ナナちゃんから貰って……」
熊埜御堂 奈津比古:「ナナちゃん?」嫌な予感がした
ハイド:「嬬恋七瀬ってひと、職場の先輩」
熊埜御堂 奈津比古:「あ゛っ」
熊埜御堂 奈津比古:苦虫を噛み潰したような顔
熊埜御堂 奈津比古:「そういう事かよクソッ!ちゃっかりしてやがるなアイツ…!」
ハイド:「……知り合いすか?」
サジョウ:「なんか変な声でましたね。天敵とであった小動物みたいな……」
熊埜御堂 奈津比古:「前、ちょっと……」
ハイド:「……貢いだんすか??」
ハイド:デリカシー!!
熊埜御堂 奈津比古:「何で知ってんだてめぇ!!!」
ハイド:「いやナナちゃんつったら……ねぇ……」
ハイド:「いやー、マジでそうだったんだ……」
熊埜御堂 奈津比古:「いや違う…!貢いだって言い方が悪ぃ…!」
熊埜御堂 奈津比古:「俺は口車に乗せられただけで」
ハイド:「口車の運転町内ランカーっすからね」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ、もう!やめだこんな話。俺が損するだけだからな」
熊埜御堂 奈津比古:「……取り敢えずだ」
ハイド:「あ、はい」
熊埜御堂 奈津比古:「手がかりも何もねぇのに、誰かも分かんねぇ奴探そうってのも無茶な話だろ」
熊埜御堂 奈津比古:「手っ取り早いのだと現場に落ちてたもんとかだが」
熊埜御堂 奈津比古:「何か無ぇのかよ」
サジョウ:「えぇはい、ごもっともで……債務者もまずは居場所を探すところからですもんねぇ」
ハイド:「あ、そう、そうなんですよ。だから俺、手がかりがほしくて……電話して」
ハイド:不安そうに手をぎゅうと握ります、くしゃりとケーキの紙箱が歪む
GM:そのケーキの紙箱が
GM:君……熊埜御堂には見覚えのあるデザインのものであることに気付くかもしれない。
熊埜御堂 奈津比古:「……おい」
熊埜御堂 奈津比古:「そりゃあ」何か言いたげにケーキの箱を指し示す
GM:箱には『スリーウェイ』というロゴがある。
GM:常連客へのいつもありがとうございますシール付きだ。
GM:君の顔なじみの……いや、それ以上のものがあるかもしれない
GM:繋がりをもった女性、桐山貴子の店だ。
ハイド:「え、これはユリちゃんが……あ、ユリちゃんってのは拉致られた女の人で」
ハイド:「俺今日誕生日で……それでって」
サジョウ:「これは…誕生日ケーキですよ?ハイド君の… ユリちゃんと相談して近所で評判のスリー…なんとかとかいう」
熊埜御堂 奈津比古:「……はは」
熊埜御堂 奈津比古:「はははははははははは!!!!!!」
熊埜御堂 奈津比古:「分かんねぇもんだなぁ人間関係ってのも!あの悪魔の知り合いの知り合いが常連客なんてよ!!」
サジョウ:突如笑い出す熊埜御堂にびくり、UGNも変な人雇うんだなぁ
ハイド:「ケーキ屋、知ってるんですか?」
ハイド:少し面食らった様子で
熊埜御堂 奈津比古:「知ってるも何も」
熊埜御堂 奈津比古:「聖地だ」訳が分からないことを言っている
ハイド:「は、はぁ……」
サジョウ:「聖地、ですか やぁやぁそれは素敵なことで」 (やべー)
熊埜御堂 奈津比古:「こりゃあさっさと助けねぇとな……でだ、鎖錠」
熊埜御堂 奈津比古:「携帯落ちてたんだってな」
ハイド:「あ、はい!これ」
サジョウ:「あぁ、そうですそうです。通話口で誰かと話す声がした後、見つからなくなって」
ハイド:そう言って懐から電話を取り出す
熊埜御堂 奈津比古:それを受け取って、しかめっ面で画面を見る
ハイド:ロックは……掛かってる?
GM:ロックはかかってます、が
GM:開けても特にそれといった情報は得られないでしょう
GM:通り魔的に攫われたようです
サジョウ:「ユリちゃんとは面識ない相手ようでしたが…覆面か、業者を使った…という可能性もありますかね…どうです?着信履歴とか」
熊埜御堂 奈津比古:「取り敢えず分かんのは、最初っから位置情報の類はアテに出来ねぇって事だ」受け取った携帯をヒラヒラと振りながら
熊埜御堂 奈津比古:「となると、使えんのは足と縁。野暮な言い方すりゃ”コネ”って事になる」
サジョウ:「やはり、地道に聞き込みしかないってところですか」
ハイド:「そういう感じか……」
サジョウ:「えぇ、大丈夫ですとも。焦る気持ちはありますが、そういう仕事は、この町でなら得意な方ですから。ねぇ、ハーくん?」
ハイド:「じゃあ行きましょう、俺顔だけは広いんで、あてがあるかもしれません」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ。それと」
熊埜御堂 奈津比古:「これからてめぇらと行動を共にするわけだが…その前に一つ聞いときたい事がある」
熊埜御堂 奈津比古:二人を見て
熊埜御堂 奈津比古:「何が出来る?」
ハイド:「……俺、ハイドです、名前」
ハイド:そういったハイドの姿が一瞬、ブレたように霞む
ハイド:熊埜御堂の胸元に指をさす
ハイド:そこにはいつの間にか、ペンが挟んである
ハイド:「俺は、速いです」
熊埜御堂 奈津比古:「……ああ」
熊埜御堂 奈津比古:「(至極単純な高速移動能力、いや……”単純”な事は、極めれば何も寄せ付けない異能だ)」
サジョウ:「ふふ、そうそう、早いからハーくんって私も呼んでるんですよね」
ハイド:「え、そうだったの?!」
サジョウ:くす、と笑ってうっそでーすのポーズを取った後
ハイド:「ぅぇ~~~」
サジョウ:「さて、私の能力ですが……さて、足元にご注意を、友達なので大事なんですよ」
熊埜御堂 奈津比古:「足元?」
サジョウ:気づけば、黒猫やネズミ等が集い、周囲から視線を感じる
熊埜御堂 奈津比古:「あ……!?」
サジョウ:トトト、と腕を駆け上がってくるネズミに頬ずりをしつつ
サジョウ:「他にはカラス、犬……魚とかはだめですが…陸上の動物でしたら大体」
ハイド:「つまり、この”街”じゃあ無敵の能力だってことだぜ」
サジョウ:「あとはもう少し能力があるんですが」 ちゃら、とどこにもなかった黒い鎖を引っ張り出すが…またしまい
サジョウ:「はは、使う機会が会った時に見せましょうか……やぁやぁははは」
熊埜御堂 奈津比古:「(動物を使役するオルクス能力の一種。実際に見るのは随分と久しぶりだ)」
熊埜御堂 奈津比古:「いや、これだけでも十分使える。いい能力だ」
サジョウ:「……UGNの方からお墨付きがいただけますと嬉しいですね、やぁやぁ……」
サジョウ:「で、”クマさん”はどんな能力を?」
熊埜御堂 奈津比古:「じゃあ、最後に俺だが……」
熊埜御堂 奈津比古:ぴょん、と一歩後ろに下がって
熊埜御堂 奈津比古:「ハイド」
ハイド:「?……何ですか」
熊埜御堂 奈津比古:「今のやつ、もう一回やれ」
熊埜御堂 奈津比古:「ただし、今度は”当てる気で”だ」
ハイド:「いいんですか?」
ハイド:「マジで速いですよ、俺」
熊埜御堂 奈津比古:「ガキが大人の心配してんじゃねぇよ」
ハイド:「……まあ、プロがそう言うな――」
ハイド:らの音と共に一歩を踏み出し、急加速
熊埜御堂 奈津比古:その途中で
熊埜御堂 奈津比古:君の移動が、ピタリと止まる
ハイド:「……ッ」
ハイド:(なんだ……これ)
熊埜御堂 奈津比古:移動を目視出来ていた訳ではない、ただ
熊埜御堂 奈津比古:自身の周囲360°を、斥力の壁で守っている
熊埜御堂 奈津比古:背後に浮かぶのは、斑模様の巨大な魔眼が一つ
熊埜御堂 奈津比古:次いで、地面に縫い付けられたように君の脚が重くなる
ハイド:(俺のちからは確かに動いているのに――前へと、進めねえ)
ハイド:(――ッ!今度は、足まで)
サジョウ:「……! へぇ……足を止めた?」 動きを止める技に、少し自分と似たものを感じ興味深そうに眺める
ハイド:(流石はプロ――か、でも膝は、付かねえ!!)
ハイド:意地を膝に流し込み、ぐっと堪える
ハイド:「ぐっ、ぎっ」
熊埜御堂 奈津比古:「…馬鹿正直な奴」魔眼を解除
ハイド:「!!っとと」
ハイド:急に戻った力を抑え込み、たたらを踏む
ハイド:「……今の、何すか?」
熊埜御堂 奈津比古:「バロール能力の基本的な技だ、斥力で防いで、重力で足を止める」
ハイド:(何をされたのか……された、というより、自分から突っ込んだという感触だった)
ハイド:(自動的?範囲は?どうやったら倒せる――例えば、そのビルを崩して頭から瓦礫の山を降らせてやれば)
ハイド:「っけね……」
ハイド:(兄貴に仕込まれた喧嘩癖がまた出ていた……この人は味方だっつーの)
サジョウ:「……あー、やっぱ重力なんですね…」 納得がいったようにうなずいて
熊埜御堂 奈津比古:「あとは」眼前に雪華の盾を展開する
熊埜御堂 奈津比古:「氷を固めて壁を作る。これもサラマンダーの基本的な技」
熊埜御堂 奈津比古:「俺が使えるのはこれだけだ」
サジョウ:(銃撃も防ぎ、相手の動きを止める…… UGNよりうち向きじゃないですかぁ?)
ハイド:「これだけ、って」
ハイド:「めっちゃすげーじゃねーですか、俺なんてひとつだけですよ、できること」
熊埜御堂 奈津比古:「そういう意味じゃねぇよ」
熊埜御堂 奈津比古:その気になれば相手を傷つける事も可能なのだろうが…熊埜御堂奈津比古はそれをしない
熊埜御堂 奈津比古:「”この使い方しかしねぇ”って事だ」
ハイド:「はーー、スタイルってやつっすね」
サジョウ:「こだわりの職人気質ってやつですね、はいはい」
ハイド:「プロっぽいなー、やっぱ、かっけぇすね」
ハイド:無邪気な笑みで称賛を送ってくる
熊埜御堂 奈津比古:「……かっけぇ、ってお前」
熊埜御堂 奈津比古:「カッコよく見えんのか?これが」
ハイド:「『スタイルがある奴はリスペクト』っすよ、俺の兄貴がよく言うんです」
ハイド:「俺もそう思います」
サジョウ:「変にイキって能力使いすぎて暴走…みたいなのも聞きますからね…理性がしっかりしてるってのはいいことですよ、人間らしくて」
ハイド:「や、マジで頼もしいです」
熊埜御堂 奈津比古:「……」
熊埜御堂 奈津比古:表裏のある奴らに褒められるのは考えものだが…今はそんなに悪い気はしていない
熊埜御堂 奈津比古:複雑そうな顔で頭を掻いて
熊埜御堂 奈津比古:「基本的に俺は、一人じゃ事件を解決出来ねぇ」
熊埜御堂 奈津比古:「戦闘になった時どうしようもねぇからな」
熊埜御堂 奈津比古:「てめぇらが俺を頼るのは勝手だ、だが」
熊埜御堂 奈津比古:「俺もてめぇらを頼る」
サジョウ:「えぇ、大丈夫ですよ…私もそんなに戦えるわけじゃありませんが…」
サジョウ:ハイドを見て、にこり
サジョウ:「誰よりも姉分を攫った相手を殴りたくてたまらない子がいますから」
ハイド:「……任せてください、俺、全身全霊、やってやりますから」
熊埜御堂 奈津比古:「おう、頼んだぜ。ハイド、鎖錠」
サジョウ:「えぇ、こちらも頼みましたよクマさん…」
熊埜御堂 奈津比古:「……クマさん?」
ハイド:「クマさん……」
サジョウ:「えぇ、クマさん」
サジョウ:「うまく守れたらよしよししてあげますからね、えぇえぇそれはもう」
ハイド:「すみませんナツさん、むーちゃんこういう人なんで……」
熊埜御堂 奈津比古:「お前の目に俺はどう映ってるんだ?」
サジョウ:「……大きくて頼りがいのある……そう、ちょっとした大型犬のような…」
熊埜御堂 奈津比古:「………」この間、キャバクラで言われた事を思い出す
熊埜御堂 奈津比古:”雨に濡れた野良犬みたーい!”
ハイド:”あ、なんかしょんぼりしてる、その顔余計犬っぽくてかわい~~!”
熊埜御堂 奈津比古:「そんなに犬か!!??俺は!!!」
ハイド:「え、いいじゃないですか、俺もよく言われますよ、犬」
熊埜御堂 奈津比古:「お前の犬と俺の犬は多分違うんだよ!!!」
サジョウ:「ハーくんは子犬系ですものねはい♪とてもかわいく…」
サジョウ:「クマさんもこう…最初は警戒しているけれど優しくすればなつきそうな…そんな都会の厳しさに荒んだ可愛げのある…これOKですかね、なでてもOKですかね…ハーくんどう思います!?」
GM:---
GM:シーン終了、ロイス取得が可能だ!
ハイド:あいよ!
ハイド:熊埜御堂 奈津比古 ○信用/脅威
サジョウ:熊埜御堂 P :雨に濡れた大型犬:〇/N:UGNのヤベー奴
熊埜御堂 奈津比古:同行者 ハイド:〇有為/馬鹿正直
熊埜御堂 奈津比古:同行者 サジョウ:〇誠意/誰が犬だ
熊埜御堂 奈津比古:以上!

ミドル:1

GM:ハイドくん一行の冒険、続き!
GM:情報収集のシーンへと入っていきます
GM:シーンプレイヤーは熊埜御堂さん、ほか全員登場フリー!
GM:出る人は侵蝕ダイスをどうぞ!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+8(1D10->8)した(侵蝕値:38->46)
サジョウ:折角情報収集あるんだし参加!
サジョウ:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 9[9]+55 → 64

サジョウ:もうダイスが増えちまったなぁ!?
GM:ハイドくんはどうするかね
GM:どうするどうする
サジョウ:君ならどうする
熊埜御堂 奈津比古:出て…いいんだぜ!?
ハイド:でるでる
ハイド:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 3[3]+41 → 44

GM:オッケイ!
GM:では、現在調べられる内容はこちら!
GM
【失踪事件について】
使用技能・情報:UGN/裏社会
難易度・9

【浅川優李阿について】
使用技能・情報:噂話/裏社会
難易度・5

GM:まずはこの2つから!
GM:情報収集判定に挑戦できるのはPCひとりにつき1シーン1回!
ハイド:この場合ハイドは噂話の技能を持ってるから、ユリちゃんについてがやりやすいわけですね
GM:現在出ている判定を突破すると
熊埜御堂 奈津比古:そういうこと!
GM:さらなる高難易度判定が登場することもあるので
GM:手番の使い方はパーティで相談しよう!
ハイド:わん!
GM:イエス!固定値がつくぞ!
GM:さあ誰がどれに挑戦するか!
熊埜御堂 奈津比古:では私が失踪事件についてを情報:UGNで判定します
ハイド:じゃあハイドは順当にユリちゃんについて調べようかな
サジョウ:では二人の成果を待っていよう
熊埜御堂 奈津比古:コネ:UGN幹部を使用してダイス+2!
熊埜御堂 奈津比古:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 8[2,3,5,6,8]+1 → 9

熊埜御堂 奈津比古:成功!
GM:さっすがあ~~
GM:ジャストの達成!
ハイド:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[6,8]+1 → 9

ハイド:イエス
熊埜御堂 奈津比古:いいぞ!
GM:お見事
GM:上位能力値dx+技能値
GM:この基本さえ抑えておけばオッケイ!
サジョウ:偉いですね~
ハイド:かんぜんにりかいした
ハイド:あとベーシックリサーチ、折角だから使っておけばよかったかも
GM:では情報が開示されていきます

GM:【失踪事件について】
GM:第10~第11区画周辺で市民の失踪が増えている。
GM:現場周辺で目撃されているのは”バイツ”と呼ばれるストリートギャング集団。
GM:彼が失踪事件の下手人であり、拉致した人々をどこかに連れ去っているという噂がある。
GM:【”バイツ”について】の情報項目が追加されました。

GM:【浅川優李阿について】
GM:第11区画・月夜銀座でホステスとして働いている。
GM:母親も元ホステスであり、未婚だが女手ひとつで娘を育てた。
GM:数年前に唯一の家族である彼女も他界し、現在は身寄りもない。
GM:洋菓子屋”スリーウェイ”の常連客でもある。

GM:残された項目はこちら
GM
【”バイツ”について】
使用技能・情報:裏社会/UGN
難易度・12

GM:手番の残ったサジョウさんが挑戦することも出来る!
サジョウ:そこそこ難易度あるな…!できらぁ!
熊埜御堂 奈津比古:やっちまえ~!
ハイド:お姉ちゃんのかっこいいとこみた~い
サジョウ:<<領域の声>> <<コンセ:オルクス>> 情報収集チームを使用します
サジョウ:侵食4あがって68
GM:こやつ!
熊埜御堂 奈津比古:む、無理しないでね…
サジョウ:社会が3に加えて侵食60以上でダイス+1、領域の声LV1の効果でLV+1のダイス追加!情報収集チームと裏社会で+3!合計6dx8+3だ!
ハイド:ものすごいすうちだ
GM:あ、そう!
GM:今のサジョウさんには侵蝕ボーナスというものがついている!
サジョウ:6dx8+3
DoubleCross : (6R10+3[8]) → 10[1,2,4,5,6,9]+5[5]+3 → 18

サジョウ:セーフ!
熊埜御堂 奈津比古:流石!
サジョウ:侵蝕ボーナス…なんですそれは!?
ハイド:俺、そういうのよくわかんねえや……
サジョウ:でもボーナスって良い響きだから…いいものですよ…
ハイド:マジかよ、いいなボーナス……俺夢なんですよ、ボーナスもらうの
GM:侵蝕ボーナスはあらゆるダイスに適応され
GM:60を超えると+1、80を超えると+2、100を超えると+3、さらにエフェクトレベルもすべて+1という
GM:とんでもないパワーなのだ!
ハイド:上げ得じゃねえか!すげえな!
熊埜御堂 奈津比古:侵蝕率が上がるだけで貰えるなんてよ~都合が良すぎるんじゃねぇのか~~?
サジョウ:まぁ…起源種とかいう仲間外れもいますがそうそう会うことなんてないでしょうねぇ~!
熊埜御堂 奈津比古:起源種…?誰の事だ…?
GM:侵蝕100%を超えた限界パワーこそが
GM:オーヴァードの真骨頂とも言える
ハイド:でもよ、限界だぜ?そんな気軽に超えていいもんなんですかね??
GM:ただし!前も言った通り侵蝕値は有限リソース!
GM:高まれば高まるほどロストのリスクは上がっていくので
ハイド:はー、悩ましいもんだな!
GM:そうですね、目安としてはクライマックス1R目に100を突破する、くらいが理想
GM:つまりクライマックス前あたりで80くらいになるといいので
サジョウ:私なんかはちょっと大分高まっちゃってるので危なそうならどこかで有休をとった方が良い感じですねぇ
GM:そうですね
GM:こうしたミドルの判定で80が見えてくると
GM:どこかで休憩を入れるかな―というのがセオリー
熊埜御堂 奈津比古:登場侵蝕の振れ幅とか、ミドルでどれだけエフェクト使うのかなんかも絡んでくるので
熊埜御堂 奈津比古:闇雲に使えばいいって訳でもないのだ
ハイド:わかったぜ!
GM:60超えるまでは基本的にじゃんじゃん出ちゃっていいと思う!
GM:シナリオの進行にもノッてきやすいしね!
GM:では情報開示!

【”バイツ”について】
巷で勢力を広げるストリートギャング集団。その中にはオーヴァードの構成員も含まれる。
UGNによって度々首魁らしきメンバーが更迭されているが、その度に勢力を増して復活している。
その裏には国際的超人犯罪組織・FH(ファルスハーツ)の支援があるとも噂されている。

GM:君たちはバイツのメンバーが拠点としている場所をいくつか突き止め
GM:そこへ向かうことが出来るようになった。
GM:次のミドル進行へと進むことが出来ます。
GM:というわけで
GM:スイッチも踏んだところで、まずはこのシーンの情報共有ロールをやりましょう!
ハイド:はーい
GM:---
GM:第11地区・路地裏
GM:---
GM:繁華街の明かりから離れて、薄暗い路地裏。
GM:君たちは人目を避け、お互いの持つ情報を整理していた。
GM:親しい人物のことですので
GM:元々知ってたってことにしてもいいでしょう
ハイド:ハイドは、浅川優李阿について調べました
ハイド:彼女が働いていた店の同僚や店長に会ったり、電話をかけたり
ハイド:共通の知人を当たったり
ハイド:「特に目新しいことは……」
ハイド:「ユリちゃんが狙われるような特別な理由はさっぱり見当たらねえよやっぱ」
熊埜御堂 奈津比古:「……」煙草をふかしながら
ハイド:「わかんねぇ……誰でも良かったのかな、これ」
ハイド:「なんで、ユリちゃんなんだよ」
熊埜御堂 奈津比古:「いや」
熊埜御堂 奈津比古:「恐らく、それなりの理由はあるはずだ」
熊埜御堂 奈津比古:「お前が知ってんのかは分からねぇが」
熊埜御堂 奈津比古:「最近、ここいらでこの手の事件が多発してる」
ハイド:「はぁ?理由なんてあるわけねえだろ!」
ハイド:「いや……あったとしても」
ハイド:「それはぜってーユリちゃんに責任があるようなもんじゃねえ」
ハイド:「あの人はなあ、いつも優しくって……貧乏くじばっか引いて、いろんな辛い目にあってもよぉ」
ハイド:「ハンザイだけは何あってもぜってーやらねえで、ニコニコ笑ってばっかでさぁ」
ハイド:「俺にも、わるいこと駄目だよっていっつも……」
ハイド:「よぉ……」
ハイド:力なく項垂れる
熊埜御堂 奈津比古:「……それが分かってんなら上出来だ。いいか」
熊埜御堂 奈津比古:「ユリちゃんってのを攫ったのは、恐らく”バイツ”っつーチンピラ集団だ。聞き覚えは?」
GM:あってもなくてもよい
GM:しかし詳しいことまでは知らないでしょう
ハイド:「あ”?バイツだ?」
ハイド:「随分前にうちにも流れてきたけど、町会で畳んで追い払って、その後潰したって聞いてるぞ」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ。うちでも何回か相手取っては潰してを繰り返してるが…問題は戦力じゃねぇ、数だ」
熊埜御堂 奈津比古:「目ぇ離したら、気付いた時にはまた増えてやがるクソめんどくせぇ連中だ」
ハイド:「ダニみてえな奴らだな……この街で何好き勝手やってくれてんだよ」
ハイド:「でもどいつがやったかってわかりゃあ話が早え……とっとと潰してやらあ」
熊埜御堂 奈津比古:「で、何でそんなにしぶてぇのかっつーと…FHってのがバックに付いてるからだ」
ハイド:「FH??」
ハイド:なんだそりゃ、初耳だ、と続ける
熊埜御堂 奈津比古:「……普通、俺達オーヴァードの力ってのは隠すべきもんなんだよ。何せ、世界に与える影響が大き過ぎるからな」
熊埜御堂 奈津比古:「FHってのは、簡単に言えばそれを良しとしてねぇ連中だ」
ハイド:「そりゃな、ふつーに生きていく分にはこんなもん邪魔なだけだからな」
ハイド:「はー、テロリストってやつか」
ハイド:認識が、雑
熊埜御堂 奈津比古:「……そう思ってくれて構わねぇ。思想だのなんだのの話は多分分かんねぇだろ、お前」
ハイド:「あ?馬鹿にしてんじゃねえよ、義務教育さえ受けりゃ俺だってそんくらいわかりますよ」
ハイド:「まあ今は無理ですけどね、そういうの」
熊埜御堂 奈津比古:「……」少し押し黙って
ハイド:「まーつまるとこ皆さんがこうやって一生懸命生きてんのによ」
ハイド:「貰った玩具を振り回せなくて我慢できね?やつらがこうやって」
ハイド:「ユリちゃんによ、まっとーに働いてるユリちゃんによ」
ハイド:「迷惑かけたんだな……?」
ハイド:声のトーンを一段下げ、瞳孔がギョロリと開く
熊埜御堂 奈津比古:「……ユリちゃんってのを攫ったのが”バイツ”。」
熊埜御堂 奈津比古:「で、その後ろにはFHが居る。ここに理由があるとしたら何だと思う?」
ハイド:「そういうのはだいたいよ、人そのものが欲しくて攫ってるのか」
ハイド:「攫ってる――ここでヤンチャやってるってー事実が欲しくてやってるかのどっちかだわな」
ハイド:「縄張り主張するにゃあ後者は回りくどすぎる……てーと」
ハイド:「そいつらにユリちゃんが欲しい理由があった」
熊埜御堂 奈津比古:「(単純、は単純だが、意外と頭の回る奴だ)」
ハイド:「そのFHって集団がわざわざ欲しがるくらいだから」
ハイド:「えーと、つまり……は?」
ハイド:「いやいや、それはねーだろ、無ぇ」
ハイド:一瞬頭に浮かんだ考えを振り払い
ハイド:「資金のための小遣い稼ぎだろ、売っぱらうか、身代金かは知らねーが」
ハイド:「金になるかどうかなんて攫ったあとに確かめてるんじゃねーか?」
熊埜御堂 奈津比古:「思い当たる節もねぇのか?」
熊埜御堂 奈津比古:「……ユリちゃんってのが誠実な人間なのは、お前の話きいてりゃ分かる。それに、嘘つけなさそうだしな、お前」
熊埜御堂 奈津比古:「ただ、人には言いたくない事の一つや二つあるもんだ。可能性の一つとして頭の中に入れとけ」
ハイド:「あ?俺ぁ嘘つきだぜ、店でお客さんに楽しくしてもらうためには嘘がつけねーとやってらんねーからな」
ハイド:「ユリちゃんだって同じような仕事してんだ、真っ白だなんて思っちゃいねえさ」
ハイド:「でもな、これはな、違う」
ハイド:「ちげえだろ」
熊埜御堂 奈津比古:「今、お前が怒ってんのは」
熊埜御堂 奈津比古:「嘘じゃねぇだろ?」
ハイド:「ああそうだよ、俺は怒ってるんだ今」
ハイド:「今すぐにだってバイツにカチコミかけてーところなんだ」
ハイド:「でもよ、あんたプロなんだろ」
ハイド:「だから俺ぁあんたに従うよ」
ハイド:「失敗するわけにゃあいかねえんだ」
ハイド:「なあ、俺はどうすればいい?」
熊埜御堂 奈津比古:煙草を携帯灰皿に押し込めて
熊埜御堂 奈津比古:「別に従わなくていい」
熊埜御堂 奈津比古:「意見があれば言え。何か思う所があれば遠慮するな」
熊埜御堂 奈津比古:「その上で、俺を信頼しろ」
ハイド:「……は、いいのかよ、俺はけっこーむちゃくちゃやるって言われてんだぜ」
熊埜御堂 奈津比古:「慣れてんだよ振り回されんのは。大人舐めんな」
ハイド:「いいさ、あんたを信頼するぜ……よろしくな、ナツくん」
熊埜御堂 奈津比古:「あ?」
ハイド:「なんだよ、信頼の証だぜ?」
ハイド:ハイドはそう言って歯を見せます、邪気を感じさせない笑顔
熊埜御堂 奈津比古:「いや、俺28なんだけど……」
ハイド:「仲間ならそういうの関係ないっしょ」
熊埜御堂 奈津比古:「はぁ、まぁいいか」既に疲れたような顔を浮かべて
熊埜御堂 奈津比古:「道は作る」
熊埜御堂 奈津比古:「お前は突っ走れ、最短距離でだ」
ハイド:「は、俺が最短距離で走ったら誰も追いつけねえぜ……」
ハイド:「良いじゃねえか、後悔させてやろうじゃねぇか、連中全員にな」
熊埜御堂 奈津比古:「はっ」ハイドの頭をガっと押さえて 「いい返事だ」
ハイド:「ヘヘ……」
熊埜御堂 奈津比古:「背中は任せろ、クソガキ」
ハイド:「頼りにしてますよぉ、プロ」
ハイド:別に照れたり振り払ったりもしない、こいつは頭を撫でられ慣れてるのだ
ハイド:「じゃーとりあえずさ、むーちゃんと合流しねえとな」
ハイド:「あの人は俺より賢いからさ、なんかいい感じにしてくれるでしょ」
サジョウ:さて、ハイドと熊埜御堂が話しているところから、少し離れたところで少し気の抜けた声が響いてくる。鎖錠の声だ。
サジョウ:「はぁい、よしよし~♪偉いですね偉いですね~♪ここですか?ここがよろしいですか?」
サジョウ:すーはーすーはー「あぁ…犬くさい……♪」
サジョウ:目を向ければ、バイツの情報を集めてきたらしい犬に覆いかぶさり、顔をうずめつつわっしわっしと体を撫でている。
熊埜御堂 奈津比古:「……何やってんだ、あいつ」
ハイド:「あー、むーちゃん!何かわかった?」
サジョウ:少し犬と濃厚接触した後、解放したのちきょろきょろとあたりを見回せば、二人を見つけたったかと。
サジョウ:「やぁやぁ、お二人も情報はばっちりですか?」
サジョウ:「はい、情報は確かに……攫われている場所が一気に判明、とはいきませんでしたがね……いくらか候補が絞れましたよ」
熊埜御堂 奈津比古:「十分だ。お前に頼んで正解だったな」
熊埜御堂 奈津比古:その足元の犬を見ながら
サジョウ:「理由なんかもわからないですけど…はは、それを正確に探るよりは、もう早く行った方がいいですしね」
サジョウ:「第一、理由を知ったところで、こちらが手心を加えることもないですし」 はは、と笑いながら
ハイド:「おう、俺らの身内に手を出した何もかも後悔させてやんねぇとな」
サジョウ:「えぇえぇ、ではまた焦らないよう、平常心で情報連携させてもらいますよっと」
サジョウ:そういって、ハイドの後ろに回り込み「はいまずハーくんよしよし~♪」
ハイド:「うぇ~、そういうのもうやめろよー、暑苦しいなぁ」
サジョウ:「えー?情報集めて偉かったんですからお姉ちゃんとしてはこのぐらいはねぇ」わっしゃわっしゃ
サジョウ:すんすん……「んー、この整髪料はちょいと苦手」
サジョウ:「一軒目は離れのボーリング場ですね、ぼろくて客もそんないなくて溜まってるようです」
ハイド:「あ、俺そこで働いたことあるわ、まだ潰れてなかったんだな」
熊埜御堂 奈津比古:「いかにもチンピラが集まりそうな場所じゃねぇか」
サジョウ:「えぇえぇ、噛み癖のある群れるしか能のない子犬どもにはぴったりですよね」
サジョウ:「ほんと分かりやすい…さて、二件目は貸倉庫…はは、ドラマかってね」
熊埜御堂 奈津比古:「……馬鹿しか居ねぇのか、連中には」
ハイド:「そうとわかれば時間は貴重なんだ、とりあえず行ってみようぜ」
サジョウ:「以前窘められてキュンキュン震えていたのに……FHの新しい飼い主が来て尻尾ふってるんでしょうねぇ」
サジョウ:「えぇえぇ、まずは行動ですね……近いのはボウリングの方ですか、いってみましょういってみましょう」
GM:---
GM:シーン終了!これまでと同じくロイス取得と…
GM:ここで新要素!
GM:購入判定というのが可能になります。
GM:敵のアジトに向かうのですから、装備の見直しは必須!
ハイド:おかいもの!
熊埜御堂 奈津比古:楽しい楽しいお買い物だぜ
サジョウ:でもよ…円とかなんて出てきたっけ!
GM:ルルブ1:P177、またはルルブ2:P184~をチェック!
GM:そこに掲載されているアイテムであれば
GM:《購入》の値を目標値に社会dx+調達のダイスを振って判定に挑戦!
GM:成功すれば問答無用で手に入れることが出来るのだ!
熊埜御堂 奈津比古:ワクワクするよなぁ~!
ハイド:夢が広がるぜぇ~~
サジョウ:確か…ルルブ2のUGNボディアーマーっていうのが大人気商品だった記憶がある…!
GM:個人的なオススメは
GM:その通り!
GM:みんな大好きボディーアーマー!
GM:デメリットもなくてなかなかの装甲値
GM:あるいは、ルルブ1の応急手当キット
GM:これから荒事があるのに備えて回復手段を先に用意しておくというわけ
GM:お値段もリーズナブルだ
GM:この辺を攻めていくのがセオリーです
熊埜御堂 奈津比古:「取り敢えず」で挑戦していいアイテムですね
GM:まずは論より証拠!手本を見せてやりな熊埜御堂さん!
GM:欲しいアイテムを宣言し、社会dx+調達!
熊埜御堂 奈津比古:やってやろうじゃねぇか~~!
熊埜御堂 奈津比古:ボデマ(UGNボディーアーマーの略)に挑戦します
熊埜御堂 奈津比古:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 9[5,6,9]+2 → 11

熊埜御堂 奈津比古:ああっ!1点足りない!
GM:ボデマの購入値は12!
GM:お手本を見せることは…出来ないのか!?
サジョウ:おいおい1足りないなぁ~失敗か~!?
ハイド:買い物が下手!
熊埜御堂 奈津比古:このままじゃ…買う事は出来ない!
GM:というところで
GM:お役立ちになるのが、ステータス表にもある財産ポイント!
GM:情報収集や購入、基本的に社会カテゴリの判定の場合は
GM:このポイントを消費することで達成値を上乗せすることが出来るのだ!
GM:熊埜御堂さんの財産ポイントは7!結構金を持ってるぞ!
サジョウ:ケーキを一杯買おうとしてたのかな…
熊埜御堂 奈津比古:そう、これは言わば金の力なのだ!!!
熊埜御堂 奈津比古:という事で
熊埜御堂 奈津比古:財産点から1点消費して、達成値に上乗せ!
熊埜御堂 奈津比古:これで11→12になり、晴れて購入成功という訳です
熊埜御堂 奈津比古:財産点は7→6に
GM:大人のちから!
GM:お見事!ではボディーアーマーは熊埜御堂さんのもの!
熊埜御堂 奈津比古:僕…買えたよ!
ハイド:大人ってすげぇ……
サジョウ:中学生には洋服は高いもんな…
熊埜御堂 奈津比古:こちらを装備して、ロイスは保留!私は以上です!
GM:装甲が8も増えるぞ!
GM:ではおふたりもレッツトライ!
ハイド:じゃあ俺は、応急手当キットに挑戦するぜ
ハイド:貧乏だからな、アーマーは荷が重い
ハイド:それに俺には兄貴が買ってくれたこの一張羅があるからな
GM:健気な…
ハイド:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[2,8] → 8

ハイド:どりゃ
GM:応急手当の購入値はジャスト8!
GM:見事成功だ!
ハイド:やったぜ
サジョウ:私はボデマに挑戦しましょうかねははぁ
サジョウ:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[2,3,5,9]+1 → 10

サジョウ:よし、じゃぁこちらも財産2点使ってボデマを購入 財産6から4
GM:大人はずるい!
GM:では贈呈です!
サジョウ:ハイド君にプレゼントしようかなぁ~
GM:そう、アイテムの受け渡しは戦闘中以外であれば
GM:こうしていつでも行えるのだ
サジョウ:譲渡も…できる!
GM:貢いでる!
熊埜御堂 奈津比古:隙あらばおねショタ…!
ハイド:あわわ
サジョウ:ほら、この首のあたりきゅっと調節できるんですよ可愛いですね
熊埜御堂 奈津比古:受け取っちまえよ……!
GM:ではハイドくんの装甲値が+8!
GM:おねえさんにキュッとされてハイドくんはカチカチになりました
ハイド:なりました
GM:調達シーンは大体毎シーンの最後に設定されてるので
GM:隙あらばガンガン装備を整えていこう

ミドル:2

GM:では次のシーンへ進んでいきます!
GM:ミドルのイベントその1!
GM:シーンプレイヤーはハイドくん!ほか全員登場可能!
GM:出る人は侵食せよ!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+7(1D10->7)した(侵蝕値:46->53)
サジョウ:でとくか~
サジョウ:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 4[4]+68 → 72

GM:おねえちゃんが興奮している
ハイド:1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 10[10]+44 → 54

ハイド:いっぱいアガった
GM:ハイドくんもだった
GM:---
GM:第11地区・大通り
GM:---
GM:”バイツ”の溜まり場に向かう道中
GM:君たちは思わぬ人物と遭遇する。
メゾ:「……!いた!」
メゾ:「待てよ、おい待てって」
メゾ:「ハイド!おい!」
メゾ:君たちの後ろから息を切らせて追いかけてくる
ハイド:「ゾッくん!」
ハイド:足を止める
メゾ:「あー、くそ……やっと見つかったぜ」
熊埜御堂 奈津比古:「?」
サジョウ:「あれは……確かハーくんのバイト先の同僚の?」
ハイド:「あれ今日仕事でしょ、何やってんすか」
メゾ:「こっちの台詞だ!馬鹿野郎!」
メゾ:「急に休むとか言い出しやがって」
ハイド:「あー、俺今忙しいんで後じゃ駄目ですか?」
メゾ:「忙しいってな……」
メゾ:「聞いたぞ、お前」
メゾ:「”バイツ”とかいう奴らのこと探してんだろ」
ハイド:「相変わらず耳はやいっすね……」
メゾ:「……こんな、得体の知れない連中まで」
メゾ:「引き連れやがって」
メゾ:二人をじろりと睨む
熊埜御堂 奈津比古:「……」言われ慣れてるから別に反論はしないが取り敢えず睨み返す
サジョウ:「やぁやぁ怪しいなんて、ハーくんのお姉ちゃんですよ」 ひらひらと手を振って
サジョウ:「生憎急いでて、指名する気もないんで自己紹介も結構なんですが……何か止める理由でも?」
ハイド:「得体の知れなさじゃあここで暮らしてる全員がそうでしょ、今更いいっこなしですよ」
ハイド:「それで、そんなこと言うためにわざわざ俺のこと探していたんですか?」
メゾ:「そうだよ!あたりめーだろ!」
メゾ:「俺言ったよな、危なっかしいことに関わんなって!」
メゾ:「”バイツ”って奴らはかなりやべーって聞いてる……」
メゾ:「銃だのなんだのまで仕入れてるって噂だぞ」
メゾ:「撃たれたらどうすんだよ、ハイド!」
ハイド:「俺だって進んで危ないことに関わったりなんかしませんよ、そういうの苦手なんで……」
メゾ:「じゃあなんなんだよ、何のつもりだ」
ハイド:「でも、あっちから来て、もうコトが起きちまったら話は別」
ハイド:「銃だのなんだのなんてのは、”ソレ”を避ける理由になんかなりゃしないんですよゾッくん」
メゾ:「オイ何の話だ」
ハイド:「あんたが俺を心配してくれるのは嬉しいです」
ハイド:「でもユリちゃんに手を出されて、この街で、俺の街で好き勝手やられて」
ハイド:「危ないからよそうだなんて選択肢、俺には無いんです」
メゾ:「!」
メゾ:「ユリ、ちゃんって」
メゾ:「おいなんだよ、あの子になんかあったのかよ」
メゾ:彼女は店にも何度か顔を出している
メゾ:メゾとも面識はあるのだろう。
ハイド:「ゾッくんこそ、これ以上この件に首突っ込まないほうが良いですよ」
ハイド:「”危ない”ですから」
ハイド:「大丈夫です、俺がぜんぶなんとかしますから!」
ハイド:ハイドはそう言って職場と変わらぬ笑顔で笑います
メゾ:「……お前……」
メゾ:暫く、曰く複雑な表情でハイドを見ているが
メゾ:「くそ……ちゃんと、店戻ってこいよな」
メゾ:二人に向き直って
メゾ:「すんませんけど……こいつ、お願いしますね」
メゾ:「バカだけど、いいやつなんで」
ハイド:「え、それは余計じゃね??」
メゾ:「うるせー!」
メゾ:「バカはバカだろ!ったく!」
サジョウ:「えぇ、私もユリちゃんの友人で……」
サジョウ:「ハーくんについていくのも、この町にありがちなビジネスでもなんでもなく……はは、友情とか、家族愛とかですかね?」
メゾ:「あんたも、か」
サジョウ:「だから…はい、ゾッくん…でしたっけ?貴方の分も…私がこの子を守りますよ」
サジョウ:「あぁ、馬鹿だけどいい子のハーくんにこんないい友達がいるなんてさっきは失礼な口を…」
サジョウ:「今度落ち着いたときには、指名でもして、あなたも可愛がってあげますよ、やぁやぁ」
メゾ:「……へ、期待しときますよ」
ハイド:「まー、安心しなって、このふたりこう見えてヤクザより強いんで」
ハイド:「俺だって結構強いの知ってるでしょ?」
メゾ:「それが心配なんだよバカ」
メゾ:「無茶すんなよマジで」
ハイド:「大丈夫、戻ってきますよ、ゾッくんがナナちゃんに勝つとこまだ見せてもらってませんからね」
メゾ:「……ッ」
メゾ:「一言余計なのはテメーだ!」
ハイド:無茶をするな、という言葉には返事を返さず
熊埜御堂 奈津比古:「別に無茶なんかさせねぇよ」
メゾ:「……あんたは?」
メゾ:熊埜御堂さんの方へ
ハイド:「ケケケ」
ハイド:「このひとはね、用心棒」
ハイド:「電話一本で来てくれるスゴツヨの」
熊埜御堂 奈津比古:「人を出前みたいに言うんじゃねぇよ…!」
熊埜御堂 奈津比古:「嬬恋七瀬の知り合いだ」
ハイド:「うん、そんでナナちゃんのお客さん」
熊埜御堂 奈津比古:「客でもねぇ!!」
メゾ:「ああ?嬬恋の?」
ハイド:「ケケケ」
サジョウ:「ハハハ」
メゾ:「へぇ~~」
メゾ:ジロジロ見て
メゾ:「性癖はともかく、アンタが1番大人そうだ」
メゾ:「任せるわ。なんとかしてくれたら」
メゾ:「今度は俺からもなんかおごるぜ」
メゾ:「それが嬬恋のやつ呼んでくるか?」
熊埜御堂 奈津比古:「嫌だ!!!」
メゾ:「どっちなんだよ……」
熊埜御堂 奈津比古:「クソッ…何でこの場に居ねぇ奴のせいで誤解されてんだ俺は……!」
熊埜御堂 奈津比古:「とにかく!」
熊埜御堂 奈津比古:「俺はこいつに無茶はさせねぇ。ただ」
熊埜御堂 奈津比古:「こいつが”出来る”つったらやらせる、それだけだ」
メゾ:「……」
メゾ:3人を見渡し、気の抜けた笑みを浮かべる
メゾ:「わーったよ」
メゾ:「俺、店に戻るわ」
メゾ:「ハイド!!」
メゾ:びしっ
メゾ:「マジで戻ってこなかったら、ぶっ殺すからな!」
メゾ:「実際!ぶっ殺す!」
ハイド:「どうやるんすか、それ」
ハイド:ケラケラと笑って応える
メゾ:「こまけーことはいいんだよ!じゃあな!」
メゾ:のしのし去っていく。
ハイド:「あーあ、おせっかい……」
サジョウ:「……バカな子ほどかわいいからおせっかい焼きたくなっちゃうんですよねぇ…ふふふ」
ハイド:「……」
ハイド:「んじゃ、行きますか」
サジョウ:「えぇ、もう一人の可愛い子を助けに行きましょう」
熊埜御堂 奈津比古:少し間を空けて 「今のは?」
ハイド:「同僚っす、人に花を持たせるのが趣味なんでいっも売上で勝ちを逃す先輩」
熊埜御堂 奈津比古:「……成程」
熊埜御堂 奈津比古:「例の”兄貴”ってやつか?」
ハイド:「いやいや、”兄貴”とはちげーす、まぁ……兄ちゃんみたいな人には違いないですね、俺にとっては」
ハイド:「そういうひと、ここにはいっぱいいるから……」
熊埜御堂 奈津比古:「……」義務教育受ければ、と言っていたことを思い出しながら
ハイド:(そうだ、だからこの街に土足で入り込んだ奴らを許すわけにはいかねえ)
ハイド:(あの人達を、悲しませる奴を)
ハイド:(あ、そっか……)
ハイド:(それって俺も対象に入っちまうのか)
ハイド:(きっついオーダー入れてくれやがって……今度売上でぜってー負かす)
ハイド:「あーもー、とっとと終わらせちゃいましょ、あんな心配性とっとと安心させてやんねーと」
ハイド:ポリポリと頭を掻きながら二人を置いてスタスタと歩き始める
GM:---
GM:シーン終了、ロイス購入可能です。
サジョウ:いいやつなのはしっているか後枠が一個しかねぇからな…簡便な…
ハイド:しゃーねーなー、とるか~~しかたねーなーー
ハイド:メゾ ○良い先輩/ちょいウザ
熊埜御堂 奈津比古:メゾ:〇誠意/誤解しやがって で!
熊埜御堂 奈津比古:購入はジュラルミンシールド!
熊埜御堂 奈津比古:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 9[2,5,9]+2 → 11

熊埜御堂 奈津比古:財産点1使って購入!装備して以上!
サジョウ:応急手当でよいか…
サジョウ:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 8[1,1,3,8]+1 → 9

サジョウ:げっちゅ!
ハイド:じゃあハイドももいっこいっときますお手当
ハイド:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[1,9] → 9

ハイド:いいですねぇ~
サジョウ:メゾ君が持ってきてくれた説
熊埜御堂 奈津比古:お母さんかな?
ハイド:お姉ちゃんに……お兄ちゃんに……
ハイド:お母さんまで……
GM:ママーッ

ミドル:3

GM:では次のシーン
GM:ミドル戦闘だ!全員登場!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+8(1D10->8)した(侵蝕値:53->61)
サジョウ:72+1d10
DoubleCross : (72+1D10) → 72+8[8] → 80

サジョウ:速攻到達80代!
GM:あ!むっちゃん危険ライン!
GM:でもダイスが増えてパワーアップだ!
ハイド:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 7[7]+54 → 61

GM:お
GM:ハイドくんもパワーアップ!
GM:全ダイス+1!お忘れなく!
ハイド:らじゃ!
GM:では
GM:---
GM:第10地区・ボーリング場
GM:---
GM:時刻は早晩。アミューズメント施設としてはかき入れ時のはずが
GM:客の数はまばらである。その理由は……。
”バイツ”:「ぎゃははは!そんでさ、そんでさ」
”バイツ”:「タスケテーとか言っちゃって……まぁじウケるわー」
”バイツ”:ドリンクやスナック菓子を転がして
”バイツ”:我が物顔で店中に響く笑い声をあげる、若者の一群。
”バイツ”:「でもけっこー可愛かったんじゃね?」
”バイツ”:「どうせならさー俺たちで可愛がっちゃってもよかったんじゃね?」
”バイツ”:「それな、でもあいつら洒落通じねーしな―」
”バイツ”:「いいじゃんいいじゃん!次やろうよー!」
”バイツ”:「やっちゃいますかー、ノリで!」
”バイツ”:「ノリで!ぎゃはははは!!」
GM:と、そんなところに
GM:店内に入ってくる三人組を、若者たちがじろりと睨む。
”バイツ”:「あ?」
”バイツ”:「何、お前ら」
ハイド:「ちぃーす!」
サジョウ:「ふむ……きゃんきゃん吠えて、散らかして……」
サジョウ:「あぁこれは…はい、躾がなってないダメな子達ですねぇ、やぁやぁ、ご機嫌よう」
熊埜御堂 奈津比古:ざっと内部を見渡して敵の数を確認する
ハイド:「何って、客よ客」
ハイド:「ここってボーリング場だろ」
サジョウ:「そうそう、ボーリング玉で遊びに来たんですよ、私たち」
”バイツ”:「悪いけどさ―」
”バイツ”:「俺ら今日、結構アガっちゃってるわけよ」
”バイツ”:「邪魔とかされたくないわけ」
”バイツ”:「今日ここ貸し切りだよな?」
”バイツ”:「なぁ!!」
GM:「ひっ、はい……」
GM:店員が怯えた返事を返す
”バイツ”:「ってことで、消えな」
”バイツ”:「ギャハハハハハ!」
ハイド:「あ”?ボウリング場だろって聞いてんだろ、イエスかノーで答えろよ」
”バイツ”:「……あ?」
”バイツ”:「ガキこら」
”バイツ”:「舐めてっとマジで殺すぞ」
”バイツ”:「き、え、な」
”バイツ”:上着をはためかせる
”バイツ”:懐に見えるのは、黒い金属質の握り手
”バイツ”:……拳銃だ。
ハイド:「遊びに来たわけよ、ボウリングで、俺」
熊埜御堂 奈津比古:「おい店員」
GM:「は、はは、はい」
熊埜御堂 奈津比古:「今からここ貸し切らせて欲しいんだが、どうすりゃいい?」
GM:「え、え、」
GM:「あ、危ないですよ、あの人達、普通じゃなくて」
GM:「ほんとに危ないんです……!」
GM:早口に言うが、その瞳は怯えきっており
GM:視線の奥で助けを求めている。
熊埜御堂 奈津比古:「……」
サジョウ:「まぁ…簡単に玩具抜いて、頭やお勉強は危ないでしょうけどね」
ハイド:「いいって良いって、あいつらも一緒に入れてやろうぜ、みんなで遊んだほうが楽しいって」棚に並ぶボールをおもむろに掴むハイド
ハイド:重量のあるそれをまるで野球のボールを投げるかのように振りかぶり
”バイツ”:「あ?てめ……」
ハイド:「じゃあ遊ぼうぜ、お前ら、全員ピンな」
ハイド:拳銃を見せびらかす男へ――投擲
”バイツ”:が つん!!
”バイツ”:「おぼぎょ!?」
”バイツ”:直撃!男の前歯が飛ぶ!
サジョウ:「お、ストライクじゃないですか今の? はは」
ハイド:「はー!はっ!は!ットラーイク!!はははどうした並べ並べよ!!ピンだろ!お行儀よくよぉ!!」
熊埜御堂 奈津比古:「あ゛っ…の野郎……!先に手出してんじゃねぇよ……!クソッ……」
”バイツ”:「てめェエエエエーっ!」
”バイツ”:「死ねやクソが!!」
サジョウ:「はは、最近のピンは実況機能もあるんですね……案外流行って潰れないわけだ」
”バイツ”:背後の男たちが、一斉に拳銃を取り出し
”バイツ”:ハイドに射撃攻撃!
”バイツ”:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 10[4,4,7,7,10]+8[8]+3 → 21

”バイツ”:結構回った!
”バイツ”:ハイドくんは回避かガードのリアクションが出来ます
”バイツ”:他PCのカバーリングも可能!
ハイド:キャラ的には回避しておきたい感じだ!
GM:どうぞ!回避の後にもカバーリングは出来る!
GM:肉体dx+回避!カモン!
熊埜御堂 奈津比古:侵蝕ボーナスも忘れずにね!
GM:イエス!
ハイド:回避補正はないから、3dxか単純に
GM:デスネー
ハイド:よしゃー、ええい知ったことかー!
ハイド:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 3[1,2,3] → 3

ハイド:さん
GM:ファハハハ
GM:ボーリング遊びに夢中だったようだな!
ハイド:ここはカッコよく避ける流れでしょ!!
ハイド:タスケテ タスケテ
GM:何もなければダメージを出すぞ!
熊埜御堂 奈津比古:では、カバーリングを行います
ハイド:おにいちゃん……
サジョウ:クマハイ…!
GM:オッケイ!ガード扱いとなりますが
GM:エフェクトの使用は!
熊埜御堂 奈津比古:では《氷盾》のみを使用してガード!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+2した(侵蝕値:61->63)
”バイツ”:くらいやがれーっ!ダメージ!
”バイツ”:命中値が21なのでー
”バイツ”:3d10が基礎ダメージ!そこに拳銃の攻撃力を足す!
”バイツ”:3d10+5
DoubleCross : (3D10+5) → 8[4,1,3]+5 → 13

”バイツ”:どうだっ!13ダメージ!ガード装甲による軽減可能!
熊埜御堂 奈津比古:ガード値15、装甲値8を差し引いて
熊埜御堂 奈津比古:ノーダメージ!
”バイツ”:グエーッ
ハイド:かたーい
サジョウ:無敵か…

”バイツ”:「くたばれ!クソガキがァーーーッ!!」
”バイツ”:ガンガンガンガンッ!!
”バイツ”:無数の銃弾がハイドへ打ち返される!
ハイド:(ばかみたいに沢山撃ちやがって、いいさ、食らってやる、それが尽きたらお前らはもう”お終い”だ)
ハイド:(装填の時間より俺のほうが”速い”)
ハイド:凶悪な笑みで無数の銃口を見る
サジョウ:狙いがハイドに向かっているのを見るが、不安はない
熊埜御堂 奈津比古:瞬間、ハイドの眼前に巨大な雪の結晶を模した”盾”が展開され
熊埜御堂 奈津比古:全ての銃弾がそのまま地に落ちる
”バイツ”:「なッ」
”バイツ”:表情が青ざめる
サジョウ:「……おぉ、やはり流石ですねぇ」銃の音に少し耳鳴りを覚えながらも、全てを弾き返すその盾を感心して見つめ
ハイド:(ああそうか、”これ”があったか、俺としたことがすっかり頭に血が昇っていたようだ)
熊埜御堂 奈津比古:「おい」
熊埜御堂 奈津比古:「お前今…食らう事前提で動こうとしてたな?」ハイドに呼びかける。背後の店員は既に意識を失っている
ハイド:「……すみません、俺、だいたい”こういう”時ひとりでやってきていたから」
熊埜御堂 奈津比古:「知らねぇなら、いい機会だ。今から覚えろ」
ハイド:「うす。へへ……良いっすね、チーム」
ハイド:にかりと笑う、果たして反省しているのか
サジョウ:「あはは、お姉ちゃんから貰った服を試したかったですか?」
サジョウ:「なんて、次からは気をつけましょうねハーくん……クマさんも、勿論私もいますから…はい」
ハイド:「”これ”で覚えますよ、俺、新しい仕事覚えるの得意なんです」
”バイツ”:ザザザザッ
”バイツ”:散会し、それぞれにマスクを取り出して装着する。
”バイツ”:UGNのエージェントである君にはその装備が何なのか
”バイツ”:ひと目で分かる。アンチワーディングマスクだ。市政のチンピラが持っているようなものではない。
”バイツ”:「こいつら!UGNか!?警察か!?」
”バイツ”:「関係ねえ!バイツに楯突いたクソどもは」
”バイツ”:「ぶっ殺す!!」
熊埜御堂 奈津比古:「……相手は一般人だ」
熊埜御堂 奈津比古:「見せてもらおうか、てめぇらの実力」
サジョウ:「……カタギっていうにはあれですけどねぇ…ま、了解ですよ…殺してくれって言っても殺しませんとも、はい」
サジョウ:「まずは情報取りたてましょうか」
ハイド:「こういうのでむーちゃんと一緒するのも、めちゃめちゃ久しぶりっすね、一緒のチームってのは何ならはじめてか」
サジョウ:「ですねぇ…いやぁ、大きくなったハーくんのかっこいいところ見てみたいですねぇ♪」
ハイド:「俺の速いとこ見せてやりますよ、”見えない”かもしれませんがねぇ!」

GM:ミドル戦闘に入ります
GM:マップは以下
GM

バイツ1,2
5m
ハイド、サジョウ、熊埜御堂
5m
バイツ3,4


GM:バイツたちの行動値は8です
GM:セットアッププロセスから!エネミーはありません!
サジョウ:そんなものうちにはないよ
ハイド:なしで
熊埜御堂 奈津比古:《灰色の庭》バイツ1の行動値を-9
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+2した(侵蝕値:63->65)
GM:ゲーッ
GM:バイツ1が行動値0に!
GM:ではまずは2~4の、一斉攻撃!
GM:行動値8のイニシアチブですが
GM:何かありますか!
熊埜御堂 奈津比古:私は無し!
サジョウ:なんもねぇ
ハイド:なしで!
GM:オッケイ!では攻撃に入る!
”バイツ”:2の射撃攻撃!
”バイツ”:1d3
DoubleCross : (1D3) → 1

”バイツ”:対象はハイドくん!
ハイド:ヘイヘイヘイ
”バイツ”:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 10[2,6,6,9,10]+9[9]+3 → 22

”バイツ”:回すなこいつら!?
ハイド:なんかおおくね??
”バイツ”:対応せい!
ハイド:避けるわい!!
ハイド:避けれるのかよ!
”バイツ”:やってみろい!
”バイツ”:さっきとおんなじじゃい!
ハイド:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[1,4,10]+2[2] → 12

ハイド:ギャー
”バイツ”:ハハハ
”バイツ”:カバーリングありますか!
熊埜御堂 奈津比古:カバー要りますかい?
ハイド:お、おねげぇします
”バイツ”:3d10+5
DoubleCross : (3D10+5) → 23[6,9,8]+5 → 28

”バイツ”:高いぞ!?
ハイド:たかくね?
熊埜御堂 奈津比古:ではハイド君にメジャー放棄カバーして
熊埜御堂 奈津比古:《氷盾》でガード
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+2した(侵蝕値:65->67)
”バイツ”:諸々有効!
熊埜御堂 奈津比古:ガード値15と、さっき忘れてたシールド分で+6、装甲8を差し引いて・・
熊埜御堂 奈津比古:29なのでノーダメ!
ハイド:かたくね?
サジョウ:カッチカチ
”バイツ”:硬い、硬すぎる
”バイツ”:しかし追撃のバイツ3!
”バイツ”:1d3
DoubleCross : (1D3) → 2

”バイツ”:おらっ!
”バイツ”:色ボケ女!
熊埜御堂 奈津比古:www
”バイツ”:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 10[2,4,4,6,10]+2[2]+3 → 15

”バイツ”:リアクションせい!
サジョウ:回避だ! 80になってダイス二個増えてっから…3dx!
サジョウ:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[3,3,10]+6[6] → 16

サジョウ:こんなもんよ
熊埜御堂 奈津比古:避けた!
ハイド:やったー
”バイツ”:マジで???
”バイツ”:このガキ……
”バイツ”:4!お前だけが頼りだ!!
”バイツ”:1d3
DoubleCross : (1D3) → 1

”バイツ”:もいっちょハイドくん!
ハイド:こいやーー!!
”バイツ”:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 5[1,2,4,4,5]+3 → 8

”バイツ”:ギエーッ
熊埜御堂 奈津比古:避けれそう!
ハイド:お?よけちゃうよ??
ハイド:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[6,7,9] → 9

”バイツ”:ま、マジカ
熊埜御堂 奈津比古:避けた!
ハイド:へへ
”バイツ”:こいつら一点も入れられずに終わってしまう!

”バイツ”:「おら!死ね!ガキ!!」
”バイツ”:周囲を取り囲んだバイツたちが、双方向からハイドを狙い撃ちにする!
ハイド:(前のは避けるのにゃそう苦労はしねぇな)
ハイド:(だが横のは……多少の無茶が必要か)
ハイド:(でもするなって言われてるからな)
ハイド:焦りはない
ハイド:(信頼……したぜ、俺はよ!)
熊埜御堂 奈津比古:そう、横合いからの銃弾は既に
熊埜御堂 奈津比古:先ほどと同じく、雪華の盾が全て阻んでいる
熊埜御堂 奈津比古:「おい!これなら避けれんだろ!?」
ハイド:「トーゼン!」
GM:銃弾の雨が君たちを再び襲うが
GM:かすりさえしない
”バイツ”:「こいっ……つら」
”バイツ”:「うぐぁ!?」
”バイツ”:ずしり
”バイツ”:突然に1人が重力で地面に膝をつき、拳銃を取り落とす
熊埜御堂 奈津比古:「そう好き勝手やらせねぇよ」背後に浮かぶ斑模様の魔眼。その表面を走る無数の黒点が
熊埜御堂 奈津比古:睥睨するかのように、その男に照準を合わせている

GM:では攻撃をしのぎきり、PCたちの…反撃!
GM:行動値7、ハイドサジョウ組!
GM:どっちが先に動くかはPCで相談して決める!
サジョウ:先に…動きたい!
ハイド:どーぞどーぞ
ハイド:この場合折角下がってるので1を落とすのがいいのかな
熊埜御堂 奈津比古:そうですね
GM:そう
GM:1は行動値が下がってるだけで
GM:あくまでこの後動き出す!潰すなら今!
サジョウ:ですねぇ、何もできずにかわいそうな子…
熊埜御堂 奈津比古:まだ動いてない奴を落とすのが定石
GM:ではサジョウさんから、メインプロセス!
サジョウ:ではサジョウの行動!
サジョウ:マイナーとか持っていないのですっとばしてメジャー!
サジョウ:≪コンセ:オルクスLV2≫≪要の陣形LV2≫≪アニマルテイマーLV3≫ ≪死神の瞳LV5≫ 侵食11あがって……91……91か…
サジョウ:要の陣形の効果で効果対象を視界3人に!バイツ1,2,3をターゲット!4は後で遊んでやる!
サジョウ:9dx8
DoubleCross : (9R10[8]) → 10[1,1,2,3,6,7,7,8,9]+10[5,10]+4[4] → 24

サジョウ:微妙!
”バイツ”:くっ!結構高い!
”バイツ”:回避!
”バイツ”:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,2,4,9] → 9

”バイツ”:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 6[1,3,3,6] → 6

”バイツ”:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 6[1,3,3,6] → 6

”バイツ”:誰一人…かわせず!
”バイツ”:命中です!
ハイド:ケケケ
サジョウ:ダメージは…0!
ハイド:ぜろ
”バイツ”:なんだぁ~~?
”バイツ”:その雑魚攻撃は!ピンピンしてるぜ~~!
サジョウ:ただし…この死神の瞳の効果が発動するぜ!
”バイツ”:ダニィ!?
サジョウ:死神の瞳は…!命中した場合次に対象が受けるダメージを[LV+1D]する!シーンが終わるか効果を適用するまで持続だ!
サジョウ:そして死神の瞳のLVは…5! 次にハイド君の攻撃がかすりでもしたら+6dのダメージだ!
熊埜御堂 奈津比古:貴様らの身体は今……感度3000倍もかくやと言わんばかりの敏感肌になっちまってるんだぜ~~!
”バイツ”:色ボケ女め!
”バイツ”:絶対に受けるわけにはいかない…!
サジョウ:というわけで終わり!

GM:ハイドと熊埜御堂が攻防を繰り広げる反対側
GM:背中合わせに対峙しているのは……
”バイツ”:「へっへっへ」
”バイツ”:「いひひひ」
サジョウ:「はは、犬みたいに荒い息してますね。犬ほどかわいげもないですが」
”バイツ”:「お姉さんよく見るとさあ……結構かわいいじゃん」
”バイツ”:「俺たちと遊ばない?」
サジョウ:「……あー?はは♪それも面白いかもしれませんねぇ」
サジョウ:「いいですよ、お姉さんが遊んであげようじゃありませんか、えぇはいそれはもう」
サジョウ:おいでおいでと誘うように手招きを
”バイツ”:「ひゃは!オッケーもらっちゃったよぉ!」
”バイツ”:「それじゃあまず」
”バイツ”:「テメーが犬になりなァ!」
”バイツ”:がががががッ!
”バイツ”:足元を狙い銃弾が飛ぶ!
サジョウ:「子供が案外手ごわそうだったから、次に弱そうな女に…ですか、はは、考える頭はあったんですね偉い偉い♪」
サジョウ:「でもそれ、普段からちゃんと撃ってます?」
”バイツ”:「あ”?」
サジョウ:撃たれるまえに、すでに飛びのいており、銃弾は当たらず
サジョウ:「足だけでも狙いつけるのに時間かけすぎですよね…こっちが先に行動できるんじゃ当たりませんよそれ、はいザーコ♪」
”バイツ”:「あ”ぁ!?クソが!てめぇ……!」
”バイツ”:銃弾を手元で込めなおそうとして
”バイツ”:隙が出来る。
サジョウ:笑いながら、ちゃりちゃりと、腕の袖口から黒い鎖が伸び。
サジョウ:びゅん、と腕を振るえば、先ほどから見てもいない別の二人もまとめて、三方向に鎖を飛ばす。
”バイツ”:「あっ!」「が!」「ぎッ!?」
サジョウ:「見なくても撃てるようになってこそ一人前ってもんじゃありませんか?はは…賢くなれましたねぇ?よしよし」
サジョウ:鎖は首に素早く纏わりつき、首輪のような様相を取る。鎖錠のバロールの力の形だ。
サジョウ:それは、ぎゅぅ、ぎゅぅと息苦しくなるよう首を絞めつけながら、同時に体に重圧をかけ、刻一刻、負荷を与え続ける。
”バイツ”:「体が……動かねえッ!?」
”バイツ”:「クソメスがぁあああああああ!てめえ!離しやがれ!ボケがァああああ!」
サジョウ:「さて、伏せ……といいたいところでしたが……」
サジョウ:「今日は、動物相手じゃなくて……ピン相手なんですよねぇ、はいがんばってたってくださいねぇ?あはは」
サジョウ:「うちの可愛い弟のストライクが見たいんですよ…はい、気持ちよく遊びましょう」
GM:では続いてそのまま
GM:ハイドくんの手番!
GM: 
バイツ1.2
5m
PC
5m
バイツ3.4

GM:マップはこう!
ハイド:マイナー移動で接敵します、バイツ1,2へ
サジョウ:姉離れ…!
ハイド:《コンセントレイト:ハヌマーンlv3》《音速攻撃lv5》
ハイド:獅子奮迅はどうしよう……
GM:ふふふ
GM:ヒント!
GM:さっきも言ったように、侵蝕100のボーナスには
GM:エフェクトレベル+1というのがあります
ハイド:あー、はー
熊埜御堂 奈津比古:獅子奮迅が使えるのはシナリオでLv回…!つまり……?
GM:つまり回数制限系のエフェクトは、100を超えた時点で一発分リロードされるということ
ハイド:一回余分に撃てるのね
GM:その通り!
サジョウ:ハーくんえらい!かしこい!
ハイド:じゃあ使っちゃうかー!
GM:やりな!
ハイド:《コンセントレイト:ハヌマーン3》《音速攻撃5》《獅子奮迅1》《クロックアップ1》
ハイド:侵食値を+で4
ハイド:うおー、死ねーー!!
ハイド:11dx7
DoubleCross : (11R10[7]) → 10[2,2,3,3,3,4,6,6,6,6,9]+3[3] → 13

GM:出目!!!
ハイド:なんか、その、あまりこう
熊埜御堂 奈津比古:だ…ダイス神……!
ハイド:俺はダイスなんざ信じねえ!!
サジョウ:慰めよしよし準備よし!
”バイツ”:バイツどもは回避!
”バイツ”:がんばるなよ!!
”バイツ”:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,6,9,10]+6[6] → 16

”バイツ”:……
ハイド:ぐえー
”バイツ”:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[4,7,10,10]+10[1,10]+4[4] → 24

”バイツ”:…………。
ハイド:オヒョー
熊埜御堂 奈津比古:www
熊埜御堂 奈津比古:うぉい!!!
熊埜御堂 奈津比古:お前らただのチンピラじゃねぇのかよ!!!
サジョウ:うっそだろ
サジョウ:バイツが潰れない理由分かった…!
”バイツ”:えー
”バイツ”:私のウィンドウではなんらかの霊障により
”バイツ”:ダイスが出ていないので
”バイツ”:ガードにします
”バイツ”:ダメージ来い!!!!!!
ハイド:接待が……
”バイツ”:なんのことかな
ハイド:よ、よし、いくぜ!
GM:(命中出目1/10+1)d10+武器攻撃力+エフェクト補正!
GM:2d10+2+5ということになるかな
ハイド:これむーちゃんのやつで増えてるんでしたけ
GM:そう!
サジョウ:そうだよ♪おぼえてて偉いね♪
GM:更に6d10も増えちゃう!
熊埜御堂 奈津比古:なんてことだ…
ハイド:8d10+7
DoubleCross : (8D10+7) → 56[3,10,8,5,10,4,6,10]+7 → 63

ハイド:こうじゃ
GM:ダメージが死ぬほど高い!
GM:2倍くらいの数値でオーバーキルされます
サジョウ:これシミになってない?
熊埜御堂 奈津比古:凄い出目だ
ハイド:下駄履かせてもらってんだ、決めるぜ!!
GM
ハイド
5m
サジョウ、熊埜御堂
5m
バイツ3.4

GM: 

”バイツ”:「くそっ、くそがァ」
”バイツ”:「ガキに、女が!舐めんじゃねえ!」
”バイツ”:「ぶち殺してXXしてXXして……クソがァ!」
”バイツ”:鎖に繋がれたままもがき続け、血走った目を見開く
ハイド:そこへちょうど、銃弾の雨を掻い潜ってきたハイドが躍りかかる
ハイド:着地、目と鼻の先の位置
”バイツ”:「ッ!?」
ハイド:「なぁ」
ハイド:「ボウリングってこうやって直接いってピン倒せばよ、ぜってーストライクだよな」
ハイド:シャカリ、と袖から金属製の棒が滑り出る
”バイツ”:「や、やめろやめろ!やめろッ!」
”バイツ”:「やめろッ!こらァーーーッ!!」
ハイド:トンファーのような形状、ハイドが「撃鉄」と呼ぶそれは
ハイド:『あのさ、コツがあんのよ』
ハイド:『こうビャーと行って、空気の壁?みたいなのをぶち破ると』
ハイド:『爆発すんのさ』
ハイド:そうとしか形容できない、大型の拳銃を放ったかのような音が炸裂する
ハイド:「俺に、装填はいらねぇぜ!」
ハイド:――連打――連打――連打!!
ハイド:崩れ落ちる男の向こうに、もうひとり
ハイド:お前も、ついでだ
ハイド:「た、ば、れ、よ!!」
ハイド:目にも留まらぬスピードで飛び込むと、勢いそのままに猛烈な連撃を叩き込む
”バイツ”:「が」
”バイツ”:「ごッ、は……!」
”バイツ”:右へ左へ、連打の衝撃に揺られ
ハイド:「っは!!」
ハイド:「殺しゃあしねぇよ、だがな」
ハイド:「ベッドの上で死んだほうがマシだってくらい、苦しんでもらおうじゃねえかよ!」
ハイド:爆音と共に腕を振り切る
ハイド:「っちょう上がりっ……とな!」
”バイツ”:バゴォン!!
”バイツ”:炸裂音とともに鎖が引きちぎれ
”バイツ”:ボーリングのレーンの上を滑って吹っ飛んでいく!
”バイツ”:がしゃあん!
”バイツ”:レールに当たって停止!
”バイツ”:「ぐ、へ……あ……!」
”バイツ”:Wストライク!
ハイド:「ハイスコアだぜクソ野郎」

GM:――1ラウンド目終了!
GM:クリンナッププロセスで……
”バイツ”:「ひ、ひぃ」
”バイツ”:「勘弁してくれ!喋る!なんでも喋るよォ!!」
”バイツ”:銃を捨てて、残りの若者たちも両手を上げる。
GM:戦闘終了だ。
GM:---
ハイド:お、終わった!
GM:というところでこのシーンは終了。
GM:次なる情報収集へと進めます
GM:ロイスと購入が可能!
熊埜御堂 奈津比古:ロイスは保留で!
サジョウ:同じくロイス保留!
熊埜御堂 奈津比古:ブルーゲイルにでも挑戦しようかしら
熊埜御堂 奈津比古:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 9[6,7,9]+2 → 11

熊埜御堂 奈津比古:無理!以上!
GM:ブルーゲイルはルルブ2のアイテム欄にある!
GM:今回の戦闘でも感じたと思われるが
GM:このゲーム!行動値はなかなか重要!
サジョウ:チンピラに先手を打たれてしまったものな…
GM:それをセットアップの使用で+5も誤魔化してくれる
GM:かなり優秀なアイテムなのだ
熊埜御堂 奈津比古:そう、これも取り敢えずで持ってて損は無いアイテム!
サジョウ:とはいえ20か…中々の高級品
ハイド:ほぁー、お高い
サジョウ:自分用ボデマに挑戦しておくか…
サジョウ:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 8[3,3,5,7,8]+1 → 9

サジョウ:何とか買える…買っとくかな
サジョウ:財産を4から1にしてボデマ購入!装着!
GM:大盤振る舞い姐さん!
GM:本来はここで応急手当も使ってもらうはずだったのだが
サジョウ:怪我した人ー
GM:ダメージ1点も入ってないんだよな
GM:なんなんだこいつら
サジョウ:スン…
ハイド:ぴんぴんしてるぜ
GM:ハイドくんはどうするかね
GM:購入チャンスは残っているぞ
ハイド:なんかこう微妙に何を買うのか困る感じだな
GM:そうだね!
GM:装備は整ってるので何かのイベントでダメージを受けるのを警戒するなら追加の応急
GM:もしくはダメ元でブルーゲイルってとこかな
ハイド:ぶるげーいるはぜってー無理!
ハイド:念の為の応急追加で買っとくぜー
サジョウ:応急があまってもユリちゃんが膝とかすりむいてるかもしれないもんね…
ハイド:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 6[3,3,6] → 6

ハイド:お小遣いたりなかった
熊埜御堂 奈津比古:泣くな…少年…
GM:かわいいね

ミドル:4

GM:では次のシーン!
GM:とっちめた奴らに色々吐かせろ!
GM:続・情報収集、指定シーンプレイヤーは熊埜御堂さん
GM:ほか全員登場可能です
GM:登場したいものは侵蝕振りな!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+7(1D10->7)した(侵蝕値:67->74)
サジョウ:情報集めは念のため手伝ってその次休むかな…限界だろう
サジョウ:91+1d10
DoubleCross : (91+1D10) → 91+1[1] → 92

サジョウ:期待に応えてくれるダイス…
ハイド:出るぜ!
ハイド:1d10+73
DoubleCross : (1D10+73) → 6[6]+73 → 79

GM:---
GM:では項目は以下!
GM
【失踪事件の真相1】
情報:UGN/裏社会
難易度:11

GM
【失踪事件の真相2】
情報:裏社会/裏社会
難易度:14

GM:この2つ!やってみな!
熊埜御堂 奈津比古:では失踪事件の真相1をUGNで判定します
熊埜御堂 奈津比古:コネ使ってダイス+2!
熊埜御堂 奈津比古:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[2,3,4,8,9]+1 → 10

熊埜御堂 奈津比古:財産点1使ってクリア!
GM:強いな…!
GM:では突破!
GM:残る2はどうする!
ハイド:じゃあこっちは2に
サジョウ:がんばえー
ハイド:ベーシックリサーチを使用するぜ!
ハイド:これで侵食値が81に
ハイド:ダイスも増えるのかな
GM:ボーナスの適応は
GM:メジャーアクション処理の後!
GM:なのでこの場合は+1までですね
ハイド:了解!
サジョウ:そういえばハーくんは変異種だからクロックアップが絡まないとダイスが一つ減るという結構嫌なデメリットもあったな…
ハイド:じゃあ合計6dxだ
GM:あ!!
GM:1番大事なこと!言うの忘れてた!
GM:ベーシックリサーチ最大の利点は
GM:コンセントレイトを組み合わせられること!
熊埜御堂 奈津比古:その通り!
サジョウ:繋いでくれるからコンセントって名前がつくんだもんねぇ
ハイド:はー、なるほど
GM:そうかな…??
GM:そうかも……
GM:83まで上げてもよければ数字が跳ねる可能性がかなり高くなるぞ!
GM:あと2は噂話あるので
GM:ハイドくんは補正+1をつけられますね
ハイド:6dx7+1,こうじゃな!
GM:その通り!
ハイド:いくぜー
ハイド:6dx7+1
DoubleCross : (6R10+1[7]) → 10[2,7,7,8,8,9]+10[2,4,5,6,7]+3[3]+1 → 24

ハイド:急にどうした
熊埜御堂 奈津比古:いいぞ!
GM:爆ハネ
サジョウ:よほどWストライクが強烈だったと見える。
GM:拷問が上手い
ハイド:「俺は耳がいいからよ、どうしたら喋りたくなるか聞くのも上手いわけよ」
GM:では情報開示!

GM:【失踪事件の真相1】
GM:”バイツ”はFHの実質的な傘下となり横流しされる様々な装備、情報の見返りとして
GM:レネゲイド素養のあると見込まれた人物を拉致し、彼らに明け渡す『上納』を行っていた。
GM:選ばれる人間は大きな騒ぎになりにくい身寄りのない者が優先的に選ばれ
GM:その情報については『スカウト』と呼ばれる、FHにも”バイツ”にも属さない人物が関与しているという。

GM:【失踪事件の真相2】
GM:”バイツ”の拉致するターゲットを選別する『スカウト』の正体は彼ら自身にも不明。
GM:決して顔は見せず、声も聞かせず、FHを経由して情報だけを送ってくるらしい。
GM:毛髪や指紋などからDNAを採取し、レネゲイド素養のある人間を判別、リストアップしているようだ。
GM:ターゲットとなっている裏町の人間たちに対して
GM:物理的、情報的によほど近い人間でなければ、不可能な方法とも言えるだろう。

GM:”バイツ”たちが拉致した人々を運び込む港の倉庫に向かうことが出来るようになりました。
GM:クライマックスへと進行が可能です。
GM:以上!
GM:---
GM:第10地区・ボーリング場
GM:---
GM:拘束され、戦意を喪失した”バイツ”の構成員たちが
GM:情けない顔で君たちを見上げている。
”バイツ”:「へへ、へ」
”バイツ”:「いや、なんつーか」
”バイツ”:「俺たちはさ、やれって頼まれただけで」
”バイツ”:「悪くね―っつーか、さ。わかるだろ?」
”バイツ”:ヘラヘラとして笑みを浮かべる
ハイド:「ああそうかい」
ハイド:「じゃあ俺からも頼まれてくんねえ?」
”バイツ”:「あ?な、なんだよ」
ハイド:「死ねよ」
”バイツ”:「えっ……」
ハイド:「あ”?なんだ?聞いてりゃよ?手伝ってやろうか?人間が死ぬのって案外たいへんだって聞くぜ??」
ハイド:「頼み事聞き上手のお前らならやってくれんだろ??」
”バイツ”:「ひっ、ひぃいっ!」
”バイツ”:その目を覗き込んで、背筋を震わせる
”バイツ”:「おい誰か!こいつ止めろ!」
熊埜御堂 奈津比古:「……はぁ」ポカン、とその頭を叩く
ハイド:「でっ」
ハイド:「なんすかこんなん軽いジョークじゃねえっすか」
ハイド:「まあそれがほんとにジョークになるかどうかはあんたらに掛かってるんですけどね」
ハイド:その目は笑っていない
熊埜御堂 奈津比古:「ジョークじゃ済まねぇだろその顔は」
ハイド:「えー、あーーー?俺今そんなん??」
ハイド:スマホのカメラを取り出して「あーー?」とか言ってる
サジョウ:「……はは、身近な人間じゃなくてもわかる嘘ですね…ねぇ君達もわかるでしょ?」バイツ達に
サジョウ:「正直ね、同じ気持ちですよ…お座りでも伏せでもない、死ね、その命令を一番教え込みたいよ」
”バイツ”:「う、ぐ」
熊埜御堂 奈津比古:「……いいか、てめぇらが悪いだの悪くねぇだのはどうでもいいんだよこっちは」
熊埜御堂 奈津比古:「俺達は聞きたい事聞くだけだ。お前らは正直に答えろ」
熊埜御堂 奈津比古:「楽しくお喋りしようぜ?なんせ俺達の貸し切りなんだからよ」悪い顔
”バイツ”:君たちの剣幕に意気消沈したように
”バイツ”:ぐったりと項垂れ、事情を話す。
GM:FHとの繋がり、『スカウト』の存在、被害者が運び込まれるのは港の倉庫。
GM:明け方までには、密航船で関西のどこかへと運ばれるらしい。
GM:行き先は彼らも知らない。
熊埜御堂 奈津比古:その話を聞いて
熊埜御堂 奈津比古:「つまり、てめぇらが付けてるその洒落たマスクだの、銃だのの見返りに人攫ってたって訳か」
ハイド:「そんなやつがいやがんのか、まったく大胆なこったな」
ハイド:「この街にゃぜってー敵に回したくねえって人が軽く数えただけでダースでいんだぞ、どんな心臓してんだよそいつ」
ハイド:「でもまー、そいつの暗躍も今日までってこったな」
サジョウ:「船ですか……早めに聞けて良かったですね、まったく」
熊埜御堂 奈津比古:「…目的は分かった。場所も分かった。後の問題はその”スカウト”って奴だ」
サジョウ:「スカウトね…髪の毛や指紋っていうと……中々とれるもんじゃないですよねぇ…」
サジョウ:「医者とか……あるいは……」
サジョウ:(より身近にいて、DNAや個人情報が手に入りやすい存在)
ハイド:「……」
熊埜御堂 奈津比古:「こいつをどうにかしない限り、この場を凌いでも意味がない訳だが」
熊埜御堂 奈津比古:「……心当たりでもあんのか?」サジョウさんに
サジョウ:「いやぁ、私も取りたてなんて仕事やってますが、知らない人のそんなものまで取るなんて難しいですからねぇ…」
熊埜御堂 奈津比古:「知らない人のは……そりゃあそうだろうな」
ハイド:「知ってりゃ、そう難しいことじゃあねえってわけだ」
ハイド:「そのスカウトってのは仕事柄、そりゃ、顔が広いんだろうな」
ハイド:「知ってる顔にかち合う覚悟も……決めときゃなんねえって、わけだ」
熊埜御堂 奈津比古:「……」
サジョウ:「……はは、それは…まぁ……ねぇ」
サジョウ:「ハイド君にとっては、みんな、友達、お兄ちゃん、お姉ちゃん。身内の裏切りなんて考えたくはないですけどねぇ……」
サジョウ:「ただ、普通に暮らしてた人を、ユリちゃんを巻き込むのは……はは、もう、身内ではない、と割り切るしかないですね」
ハイド:(わかってる……例え誰であろうと……)
ハイド:(つまんねえ情なんかに足引っ張られて……破滅してった奴なんざいくらでも見てきた)
GM:熊埜御堂さんの携帯に連絡が入る
GM:”バイツ”の勾留も含め、この場の処理はUGNに任せられそうだ。
熊埜御堂 奈津比古:「あ?」ポケットから携帯を取り出して
熊埜御堂 奈津比古:着信に応じる
熊埜御堂 奈津比古:「……ああ。分かった。なら任せる」通話を切って
熊埜御堂 奈津比古:「おーい貸し切りタイムは終わりだクソガキ共!」
熊埜御堂 奈津比古:「向かうぞ、港の倉庫に」
ハイド:「おうよ……」
”バイツ”:「う……ぐぅう……」
”バイツ”:がっくりと項垂れ、観念。
サジョウ:「……ん、そうですね…」
サジョウ:港の倉庫で誰と出会うのか、一抹の不安を抱きながら、小さくうなだれるバイツを眺める。
サジョウ:(嫌な想像して、うなだれたいのはこっちも同じなんですけどねぇ…はぁ、お姉ちゃんだしなぁ…)
ハイド:「俺ちょっと自販機行ってくるわ」
ハイド:そう言ってハイドはひらひらと手を振りながら店の外へと消える
熊埜御堂 奈津比古:「……」その背中を見送ると、足を止めて
熊埜御堂 奈津比古:「鎖錠」
熊埜御堂 奈津比古:「何個か聞きたい事がある。いいか?」
サジョウ:「はーい、気を付けて~」と手を振った後、同じく足を止め
サジョウ:「どうしました?二人きりになりたそうな雰囲気をさっきから」
サジョウ:「ははぁ、さてはご褒美が欲しい……♪」
サジョウ:「なわけないですしねぇ、はは……密談ですか?」
熊埜御堂 奈津比古:「そんな所だ。ハイドについてな、これでも大人だからよ、面と向かっては聞き辛ぇんだ」
サジョウ:「ハーくんのことですか…まぁあの子も色々やってるんですべては知りませんが…どうぞ?」
熊埜御堂 奈津比古:「あれ、ハイドってのは本名か?」
サジョウ:「この町で愛されているハーくん…という意味では…本当の名前だとは思うんですけどねぇ」
サジョウ:「両親から名付けられた名前…という意味では、違うでしょうねぇ」
サジョウ:「あの子…捨てられて……いや、この町が親、って子ですから」
熊埜御堂 奈津比古:「……物心ついた時から、ってやつか」
サジョウ:「はは、ほんとぎゃあぎゃあ泣いてて、どんな動物よりもかわいかったですよ」
サジョウ:「私も泣いてるのをあやすのをこのぐらいのときにしてました」
サジョウ:と、小さい女の子の背丈をジェスチャーで表現し
熊埜御堂 奈津比古:「お前も……」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ、いや。悪い。余計な詮索だった」
サジョウ:「やぁやぁ、エージェントさんが悪い女性に興味がわいちゃいました?」
サジョウ:くす、と笑う
熊埜御堂 奈津比古:「クッ……この野郎!年上からかってんじゃねぇよ!」
サジョウ:「可愛いものに上下はないんですがね…ふふ、失礼……」
熊埜御堂 奈津比古:「はぁ……で?あいつ、昔っからああなのか?」時折見せる苛烈さについて聞いている
サジョウ:「んー……まぁ、そうかなとは思いますけど……ここ、ガラ悪い子多いですから?とはいえ…」
サジョウ:「私が言うのもなんですけど…兄貴って慕ってる、良くない輩とかとも仲良くしてるんで、その辺もあるんですかねぇ…」
熊埜御堂 奈津比古:「そりゃあ…」
熊埜御堂 奈津比古:「あの”メゾ”ってのとはまた別なのか?」
サジョウ:「んー、こう……なんか、うさんくささが違いますよね」
サジョウ:「南極とか、北極がどうとか……」
サジョウ:「お金も中抜きして少ないお小遣いでやりくりしてるみたいですし…」
サジョウ:「私だったらちゃんと小屋も与えてぬくぬくと飼ってあげるのに……もうなんであんなのを慕うんですかねぇ!?」
熊埜御堂 奈津比古:「もう分かんねぇよ」
熊埜御堂 奈津比古:「…ガキの考える事なんか、もう分かんねぇよ」
熊埜御堂 奈津比古:「ただ、憧れるって事はそいつにとっての”ヒーロー”って事だ」
熊埜御堂 奈津比古:「外野がとやかく言う事じゃねぇ」
サジョウ:「……ヒーロー、ですか」
サジョウ:「私としては、その辺ひっくるめて、守ってあげたくなるハーくんも好きなんですけどねぇ……」
サジョウ:「弟離れしろってことなんですかね……やなことばかり続きますね……まったく」
熊埜御堂 奈津比古:「……しかし」
熊埜御堂 奈津比古:「”うさんくささが”ねぇ……」
熊埜御堂 奈津比古:「最後の質問だ」
サジョウ:「はいな」
熊埜御堂 奈津比古:「もし、お前の…いや、お前らの予想が当たってるとして」
熊埜御堂 奈津比古:「ハイドがまともに向き合えるのか…お前はどう思う?」
サジョウ:「……」
サジョウ:にやけた笑いを止めて、真顔で考えこむ。
サジョウ:「きっと今も自販機の前で悩んで、悩んで、対峙した時も悩んで…そして、やるときはやるでしょうね」
熊埜御堂 奈津比古:「…それが、ずっとあのガキを見てきたお前の答えか」
サジョウ:「ハーくんは、かわいくて、笑ってて、この町の皆の子が大好きなのは本当です」
サジョウ:「でも根っこにある…なんでしょうね…冷たい部分は…間違いなく、'私側'…えぇ、私よりもしっかりしたモンだと思ってます」
熊埜御堂 奈津比古:「……」
熊埜御堂 奈津比古:「不思議なもんだな」
熊埜御堂 奈津比古:「ちゃんと親の元に生まれて、正式な家族として生きてきた連中よりも」
熊埜御堂 奈津比古:「てめぇらの方がよっぽど家族らしい」
サジョウ:にへ、と緩く笑みを作って「……ははぁ、そう言ってもらえると……お姉ちゃんしててよかったって思いますよ」
熊埜御堂 奈津比古:「マジで言ってんだよ」
熊埜御堂 奈津比古:「家族から逃げた俺なんかよりも、よっぽど立派だ。アホらしい話だがな」
サジョウ:「ふぅん、UGNの方にも、いろいろあるわけですね……」
サジョウ:「貴方も、少しの付き合いとはいえハーくんのこと気にかけて……一緒に頑張ってきたんです」
サジョウ:「正直、家族になれると思ってますよ?きっと、ハーくんも……ねぇ、クマお兄ちゃん♪」
熊埜御堂 奈津比古:「い゛い゛い゛い゛」身を抱えるような動き
サジョウ:「うぅわ、無敵のガードがこうも容易く」
熊埜御堂 奈津比古:「弟にだって”お兄ちゃん”とか呼ばれたことねぇんだぞ…!呼んで欲しくもねぇけど…!」
サジョウ:「……はは、まぁ私がお兄ちゃんと呼ぶのは嫌ならやめるとして…」
サジョウ:「家族の件、少しは考えといてくださいよ」
サジョウ:「あの子、今日誕生日なんで……ユリちゃんと、私とハーくんと……家族でゆるり、お祝いするんですよ」
熊埜御堂 奈津比古:「……」
熊埜御堂 奈津比古:「……考えるだけだぞ」
サジョウ:「えぇ、前向きなご検討を」
サジョウ:「はは、家族が増えたら…あとで…ケーキを買い足しにいかないとですね」
熊埜御堂 奈津比古:「口の減らねぇ女……まぁ、とにかくだ」
熊埜御堂 奈津比古:「今この場で、頼る先のねぇ姉ってのはめんどくせぇだろ」
熊埜御堂 奈津比古:「何かあれば俺に言え。それこそ、”ハイドのタガが外れちまった時”とかな」
熊埜御堂 奈津比古:「もしそうなったら、死んでも俺が止めてやる…まぁ、そんなもん無ぇんだろうが」
熊埜御堂 奈津比古:「後ろが居ないのと、居るのが分かってんのとじゃ気の持ちようが違うだろ」
サジョウ:笑顔の裏に隠していた不安を、見透かされたかのような、その言葉に
サジョウ:「……えぇ、本当に、頼りにさせていただきますよ……私では、止められないですから」
サジョウ:(はは、ハーくんがお兄ちゃんを見つけた時って……こんな感じなのかなぁ)
サジョウ:深々と頭をさげ、敬意を
サジョウ:「私も安心してユリちゃんを助けるのに専念できそうです」
熊埜御堂 奈津比古:「頭なんか下げんなよ、一々。こっちは好きで正義の味方やってんだ」
熊埜御堂 奈津比古:「図々しくしてりゃいいんだよ」
サジョウ:「そうですか……では」
サジョウ:「……ちゃんと止めていただけたら、はい♪それはもう…格別なよしよしと、ご褒美を♪」
サジョウ:「えぇ、正義の味方にもゆとりは必要ですよ……はは、それはもう気持ちよくして差し上げましょう。ためします?」
熊埜御堂 奈津比古:「……」
熊埜御堂 奈津比古:ハイドがやられていたことを思い出す
熊埜御堂 奈津比古:「要らんわ!!おら行くぞ!!今のは聞かなかったことにしてやる!!」そういうとズカズカと歩を進め…
サジョウ:「あはは、ハーくんがいつ戻るともわかりませんしねぇ…」 へらへらと笑い、後ろをてってこついて歩き
熊埜御堂 奈津比古:途中で止まって、振り返る
熊埜御堂 奈津比古:「ああ、あと!」
熊埜御堂 奈津比古:「ケーキ買い足すならスリーウェイのやつだ!!分かったかこら!!」
熊埜御堂 奈津比古:「おすすめはチーズケーキ!」
サジョウ:「……」
サジョウ:「クマさんも妙なこだわりがありますねぇ…やぁやぁ 了解です了解です」
熊埜御堂 奈津比古:「よし、分かりゃいいんだ。分かりゃ」
サジョウ:「ちなみにチーズケーキというと…ずっと家にいて食事が出されるとしたら三食それでいいぐらいですか?」
サジョウ:「やぁやぁ? ねぇ歩くの早くないですか? ねーぇー?」
GM:---
GM:シーン終了、ロイス取得のみ可能です。
熊埜御堂 奈津比古:ロイス保留!以上!
ハイド:なしなし
サジョウ:じゃぁ…メゾに P:弟の友達/ N:疑念 〇

クライマックス

GM:ではクライマックスシーン!
GM:全員登場だ!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+1(1D10->1)した(侵蝕値:74->75)
サジョウ:1d10+92
DoubleCross : (1D10+92) → 4[4]+92 → 96

ハイド:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 4[4]+83 → 87

GM:---
GM:第10地区・埠頭
GM:---
GM:金色の月の影が波間に漂う真夜中の埠頭。
GM:ニコニコとしたどこか作り物っぽい笑みを浮かべた痩せぎすの男が手を打ち鳴らしている。
FHエージェント:「はいはいはいはい」
FHエージェント:「皆さんチャキチャキ動いてくださいね―」
FHエージェント:「すっとろい事してると、皆さんも船に乗せてしまいますよ?オッホッホッホ」
GM:周囲に動いているのは
GM:対ワーディングマスクを装備した若者たち、”バイツ”のメンバーだ。
GM:真っ黒な死体袋をそれぞれに担ぎ上げ
GM:偽装した貨物船への出入りを繰り返している。
GM:袋は時々もぞもぞと動いている。中に入っているのは生きた人間だ。
FHエージェント:「しかし、ねえ。こんな形でUGNに嗅ぎつけられるとは」
FHエージェント:「追いかけてきているの、同じお店の人なんですって?『スカウト』さん」
FHエージェント:闇の中へ振り返る
メゾ:「……」
メゾ:逆立てた髪を赤毛に染めた、シャープな印象の男。
メゾ:”ロイヤル・フォー”のメゾが姿を表す。
メゾ:「ああ、分かってんだよ」
メゾ:「……ケジメは、つける」
FHエージェント:「オッホッホッホ」
FHエージェント:「期待しましょう」
FHエージェント:「ハイ!チャキチャキうごーく!」
GM:手を打ち鳴らす音が埠頭に響く
GM:そこへ近づいてくる人影がある。
GM:PCたちの登場です。
FHエージェント:「オッホッホッホ、これはこれは困りました」
FHエージェント:「間に合ってしまったようですねえ」
熊埜御堂 奈津比古:「当り前だろ。間に合うように動いたんだからよ」
ハイド:「ウィース、夜分遅くまでお仕事、ご苦労さーん!」
ハイド:「ねぎらいに来てやったぞ、オラ」
サジョウ:「ハイハイちゃきちゃき動くのやめー、待てですよ待て…できますか?」
FHエージェント:「元気のいい子供たちですねえ」
FHエージェント:「とても嫌いなタイプです。オッホッホッホ」
メゾ:「……ハイド」
メゾ:ポケットに手を突っ込み
メゾ:ため息交じりに君たちを見つめる
サジョウ:「……なんでこう、この町で楽しく穏やか…とはいかないまでもそれなりに暮らす。ってわけにいかないんでしょうねぇ…」
サジョウ:「噛み癖のあるその辺の子達みたいに、貴方も力ではしゃぎたい考え無しのバカ…には見えなかったんですけどねぇ、はは…」
ハイド:「ゾッくん、こんなことまでやらにゃあならないだなんて、バンド活動も楽じゃねえんですね」
メゾ:「ハ……まあな」
ハイド:「水臭いなあ、俺に相談してくれればよかったのに」
ハイド:「そしたらよ、こんなことになる前に、ぶちのめしてやったのになぁ!」
メゾ:「……」
ハイド:「わかってんだろ、もう俺なんぞに尻尾掴まれた次点で一部の連中は気づいてるぞ」
ハイド:「終わりだよ終わり、あんた、地球の裏まで逃げたって無駄だ、南極行くようなやつだっているんだぜ」
メゾ:「なあ、ハイド」
ハイド:「あ??」
メゾ:「それはお前、縛られてるだけなんじゃねえのか?」
メゾ:「街の連中は、絆だのなんだの、建前抜かしてるけどよぉ」
メゾ:「なんでこんなドブ臭いところに産まれてまで」
メゾ:「他人様の面倒見なきゃいけねえんだ?」
メゾ:「……この街のそこかしこで、こんな事は当たり前に起きてんだぜ?」
メゾ:ぐるりと周囲に首を回す
メゾ:「だったら、俺たちが奪う側に回っても」
メゾ:「一緒だろ、なんにも変わりゃしねえ」
ハイド:「はーーーーー?」
ハイド:「何を言い出すかと思ったらよぉ」
ハイド:「結局”駄々こねてる”だけかよ、クソだっせぇ」
メゾ:「ほざいてんじゃねえ、俺は現実の話をしてんだよ」
メゾ:「FHの連中は羽振りがいいぜ」
メゾ:「食うにも困らねえ」
メゾ:「夢だって……追いかけられる」
ハイド:「縛られてるだぁ?今のてめぇは自由なつもりかよ」
メゾ:「自由さ!」
メゾ:「俺はこのクソくだらねえ街から」
メゾ:「こうして自由になったんだ!」
ハイド:「ほんとにそうか?」
ハイド:「なんとこっちの首輪は純金製ですよぉってニコニコ尻尾振ってるだけじゃねえか、鏡持ってねぇのかよカリスマホストさんがよぉ」
メゾ:「……」
ハイド:「縛られてる?この街のそこかしこで当たり前に起きてるぁ?」
ハイド:「んなのここに住んでるなら幼稚園児だって知ってることだろうがよ」
ハイド:「だからよ、必要なんじゃねえかよ、夢がよ、夢ってやつがよ」
ハイド:「あんたはそれに後ろ足で砂かけた、”終い”だよ」
ハイド:「俺はよ、やるぜ、正面からな」
ハイド:「まっとーに働いてよ、全部全部、最後にゃ兄貴だってぶち倒してよぉ」
メゾ:「それなら、なおさらだろうが、なあ」
メゾ:「お前にも夢があるっつーなら」
メゾ:「こっちならやり直せるぜ、戸籍だって買える」
メゾ:「やり直したくねえのかよ、ハイド」
メゾ:「……生まれ変われるんだぞ?」
ハイド:「やり直すだぁ???やってんだろうが!俺は!今!今も!!」
ハイド:「眼球ついてんのかよ!!」
ハイド:「もう一度言わねぇとわかんねぇのか?だから駄々こねてんだよ、お前は」
メゾ:「誰が……てめえ……!」
ハイド:「その結果やることがこれだ、自分よりよえーやつ踏みつけにして」
ハイド:「俺がぶちのめす予定の奴らとなんら変わんねえ」
ハイド:「生まれ変わるだやり直すだ言ってよ」
ハイド:「結局この街の悪いとこにだけ飲まれてんじゃねえか」
メゾ:「!」
ハイド:「俺は違う俺は違うってツラしてよ」
ハイド:「ケケケ、お似合いじゃね~か!てめぇの大嫌いな連中とよぉ!」
メゾ:「黙れ」
メゾ:「黙れ黙れ!黙れってんだよ!!」
メゾ:「同じで何が悪い!結局世の中そうやって出来てんだ!」
メゾ:「なんにも知らね―癖に……!ガキが!」
ハイド:「出来てねえよ」
ハイド:「出来てねえって言ってんだよ」
ハイド:「俺がよ、証明してやるよ、そのために毎日まっとーによぉ」
ハイド:「ひとつずつ、”俺だけのもの”を捕まえてよぉ」
ハイド:「なぁ、俺は誕生日を手に入れたぜ」
メゾ:「ああ……?」
ハイド:「俺の、俺だけの誕生日だ、昨日の俺にはなかったものだ」
ハイド:「つまり今の俺は昨日の俺より100倍強え」
メゾ:「……」
メゾ:そのまっすぐこちらを見据える目に
メゾ:苛立ちを隠さず首を振ってガシガシと頭をかく
ハイド:「これから先どんだけ強くなっていっちまうんだろうな」
ハイド:「お前に近くで見せてやれねえのが残念でならねぇぜ」
メゾ:「ああ、ああ」
メゾ:「くそったれが……バカとは話が噛み合わねえ」
メゾ:「ぶっ潰してやるよ、ハイド」
メゾ:「てめーも俺の踏み台のひとつにしてやる!」
ハイド:「はぁ……一応あんたにゃ恩義があるからな」
ハイド:すっと目を細める、袖からしゃかりと滑り出る撃鉄
ハイド:「連中に100ぺん死んだほうがマシだって目に合わされる前に優しい俺が引導渡してやらあ」
FHエージェント:ぱちぱちと手を打ち鳴らす
FHエージェント:「オッホッホッホ」
FHエージェント:「青臭いディベート、結構なことですねえ」
FHエージェント:「要するに皆さんがお探しになっているのは」
FHエージェント:ずる、と足元の死体袋から髪を掴んで引きずり出す
浅川優李阿:「う……あ……?」
浅川優李阿:目つきは朦朧としている
浅川優李阿:薬品をかがされているらしい
FHエージェント:「この方でしょう?」
ハイド:「てめぇは……100ぺん殺す……」
ハイド:獰猛な笑みを見せるハイド
FHエージェント:「いえ!いえいえ!」
FHエージェント:「待ってください!殺すなんて物騒な」
FHエージェント:「彼女は無事です、今は少し夢見心地ですが」
FHエージェント:「ここで回れ右していただけるなら」
FHエージェント:「このまま引き渡しても……どうです?」
ハイド:「あ?いいぜまけといてやるよ、ユリちゃんまだ生きてることに免じてな、99回でよ」
FHエージェント:「おやおや……」
FHエージェント:「ではそちらのお二方は?」
FHエージェント:「穏便に事を運びませんか?オッホッホッホ」
サジョウ:「ハッハッハ」
サジョウ:「あぁ、下手に知恵を付けた畜生が 全く可愛くないですね」
サジョウ:「まだ自分だけは安全圏だとでも思ってんのか?」
サジョウ:「もうとうにその線は過ぎてんですよ……シマ荒して、ユリちゃんに、カタギに手ぇ出して」
サジョウ:「腹ァ、括ってください」
サジョウ:ちゃりちゃり、と鎖を出しピンと張る
サジョウ:「えぇ、首の方は責任もって、こちらで括ってやりましょう」
FHエージェント:「……ふぅーむ」
FHエージェント:「血の気が多い、やはりゴミ溜めの住人ですね」
FHエージェント:「ねえ、言って聞かせてあげてくれませんか。アナタ」
FHエージェント:熊埜御堂さんの方を見る
熊埜御堂 奈津比古:その言葉に耳を貸すわけでもなく
熊埜御堂 奈津比古:「ハイド」
熊埜御堂 奈津比古:「やれるか」
ハイド:「やって……見せてやるよ」
ハイド:「俺はやらにゃあならないんだ」
ハイド:「証明してやる……これは前哨戦だ」
熊埜御堂 奈津比古:「っつー訳だ。悪いが、今回のクライアントはこいつらなんでな」
熊埜御堂 奈津比古:「そもそも」
熊埜御堂 奈津比古:「こいつらが言って聞かせられる奴なら、今ここに居る訳ねぇだろ。違うか?」メゾの方を見て
メゾ:「……ちッ」
メゾ:忌々しげに舌打ちする
FHエージェント:「オッホッホッホ!!」
FHエージェント:「ほんとに話が通じませんねえ」
FHエージェント:「ま、ま、いいでしょう」
FHエージェント:べき べきべきべき
FHエージェント:異様な音を立てて、男の骨格が変貌していく
ハイド:「!?」
サジョウ:「……うわ、あんなのもあるのか」
FHエージェント:その長い手足が引き伸ばされるようにより長く
FHエージェント:異形の巨人へと変貌していく。
熊埜御堂 奈津比古:「…いいかクソガキ共」
熊埜御堂 奈津比古:「最終目的は、あくまで被害者の救出だ」
熊埜御堂 奈津比古:「ここで力を使い果たしてぶっ倒れました、じゃあギャグにもなんねぇぞ」
熊埜御堂 奈津比古:「これは”通過点”だ。そうだろ?」
熊埜御堂 奈津比古:「完璧に勝つぞ」
ハイド:「……わかってるよ」
サジョウ:「えぇ、それははい、当然ですね」
サジョウ:「ご褒美、あげないとですもんねぇ…ははぁ♪」
ハイド:「チーズケーキ、だろ?」
ハイド:ニヤリと笑って、獲物を構える
熊埜御堂 奈津比古:「……ああ」こちらも僅かに歯をのぞかせて笑う
FHエージェント:「”スレンダーマン”です」
”スレンダーマン”:「以後よろしく」
”スレンダーマン”:ブン!!
”スレンダーマン”:がすっ、がっ!!
”スレンダーマン”:長い腕で浅川優李阿を無造作に地面に転がす
浅川優李阿:「うっ……!」
浅川優李阿:額が擦り切れて、血が滲む。
サジョウ:「!」
ハイド:「てめー、やっぱ99は無しだ……」
サジョウ:「……プラス何殺しですかね、あれ」
ハイド:「億だ億、ドリームジャンボだぞ」
サジョウ:「いいですねぇ、乗りました、まぁ向こうが見るのはでっかい悪夢なんですが」
熊埜御堂 奈津比古:「丁度いい、てめぇらはぶっ殺す事だけ考えてろ」
熊埜御堂 奈津比古:「背中は全部、俺が守る」
”スレンダーマン”:「オッホッホッホッホッホッホ」
”スレンダーマン”:「では始めましょうか」
GM:ズォオオッ!!
GM:凶悪なワーディングが空間を満たす

GM:衝動判定のコーナー!
GM:技能:意志の判定で、難易度は9!
GM:失敗すると暴走というリアクション不能状態のデバフを食らって戦闘がスタートしてしまう!
GM:そして成功失敗に関わらず侵蝕点が強制2d10点上昇だ!
サジョウ:精神力の戦いという訳ね!
ハイド:精神dx+意思、で良いんだな!?
熊埜御堂 奈津比古:その通り!
サジョウ:えらい!
GM:わかってきたじゃねえの
GM:ふりな!!
ハイド:ダイス加算を合わせて
ハイド:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 8[1,2,8,8,8]+2 → 10

GM:ダイスボーナスも完璧!
GM:めきめき上達してやがる
サジョウ:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 6[2,2,4,5,6]+1 → 7

サジョウ:ぐえー
サジョウ:まぁ早々回避も出来ないし甘んじて受けておくか
熊埜御堂 奈津比古:私は精神3(起源種なのでダイスボーナス無し)、意志技能2、思い出の一品の効果で補正+1!
熊埜御堂 奈津比古:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 4[2,3,4]+3 → 7

熊埜御堂 奈津比古:お前!!!
GM:な、なっちゃーん!!
サジョウ:ガード役…!
熊埜御堂 奈津比古:タイタス切っていいですか?
GM:そう…せざるを得まい!
GM:ここで!
GM:ロイス昇華について説明します
ハイド:はい!
熊埜御堂 奈津比古:丁度いい機会ですしね
GM:ロイスの効果は大まか4つ!
GM:戦闘不能からの復帰、あらゆるバッドステータスの全解除、判定のダイスを+10個、判定のC値を-1、判定の達成値を後付で+1d10
GM:5つだったわ
サジョウ:1巻のP221を見ると安心だね!
ハイド:おう!
GM:補足助かる!
GM:最もよく使われるのが1番最初の復帰ですが
GM:熊埜御堂さんはこの2番めのバステ解除をここで使いたいというわけですね
GM:それほどカバー役にとっての暴走は致命的なのだ!
ハイド:ふむふむ
熊埜御堂 奈津比古:その通り!
熊埜御堂 奈津比古:暴走の効果は「リアクションが出来なくなる」つまり…
熊埜御堂 奈津比古:ガードもドッジも出来なくなってしまうのだ
サジョウ:ツッコミ役としてのキャラが死ぬ…?
GM:致命的だ
ハイド:おしめぇだ……
熊埜御堂 奈津比古:違うわい!!
GM:ロイス昇華はオートアクションとしていつでも使用できるので
GM:今この瞬間に差し挟んでも問題ありません
GM:では熊埜御堂さん、宣言をどうぞ!
熊埜御堂 奈津比古:という事で
熊埜御堂 奈津比古:”スレンダーマン”に 誠意/〇クソ野郎 でロイス取得して、それを昇華!暴走を解除します
GM:キラシュワー
GM:暴走が治りました
熊埜御堂 奈津比古:で、昇華したロイスはバックトラックで使えなくなってしまうので
熊埜御堂 奈津比古:自分でメモ取ったりするといいぞ
GM:忘れないように使用済みと入れておこうね
ハイド:このタイタスの昇華って一度に使える回数に制限はあるんです?
熊埜御堂 奈津比古:良い質問!
サジョウ:戦いのセンスがありますね…
熊埜御堂 奈津比古:そうですね、同じタイミングで何度使っても大丈夫ですが
熊埜御堂 奈津比古:「一つのロイスにつき発動する効果は一つ」なので
熊埜御堂 奈津比古:使いすぎると、バックトラックで泣きを見る羽目になる…かもしれない!
サジョウ:そして皆の命綱リザレクトは…侵食が100パーセントを超えると使えなくなり、タイタスでの復活しか道はない!
ハイド:理解したぜ!
GM:絆こそが文字通りの生命線なのだ
GM:ロイスは最終侵蝕値を低下させる効果があるので
GM:キャラロストを免れるかどうかもすべて残ロイス数にかかっている!
GM:大体100+残りロイス数*10~15くらいが危険ライン
GM:侵蝕140、ロイス残り3つとかになってくると中々危ない
熊埜御堂 奈津比古:その緊張感を一気に上げるのが、侵蝕率を2d10も上げる衝動判定という訳ですね
GM:そういうこと!
GM:失敗したサジョウちゃんは大人しく暴走を受けな!
サジョウ:うおー!すべてを撫でる!
GM:成功したハイドくんは大無罪よ~~
ハイド:はーい
GM:更にお待ちかねの侵蝕上昇ターイム
GM:全員2d10上げよ!!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+7(2D10->2,5)した(侵蝕値:75->82)
熊埜御堂 奈津比古:あんまり上がらなかった
サジョウ:96+2d10
DoubleCross : (96+2D10) → 96+13[7,6] → 109

サジョウ:たっけ
GM:大丈夫かねキミ!
サジョウ:すべての匂いを嗅ぐ!うおー!
ハイド:2d10+87
DoubleCross : (2D10+87) → 16[9,7]+87 → 103

ハイド:たけぇ~~
サジョウ:おいでませ100の世界
熊埜御堂 奈津比古:めっちゃagaru
GM:高まってる
GM:ダイスがすべて+3!エフェクトレベルが+1!
GM:では改めてマップは以下!
GM
”スレンダーマン”、メゾ
5m
バイツ1.2.3
5m
PC

GM:スレンダーマンの行動値は10、メゾは17、バイツは8です
GM:セットアッププロセスから!
メゾ:光の銃、射撃武器を作成
”スレンダーマン”:異形への変貌、侵蝕ボーナスを2倍
”バイツ”:なし
サジョウ:なにもない!
ハイド:なしだぜ
熊埜御堂 奈津比古:《灰色の庭》メゾの行動値を-12
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+2した(侵蝕値:82->84)
GM:なろう!
GM:ではまず手番入れ替わって行動値10
GM:スレンダーマンの手番から
GM:イニシアチブ!ありますか!
サジョウ:ないない
ハイド:やる……か!
ハイド:《スピードフォース》を宣言
GM:来る……か!
GM:きやがった!
熊埜御堂 奈津比古:いいぞ!
サジョウ:目にもとまらぬ
GM:ではこの手番に介入して
GM:ハイドくんのメインプロセスが開始!
GM:マイナーアクションからどうぞ!
ハイド:それじゃあまずマイナー移動でバイツ集団へ接敵
GM:エンゲージ!
GM:敵の真ん中に突っ込んだ!
ハイド:《コンセントレイト:ハヌマーン3》《音速攻撃6》《獅子奮迅2》《クロックアップ2》――《鳳仙花》を使用、蹴散らすぜ!
GM:コンボ名もここで!
GM:アツいことしやがる
熊埜御堂 奈津比古:いけー!
サジョウ:ころせー!
GM:だが命中できるかな!
ハイド:14dx7
DoubleCross : (14R10[7]) → 10[1,1,3,4,5,5,6,6,8,8,8,9,10,10]+10[3,4,7,7,8,10]+10[1,2,6,10]+10[7]+3[3] → 43

ハイド:どりゃーーー
熊埜御堂 奈津比古:素晴らしい
サジョウ:この時のために…!
ハイド:私はダイスを愛している
GM:基礎ダイスが2、侵蝕ボーナス3、クロックアップ3、音速攻撃6で……
GM:入力値もあってる!お見事!
GM:バイツ軍団の回避!
”バイツ”:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[5,5,9,10]+8[8] → 18

”バイツ”:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,3,7,9] → 9

”バイツ”:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[1,4,6,9] → 9

”バイツ”:そこそこ頑張ったが…!とてもではないが…!
”バイツ”:ダメージよこせ!
ハイド:5d10+7
DoubleCross : (5D10+7) → 35[9,8,4,8,6]+7 → 42

GM:ゲーッ
GM:めっちゃ高まった
ハイド:ケケケ
熊埜御堂 奈津比古:いい数値!
サジョウ:出目が良い
GM:バイツ1.2.3、文句なしに全滅!

”バイツ”:「ひゃはは、なんか知らねーけど」
”バイツ”:「こいつらぶっ殺せばボーナス出るってよ!」
”バイツ”:「オラ!こいつわかるか?銃だぜ銃!」
”バイツ”:「撃っちゃうよぉ~~?」
”バイツ”:向かってくる君たちへと笑みと銃口を向ける
ハイド:「撃てよ、オラ」
”バイツ”:「ああ?なんだこのガキ……」
ハイド:「だから撃ってみろって」
ハイド:その声は、銃を手に嘲る男の真横から発せられた
”バイツ”:「!?」
”バイツ”:「う、うああっ!?」
”バイツ”:一斉に銃口を向けて
”バイツ”:ガガガン!!
”バイツ”:狙いも定めずに撃ちまくる!
ハイド:瞬間、それらを上回る大音量の銃撃音
ハイド:ハイドの手に銃器はない、しかし
ハイド:「ドカン!だ」
ハイド:ほぼ同時、と言っていいタイミングでバイツの悪漢らが弾け飛ぶ、ハイドを中心に
”バイツ”:「……が」「ごほッ!」
”バイツ”:放射状に吹き飛び、地面を転がって
”バイツ”:一瞬で気絶。無力化される。
ハイド:「なんだ、よく見りゃちゃんと当ててんじゃねえか」
ハイド:「味方にだけどな、ケケケ」
ハイド:倒れたそれにすぐ興味を失い、視線を前へ

GM:では手番は改めて
GM:”スレンダーマン”へ!
”スレンダーマン”:マイナーで破壊の爪
”スレンダーマン”:メジャーでコンセントレイト:エグザイル+伸縮腕+ジャイアントグロウス
”スレンダーマン”:対象は~
”スレンダーマン”:1d3
DoubleCross : (1D3) → 2

”スレンダーマン”:サジョウちゃんたちのエンゲージ!
”スレンダーマン”:範囲攻撃のお返しだ!
”スレンダーマン”:13dx7+6
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[1,2,3,3,4,4,6,6,7,7,7,9,10]+10[2,7,8,9,10]+10[1,4,4,10]+10[7]+10[10]+10[9]+6[6]+6 → 72

ハイド:72
サジョウ:うっそだろ
”スレンダーマン”:爆発的
”スレンダーマン”:対応せよ
ハイド:これは判定するだけ無駄なやつでは!
サジョウ:暴走!
熊埜御堂 奈津比古:《炎陣》で鎖錠さんをカバーリングして
熊埜御堂 奈津比古:そのまんまガードします
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+2した(侵蝕値:84->86)
”スレンダーマン”:8d10+2d10+15
DoubleCross : (8D10+2D10+15) → 28[6,8,1,3,1,2,4,3]+6[2,4]+15 → 49

GM:出目がよろしくない…!
ハイド:それでも高いわ!!
熊埜御堂 奈津比古:35を二倍して70ダメージ!死!
熊埜御堂 奈津比古:リザレクト!
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+1(1D10->1)した(侵蝕値:86->87)
熊埜御堂 奈津比古:上がらねぇ!
GM:グギャァーッ
GM:全くダメージが通ってない…!
サジョウ:メイン盾来た!これでかつる!

”スレンダーマン”:「オッホッホッホ、すばしっこい子ですねえ」
”スレンダーマン”:「捕まえるのは骨が折れそうだ」
”スレンダーマン”:「でもいいんですか、飛び出して」
”スレンダーマン”:「後ろ、空いてますよ」
”スレンダーマン”:だらりと垂れ下がった腕が
”スレンダーマン”:コンクリートにひびを入れて、地面に食い込んでいる
”スレンダーマン”:それに気付いた時には……既に
”スレンダーマン”:ズガガガガガガガッ!!
”スレンダーマン”:熊埜御堂とサジョウの足元から、無数の鋭い骨槍が飛び出し
”スレンダーマン”:その体を貫かんと伸びる!
サジョウ:(銃…ではないですね…)
サジョウ:と、異能の世界にさほど足を突っ込んでいない女は動きを観察し…
サジョウ:「…はぁ!?」
サジョウ:とてもかわせる距離ではなく、ぎゅぅと目をつむる
熊埜御堂 奈津比古:「…ッ!?」
熊埜御堂 奈津比古:サジョウの眼前に、一迅の炎が走り
熊埜御堂 奈津比古:現れた人影が、身体一つでその骨槍を全て受け止めている
熊埜御堂 奈津比古:「……あああああいってぇぇぇ!!!!」
サジョウ:目の前が明るくなり、しばらくし…叫び声
サジョウ:自身の体に痛みはない
熊埜御堂 奈津比古:「言っただろうが!!ぶっ殺す事だけ考えてろってよ!!!」
サジョウ:「……クマさん!?…あれを全部!?」
サジョウ:「そりゃあ硬いのはしってますけど…無茶ってもんが…!」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ!?そりゃいてぇよ!今すぐ帰りてぇわ!」
熊埜御堂 奈津比古:「ただここで帰ったらケーキ食えねぇだろうが!!」
サジョウ:「……!っ……!」
熊埜御堂 奈津比古:「おい!!ふざけんじゃねぇよ俺を殺す気かこのクソ馬鹿野郎!!!!」スレンダーマンに向かって吠える
”スレンダーマン”:「オッホッホッホ」
”スレンダーマン”:「元気がいいですねえ、キャンキャンと」
”スレンダーマン”:「黙って死んでくれない人は嫌いなタイプです」
”スレンダーマン”:「どのくらい刺せば静かになってくれるか、試してみましょうか」
熊埜御堂 奈津比古:「はっ…黙らせてみろよ馬ぁぁ鹿!!!」
サジョウ:「……」
サジョウ:「あとで、ケーキもあげますし、ケーキよりも甘やかして差し上げますから…」
サジョウ:「今は、ぶっ殺すことに集中するよう… 甘えさせてもらいます 」
サジョウ:「はは、敵もおっしゃる通り、バカみたいですからね」

GM:では続いて行動値7
GM:ハイドくんが行動済みなのでサジョウさんの手番です
サジョウ:できらぁ!
サジョウ:暴走をマイナーで解除
サジョウ:メジャーは≪コンセ:オルクスLV2+1≫≪アニマルテイマーLV3+1≫≪要の陣形LV2+1≫≪死神の瞳LV5+1≫≪縛鎖の空間LV1+1≫
サジョウ:要の陣形効果で対象はスレンダーマンとメゾ、 侵食は2+3+3+3+3で14…!侵食は109から123だ!もうやだ!
GM:めちゃくちゃ燃費コンビ!
サジョウ:11dx7
DoubleCross : (11R10[7]) → 10[1,2,5,5,5,5,7,7,8,8,10]+10[1,4,4,6,8]+10[9]+10[10]+3[3] → 43

サジョウ:しゃーおら!
GM:ち!中々回す!
”スレンダーマン”:回避!
”スレンダーマン”:13dx
DoubleCross : (13R10[10]) → 10[1,2,2,3,3,3,3,4,4,7,8,10,10]+8[4,8] → 18

メゾ:回避!
メゾ:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[3,4,5,7,7,9]+1 → 10

GM:両方ダメ!
GM:当たるとどうなる!
サジョウ:ダメージは0、ただし死神の瞳の効果で次のダメージ判定で追加ダメージ+7d!
サジョウ:おまけに縛鎖の空間の効果でバステ:重圧(オートのエフェクト使用不可、マイナーかメジャーアクション使用で解除)と放心(クリンナップまで判定ダイス-2)を付与だ!
GM:こいつ…!
GM:では演出どうぞ!

サジョウ:伸ばされたスレンダーマンの腕を、トトトと何かが走る感触が一つ
サジョウ:二つ
サジョウ:沢山
”スレンダーマン”:「……ん?」
”スレンダーマン”:「これ、は」
サジョウ:ネズミの大群が、腕の上を走り、コンクリートの穴の中を走り、殺到する。
サジョウ:「……そんなに欲しくて手ぇ伸ばして迄取りに来たんですか、私の首輪を」
サジョウ:ネズミたちに巻き付いていた、小さな鎖が、しゅる、とほどければ
サジョウ:「だったら、上げようじゃないですか…首と言わず、全身に」
サジョウ:代わりにスレンダーマンのあちこちにとりつき、重力をかける。
”スレンダーマン”:ずずん!!
”スレンダーマン”:全身にかけられた重力に、巨人が片膝をつく。
”スレンダーマン”:「……!?オッホッホッホ」
”スレンダーマン”:「動きを……止めたつもりですか?」
”スレンダーマン”:「しかし私の腕はまだ動きますよ?」
”スレンダーマン”:「あなた達を八つ裂きにするには十分なほどに」
”スレンダーマン”:「オッホッホッホッ」
”スレンダーマン”:笑みは消えない。
サジョウ:「ハッハッハ それしか想像が働かないなら…やっぱりバカですね」
サジョウ:「さて」
サジョウ:暗い中、はっきりとは見えないが、メゾにも声をかける
サジョウ:「羨ましそうに見てないでくださいよ……そっちにも速達で送ってますからね……」
サジョウ:「…家族に、手ぇかけたお礼がしたいそうですよ」
メゾ:「何……ッ!?」
サジョウ:そういって、今度は上空から
サジョウ:かつて情報収集中に消息を絶った、鳥の家族がメゾに襲い掛かる
メゾ:「うぐっ、が!くそ!ケダモノなんぞが!」
サジョウ:同様に鎖が、がちゃり、がちゃりと
サジョウ:「家族の絆ってやつですよ……これもまた」
サジョウ:(私もまた、そんな美しく生きている、罪も無いもん働かせて……はは、いずれ地獄で顔合わせるのかもしれませんがね)

GM:では次行動値5は熊埜御堂さんとメゾですが
GM:PC優先で熊埜御堂さん!メインプロセスどうぞ!
熊埜御堂 奈津比古:うーんどうしようかな…
熊埜御堂 奈津比古:侵蝕的には鎖錠さん守ってた方が良さげなので
熊埜御堂 奈津比古:取り敢えずメジャー消費で隠密でもやっておこうかしら、意味ないけど
メゾ:「ああ……ッ?!このくらいで」
メゾ:「止められると、思うんじゃねえよ!」
メゾ:上空からカラスの群れの攻撃を受け
メゾ:鎖によって重力をかけられながら、それでも腕を上げて攻撃に移ろうとする
熊埜御堂 奈津比古:その腕を
熊埜御堂 奈津比古:さらに強力な重力が上から圧し潰し
熊埜御堂 奈津比古:冷たい地面に縫い付ける
熊埜御堂 奈津比古:メゾの頭上に浮かぶのは、斑模様の巨大な魔眼
熊埜御堂 奈津比古:眼球めいたその黒点が不気味に蠢きながら、君を睥睨している
メゾ:「あ……ぐぁああああ!!」
メゾ:ミシミシと骨と筋肉が悲鳴を上げる
熊埜御堂 奈津比古:「”このくらい”なら止まるのか?」
メゾ:「……ハッ」
メゾ:「止まらねえよ」
メゾ:「止まれねえんだよ……!」
サジョウ:……す、すみません…暴走していたのでマイナーで解除を…忘れてて……

GM:行動値5、メゾの手番です
メゾ:マイナーでオプティカルレンズ
メゾ:メジャーでコンセントレイト:エンジェルハイロゥ+小さな塵+カスタマイズ
メゾ:対象はハイドくん!放心も入って…
メゾ:14dx7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,2,4,6,6,7,7,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,2,3,3,3,3,6,6,10]+1[1]+4 → 25

メゾ:かわせるものならかわしてみな!
ハイド:ふっふっふっ
ハイド:いやムリデショ
ハイド:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 7[3,4,4,6,7] → 7

ハイド:さあ来い!!
メゾ:くらえーっ
メゾ:3d10+29
DoubleCross : (3D10+29) → 11[3,3,5]+29 → 40

サジョウ:固定値がたけぇな!
ハイド:PC1に向かってなんだそのふざけた固定値は
メゾ:装甲やガードの軽減は入る!
熊埜御堂 奈津比古:この数値では死んでしまう…しかもリザレクトはもう使えない……
GM:絶体絶命というやつだな!!
GM:残りHPはいくつだぁ~~
ハイド:zero!ぜろです!!
GM:しかしここで
GM:残された最後の手段!アレを使うのだ!
ハイド:アレを……使うぜ
ハイド:ということでゾッくんをタイタスに
GM:オッケイ!
GM:肉体の値+10までHPが回復!
GM:戦線復帰だ!
ハイド:了解!

メゾ:「ハァ……はぁあ……!」
メゾ:ミシ メキ
メゾ:鎖と魔眼、二重の圧力に苛まれながら
メゾ:立ち上がる、握った指の間に現れるのは光の針釘
メゾ:「ハイ……ドォ!!」
メゾ:ドシュッ!!バシュ!!
メゾ:投擲!無数のエネルギーの塊が君の全身を貫き、内部から焼き切る!
ハイド:「グァ……ァァ!!」
ハイド:「メ……ゾォ!!」
メゾ:「倒れろ!倒れやがれ!!」
メゾ:「お前からも奪ってやるってんだよ!」
メゾ:「てめえらとの繋がりなんていらねえ!俺は……俺には」
メゾ:「新しい未来が待ってんだよ!!」
メゾ:圧力に肉は裂け、血を吹き出しながらも
メゾ:叫び、投擲を続ける。
ハイド:たしかに命を奪ったはずの攻撃
ハイド:しかし、ハイドのレネゲイドが、何より彼の意地がそれを許さない
ハイド:ガギン
ハイド:じゅうーと肉の焼け焦げる煙の中から発砲音に似た
ハイド:「ねぇよ」
ハイド:「そんなもんねぇ……お前が、……お前が自分で閉ざしちまったんだ」
ハイド:「その先には――無ぇ」
メゾ:「なんで言い切れる」
メゾ:「てめえが何を知ってるっていうんだよ!」
メゾ:「この街しかしらねえ、ガキのてめえが!」
ハイド:「ああそうさ」
ハイド:「俺はこの街のことしか知らねえ」
ハイド:「だけどよ、この街のことなら色々知ってるんだぜ」
ハイド:「確かによ、弱いもんイジメで銭啜ってよ、毎日幸せそうに生きている、そういう奴ぁいる」
ハイド:「ムカつくけどよ、いるんだからしかたねぇ」
メゾ:「そうだろ……そうだろうが……」
ハイド:「でもよ、それはそいつが、そういうことができる奴だから……成立してんだ」
ハイド:「メゾ、てめぇは……違った……だろうがよ」
メゾ:「!」
ハイド:「結局な、そこなんだ」
ハイド:「善とか悪とかそういうこと言いたいんじゃねえ」
ハイド:「自分に嘘ついて、無理して……そうやって暴走して」
ハイド:「その先でよ、幸せになったやつなんてひとりだって俺はみたことはねえんだ」
ハイド:「もれなく破滅してったぜ……無様に、惨めにな」
メゾ:「……バカなこと、言えよ……」
メゾ:「そんなのはてめえの勘違いだ……」
メゾ:「俺は最初から、ずっと」
メゾ:「てめえらのことなんか……なんとも……!」
メゾ:血を流しながら、縋るように君を見る
ハイド:「ゾッくん……やっぱあんたさ、嘘つくの下手だよ」
ハイド:「だから売り上げで勝てねーんだ」
メゾ:「!!」
メゾ:「うう、ううぁあ!!」
メゾ:「くそ!くそ!!」
メゾ:「もうそれ以上言うな!!ハイド!!」
メゾ:「俺は戻らねえ」
メゾ:「今更後悔なんて、してたまるか!!」
ハイド:「……は、そうかよ!」
ハイド:「まだ駄々をこねるってんなら、付き合ってやるぜ……あんたが俺に甘えるだなんて珍しい事だからな」
ハイド:「ぶちのめしてやるぜ」

GM:ではクリンナッププロセス
GM:エネミーの放心が解除されます
GM:ここでは基本的にバッドステータス絡みの処理がされますね
GM:PCたちには特にないので、このまま2R目のセットアップへ
GM:エネミーはありません
サジョウ:持っておらぬ
熊埜御堂 奈津比古:《灰色の庭》でメゾの行動値を-12
熊埜御堂 奈津比古:熊埜御堂 奈津比古の侵蝕値を+2した(侵蝕値:87->89)
GM:ぐぎゃー!
GM:ハイドくんもないね!
ハイド:ないない
GM:現在のマップは以下
GM
”スレンダーマン”、メゾ
5m
ハイド
5m
サジョウ、熊埜御堂

GM:まずは行動値10のスレンダーマン手番
ハイド:やるぜ
ハイド:おれはやるぜ
GM:そのイニシアチブ!!
GM:行動は!!
ハイド:こいつが最後の《スピードフォース》よ!宣言!
GM:ギエーッ
GM:ミドルで温存した分がここで!
ハイド:マイナー移動でエンゲージ!
ハイド:メジャーはお決まりの鳳仙花……には獅子奮迅の上限が引っかかってるので、それの代わりに《浸透撃》を乗っけてスレンダーマンへゴー!だ
GM:ガー不技…!
GM:ダイスカモン!
ハイド:あと、タイタスも、一個!昇華!してやるぜ!
GM:何ーッ!?
サジョウ:なんと…!?
熊埜御堂 奈津比古:何……!
GM:上級テクニック!!
ハイド:あぶない……がやるなら今だぜ……きっとな!
熊埜御堂 奈津比古:どの効果を使おうというのかね…!
GM:では、選びな!
GM:C値-1、もしくはダイス数+10!
ハイド:もちろんダイス+10だぜぇ~~
GM:爆ダイス!
GM:どのロイスを使う!
ハイド:ユリちゃん……助けてやるからな……というわけで浅川優李阿を
GM:ヒロインパワー…!
GM:では、振りな!!
ハイド:24dx7
DoubleCross : (24R10[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,3,5,6,6,6,7,7,7,8,8,8,8,8,8,9,9,10,10]+10[2,2,2,2,3,3,4,4,6,7,7,8,10]+10[2,3,3,10]+5[5] → 35

ハイド:んーーーーー
ハイド:思ったより伸びなかったなぁ!いいぜ、やってやろうじゃねえの!
”スレンダーマン”:ククク
”スレンダーマン”:出目はそこまででもないが…
”スレンダーマン”:ガードが出来ないのがデカい!
”スレンダーマン”:折角用意していたイージスの盾が死んだ!
”スレンダーマン”:回避!
”スレンダーマン”:13dx
DoubleCross : (13R10[10]) → 9[1,2,5,5,5,6,7,7,7,7,9,9,9] → 9

”スレンダーマン”:…ダメージ!どうぞ!
サジョウ:ハーくんおねえちゃんの差し入れもあるよ
サジョウ:+7d!
ハイド:ぅおっけい!
GM:ゲーッ
GM:エグいことになってる
ハイド:11d10+7
DoubleCross : (11D10+7) → 53[3,9,5,3,4,2,9,6,2,4,6]+7 → 60

ハイド:しねーーー
”スレンダーマン”:うぎゃぎゃぎゃ
”スレンダーマン”:ガードしてたら確実に耐えてたのに…!
”スレンダーマン”:ぶっ倒れる!スレンダーマン、戦闘不能!
サジョウ:重圧警察の介入もあったがな…へへへ…
ハイド:っしゃーーー!
ハイド:侵食値は……14か!

”スレンダーマン”:(青臭い、青臭いですねえ)
”スレンダーマン”:(ガキどもが……そうやって背中を向けているうちに)
”スレンダーマン”:(血祭りですよ……オッホッホッホッホッホ)
”スレンダーマン”:ズッ
”スレンダーマン”:音を殺して、ゆっくりと
”スレンダーマン”:大爪を剥き出し、背後からハイドに迫る
ハイド:「バレバレだぜ、耳障りな笑い声が急にお静かになったもんだからな」
ハイド:瞬間、ハイドの姿がかき消える
”スレンダーマン”:「え」
ハイド:ちからが――溢れてきやがる、ヤバいくらいだ
ハイド:全身を駆け巡る異能の力、ハヌマーン変異種、その真の能力が開放されようとしていた
”スレンダーマン”:「どこに……!どこ、に……!?」
ハイド:――
ハイド:ハイドがその体内に有するレネゲイド、それは通常見られない特性を持つ。
ハイド:速さを信条とする”ハヌマーン”だがハイドのそれは、その「速さ」に対する認識?アプローチが少々風変わりと言える。
ハイド:それは真に己の性能を発揮する際、周囲一帯の大気へ”色”を付ける、
ハイド:この”色”というのは比喩表現であるが、つまり大気の存在というものがハッキリと認識できるようになるのだ。
ハイド:ハイドの身体はその隙間を縫い、どう動けば自分がより抵抗なく素早く進むかということを判断できる。
ハイド:そしてこの特性はある副効果を生む。
ハイド:干渉はハイドの知覚ではなく大気そのものに対して、つまり範囲内にいる全てのものがその影響を受ける、
ハイド:空気の隙間を縫って進む技術を持つハイドと違い多くは突如可視化した大気の存在に狼狽える、
ハイド:空間を何かが満たしてる、己に何かが纏わり付いている、そのようなイメージに乱されることになるのだ。
ハイド:つまり、ハイドはより速く、鋭く、対峙する相手はより重く、遅く。
”スレンダーマン”:「……壁ッ!?何が」
”スレンダーマン”:「何を……ガキが……どこだッ!!」
ハイド:「遅えーー!」
ハイド:顎へと、一撃
”スレンダーマン”:「が」
ハイド:腹、腕、足ーーああもういい、数えるのも面倒くせえ
ハイド:「オラ!オラ!オラァ!!」
ハイド:一方的、といっていい暴虐の風が吹き荒れる
”スレンダーマン”:「…!…!……!!」
”スレンダーマン”:極彩色の大気の中で、巨人の影が右に左にぶれ
ハイド:気づけば、打ち据えるべき相手は動かなくなっていた
ハイド:「はっ……せいせいすらぁ」
ハイド:「空気に砂糖を混ぜ込まれたよう」と例えられるハヌマーン変異種による空間干渉能力、
ハイド:その中を自在に泳ぎ、無数に迫る超速の牙。その独自の戦闘スタイルからハイドはのちにこう呼称されることになる。
ハイド:蜜の海に住まう多頭の蛇――蜜蛇”スイート・サーペント”と。
ハイド:――
”スレンダーマン”:「……」
”スレンダーマン”: ず ずん 
”スレンダーマン”:巨人はその背後で膝をつき
”スレンダーマン”:うつ伏せに崩れ落ちた。
”スレンダーマン”:――FHエージェント”スレンダーマン”、戦闘不能。

GM:では続いて行動値7
GM:サジョウさんの手番!
サジョウ:あいよー
サジョウ:メゾ君……ハイド君がぶったおすのも奇麗だけれど…や、殺っちまうかぁ……
ハイド:やっちまえー!
熊埜御堂 奈津比古:やっちめぇ!
サジョウ:マイナーは未使用!
サジョウ:メジャーで≪コンセ:オルクスLV2+1≫≪アニマルテイマーLV3+1≫≪アニマルアタックLV1+1≫ これが性能をあちこちに分けた成果だ!
サジョウ:対象はメゾ君! 侵食は7UPの130!
サジョウ:んでもってメゾのロイスをタイタスに消化だ! 夢を追う時間の終わりが来たぜ!
GM:ぐええ
GM:カモンダイス!
サジョウ:………ユリアちゃんのもいっちまうか!
サジョウ:絶対助け出して誕生日お祝いするぞ~☆
サジョウ:メゾの方で判定ダイス+10個!ユリアちゃんでC値マイナス1!
GM:好き勝手しおって~~!
サジョウ:シンプルにアニマルでダイスが5戸増えて11dにタイタス分で21dx6ですな
サジョウ:21dx6
DoubleCross : (21R10[6]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,4,4,4,4,6,6,6,7,8,8,8,9,9,10]+10[3,4,5,5,6,6,8,8,8,10]+10[3,3,4,5,6,8]+3[1,3] → 33

サジョウ:そんなにでもねぇ!
ハイド:huhuhu
メゾ:回避!
メゾ:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[1,4,4,4,7,9]+1 → 10

メゾ:当たるよ!ダメージよこしな!!
サジョウ:判定の4d、死神の瞳で7d、アニマルアタックで固定値+6!
サジョウ:11d10+6
DoubleCross : (11D10+6) → 49[9,1,5,1,1,5,5,9,4,3,6]+6 → 55

サジョウ:1が目立つがまぁまぁまぁ
ハイド:いひひ
メゾ:そのダメージは…
熊埜御堂 奈津比古:どうだ…?
メゾ:こちらも倒れる!蘇生復活もあるが
メゾ:重圧で阻まれて、戦闘不能に!
ハイド:オーイエイ
熊埜御堂 奈津比古:おお
サジョウ:ハッハー
熊埜御堂 奈津比古:重圧が…役に立った!

メゾ:「ハイ、ド」
メゾ:その圧倒的な暴力。
メゾ:目で追えないほどのスピードと不可解な現象に呆然とし
メゾ:僅かな隙が出来る。
サジョウ:その隙を逃さず、動物に合図をすると、すでに周囲に隠れていたであろう様々な動物がのしかかり、とうとう自由を奪う。
メゾ:「あ、ぐあ!?」
サジョウ:「さて、目立つ飼い主も倒れましたね」
メゾ:「やめろッ!俺はまだ……!」
メゾ:「終わってねえぞ!俺は戦える!」
メゾ:「ハイドォ……!」
メゾ:もがき動こうとするが、既にその体力は限界を超えている。
サジョウ:「ハハハ……まだ夢見てんですか?」
サジョウ:「他人の力ぁ借りて見たい夢だけ見てたんです」
サジョウ:「……まぁ、私が貸したわけじゃぁないですが……」
サジョウ:「攫われて夢失った人の分、貴方の夢がからっからに、無くなるまで」
サジョウ:「代わりに取りたててあげましょうじゃないですか、ねぇ?」
サジョウ:大した面識もない相手なので…夢は知らず、まずは調べるところから。
メゾ:「……!」
メゾ:「結局……なんだよ」
メゾ:「俺はこの地獄から」
メゾ:「抜け出せねえって、ことか……?」
メゾ:コンクリートに爪を立てる。血の線を引く。
サジョウ:「……道、誤ったんじゃないですか?」
サジョウ:「私も正しい道なんて歩いてるわけじゃないですが……こうして、後悔して、倒れてるのが正解だなんて」
サジョウ:「はは、貴方自身思ってないんじゃないですか?」
サジョウ:「鼠の前歯」
サジョウ:そういうと、ネズミがメゾの手一本一本にかじりつく。
サジョウ:オーヴァードからしたらそれなりの痛みだが、力で怪我の大きさも、痛みも何倍に増幅され。
メゾ:「う……ぐ……ぅううう!」
サジョウ:「ホストだし…顔とかはどうです?猫の爪とぎ」
サジョウ:ずぶ、と猫の詰めが沈み、顔にいくつもの赤い線。
メゾ:「ッ……!!」
メゾ:歯を食いしばってその痛みに耐え
メゾ:ただ君を見上げ、睨みつけている
メゾ:「殺すなら……殺せ……!」
サジョウ:「殺すなんてとてもとても……とるものとるってだけなんですよ、私はね……」
サジョウ:「楽になろうとしないでください」
サジョウ:「鴉の嘴」
サジョウ:睨む目を、鴉が覗き込み。
サジョウ:どつっ ずるっ
サジョウ:「猫の爪とぎ」「鼠の前歯」「鴉の嘴」「鼠の前歯」「犬の牙」
サジョウ:その後も、何度も吠えるメゾに大した応答もせず
サジョウ:「……はい、これにて完了です」
メゾ:「……」
メゾ:ぐったりと項垂れ、血溜まりの中に倒れ伏している
メゾ:「がほっ、が」
メゾ:「ハ」
メゾ:「なんつう……女、だよ……」
サジョウ:「お疲れ様です……ハハハ………まぁわかったでしょう?」
サジョウ:「裏社会なんてかかわるものじゃないですよ…はい、躾けるのが、ちょっと遅かったですけどね」
メゾ:「……」
メゾ:血まみれの顔で、ハイドを見る
ハイド:「よぉ……ずいぶん男前になっちまったな」
メゾ:「ハイド」
メゾ:「嬬恋のやつに……言っとけ……」
メゾ:「店……ちゃんと来いって」
メゾ:「……ハ」
メゾ:「ロイヤル・ツーじゃ」
メゾ:「カッコつかねえ……だろ」
メゾ:がくりと、そのまま気を失う
ハイド:「……伝えといてやりますよ」
ハイド:意識のないメゾに、返事を返す
ハイド:(ああ……なんだってこんなことになっちまったんだろうな)
ハイド:(結局おんなじだ、力のあるやつが、弱いやつに付け入って……)
ハイド:(ゾッくん……あんたがもうちょい強ければ……)
ハイド:「見てな……俺が、変えてやるからよ」
ハイド:そう告げると
ハイド:「……ユリちゃん……ッ」
ハイド:駆け出します
浅川優李阿:「……う」
浅川優李阿:無造作に地面に転がされているが
ハイド:浅川優李阿に駆け寄り
サジョウ:「……知り合いの取り立てはやはり気分の良いものじゃ………っと!ユリちゃん無事ですか!?」
サジョウ:一緒に駆け寄る。
ハイド:「おい、大丈夫か!返事できるか?」
サジョウ:「大丈夫……とは思いますが、とりあえず買ってた応急セットを……」
浅川優李阿:目に見える負傷は叩きつけられた時の擦り傷だけだ。
浅川優李阿:「……あ、れ……?」
浅川優李阿:「ハイド……?むっちゃん……?」
浅川優李阿:ぼんやりとまぶたを開く
ハイド:「……だ、大丈夫か?あいつらに何された?!気分は??」
浅川優李阿:「……えへへ」
浅川優李阿:「どしたの……?ふたりとも、怖い顔して」
サジョウ:「…携帯で話してるときに、悪い人に襲われたんですよ…覚えてます?」
浅川優李阿:「?……ごめん、なんか……ねむくて」
浅川優李阿:「また……あとでー……」
浅川優李阿:すーすーと穏やかな寝息を立てる
サジョウ:「………覚えて………覚え……」
ハイド:「はーーーーー」
ハイド:気が抜けたように、尻もちをつく
ハイド:「呑気なもんだぜ……」
サジョウ:「これぞユリちゃんって感じですよねぇ……」
サジョウ:「寝てるうちに染みるやつやっちゃいましょっか」 消毒液でちょーんちょんとかしつつ、手当てを行う。
ハイド:「ハハッ……だな」
熊埜御堂 奈津比古:携帯をポケットにしまいながら「おい」
サジョウ:「……あぁ、失礼しました!クマさんも使いますよね?」 応急セットな箱を掲げて
熊埜御堂 奈津比古:「ん?ああ…貰っとく」
ハイド:「あ、ナツくん!大丈夫っすか、なんか死んだ?!ってなの貰ってたけど」
ハイド:よろよろと立ち上がる
熊埜御堂 奈津比古:「あれぐらいで死ぬか!舐めんじゃねぇ!」
ハイド:「はーー、プロっすね~~」
サジョウ:「プロですよねぇ……あ、じゃあ消毒とかしてあげますよ……痛いの平気そうですもんねぇ」
ハイド:「――あーーー!!」
ハイド:熊埜御堂のポケットをふとぼやっと見ていたハイドが叫ぶ
熊埜御堂 奈津比古:「ビックリした!!!なんだよ!!」
ハイド:懐から自分の携帯を取り出し
ハイド:「時間!!」
ハイド:「ってゲーーー!!グシャってなってる……」
ハイド:「兄貴に新しいの頼んだらまた給料が」
ハイド:「あ、や、それよりナツくん!今何時?!」
サジョウ:「あぁ、私のスマホは無事ですけどなにか電話でも……ゲ」
熊埜御堂 奈津比古:「あ?何時って……げ」
サジョウ:「時間ギリギリじゃないですか!」
熊埜御堂 奈津比古:「おい、てめぇら」
サジョウ:「……えぇ!」
熊埜御堂 奈津比古:「走れるか?」
ハイド:「舐めねえでください!這いずったってここの誰より速えっすよ!」カタカタ膝を震わせながら
サジョウ:「……えーと、ではまずハーくんと私がユリちゃんを運んで…クマさんは店員さんとお喋りでもして引き留めててください!」
ハイド:「あ、くそ他の拉致られたひとらも……兄貴に電話するか?……って壊れて」
熊埜御堂 奈津比古:「この場はUGNに引き渡す。さっき連絡した」
ハイド:「マジっすか!サンキュっす!!」
サジョウ:「さっすが!」
熊埜御堂 奈津比古:「遅刻厳禁だ!!分かったな!!」
サジョウ:「…なんかケーキ屋の時だけ迫力が違くないですか? はーい!」
ハイド:「よっしゃ、っぞ!!」
ハイド:ユリちゃんをぐっと背負います
ハイド:「っぞぉ ぉ!」
ハイド:「引っ越しバイトの冷蔵庫に比べりゃあこんなの……ふ菓子みて~なもん……だ…ぜ…ぇ…ぜぇ」
サジョウ:「んーしょ、んーしょ…あぁ、皆大きくなって…」後ろからハイドとユリちゃんを押したり、撃鉄とか預かったりしつつ ひぃこらひぃこらゆったり走る
熊埜御堂 奈津比古:「……チッ」その様子を見て
熊埜御堂 奈津比古:「羨ましいんだかなんだか………なぁ?」既に気を失ったメゾに、そう呼びかけた

バックトラック

GM:クライマックス終了!君たちの勝利だ!
GM:だがしかし、勝負はまだ終わっていない!!
ハイド:いえーい
GM:本当の戦いはここから!
GM:バックトラックでございます!
熊埜御堂 奈津比古:帰るまでが…ダブルクロス!
ハイド:もどってきたーい
GM:戻って来れなかったらケーキの代わりに人間を食うことになるかもしれない
GM:がんばりましょう
ハイド:はーい
GM:まずはみなさん!
GM:残ったロイス数の宣言!どうぞ!
サジョウ:Dロイスは戻ってくるパワーには関係しないので気を付けような!
ハイド:じゃあ4!
サジョウ:4!
熊埜御堂 奈津比古:5!
GM:ではまず第一の選択
GM:残りロイス数d10、もしくはその倍の数d10のダイスが振れます
GM:ダイスを増やすと経験点が減るけどご安心
GM:ダイスが少ないとその分ガッポリ
GM:という感じ!選びな!
サジョウ:どれぐらい減らせばセーフなんだったかなぁ~?
GM:100を超えたままゲームが終わると化け物になる!
ハイド:4d10で33に到達できる自信はほぼ無いので倍やるわよ倍!!
サジョウ:そう!100がライン!私も倍だ!
サジョウ:130-8d10
DoubleCross : (130-8D10) → 130-52[9,5,8,1,10,6,3,10] → 78

熊埜御堂 奈津比古:どう足掻いても失敗しない私は等倍で!
熊埜御堂 奈津比古:89-5d10
DoubleCross : (89-5D10) → 89-21[1,8,2,7,3] → 68

ハイド:8d10
DoubleCross : (8D10) → 30[2,4,1,5,2,9,1,6] → 30

ハイド:ギャーー
ハイド:うっそでしょ
GM:ハイドくんーッ!
熊埜御堂 奈津比古:なんだとーーっ!?
サジョウ:そんな…近寄らないでバケモノ!
ハイド:俺はダイスを信じてない
GM:えー
GM:100を下回らなかったので
GM:ハイドくんは化け物に!!なる!!
ハイド:ミン…ア…コロ…シテ
熊埜御堂 奈津比古:化け物にやるケーキは無いぜ!
GM:ところですがー
GM:最後の救済処置がある!
GM:それが追加ぶり!
ハイド:あるんですか!
熊埜御堂 奈津比古:あるんだぜ~!
熊埜御堂 奈津比古:ただ…当然デメリットもある!
GM:残ったロイス分のダイスを振れる!しかし基本経験点が0になるぞ
ハイド:ぜろ
ハイド:ウーンさよなら経験点
GM:倍ぶりはなし!これでダメだったら
GM:ほんとにロストだ!
GM:運命のダイスロールをしな!
ハイド:4d10
DoubleCross : (4D10) → 20[1,6,9,4] → 20

GM:現在……侵蝕値は!
ハイド:8……3
サジョウ:お帰り…お帰り…
ハイド:ただいま……
熊埜御堂 奈津比古:よかったね…
GM:おめでとう…ハイドくん…!
GM:生存だ!!
ハイド:僕はここにいていいんだ
GM:経験点の詳しい配布はルルブ1P211!
GM:そこも参照しつつ、配布します
GM:セッションに最後まで参加した1点
GM:よいロールプレイをした1点
GM:ほかのプレイヤーを助けるような行動をした1点
GM:セッションの進行を助けた1点
GM:スケジュールの調整をした1点
GM:いつもの5点!と言われるやつですね
GM:これを全員に配布します
GM:でもってシナリオ点、今回はみんなよく盛り上げてくれた……GMから文句なしに10点!
GM:そしてそして、最後にそれぞれの最終侵蝕から算出される点を足して
サジョウ:エフェクトのレベルが1上げられる!
ハイド:ハイドはそれがゼロなので、合計15点ってことですね
熊埜御堂 奈津比古:理解が早いじゃなぁい…
GM:ハイドくん+0、サジョウちゃん+5、熊埜御堂さん+4となって
GM:15、20、19
GM:こちらを配布!おめでとうーー!
熊埜御堂 奈津比古:いただくぜ!
サジョウ:うおー!新しいエフェクトが買える!
GM:では、残すはEDのみ!

ED

GM:---
GM:第11地区・公園
GM:---
GM:人数分のケーキを買って、メゾを病院に送り
GM:君たちがやってきたのは、メインストリート外れの公園。
浅川優李阿:「ほんとにごめんねー!」
浅川優李阿:「せっかくお誕生日のお祝いしようと思ってたのに…」
浅川優李阿:「私が貧血で倒れちゃうなんて……」
浅川優李阿:「たまたまハイドとむっちゃんのお友達の熊埜御堂さんが通りかかってなかったら」
浅川優李阿:「どうなっていたことか……」
浅川優李阿:「ありがとうございますー」
ハイド:「いーじゃねーか、こうして元気してんだから」
サジョウ:「ねー、元気が一番ってやつですよ、はいはい」
GM:彼女はそういうことで納得させられた。
GM:納得するのか?と熊埜御堂さんは訝しげだったかもしれないが
GM:見事に納得している。
熊埜御堂 奈津比古:「……」うへーという顔でそれを聞いて
熊埜御堂 奈津比古:「あー……いや、無事なら良かった」
ハイド:「それに本日はまだちょっぴり残ってるんだぜ」
浅川優李阿:「あ、そうだねー」
浅川優李阿:「ハイドはえらいなー、前向きで」
浅川優李阿:「よしよししてあげるー」
サジョウ:「…うわ、よしよしを取られましたよ…じゃあ代替よしよしを~」 クマさんに手が迫る…
熊埜御堂 奈津比古:「何だ代替よしよしって!!」その手を躱す
熊埜御堂 奈津比古:「撫でれりゃ誰でもいいのかよ!」
サジョウ:「いやいや、厳格な審査を抜けた人だけが代わりになれるのですよ…がんばりましたもんねー…あぁ、いけず」
サジョウ:「時間もわずかだし、誕生日の翌日をスーパー誕生日に制定も考えたんですけどねぇ」
浅川優李阿:「あ!むっちゃんグッドアイデアだ―!」
サジョウ:「やぁやぁ、誕生日は一つだからこそ待ち遠しいものですから。やめときましょう」
浅川優李阿:「えー!誕生日がいっぱいあるって」
浅川優李阿:「それも素敵じゃない?いいと思うけどな―」
ハイド:「スーパー誕生日か~~それも悪くねえけどよぉ」
ハイド:「やっぱ大事なものはそういくつもあっていいもんじゃねえよ」
浅川優李阿:「……おおー」
浅川優李阿:「聞いた?聞いたむっちゃん」
浅川優李阿:「なんだかハイドが大人なこと言ってるー」
サジョウ:「……そー、いつの間にか大人になってるんですよこの子ったら」
ハイド:「おう、ハイド半日会わざればナントカカントカってやつよ」
浅川優李阿:「成長期なんだねえー、うんうん」
浅川優李阿:何やら感心してる
サジョウ:「昔はこんなちっちゃくてから揚げにしてやろうかってユリちゃんが言ってたんですけどねぇ」
浅川優李阿:「あー、それ私の持ちネタなのにー!」
浅川優李阿:「とられたー、あーん」
サジョウ:「よしよしを取りましたからねぇ、取りたてはしっかりしませんと、ハハハ」
浅川優李阿:「むっちゃんも怖い女になっちゃってー、もー」
サジョウ:「時には厳しく優しいお姉ちゃんですからねぇ」
ハイド:「いいから、はじめようぜ、日付けが変わっちまうよ」
浅川優李阿:「ん……そうだね、それじゃ」
ハイド:そう言って公園のテーブルに手元のビニール袋から取り出した紙コップやら紙皿やらを並べていく
ハイド:たぶんダイソーで買った
浅川優李阿:それを手伝い
サジョウ:手伝い手伝い
熊埜御堂 奈津比古:頬杖を突きながらそれを眺めている
浅川優李阿:最後に買い直したショートケーキの上に、ろうそくを立てる
浅川優李阿:「……あれ?」
浅川優李阿:「あ」
浅川優李阿:「ライター買ってない―」
サジョウ:「なんと」
浅川優李阿:「ハイド、むっちゃん、持ってない?」
浅川優李阿:「持ってないよねえ……」
浅川優李阿:「タバコとか吸わないもん」
ハイド:「あーー、俺そういうんは禁止だからなー」
サジョウ:「ノン相撲キングってやつですね、ははぁ」
ハイド:「は?ちょっとむーちゃん今の何よ」
サジョウ:「…え、no smokingでだから相撲の…やめてくださいよ解説させるの」
浅川優李阿:「どーしよーー!ハッピーバースデ―の歌が―」
浅川優李阿:「歌が歌えないよ―」
浅川優李阿:頭を抱えている
熊埜御堂 奈津比古:「……はぁ」渋々立ち上がると
熊埜御堂 奈津比古:「これ見よがしに言ってくれやがる」
浅川優李阿:「あれ?クマノミ丸さん……」
浅川優李阿:「もしやっ」
浅川優李阿:ささっとろうそくを差し出す
熊埜御堂 奈津比古:《炎の理》で指先に火を灯すと、ろうそくに点火する
サジョウ:「……あぁほらクマさんが喫煙者!高額納税者!はいサイコー!」 滑った話を無視する
ハイド:「っさすがプロー」
浅川優李阿:「わあ……」
浅川優李阿:「なんですかいまの!なんですか!」
熊埜御堂 奈津比古:「…………あっ…やべ」
熊埜御堂 奈津比古:「(そういやこいつまだオーヴァードじゃなかった…!)」
浅川優李阿:「見たハイド!むっちゃん!」
浅川優李阿:「手品、手品だよ!」
サジョウ:「マジシャンなんですよねー」
浅川優李阿:「えーーー!」
浅川優李阿:「かっこいいですねー!」
浅川優李阿:キラキラした視線
ハイド:「すげーよな、マジックバーで働けるぜ」
ハイド:「俺あそこのバイトかなり好きなんだよ、客席少ねえし、反応いいし」
ハイド:ハイド、バーカウンターで力技でトランプをすり替えたりしている
浅川優李阿:「言われてみれば確かにクマノミ丸さんって」
浅川優李阿:「芸名っぽいですもんね……」
ハイド:「クマノミ丸……」
浅川優李阿:「そういうことだったんだねー」
浅川優李阿:何やら納得してる
ハイド:「ひぇっ ひぇっ」
サジョウ:「中々安売りしないですけどステージに立つとどっかんどっかん持ってきますからねー」
ハイド:「ケケケケ」
熊埜御堂 奈津比古:「うぉい!!」浅川さんに
浅川優李阿:「え、は、はい、なんですかー?」
熊埜御堂 奈津比古:「さっきからクマノミ丸クマノミ丸って……!」
熊埜御堂 奈津比古:「ク マ ノ ミ ド ウだ!!俺は!」
浅川優李阿:「じゃあみんなでお歌をうたいましょー」
浅川優李阿:ぱちぱちぱちぱち
熊埜御堂 奈津比古:「聞けよ!!!」
ハイド:「お~~」
浅川優李阿:「はっぴばーすでーとぅーゆー」
ハイド:「とぅーみー」
浅川優李阿:ぱち ぱち ぱち ぱち
サジョウ:「はっぴば~すで~とぅ~ゆぅ~」 へんなこえ
熊埜御堂 奈津比古:「どうなってんだお前の姉貴どもは……」そうハイドとサジョウに問いかけようとして
浅川優李阿:「はっぴばーすでーとぅーゆー」
浅川優李阿:じーっと熊埜御堂さんを見ている
熊埜御堂 奈津比古:「……」
ハイド:「とぅーみー、ほらナツくんも」
浅川優李阿:「はっぴばーすでーとぅーーーゆーーー」
サジョウ:「はっぴ~ば~すで~とぅ~ゆ~~~~~」
浅川優李阿:「ゆーーー」
ハイド:「みーーー」
サジョウ:「ゆ~~~」
サジョウ:(同調圧力)
熊埜御堂 奈津比古:「………ハッピーバースデー……トゥーユー」死ぬほど歌が下手
サジョウ:「……ハッ」 鼻で笑う
熊埜御堂 奈津比古:「ああん!!??」
熊埜御堂 奈津比古:「んだてめぇコラ笑ってんじゃねぇよ!!」
ハイド:「ケケケ、楽しいなぁ!」
浅川優李阿:「はっぷばーすでーでぃあ」
浅川優李阿:「ハイドーーー」
浅川優李阿:にこにこと笑いながら
サジョウ:「はっぴば~すで~とぅ~でぃあは~くぅ~ん」
ハイド:「でぃあ俺~~」
浅川優李阿:「……はっぴばーすでい」
浅川優李阿:「とぅーゆー……」
浅川優李阿:ろうそくの刺さったケーキを
浅川優李阿:ハイドに差し出す
ハイド:それを元気に吹き消す
ハイド:「いぇ~い!」
浅川優李阿:「おめでとーーーーー!」
浅川優李阿:ぱちぱちぱちぱち
サジョウ:「ひゃぁ~」
サジョウ:ぱちぱちぱちぱち
熊埜御堂 奈津比古:「……」ぱちぱちと手を叩く
ハイド:「やっべ、マジ嬉しい……」
ハイド:「来年もやっていいのかよこれ、とんでもねぇな!」
浅川優李阿:「そうだよー」
浅川優李阿:「これから毎年だよ、ハイド」
浅川優李阿:「ずっとずーっと」
浅川優李阿:「おじいちゃんになっても、一緒にケーキ食べてあげる」
ハイド:「嬉しいねぇ、こうやって毎年俺の大事なものが増えていくんだな」
浅川優李阿:「病気とかになったらダメだよ―」
浅川優李阿:「そのためにもずーっと元気でいてね、ハイド」
浅川優李阿:にこにこ。
ハイド:「俺ぁ生まれてこのかた病気なんかしたことねぇぜ、安心しときな!」
ハイド:「ユリちゃんこそ、身体に気をつけろよ、身体と言わず安全にも気ーくばれよ、今日みたいなことだってあるんだからな!」
浅川優李阿:「はーい、わかってまーす」
サジョウ:「……うむ、ユリちゃんはちゃんとよく返事が出来てえらいですねーよしよしー♪」
熊埜御堂 奈津比古:「ま。その内、歳を重ねる事自体が嫌になる日が来るかもしれねぇが」
熊埜御堂 奈津比古:「それまでは、祝われるときにちゃんと祝われとけ」
サジョウ:「おぉ、なんか年上って感じの発言ですねぇ……毎年こうしてありがたいお言葉が聞けるのかも…」
ハイド:「あ?嫌になるなんてこたねぇよ、歳を取るってこた俺が夢に向かって一歩近づくってことだろうがよ」
浅川優李阿:「クマノミ丸さんも来年絶対来てくださいね!」
熊埜御堂 奈津比古:「何で毎年来ることになってんだ」
熊埜御堂 奈津比古:「それにまだクマノミ丸って………はぁ、もういいわ」
浅川優李阿:「えー」
浅川優李阿:「来てくれないんですか……」
浅川優李阿:しょんぼり顔
ハイド:「いいじゃん、来てくれよ、次はチーズケーキも買っとくからさぁ」
サジョウ:「これからケーキの売り上げに毎年貢献するんですよ、こっちは、ははは」
浅川優李阿:「そうです!ケーキもありますよー!」
熊埜御堂 奈津比古:「ぐっ……畜生がぁ……!」
熊埜御堂 奈津比古:「なら…百歩譲って来るのはいい…!だが……!」
熊埜御堂 奈津比古:「嬬恋だけは絶対呼ぶんじゃねぇぞ…!」
ハイド:「えーー、いいじゃん沢山いた方が」
サジョウ:「いえいえハーくん、これがフリってやつです」
熊埜御堂 奈津比古:「要らん事言わんでいい!別に振りでもねぇよ!!」
ハイド:「というか俺もナツくんの誕生日行くよ、いつ?」
熊埜御堂 奈津比古:「ああ?半年ぐれぇ先だ。ぜってぇ忘れんだろ」
ハイド:「ざーんねん、俺物覚えはいいんだよねー」
ハイド:「ナナちゃんも連れてくわ」
サジョウ:「私の方でも覚えておきますし。まぁハーくんも忘れんでしょう、こういうのは」
浅川優李阿:「うふふふ」
浅川優李阿:「来年もクマノミ丸さんの歌聞けるのうれしいなー」
浅川優李阿:「私ハマっちゃいました」
熊埜御堂 奈津比古:「……そ、そう?」
サジョウ:(ちょろっ)
熊埜御堂 奈津比古:「いや違う。俺は騙されねぇぞ。そうやって俺から金巻き上げようってんだろ…!」
ハイド:「ナツくん、いったいいくら貢いだらそうなるわけ……」
熊埜御堂 奈津比古:「……」土地でも買ったかのような領収書を思い出して
熊埜御堂 奈津比古:「俺は被害者だ…誰がなんと言おうと……」
ハイド:「まあナナちゃんああだしな……要は慣れよ慣れ、経験値!」
ハイド:「俺が遊び方教えてあげますよ、色々案内できるぜ?」
サジョウ:「借金するときうちを選ぶと私が取りたてに行ってあげますよ、ははは」
浅川優李阿:「じゃあ私はがんばって慰めるねー」
浅川優李阿:「クマさんよしよしー」
熊埜御堂 奈津比古:「出来あがってんじゃねぇか包囲網がよ!!」
サジョウ:「芸歴の長さを感じさせるツッコミですね」
熊埜御堂 奈津比古:「クソッ…何で俺はいつもこうなんだよ…!」
浅川優李阿:「ふふふふふ」
浅川優李阿:「はーあ」
浅川優李阿:「なんだかすっごく、誕生日って感じー」
ハイド:「いけねぇカピカピになっちまう」
ハイド:ケーキを皿へと移していく
浅川優李阿:「もうーハイドが主役なんだから」
浅川優李阿:「バタバタしなくていいのにー」
ハイド:「じゃあ……いただきます!」
ハイド:「甘えっ!じゃなくて美味ぇ!」
ハイド:「いやじゃないわけじゃねえか……」
浅川優李阿:ぱくりとケーキを食べて
浅川優李阿:「……!」
浅川優李阿:「ほんとに美味しいね―」
ハイド:「俺さーーイチゴ好きだわーー、果物で二番目に好き」
ハイド:「いや、今日で一番になったな」
ハイド:モグモグ
サジョウ:「はい、頂きますと……実際、クマさんには頑張ってもらったんでご褒美に…はい、あ~ん♪」
熊埜御堂 奈津比古:「……」少し苦い顔をして、それに応じる
サジョウ:「ん、よしよし」
熊埜御堂 奈津比古:「やっぱり甘ぇのは苦手だ」
サジョウ:「え?甘いの苦手なの?」 なんでまたケーキ屋に、と不思議な顔
熊埜御堂 奈津比古:「……」サジョウさんの発言に少し押し黙って
熊埜御堂 奈津比古:「なんでもいいだろ、理由なんか……」
浅川優李阿:「あー、むっちゃんがあーんってしてる」
浅川優李阿:「あーんってしてるよー」
サジョウ:「頑張った子にはご褒美をあげるんです~」
ハイド:じーーー
ハイド:「シャカ(スマホのシャッター音)」
熊埜御堂 奈津比古:「あってめぇ!何撮ってやがる!!」
サジョウ:「はい、ご苦労様ですハーくんもよしよし~♪あーんもね~」
ハイド:「むーちゃんこの機種のズームこれであってんの?ケータイ買い替えたらこれ俺にも送ってよ」
サジョウ:「ズームも色彩調整もばっちりです、動物を普段とったりするんですけどねぇ…はいはい、勿論送りますよ」
熊埜御堂 奈津比古:「それ使って俺脅そうってのか…!屈しねぇからな!」
ハイド:「楽しい思い出のフォトメモリアルってえやつじゃねえですか、俺の誕生日フォルダの一枚目っすよ」
浅川優李阿:「あー」
浅川優李阿:「なんだかクマさん顔赤くなってますね―」
浅川優李阿:「かわいいですよー」
浅川優李阿:つんつん
熊埜御堂 奈津比古:「なななななってねぇし!!」
サジョウ:「ねー」
浅川優李阿:「ねー」
サジョウ:つんつん
熊埜御堂 奈津比古:「突っつくな!何が楽しいんだよそんな事して!」
ハイド:「……ナツくんうちで働かね?ぜってー年下の子に人気出ると思うんだよね」
ハイド:(パシャパシャ)
熊埜御堂 奈津比古:「無理!!」即答
ハイド:「えーーーもったいねーー」
熊埜御堂 奈津比古:「人気なんか出る訳ねぇだろ、俺だぞ?」
熊埜御堂 奈津比古:「ええい離れろ離れろガキんちょ共!!」
ハイド:「大人気じゃん今」
サジョウ:「2人指名っていくらでしたっけ」 スン…
熊埜御堂 奈津比古:「……」
ハイド:(むーちゃん目がマジだぞ……)
浅川優李阿:「あ、私もワリカンするー」
浅川優李阿:「独り占めはずるいよむっちゃーん」
サジョウ:「ハハハ、仕方ないですねぇ、家族とだったら分け合ってあげようじゃありませんか」
浅川優李阿:「やったー」
熊埜御堂 奈津比古:「だからお前らは俺をなんだと…!」
サジョウ:「撫でれば響く大型犬」
熊埜御堂 奈津比古:「畜生がぁ!!」
ハイド:「うまうま……」(パクパク)
サジョウ:「あ、ほんとだおいし…」
GM:笑いと時々怒号が響きながら
GM:時計の針が真夜中を指すまで、ささやかなパーティは続くのだった。
GM:---
GM:ED終了
GM:セッション全行程、終わり!
GM:お疲れ様でしたー!!
ハイド:おつかれーーー!!
ハイド:ウヒョーー、オワッタゼーー
熊埜御堂 奈津比古:お疲れ様でした!!
サジョウ:おつかれさまでしたー!ひゅー!