メイン 見学

 登場PC

PC1:志奈乃 鹿折 キャラクターシート
PC2:戸上 亜衣奈 キャラクターシート
PC3:辰巳 十三 キャラクターシート
 
OP:辰巳十三
OP:志奈乃鹿折
OP:戸上亜衣奈
 
合流
ミドル:1
ミドル:2
ミドル:3
ミドル:4
ミドル:5
 
クライマックス
 
ED:志奈乃鹿折&戸上亜衣奈
ED:辰巳十三


プリプレイ

GM:戦士たちが…揃った!
GM:早速初めてまいりましょう
GM:100日後に死ぬとかあんまり考えてない女・レフティナイトちゃんのお時間だ!
GM:まずトレーラーをチェケラ!
GM:【トレーラー】
GM
『崩落戦』……それは4年前、この街で起きたFHによる大規模テロ事件。
その戦場で命を散らす筈だった実験部隊、『イエロージャケット』の少女たち。
数奇な運命によって生き延びた君たちを、それでも因縁の手指は離そうとしない。
鮮血の結末か、平穏の別離か。
その繋がりが行き着く先は。

GM:『彷徨騎士恩讐録』
GM:ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
GM: 
GM:という感じで相変わらずフワフワ仕立てのトレーラー
GM:続いてハンドアウトとともに、自己紹介に参りましょう
GM:PC1、志奈乃さんから!
GM:どぞっ
志奈乃鹿折:はい!
志奈乃鹿折:"エチュード"志奈乃鹿折。星辰館学園高校に通う二年生で、UGNイリーガル!
GM:顔がいい~~
GM:こんなに顔がいいのにいっぱいいるからお得
志奈乃鹿折:その実態は4年前の崩落戦で壊滅したFHの戦闘部隊『イエロージャケット』の生き残りで
志奈乃鹿折:強制成長とサイバネ技術で17歳っぽい見た目をしているサイボーグ幼女7歳です。
GM:合法ロリ
GM:危険な女だ
志奈乃鹿折:N市に来てから、追いかけていたお母さんと再開して和解したり、たまーに頼れる先輩ができたり
志奈乃鹿折:割と人生をエンジョイしてます
GM:割と前向きパワーに満ち溢れている
GM:ようじょつよい
志奈乃鹿折:今の目的は、これからもエンジョイし続けるために大切な人たちの日常を守ることと
志奈乃鹿折:そもそも部隊離散の元凶らしい”主任”と呼ばれるエージェントの行方を追うことです。
志奈乃鹿折:一体何者なんだ……
GM:それはまだ混沌の中…
志奈乃鹿折:性能はエンジェルハイロウ/モルフェウスの感覚型アタッカー。
志奈乃鹿折:隠密を起点として、ハードワイヤードの優秀な武器を使い白兵/射撃をスイッチしながら戦います
志奈乃鹿折:弱点はオート支援が受けられないこと!でもそんなことめったに無いよね!
GM:めったにないよ~~
GM:ほんとかな?
志奈乃鹿折:今回は心配していた不出来な妹がようやく見つかったということで、お姉ちゃんとしてがんばります。
志奈乃鹿折:よろしくお願いします!
伊豆母鶴葵:こっちが姉なんだが?
伊豆母鶴葵:絶対泣かす……
GM:よろしくおねがいします
GM:では次、PC2の戸上さん!
GM:レリゴー!
戸上 亜衣奈:はっ!
戸上 亜衣奈:戸上亜衣奈(とがみ あいな)。蟹座のO型、17歳。
戸上 亜衣奈:星辰館高校2年B組所属の、花も恥じらう女子高生です。
戸上 亜衣奈:N市の裏に存在する"異界"の一つと接続してしまい、オーヴァードに覚醒。
戸上 亜衣奈:第八支部長に保護され、同支部所属のUGNイリーガルとなりました。コードネームは"ウィンドウォーク"。
GM:志奈乃さんと同じく
GM:第8支部とは浅からぬ縁があるんですねえ
戸上 亜衣奈:シンドロームはハヌマーン・ノイマン+エンジェルハィロゥのトライブリード。
戸上 亜衣奈:能力としては超視覚や超聴覚を駆使した状況把握、変装・変声能力を用いた潜入の他──
戸上 亜衣奈:先の"異界"……超自然情報ネットワークとも呼ばれるそれに接続し、本来得られぬ情報を得ることが可能。
戸上 亜衣奈:が、一方で腕っぷしに関してはからっきし。戦闘では専ら敵の弱点を伝えるなどの支援役です。
戸上 亜衣奈:今回は通常の130点から160点にパワーアップということで各種エフェクトも──
戸上 亜衣奈:強化できませんでした。トライブリードって悲しい。
GM:悲しい
戸上 亜衣奈:ので、《インスピレーション》取得をメインにする方向性となりました。
戸上 亜衣奈:答えられる質問には……答えて頂きましょう!
GM:ゲェーッ
GM:GMにとってはこれほど恐ろしいエフェクトもない
戸上 亜衣奈:しかもLvは……『2』!
戸上 亜衣奈:『秘密兵器』と合わせて何かしらの役に立ちたいです。
GM:丸裸にされてしまう…
GM:戸上さんはエロだな…
戸上 亜衣奈:ばっ、なっ、何言ってんの!?
戸上 亜衣奈:これだから男子って……
GM:ナイスリアクションありがとうございます
戸上 亜衣奈:割と軽い性格らしいですよ。
戸上 亜衣奈:支援役なのに足が遅くて大丈夫なのか。山のようなE・Eは役に立つのか。
戸上 亜衣奈:不安は尽きませんが、やれることは全力でやりきる所存です。
戸上 亜衣奈:よろしくお願いします!
GM:よろしくおねがいいたします!
GM:あ、ハンドアウト紹介忘れてた
GM:後でまとめてやろう
GM:では最後、今回のUGN枠
GM:辰巳支部長、でてこいや!
辰巳十三:UGN――ッ(鳴き声)
辰巳十三:辰巳十三。十三支部のUGN支部長です!
GM:知性がUGNに支配されている!
GM:なんてことだ
辰巳十三:その正体はWW2からがんばっている、不思議な実験生命体!ナンバー13!
GM:望郷…貨物列車…8…
辰巳十三:スラム街みたいな地区の地下で活動しています。が、最近では中学校にも通うことになりました。
辰巳十三:これで日常見守り力、さらに倍!
GM:中学校のフィールドパワーソース
辰巳十三:そして今回はチームメンバーを考慮し……必殺の、餓狼の爪を放棄!
GM:何ぃ!
GM:トレードマークの爪を!
GM:いったいこれでどうやって戦うっていうんだよ将太くん!
辰巳十三:復讐の刃を取得し、カウンター型としてリジェネレイトしました。
GM:あ・・
GM:反撃が舌の上でふうわりと広がって……うむ!
辰巳十三:この活きのいいネタを使って! 今回は志奈乃さんを助けていきたいと思っています!
辰巳十三:以上、よろしくお願いいたします!!!!!! わに!!!
GM:ワニーーーッ!!
GM:では続いてハンドアウト紹介のコーナー!
GM:PC1の志奈乃さんは…こちら!
GM:PC1:志奈乃鹿折
シナリオロイス: 伊豆母鶴葵
家族を取り戻し、普段と変わらない日常を送っていた君の元に因縁の人物が現れる。
クラスにやってきた転校生、伊豆母鶴葵(いずも・つるぎ)という聞き馴染みない名前を名乗る少女は、君と同じ戦闘実験部隊の生き残り、"レフティ・ナイト"だ。
微笑の裏側にある殺意を隠そうともせず、彼女は君に近づく。
「放課後、2人きりで話をしよう」
日常を取り戻すためには、この乱入者と対峙する他は無いだろう。

GM: 
GM:謎の転校生、いずもちゃんがやってきます。
志奈乃鹿折:一体何者なんだ……
伊豆母鶴葵:ここが年貢の納め時だぞトゥエルブ!
GM:だそうです
志奈乃鹿折:中学生が考えたみたいな名前しやがって
伊豆母鶴葵:お前だって一発変換出来ないだろ!おい!!
GM:というわけで知ってるような知らない女と喧嘩したりしなかったりしてください
GM:続いて、PC2!
GM:PC2:戸上亜衣奈
シナリオロイス:都城サエコ
「トピックですよ!トピックですよ!」
君のクラスでは、学年に突然現れた謎の転校生の話題で持ちきりだ。
そんなホットなニュースに、新聞部の部長でもある君の友人、都城サエコが飛びつかないはずはない。
彼女に情報収集能力を(一方的に)買われている君は、謎の転校生・伊豆母鶴葵の取材に付き合わされるのだった。

GM: 
GM:新聞部のお友達が生えます
都城サエコ:しかも部長ですよ!部長!
都城サエコ:これはトピックですね!
戸上 亜衣奈:都城さん、既存キャラということで素性は公式ツイッターでチェキしたんですが、
戸上 亜衣奈:始めは知らない感じでしょうか。
戸上 亜衣奈:あくまで「新聞部」ということだけ知ってればいいでしょうか。
都城サエコ:そ、そんなっ、この私と友情を育んだ日々を忘れたんですか亜衣奈ちゃん!
戸上 亜衣奈:えっ、あ、うん……ごめんね。最近、チェック甘くて……
GM:というわけで顔見知りだとスムーズに行くと思われます
GM:前々から目をつけられて
GM:新聞部に勧誘されたりしていたのだ
戸上 亜衣奈:新聞部かぁ(最近別口で縁があったとかナントカ
戸上 亜衣奈:ともかく、前々からの知り合い了解です。仲良くしましょう!
都城サエコ:やったー!
GM:ユウジョウ!ヨロシク!
GM:では最後に辰巳さん!
GM:PC3:辰巳十三
シナリオロイス:志奈乃枝折
定期のメディカルチェックを受けるべく第4支部に呼び出されていた君は、待合室で君と同じように憂鬱そうな顔をしている女性に出会い、会話を交わす。
彼女はかつて"クイーン"と呼ばれたアラボドセルの実験体。現在は志奈乃枝折と名乗り、君も知る志奈乃鹿折の母親として暮らしているという。
君がUGNの支部長と知ると、彼女は躊躇い混じりにある頼みを持ちかけてくる。
それは鹿折と枝折のもう1人の家族、"レフティ・ナイト"を探してほしいというものだった。

GM: 
GM:人妻(?)と出会います
辰巳十三:病院の待合室で知り合いのカーチャンと出会う…
GM:しかも診療所(?)の待合室で
GM:ちょっとえっちなツイッターバズ漫画みたいになりましょう
辰巳十三:広告で損してそう
GM:診療所の待合室で出会った人妻と……
GM:いざジャーム狩り!!
GM:(絵柄激変)
辰巳十三:ファブル方式やめて!
GM:このOPの見所は
GM:最初はお互い素性が分からないので
GM:どのタイミングで辰巳さんが支部長であるのを明かすのかは自由自在という点です
辰巳十三:なるほど!面白!了解です!
GM:存分にサプライズチャンスを狙っていきましょう
GM:以上!そして……

OP:辰巳十三

GM:OPはその辰巳さんからだ!!
GM:侵蝕をふれい!
辰巳十三:ワオ!がってんです!
辰巳十三:1d10+35 カァァ――ッ
DoubleCross : (1D10+35) → 8[8]+35 → 43

GM:---
GM:第4支部・メディカルセンター
GM:---
GM:第4支部の広大な建物の一角。
GM:ここはオーヴァードたちの健康状態を解析する、特殊なフロアだ。
GM:君は今日、任務がオフだというのに健康診断のためにこの場所に呼びつけられていた。
辰巳十三:(最悪だな……学校休まなきゃいけないし、待ち時間は長いし……)
GM:露骨にテンション下がりながら
GM:次の検査の呼び出しを待っていると……。
辰巳十三:(注射だけでも勘弁してくれないか……)
志奈乃枝折:「……はぁ」
志奈乃枝折:少し間を開けて待合のベンチの隣
志奈乃枝折:君と同じようにどんよりと項垂れている女性がいる。
辰巳十三:(……お) 近くに憂鬱そうな人がいる。ここに呼ばれたからには、似たような境遇にあるのだろう。ひとまず観察することにする。
GM:観察していると
GM:君にはひとつ気付くことがある。
GM:その青い瞳と、儚さをたたえた面影
GM:君が以前に第三支部への出向で共に戦った少女、志奈乃鹿折に瓜二つだ。
GM:話しかけてみてもいいし、そっとしておいてもいい。
辰巳十三:「あれは……」 考える。 (志奈乃ちゃんさんの姉貴かもな)
辰巳十三:(面白そうだな、これ) どうせ暇を持て余していたところだ。立ち上がり、雑誌をもって近づくことにする。
志奈乃枝折:「……」
志奈乃枝折:君が近づいても、項垂れたまま微動だにしない
辰巳十三:「……あのさ、お嬢さん」
志奈乃枝折:「!ひええ」
志奈乃枝折:へなへなした声を出して、背もたれにひっつく
辰巳十三:「おっと! びっくりさせちまったか。悪いね、俺は医者じゃない。安心してくれ」
志奈乃枝折:「あ……すいません」
志奈乃枝折:「失礼を……してしまいました」
志奈乃枝折:「お医者さんではない……ということは……その」
志奈乃枝折:「あなたも……ですか……?」
志奈乃枝折:袖をめくる、白い腕に採血の跡。
辰巳十三:「そう。……注射器も持ってないし、血圧計もバリウムもない。同じ境遇の同士だよ」
辰巳十三:「健康診断、苦手なんだ」
志奈乃枝折:「そうですか……そうですね……」
志奈乃枝折:「私も……とても苦手で……健康診断」
志奈乃枝折:「注射は痛いですし……お薬は……苦いので……」
辰巳十三:「だよねえ」 笑う
辰巳十三:「注射なんて痛いに決まってるんだ、あいつらみんな舌を抜かれるよ。」
志奈乃枝折:「ふふ……あの、ええと」
志奈乃枝折:「よければ……お話しませんか」
志奈乃枝折:ついついと隣の席を指して
志奈乃枝折:「気が紛れるので……」
辰巳十三:「そうだな、俺も。午後の検診が憂鬱だったところなんだ。」
辰巳十三:「お嬢さんも、よくここに?」
志奈乃枝折:「……あ、はい、そうですね」
志奈乃枝折:「ひと月に一度……そういう条件で……」
志奈乃枝折:「あ……枝折、といいます」
志奈乃枝折:「志奈乃、枝折です」
志奈乃枝折:ぺこりと会釈
辰巳十三:「なるほど。……じゃあ、やっぱりか!」
志奈乃枝折:「はい?」
辰巳十三:「志奈乃鹿折ちゃんさんのお姉さんか何かだろ?」
志奈乃枝折:「……!」
志奈乃枝折:「鹿折さんのこと、ご存知ですか」
志奈乃枝折:「UGN第三支部の……方でしょうか……」
辰巳十三:「友達だよ。……向こうがどう思ってるかわからないけど、俺は友達だと思ってる」
辰巳十三:「あ、学校の先輩でもあるな。まあ、UGNの人ってのは間違ってない」
志奈乃枝折:「友達……それは……」
志奈乃枝折:「……とても、嬉しいですね」
志奈乃枝折:穏やかに微笑む
辰巳十三:「なんだ、やっぱりお姉さんかい」
志奈乃枝折:「いえ……はい……そうですね」
志奈乃枝折:しばらく考えるような間が空いて
志奈乃枝折:「私は……鹿折さんの母……」
志奈乃枝折:「の……ような事を……させていただいています」
辰巳十三:「ママさん!? マジで!?」
辰巳十三:「……この界隈、外見で立ち位置を判断できる人がほんとに少ないよな……」
志奈乃枝折:「ええ、あの……鹿折さんがどこまでお話されているかは」
志奈乃枝折:「わからないのですが……」
辰巳十三:「少しは聞いているよ」
志奈乃枝折:「私が『素体』ですので……」
志奈乃枝折:「……鹿折さんよりも歳をとっていて」
志奈乃枝折:「鹿折さんと暮らすに当たって、それが不自然でないだろうということで……」
志奈乃枝折:「母子と……そう……いう風に……決めました」
志奈乃枝折:少し照れくさそうに頬を染める
辰巳十三:「ふっふっ!娘と一緒にいられるようになったなら、何よりだ。俺も嬉しいよ。」
辰巳十三:「その見た目なら姉貴の方が自然だと思うけどね、まあいいや。俺の外見判断ってマジで当てにならないし」
辰巳十三:「志奈乃ちゃんさんには、俺も世話になってる……ああ!名乗るのが遅れた!」
志奈乃枝折:「あ」
志奈乃枝折:「そうですね、ごめんなさい……私……自分の話ばかりで」
志奈乃枝折:「お名前を……伺っても……?」
辰巳十三:「いやいや。名乗らせておいて、俺がぽかんとしてたんだ。」
辰巳十三:「俺は无号・辰巳・十三。好きなところをとって呼んでくれていい。仕事は」
GM:ぽぉーん
GM:丁度そのタイミングで
GM:志奈乃枝折の手元のベルが鳴る
GM:『志奈乃枝折さん、第3診察室にお越しください』
辰巳十三:「ん。呼び出しかい」
志奈乃枝折:「あ……あわわ」
志奈乃枝折:ベルを握りしめながら立ち上がる
辰巳十三:「残念。戦いの時だ」
志奈乃枝折:「ごめんなさい……話の途中で……」
志奈乃枝折:「辰巳さん……あの」
志奈乃枝折:「祈っていてください……!」
志奈乃枝折:震え、だいぶ必死な顔をしている。
辰巳十三:「……だな。心から無事を祈る。オン・アビラウンケンソワカ」
GM:離れていく小さな背中を見送り
GM:ぽーんと、君の手元のブザーも鳴る。
GM:『辰巳十三支部長、第1診察室に起こしください』
辰巳十三:「……おのれ。俺もか」 うなだれる。
辰巳十三:「表の目釘はホシオーカ、裏の目釘はダイオーカ……」 祈りの言葉をつぶやきながら、歩き出す。
GM:---
GM:――2時間後。
GM:侵蝕率のチェック、CTRスキャン、問診、採血……。
GM:すべての項目が済んだ頃には、既に日は傾いていた。
GM:診察室を出た君は、再びばったりと志奈乃枝折に出くわす。
志奈乃枝折:「……そちらも……おしまいですか」
志奈乃枝折:どんより。憔悴しきっている。
辰巳十三:「……まあね。相当、手ひどくやられたらしいな……お互いに」
志奈乃枝折:「はい……全然慣れません……」
志奈乃枝折:「ええと……そういえば……お話の途中でした」
志奈乃枝折:「確か……お仕事の……」
辰巳十三:「こんな日は辛いカレーでも食って……ん、ああ」
GM:たったった。
GM:君の背後から駆けてくる足音。
辰巳十三:「仕事は……なんだ、また?」
支部員:「辰巳さん、辰巳さーん」
支部員:第4支部の支部員が走ってくる
辰巳十三:「なんだよ、もうぜんぶ終わったんじゃないかい」
支部員:片手にはひどくひび割れたスマートホン、君の物だ。
支部員:「スマホを忘れないでくださいよ」
辰巳十三:「おわっ。危ねえ……ログインボーナスが途切れるところだった」
支部員:「お願いしますよ、辰巳支部長」
支部員:支部員は去っていく。
志奈乃枝折:「たつみ……支部長……」
辰巳十三:「ごめん。……ってわけだ。支部長をやってるんだよ。志奈乃ちゃんさんをはじめ、みんなに迷惑を振るのが仕事」
志奈乃枝折:「……」
志奈乃枝折:「あの」
志奈乃枝折:「雰囲気が……変わりましたか……?」
志奈乃枝折:「前はもう少し背が……」
辰巳十三:「不便だったから、このくらいにしたんだ」
志奈乃枝折:「ええっ」
辰巳十三:「バイクとか車、乗りたいからね」
志奈乃枝折:「ぜ、全然わからなかったです……」
志奈乃枝折:完全に誰かと勘違いしている!
志奈乃枝折:「骨格とかも……ぜんぜん違うので……」
辰巳十三:「……もしかして。辰巳のことかな」
志奈乃枝折:「?」
志奈乃枝折:「巽支部長」
志奈乃枝折:「で……すよね……?第8支部の……?」
辰巳十三:「あいつのことなら……あっ!そっちか!」
辰巳十三:「それはまったくの別人、別人レベルが高すぎて完全に別人だよ」
志奈乃枝折:「あっ」
志奈乃枝折:「や、やっぱりですよね……いえ……」
志奈乃枝折:「流石に……私も」
志奈乃枝折:「何かおかしいなー……と、思っていましたので」
志奈乃枝折:「……ほんとですよ?」
志奈乃枝折:「ほんとに……」
辰巳十三:「……うん……」
辰巳十三:「志奈乃ちゃんさんによく似てるな」
志奈乃枝折:「ええっ」
志奈乃枝折:「……それは……嬉しいですが……複雑な……」
志奈乃枝折:難しい顔をしている
辰巳十三:「はは。まあ、志奈乃ちゃんさんに会ったら、よろしく言っておいてよ」
志奈乃枝折:「はい……言っておきます」
志奈乃枝折:「……あの」
辰巳十三:「俺は辛いカレー食って帰る。もうしばらく健康診断なんて行かないぞ……、と?」
志奈乃枝折:「辰巳十三支部長……さん……」
辰巳十三:「はい」
志奈乃枝折:「図々しい……事なのかもしれませんが」
志奈乃枝折:「少しだけ……お話を聞いていただいてよろしいでしょうか」
志奈乃枝折:「……UGNへの依頼……です」
辰巳十三:「そいつはいい」「健康診断より大歓迎だ」
辰巳十三:「……お話を伺おうか、志奈乃ママさん」
志奈乃枝折:「……ありがとうございます……では本題だけ」
志奈乃枝折:「短刀……直入に……」
志奈乃枝折:「人を捜していただきたいんです」
辰巳十三:「人を?」
志奈乃枝折:「……はい」
志奈乃枝折:「私たちの……家族を」
辰巳十三:「……志奈乃鹿折さんの、姉妹って意味か。名前は?」
志奈乃枝折:「レフティ・ナイト」
志奈乃枝折:「ヒトとして……あの子がどういった名前を名乗っているのかは」
志奈乃枝折:「わからないですが……」
志奈乃枝折:「『イエロージャケット』としてのコードが、それです」
辰巳十三:「なるほど。だが、顔は見ればわかる……そうだろ? 面白そうだ」
志奈乃枝折:「……本当に」
志奈乃枝折:「いいんでしょうか……」
志奈乃枝折:その快諾に、どこか戸惑うように目を伏せる
辰巳十三:「もちろん」 まだ、理由を聞いていない。しかし、わかることが一つある。
辰巳十三:「友達のママの頼みで、家族を探せってことだろう。」
辰巳十三:「それならご協力しますと、こういう風に言わないとな。いいやつってのは、そうするんだよね」
志奈乃枝折:「いいやつ……ですか」
志奈乃枝折:「……私は、兵士です……大勢の人を殺しました……」
志奈乃枝折:「本当ならば……そうやって受け入れてもらう資格も」
志奈乃枝折:「……無い……はずです……」
辰巳十三:「軍人はそれが仕事だと思うよ。何もオーヴァードに限った話じゃない」
辰巳十三:「でも、罪悪感もある。そうやって悩んでる……UGNはそういう困ってる人々を保護するべきだ」
辰巳十三:「たとえ誰だろうと、困ってるときに助けてもらえるサービスは受けられないといけないよ。社会だからさ」
志奈乃枝折:「……」
志奈乃枝折:「優しい……ですね……辰巳さん……あ」
志奈乃枝折:「ええと……」
志奈乃枝折:「ややこしいので……十三さんとお呼びしても……大丈夫……ですか?」
辰巳十三:「そうしてもらえるとありがたい」
辰巳十三:「この件では、協力することになるからね」
志奈乃枝折:「……十三さん」
志奈乃枝折:「あの子が今……どうしているのかは……わからないです」
志奈乃枝折:「けれど……十三さんのおっしゃるように」
志奈乃枝折:「困っているのは……きっと……間違いないと思います」
志奈乃枝折:「ですから」
志奈乃枝折:「皆さんの優しさに……甘えさせてください……」
志奈乃枝折:「私と……あの子を」
辰巳十三:「そうだね。この界隈、困ってる人多いからな」
辰巳十三:「まあ、一つUGNは頼れる組織ってところを披露しようか!」
志奈乃枝折:「……鹿折さんには……素敵な友達がいるんですね」
志奈乃枝折:「来て……よかったです」
志奈乃枝折:「ありがとう……」
辰巳十三:「俺も、今日は来てよかった。……健康診断を除けばね。うまく終わってからもう一度、それを言ってもらおうかな」
志奈乃枝折:「……はい」
志奈乃枝折:「あ」
志奈乃枝折:ぐきゅー、と、お腹が鳴る
志奈乃枝折:「……」
辰巳十三:「……」
辰巳十三:「辛くないカレー食う?」
志奈乃枝折:「……」
志奈乃枝折:顔を赤くしたまま、こくりと頷く。
GM:---
GM:シーン終了、ロイス飲み可能!
辰巳十三:志奈乃枝折さんにロイス!
辰巳十三:連帯感〇/不安 で! イシャ嫌い仲間!
辰巳十三:いじょう!

OP:志奈乃鹿折

GM:オッケイ!
GM:では次!志奈乃さんOP!
GM:侵蝕カモン!
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+5(1D10->5)(侵食率:43->48)した
GM:---
GM:星辰館高校・2-A教室
GM:---
GM:カッ カッ カッ カッ
GM:朝礼の時間、教壇に立った1人の生徒が
GM:黒板にチョークを走らせる。
伊豆母鶴葵:「伊豆母鶴葵です」
伊豆母鶴葵:「みなさん、どうぞよろしく」
GM:振り向いてにっこりと微笑む、その少女の顔を
GM:君……志奈乃鹿折は知っている。
志奈乃鹿折:「なっ……」
志奈乃鹿折:がたり、と立ち上がろうとするのを、すんでの所で堪える。
GM:青い瞳に白い肌、夜空のような深い色の黒髪。毎日鏡で見る自分の顔に瓜二つの容貌。
GM:かつて白楽島という場所での戦いの中で出会った
GM:君と同じ『イエロージャケット』の生き残り、”レフティ・ナイト”だ。
伊豆母鶴葵:「……」
志奈乃鹿折:「…………」
伊豆母鶴葵:人差し指を唇に当ててウィンクする。
志奈乃鹿折:困惑と警戒が混じった視線を数秒交わし
志奈乃鹿折:そのウインクには露骨に顔をしかめて、何事もなかったかのように顔を背けて窓の外を眺める
志奈乃鹿折:教室の後ろの、窓際の席。身長が高いのでほぼ定位置となっている。
:「あー……というわけで転校生だお前ら」
:「色々と親切にしてやるように」
GM:教室はざわめいている。
GM:クラスメイトたちは君たちのそっくりな容貌が気になっているようだ。
志奈乃鹿折:「……」クラスの喧騒を聞こえないふりして外を眺め続けている。
志奈乃鹿折:……おあつらえ向きに隣の席は空いている。
:「ハイハイハイハイ、静かにしなさいお前ら」
:「家庭の事情とかなんとかあるんだろう、想像しなさいよ、ね」
宮野由夏:「いやその発言自体だいぶデリカシーにかけると思うんですけど……」
:「じゃあえーっと」
:「席は志奈乃の隣でいいか。顔も似てるし」
若木妙子:「適当すぎる……」
志奈乃鹿折:「……」予想はしていたが、先生の言葉を聞いて余計にむすっとする。
GM:担任の壮絶な雑さにクラス中が絶句する中
GM:机の間を抜けて悠々と転校生は歩いてくる。
伊豆母鶴葵:「よろしくね」
伊豆母鶴葵:「お隣さん」
伊豆母鶴葵:机に肘をつけ笑みを浮かべる
志奈乃鹿折:「……」ジトッとした視線を投げかけ
志奈乃鹿折:「ええ、"はじめまして"」大きめの声で
志奈乃鹿折:「こちらこそよろしく。伊豆母さん」
伊豆母鶴葵:「……」
伊豆母鶴葵:じりじりとした緊張感をぶつけ合いながら
伊豆母鶴葵:君たちは午前中の授業を過ごす。
GM:---
GM:キーンコーンカーンコーン
GM:お昼の予鈴、生徒たちにとって憩いの時間がやってくる。
宮野由夏:「いやー」
宮野由夏:「急展開にも程があるっていうか、なんてーか」
宮野由夏:君の傍でコーヒー牛乳をちゅーちゅーと吸うクラスメイト
宮野由夏:顔なじみでいつも遊びに行くメンバー、あだ名は『みゃの』。
志奈乃鹿折:「……なんのことかしら」
志奈乃鹿折:ムスッとした顔のまま弁当箱を開いている
若木妙子:「やっぱこれ」
若木妙子:「聞かないほうが……良いパターン?」
若木妙子:その横でパンを齧るのも、お馴染みの友人。
若木妙子:ニックネームはジャッキーと呼ばれている。
若木妙子:いつもマイペースな彼女だが、流石にちょっと引け腰な視線。
志奈乃鹿折:「……」ジャッキーはあだ名通りに発言こそエキセントリックだが
志奈乃鹿折:意外と肝心な時には気が回る……というかジャッキーが気を使うということは、今の自分は相当ピリピリしているということか。
宮野由夏:「かおりんってばミステリアスだかんなー」
宮野由夏:「今更秘密や謎のひとつふたつ増えても驚かんけど」
志奈乃鹿折:「……いえ、別に隠すほどのことでもないけど」
志奈乃鹿折:若干自分の態度を反省し、しばし考え込む
宮野由夏:「イライラ、マシになりそうなんだったら」
宮野由夏:「話してみてよ」
若木妙子:「茶化さないのは……約束する」
宮野由夏:「何、やっぱり家庭のジジョーってやつ?」
若木妙子:「……名字、違うしね……」
志奈乃鹿折:レネゲイドに係る事情を明かすわけには行かないが、嘘をつくわけにも行かない
志奈乃鹿折:「まあ、そんなところね。一応姉妹ということになるのかしら」
若木妙子:「姉妹……」
宮野由夏:「えーっとそんじゃあ」
宮野由夏:「かおりんが伊豆母さんの……お姉ちゃん?妹?」
伊豆母鶴葵:「私が姉、ということになるのかな」
伊豆母鶴葵:気がつけば君たちのとなりに立っている
宮野由夏:「おわっ!」
志奈乃鹿折:「……」
伊豆母鶴葵:「あはは、嫌そうな顔しないでよ」
伊豆母鶴葵:「折角だし、話に混ぜておくれよ」
伊豆母鶴葵:「ねえ、いいだろ?」
志奈乃鹿折:「……ええ、構わないわよ」
伊豆母鶴葵:「かわいい妹と同じクラスの隣の席になれたんだ」
伊豆母鶴葵:「これを機会に仲良くなりたいと思うのは当然じゃないかな、ねえ」
志奈乃鹿折:「そう、どうも」そっけなく答えて
志奈乃鹿折:「ところで」
伊豆母鶴葵:「何かな」
志奈乃鹿折:「あなた、お弁当は持ってきてるのかしら?」
志奈乃鹿折:「もし良ければ分けてあげるわよ」
志奈乃鹿折:「姉として、一人暮らしの妹の食生活が貧相だったら心配だし」
伊豆母鶴葵:「へえ」
伊豆母鶴葵:弁当箱を覗き込む
伊豆母鶴葵:「気持ちは嬉しいけど、受け取れないよ」
志奈乃鹿折:「そう?残念」全然残念そうじゃない
伊豆母鶴葵:「それって見た所手作りだろう?君が手間隙かけて作ったわけだから」
伊豆母鶴葵:「味わう権利も君のものだ」
伊豆母鶴葵:「それを大事な『妹』から奪うわけにはいかない」
伊豆母鶴葵:「栄養補給の方法には、頓着しないしね」
伊豆母鶴葵:ゼリー飲料のキャップを開けて流し込んでいる
志奈乃鹿折:「そう……じゃあ遠慮なく」
志奈乃鹿折:「今日のお弁当は母さんが珍しく失敗しなかったから、分けてあげたかったのだけど」
伊豆母鶴葵:「!!」
伊豆母鶴葵:ぶちゅっ!!
伊豆母鶴葵:手の中でゼリー飲料が握りつぶされる。
志奈乃鹿折:「いらないなら仕方ないわね」
志奈乃鹿折:だし巻き玉子を美味しそうに頬張る。
伊豆母鶴葵:「へえ……」
伊豆母鶴葵:「あの人は、そういう事もするんだねぇ」
志奈乃鹿折:「それはするわよ。家族ですもの」
志奈乃鹿折:「なんなら、明日からあなたの分も頼んでみましょうか」
志奈乃鹿折:「母さん、きっと喜ぶわ」
伊豆母鶴葵:「さっきいらないって言っただろ」
伊豆母鶴葵:「バカバカしいな、素人料理がなんだっていうんだよ」
志奈乃鹿折:「ふぅん、そう」
伊豆母鶴葵:「第一、時間も手間も無駄なんだよね。手弁当は味付けを濃くしないといけない分」
伊豆母鶴葵:「塩分も過多になりがちなんだよ。知ってたかな。」
伊豆母鶴葵:「そういう見え透いた形にばっかりこだわるのがなんていうか薄いっていうか」
伊豆母鶴葵:「私はちゃんと日々の栄養バランスを崩さないように気を遣って暮らしてるんだよね」
伊豆母鶴葵:「それがいきなり崩されたりしたら溜まったもんじゃあないしね。うん」
志奈乃鹿折:「味付けは単にあなたの好みというか、舌がお子様なだけなんじゃないの……?」
志奈乃鹿折:「それに栄養補給に頓着してないのかバランスを気にしているのか……矛盾しているわ」
伊豆母鶴葵:「人の勝手だろうが!!」
伊豆母鶴葵:ばあん!!
伊豆母鶴葵:机を叩いて大きな音がなる
GM:クラス中のぎょっとした視線が集まる。
宮野由夏:「ちょ、ちょっと、おねえさーん」
若木妙子:「ブレーイク、ブレーイク」
伊豆母鶴葵:「ああ?」
志奈乃鹿折:「……ちょっと」鶴葵さんにだけ聞こえるような小声で
志奈乃鹿折:「ここで始める気なら、容赦しないわよ」僅かに殺気を滲ませる
伊豆母鶴葵:「……」
伊豆母鶴葵:「はは、まさか。そんなわけ無いだろう」
伊豆母鶴葵:「君があんまり相変わらずだから、こっちも少し頭に血が上ったけど」
伊豆母鶴葵:「こっちが大人になって許すよ」
伊豆母鶴葵:「喧嘩をしにきたわけじゃないからね」
伊豆母鶴葵:「……放課後、時間はあるかな」
伊豆母鶴葵:「これからのことについて、話しておきたいんだ」
志奈乃鹿折:「そう。成長したみたいで安心したわ」
志奈乃鹿折:「構わないわよ。放課後」
志奈乃鹿折:「けじめを付けるなら早いほうがいいしね」
伊豆母鶴葵:「よかった。それじゃあまた後で」
宮野由夏:「えーっと、あのー、お姉ちゃんさん」
伊豆母鶴葵:「何かな?」
若木妙子:「手……洗ったほうがいい……」
若木妙子:「次の授業までタイムアップ……間近」
伊豆母鶴葵:「……」
伊豆母鶴葵:ゼリーでべっとり
伊豆母鶴葵:「ああ、うん。ありがとう」
伊豆母鶴葵:教室をそそくさと出ていく
宮野由夏:その背中を見送り
宮野由夏:「いやー」
宮野由夏:「なんていうか……すごい人だね」
若木妙子:「ハリケーン……」
志奈乃鹿折:「お子様なだけよ」完全に自分のことを棚に上げている
宮野由夏:「あたしらに口はさめそうにないってのはよく分かったわ」
若木妙子:「その血の宿命……」
志奈乃鹿折:「別にそんなことはないけど……」
宮野由夏:「いやあんなバチバチにやり合われたら」
宮野由夏:「ご本人たちにしかどうにもなんねーってか」
志奈乃鹿折:「ジャッキーとみゃのが聞いてくれて、少し気が楽になったし」
宮野由夏:「……マジで?」
志奈乃鹿折:「よく考えたらこちらに落ち度はないのだから、必要以上に身構える必要もなかったわ」
若木妙子:「つまり」
若木妙子:「我々はいつもどおりでいればいい……心は不動……無念無想の境地」
宮野由夏:「よく分かんないけど、そういうことか」
志奈乃鹿折:「うん、別にあの子のことが嫌いなわけでもないし」
宮野由夏:「んじゃ、気持ち切り替えて。とりま土日あたりタピりに行くかー!」
宮野由夏:「新しい店、オープンするんだって」
宮野由夏:「これは初日買いしかないっしょ!」
若木妙子:「ブームも下火だというのに、なんという執念」
志奈乃鹿折:「いいわね。このご時世に新しく店を出すなんてよほどの自信があると見たわ」
宮野由夏:「だっしょ!だからそこが買いなワケよ!」
宮野由夏:「それでまー、もしかしたら、さ」
宮野由夏:「お姉ちゃんも、誘えたらいいよね」
志奈乃鹿折:「……そうね」少し目を伏せて
宮野由夏:「とか……ナントカ」
宮野由夏:「でしゃばりすぎ?」
志奈乃鹿折:「ううん、ありがとう」柔らかく笑って
志奈乃鹿折:「それもこれも、今日の放課後次第ね」
志奈乃鹿折:胸の前で両手をぐっと握り
若木妙子:「うむ……パワーをメテオに」
若木妙子:「わしらがついておるぞ……」
宮野由夏:「いや何キャラだし!」
志奈乃鹿折:「見てて、二人共。なんとか穏便に済むように頑張ってみる」
志奈乃鹿折:「姉として……!」力強く言い放つ
GM:と、君たち3人のいつもの昼休みは過ぎていく
GM:---
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です
志奈乃鹿折:姉だが? 伊豆母鶴葵 安堵/警戒◯ で所得します!
志奈乃鹿折:生きてたことには一応安堵してる
GM:一応。
GM:では次!

OP:戸上亜衣奈

GM:お待たせしました戸上さんの出番!侵蝕どうぞ!
戸上 亜衣奈:はい!
戸上 亜衣奈:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+4[4] → 37

GM:---
GM:星辰館高校・2-B教室
GM:---
都城サエコ:ばん!
都城サエコ:「トピックですよ!トピックですよ!亜衣奈さん!」
都城サエコ:放課後、がらんとした教室で
都城サエコ:君に向かって身を乗り出しているのは都城サエコ。
都城サエコ:星辰館高校の新聞部部長だ。
戸上 亜衣奈:「……あの」
戸上 亜衣奈:「いきなりどしたの、サエちゃん」
都城サエコ:「聞いていないんですか!亜衣奈さん!」
都城サエコ:「私がこの学校でも数少ないライバルと認めるほどの」
都城サエコ:「情報収集力を持つあなたが!」
戸上 亜衣奈:「いやー……まあ」
戸上 亜衣奈:「あんまりその辺、大声で言われるのもまずいんだけど…」ぶつぶつ
都城サエコ:「ではここは」
都城サエコ:「三択クイズで参りましょう」
戸上 亜衣奈:「三択?」
都城サエコ:「今朝からこの学校でもっとホットなトピックは次のうちどれでしょう!」
都城サエコ:「①!寄船場動物園のフラミンゴの産卵!」
都城サエコ:「②!メイド喫茶”グレートブリテン”の違法就労疑惑!」
都城サエコ:「③!謎の美少女転校生伊豆母鶴葵!」
都城サエコ:「さてどれ!」
戸上 亜衣奈:「④、都城サエコのお小遣いが50円アップ」
都城サエコ:「ちがーーう!」
都城サエコ:「なんで乗ってくれないんですか?!」
都城サエコ:「泣いちゃいますよ!」
戸上 亜衣奈:「えー、そっちこそ今ノるとこじゃなかったー?」
戸上 亜衣奈:「えーっと……今から①か②、選んでいい?」
都城サエコ:「いいえ!もう答え言っちゃいます!③ですよ!③!」
戸上 亜衣奈:「んー、今回はアタシが悪かったかな。ごめんごめん」
都城サエコ:「突如として現れた季節外れの転校生!」
戸上 亜衣奈:「それね。確かに妙な時期だよねー」
都城サエコ:「そしてあの学年随一の美少女とも噂される志奈乃鹿折と瓜二つの容姿!」
都城サエコ:「昼休み中に一触即発、大喧嘩寸前に!」
戸上 亜衣奈:「志奈乃鹿折……志奈乃鹿折さんねー」ガリガリ、と頭を掻く。
戸上 亜衣奈:「(そっちはまあ、別口で気になってるんだけど)」
都城サエコ:「……このサスペンスと愛憎の予感」
都城サエコ:「フォトジェニック!新聞部としては黙っていられません!」
戸上 亜衣奈:「まー、確かにうってつけのゴシップだよね」
都城サエコ:「なんですかその気乗りしない態度は?」
都城サエコ:「亜衣奈さんは気にならないんですか?」
都城サエコ:「事情通として、どうなんですか?」
戸上 亜衣奈:「気にならないって言ったら嘘になるけど」
戸上 亜衣奈:「事情通っていってもねー。流石に昨日どころか今日の今日じゃ」
戸上 亜衣奈:「みんなと大差ないと思うけど」
戸上 亜衣奈:「そこんところ、新聞部部長は何か掴んでたりするの?」
戸上 亜衣奈:ずい、とちょいと身を乗り出して。
都城サエコ:「ずばり」
都城サエコ:「きっちりと掴んでいますよ……ふふふ」
都城サエコ:「何やら2人は放課後に密談を交わす約束をした模様です」
都城サエコ:「つまりこれから、私たちがその現場に乗り込み」
戸上 亜衣奈:「乗り込み」
都城サエコ:「弾丸取材を敢行しようというわけなのです!」
戸上 亜衣奈:「敢行」
戸上 亜衣奈:ほう、と息を吐いて。
戸上 亜衣奈:「ほんと、いつもながら直球勝負だ」
都城サエコ:「2人の因縁……そしてその先のめくるめく愛憎を」
都城サエコ:「赤裸々に解き明かします!どうですかこれ!」
都城サエコ:「そして可能とあれば、我々が仲立ちを取り歴史的和解の瞬間も激写!」
戸上 亜衣奈:「んー、確かにこのでかい学校でも」
戸上 亜衣奈:「一面トップは十分いけそう」
都城サエコ:「でしょう!」
都城サエコ:更にずいずいと身を乗り出す
都城サエコ:顔が近い!
戸上 亜衣奈:「近い近い近い」
GM:友人である君は知っている
GM:こうやって出来上がっている時の都城サエコは暴走まっしぐら
GM:放っておけば何をしでかすかわからない。
戸上 亜衣奈:「んー……んー……」
戸上 亜衣奈:「新聞部ねー」
戸上 亜衣奈:「借りというか貸しというか、最近できちゃったし」
戸上 亜衣奈:むむむ、と少し唸って。
戸上 亜衣奈:「ん。りょーかい」
戸上 亜衣奈:「弾丸取材に残弾+1、ね」
都城サエコ:「いやったー!」
都城サエコ:「亜衣奈ちゃんはこういう時に乗ってくれるから好きですよ~」
都城サエコ:「キョーシュクです!」
都城サエコ:ビシッと敬礼ポーズ
戸上 亜衣奈:「ん。よし、直れ」
戸上 亜衣奈:なんか適当なポーズをとる。
戸上 亜衣奈:「でも、込み入った事情あるかもだし…というか、間違いなくあるだろうし」
戸上 亜衣奈:「適切な距離を心がけて、でね」
都城サエコ:「分かってます分かってます」
都城サエコ:「取材は心!品性を無くしたジャーナリズムは凶器ですからね」
戸上 亜衣奈:「だといいけど」そう言って立ち上がる。
戸上 亜衣奈:「で。肝心の時刻は? もうその放課後だけど」
戸上 亜衣奈:黒板の真上にかかった時計を見る。
都城サエコ:「あ!まずいですね!もうすぐです!」
都城サエコ:「階段駆け上がっていきましょう!ダッシュダ?ッシュ!」
戸上 亜衣奈:「って! そんなに急かさないでって!」
戸上 亜衣奈:とりあえず筆記用具と手帳なんかを確かめ、サエちゃんの後を追いかける。
GM:---
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
戸上 亜衣奈:友人/都城サエコ/友情:○/大いなる不安/ロイス で取得します。
戸上 亜衣奈:以上!

合流

GM:合流シーンです、全員登場推奨
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+2(1D10->2)(侵食率:48->50)した
戸上 亜衣奈:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+6[6] → 43

辰巳十三:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 5[5]+43 → 48

GM:では登場順としては
GM:志奈乃さん→辰巳さん→戸上さんという感じ
辰巳十三:YES
GM:いい感じのとこで合図を出すので会話に入ってきてください
志奈乃鹿折:理解!
戸上 亜衣奈:子細承知
GM:---
GM:星辰館高校・屋上
GM:---
GM:夕日の差す屋上。
GM:ばたん、がちゃり。
GM:後ろ手に扉の鍵を閉める音。
伊豆母鶴葵:「これなら邪魔は入らない」
伊豆母鶴葵:「一対一で、姉妹水入らずだね。トゥエルブ」
志奈乃鹿折:「そうね。とは言っても」グラウンドを見下ろしていたが、レフティナイトの方向に振り返る。
志奈乃鹿折:「あまり騒ぎすぎると誰かに感づかれるわよ。この学校にオーヴァードがどれだけ居るか知らないわけじゃないでしょう?」
伊豆母鶴葵:「やれやれ」
伊豆母鶴葵:「そういう風に牽制するような言い回しはよしてくれよ」
伊豆母鶴葵:「言っただろう?喧嘩をしにきたわけじゃない」
伊豆母鶴葵:「むしろ逆さ」
志奈乃鹿折:「それが信用できるならこんな事言わないのだけど……逆って?」
伊豆母鶴葵:「もう君とは争わない、争う理由がないからね」
伊豆母鶴葵:「”クイーン”の事については、君に譲る」
伊豆母鶴葵:「そう言いに来たんだ」
志奈乃鹿折:「……私のことはともかく、母さんのこともどうでもいいと?」
志奈乃鹿折:「どういう風の吹き回しかしら」眉をひそめて
伊豆母鶴葵:「アハハ、どうもこうもないよ」
伊豆母鶴葵:笑って頷く
伊豆母鶴葵:「今更あんな女に頓着しても仕方がない」
伊豆母鶴葵:「この間は少し取り乱して、みっともない所も見せたけど」
伊豆母鶴葵:「あの後、考えてね」
伊豆母鶴葵:「今更奴が生きていようがいまいが、私には無関係だ」
伊豆母鶴葵:「そんなことよりも、自分の人生を豊かにする努力をしていくべきなんじゃないか、ってね」
志奈乃鹿折:「少しどころの取り乱し方じゃなかった……というのはこの際置いておくけど」
志奈乃鹿折:「そう……それが本当なら」
志奈乃鹿折:「……いいこと……よね」
志奈乃鹿折:「素直に嬉しいわ。母さんもきっと喜ぶと思う」
伊豆母鶴葵:「……」
伊豆母鶴葵:「それは、どうかは知らないけど」
伊豆母鶴葵:「もうあんな女は関係ない」
伊豆母鶴葵:「これからは改めて、君と仲良くしていきたいんだ」
伊豆母鶴葵:「以前も言ったけど、こうして再会できたのが奇跡なんだ」
伊豆母鶴葵:「この繋がりを大切にしたい」
志奈乃鹿折:「……そうね。敵対する理由がないのなら……」
志奈乃鹿折:「ええ、私もそう思う」
志奈乃鹿折:「一つ聞いてもいいかしら」
志奈乃鹿折:「母さんへの復讐がどうでも良くなるくらい、今の貴女にとって大事なこと」
志奈乃鹿折:「貴方の人生が見つかったってことなのよね?どんなものか気になるわ」
伊豆母鶴葵:「それは……」
志奈乃鹿折:「私には、まだそこまで自身を持って言えるものはないから」
志奈乃鹿折:「教えてくれるのなら……そうね」
志奈乃鹿折:「貴方を姉と呼ぶのも、吝かではないわ」
伊豆母鶴葵:「うん……照れくさいから」
伊豆母鶴葵:「あまり大声では言いたくないんだけれど」
伊豆母鶴葵:「家族、かな」
志奈乃鹿折:「家族?」
志奈乃鹿折:「……『イエロージャケット』の生き残りがまだいる、とかじゃないわよね?」
伊豆母鶴葵:「まさか!そうじゃないさ」
伊豆母鶴葵:「君やクイーンと会ったあの島での出来事から、少し後」
伊豆母鶴葵:「戸籍もなく彷徨っていた私の身元を引き受けてくれてもいいという人が現れてね」
伊豆母鶴葵:「その人のお陰で、こうして学校にも通えるということさ」
志奈乃鹿折:「ふぅん……」
志奈乃鹿折:「伊豆母というのもその人の姓ということ?」
伊豆母鶴葵:「そうだよ?割と気にいっているんだけど、どうかな」
志奈乃鹿折:「そうね、姓はいいとして、名前は……」
志奈乃鹿折:「……鶴葵って名前もその人が?」
伊豆母鶴葵:「ああ、一緒に考えたんだ」
伊豆母鶴葵:「あまり人馴染みするような響きじゃないかもしれないけど」
伊豆母鶴葵:「私にとっては新しい人生の証だと思ってるよ」
志奈乃鹿折:「そう……私は好きよ。名前をつけたほうが良いと言ったのは私だしね」
伊豆母鶴葵:「そう言ってもらえると嬉しいな」
志奈乃鹿折:「なら、そうね。貴方がそんなに信頼する人なら」
志奈乃鹿折:「私も会ってみたいわ」
伊豆母鶴葵:「!」
志奈乃鹿折:「姉妹がお世話になっているお礼ぐらいは言わないと行けないでしょうし」
伊豆母鶴葵:「……いいね、とてもいい」
伊豆母鶴葵:「私の暮らしてる家にご招待するよ」
伊豆母鶴葵:「是非遊びに来てほしい」
志奈乃鹿折:「(……?)」その態度に若干の違和感を憶えつつも
志奈乃鹿折:「そう、ありがと」
伊豆母鶴葵:「それじゃあ、改めて」
伊豆母鶴葵:「これからはよろしく、トゥエルブ」
伊豆母鶴葵:握手を差し出す。
志奈乃鹿折:「ええ、よろしく」
志奈乃鹿折:その手を握り返し
志奈乃鹿折:「鶴葵姉さん……ということにしておくわ。今のところはね」
伊豆母鶴葵:「……ふふ」
伊豆母鶴葵:「ありがとう」
GM:と、その時
GM:屋上に一陣の風が吹く。
辰巳十三:「……驚いたな」
辰巳十三:「まさか探してる相手が、学校に来るか? 灯台がどうのこうのって話じゃないね」
志奈乃鹿折:「あら……」その声の方向に顔を向けて
伊豆母鶴葵:「あれ?」
伊豆母鶴葵:「なんだ、先客がいたみたいだ」
辰巳十三:「ごめん、寝てたけど半分聞いてた。……辰巳十三」
伊豆母鶴葵:「君は……その格好」
伊豆母鶴葵:「中等部の制服だろ。ここで何してるのかな」
志奈乃鹿折:「こんにちは。十三くん」特に驚いた様子もなく挨拶する。
伊豆母鶴葵:「知り合いかい?」
志奈乃鹿折:「友達よ」短く答えて
辰巳十三:「人を探しててね、まずは志奈乃ちゃんさんに話を聞こうと思ってたんだけど」
辰巳十三:「本人が居て、いま何かの悪ふざけじゃないかと思ってる。」
辰巳十三:「どーも志奈乃さん。そして”レフティナイト”」
伊豆母鶴葵:「……へえ」
伊豆母鶴葵:「そっちの名前を出してくるってことは」
伊豆母鶴葵:「UGNのチルドレンってやつなのかな、君も」
伊豆母鶴葵:「何の要件かな、このところは追われるようなこともしてないはずだけど」
志奈乃鹿折:「(中等部の屋上を締め出されたからわざわざ高等部まで昼寝に来たわけじゃなかったのね……)」失礼なことを考えている。
辰巳十三:「そんなところだな。UGNの方から来た。……もちろん、悪さをしてるから追ってきたわけじゃない」
辰巳十三:「きみのママが探してたよ」
伊豆母鶴葵:「ママ?」
辰巳十三:「娘の身辺を気にしてたんだ。かつて”クイーン”って呼ばれてた人だ」
伊豆母鶴葵:「ああ」
伊豆母鶴葵:「そういうことか」
伊豆母鶴葵:「知ってたかい?トゥエルブ」
志奈乃鹿折:「いいえ、私も初めて聞いたわ。けれど」
志奈乃鹿折:「母さんと十三くんがどこで知り合ったのかはともかくとして」
志奈乃鹿折:「そういう頼みごとをすること自体は、不思議ではないわね」
志奈乃鹿折:「母さんは貴女のこと心配してたから」
辰巳十三:「そうそう」
辰巳十三:「大事な娘だ、変な厄介事に首を突っ込んでないかとか……」
辰巳十三:「なんかだまされて借金してないかとか、ヤバイ仕事してないかとか、気になるんじゃないのかな」
伊豆母鶴葵:「……」
伊豆母鶴葵:ためいきひとつ
伊豆母鶴葵:「よく、わからないな」
伊豆母鶴葵:「そもそもあの人が何を考えてるか以前に」
伊豆母鶴葵:「元々は敵だろう。それを言えば私やトゥエルブもだけど」
伊豆母鶴葵:「そんな人間の依頼に、UGNがはいそうですかと従うのかい?」
伊豆母鶴葵:疑念を隠さぬ視線を辰巳さんに。
辰巳十三:「敵や味方は場合によるよ、あのときは第三帝国だって……いやいや。そういうことじゃなくて」
辰巳十三:「困ってる人を助けるのが仕事なんだ。社会福祉。彼女だってもうテロリストってわけでもない、市民なんだよね」
伊豆母鶴葵:「あの人……私がいなくて」
伊豆母鶴葵:「何が困るんだろうね」
伊豆母鶴葵:「元々は殺そうとしたくせに」
伊豆母鶴葵:皮肉げに笑う
志奈乃鹿折:「……殺したくてそうしたわけではないわ」
志奈乃鹿折:「そもそも最初に刃を向けたのは私達の方で……」
伊豆母鶴葵:「どっちが最初かなんて、そんなの関係ない」
伊豆母鶴葵:「なんであのタイミングじゃなきゃいけなかったんだ」
伊豆母鶴葵:「むざむざ戻ってどうなる。どこに行く。あの人1人なら生き延びる目算もあったんだろうさ、けど」
伊豆母鶴葵:「どっちにしたって……その先のどこかで私たちは置いていかれてたよ」
志奈乃鹿折:「……」
辰巳十三:「……会って、話だけでもしてあげてくれないかな」
伊豆母鶴葵:「それは出来ない。悪いけど」
伊豆母鶴葵:「少なくとも私は、あの人がいなくて困ってないから」
伊豆母鶴葵:「放っておいてくれ」
志奈乃鹿折:「……本当にどうでもいいなら、会うくらいどうってことないと思うのだけど」ボソリとこぼす
伊豆母鶴葵:「必要を感じないだけさ」
伊豆母鶴葵:「君たちの暮らしだって、邪魔したくないしね」
辰巳十三:「そうか。……本人に会う気がなければ仕方ない。無理にってわけにもいかないし」
辰巳十三:「ただ、近況だけでも教えてくれないか」
伊豆母鶴葵:「……君もしつこいな」
伊豆母鶴葵:呆れた顔を辰巳さんに
伊豆母鶴葵:「なんだってそう、他人の事情に首を突っ込みたがるんだろうね」
辰巳十三:「俺が暇だからかも」 笑う。
志奈乃鹿折:「ああそうね、なら」
志奈乃鹿折:「姉さんがどういう暮らしをしているか、私の方でじっくり確認させてもらうつもりだったけど」
志奈乃鹿折:「十三くんも一緒に行っていいかしら?」鶴葵さんへ
伊豆母鶴葵:「……構わないよ」
辰巳十三:「いいのかい、俺も?」
伊豆母鶴葵:「UGNに目をつけられてしまってる以上、その辺りの査定は」
伊豆母鶴葵:「早いほうがいいはずだろ?違うかな」
伊豆母鶴葵:「危険因子じゃないって証明はしておかないと」
辰巳十三:「確かにそうだ。保護してる人にもアイサツしないとな」
辰巳十三:「なんだろ。いつもお世話になってます……違うか。」
辰巳十三:「っていうか、学校の友達の家に遊びに行くのって何気に初めてなんだけど、テンション上げていい?」
伊豆母鶴葵:「君が何の挨拶をするのさ」
伊豆母鶴葵:「子供のくせにお爺ちゃんみたいなこと言って……変なヤツだな」
志奈乃鹿折:「決まりね」
志奈乃鹿折:「二人でごアイサツに伺いましょう」こっちも若干テンションが上がっている
GM:がちゃがちゃばたん!
GM:その時、背後から扉の開く音!
辰巳十三:「やむなしだな! ……おっと?」
志奈乃鹿折:「……鍵、かけてなかったかしら?」
都城サエコ:「開きました!開きましたよ!」
戸上 亜衣奈:「ばっ、声大きいって!」
都城サエコ:「通信教育でピッキングのスキルを習得しておいて正解でした!」
戸上 亜衣奈:「よーし今度そこ教えて。タレこんどくから」
都城サエコ:「そして本日の特ダネパーソンは……いたーっ!」
都城サエコ:ずびしと3人を指差す!
志奈乃鹿折:「?」首をかしげる
伊豆母鶴葵:「急ににぎやかになっちゃったな」
伊豆母鶴葵:「どこの誰だい」
戸上 亜衣奈:「えー、あー」
戸上 亜衣奈:「お取込み中、ごめんね」
辰巳十三:「あっ、騒がしい人だ」
都城サエコ:「騒がしい人とは何事ですか!」
戸上 亜衣奈:「いやそれは事実だって」
戸上 亜衣奈:ビシ、とツッコミ。
都城サエコ:「いつもクールに学園の影をいく新聞部部長の都城サエコ!」
都城サエコ:「キョーシュクです!」
戸上 亜衣奈:「初耳」
都城サエコ:「そしてこちらは本日の助手、亜衣奈さんですよー」
戸上 亜衣奈:「えー、助手1号です」
戸上 亜衣奈:「恐縮です?」
志奈乃鹿折:「ああ、新聞部の……」全てを納得したような顔
伊豆母鶴葵:「新聞部ぅ?」
辰巳十三:「都城さんと亜衣奈さん。なるほどなー」
辰巳十三:「新聞部ってこういう感じか」
戸上 亜衣奈:「あれ」中等部の子を見て。
戸上 亜衣奈:「一対一って話だったんじゃ?」と、サエちゃんに。
戸上 亜衣奈:ちなみにサエちゃんのピッキングに気が気じゃなく、耳は澄ませていなかった。
都城サエコ:「ムムムッ」
都城サエコ:「謎の3人目……一体これはどういうことなのでしょう」
都城サエコ:「しかも中々の美少年です!」
辰巳十三:「俺は単なる通りすがりみたいなもので……いや、それだとなんか変だな」
辰巳十三:「……志奈乃さんの後輩だよ。弟みたいなもんかな」 
都城サエコ:「これは……姉妹の愛憎が」
都城サエコ:「まさかまさかのトライアングラーに発展!?」
辰巳十三:「この学園の新聞部、大丈夫かな~」
戸上 亜衣奈:「サエちゃん。文芸部の知り合い、紹介しようか?」
都城サエコ:「トピックのさらなるヒートアップを感じます!」
都城サエコ:聞いていない
都城サエコ:「録音!録音を!」
伊豆母鶴葵:マイクをカチカチやってる横をすり抜けて
伊豆母鶴葵:階段から降りていってしまう
志奈乃鹿折:「あ……」
戸上 亜衣奈:「あっ」
都城サエコ:「あああ!」
都城サエコ:「どこに行くんですか~!」
伊豆母鶴葵:「騒がしいのは好きじゃなくてね」
辰巳十三:「気持ちはだいぶわかる」
戸上 亜衣奈:「返す言葉もない」
伊豆母鶴葵:「ご理解痛みいるよ。それじゃ、また明日」
都城サエコ:「……」
都城サエコ:キョロキョロと視線を泳がせて
都城サエコ:「……1人より2人!」
都城サエコ:ずびし!
戸上 亜衣奈:「おお、めげない」
戸上 亜衣奈:ぱちぱち、と記者根性に小さな拍手。
都城サエコ:「私は彼女を追います!」
都城サエコ:「亜衣奈さんはそちらの2人をお願いします!では!」
戸上 亜衣奈:「あ、そういうこと!?」
都城サエコ:だだだだだーっ
都城サエコ:階段を駆け下りて姿を消す。
戸上 亜衣奈:「階段落ちないでねー!」
辰巳十三:「すげ~決断力と行動力だな……」
辰巳十三:「部長になるからには、ああでなきゃいけないのか」
戸上 亜衣奈:「んー、どうだろ」
戸上 亜衣奈:「あの子がだいぶ特殊だとは思う」
志奈乃鹿折:「……」隠密使い相手に尾行は難しいだろうなと思いながら見送る。
GM:と、そこで
GM:戸上さんは情報判定です
GM:難易度13
戸上 亜衣奈:おおう
戸上 亜衣奈:ぎ、技能は!
GM:オールラウンド!
GM:情報であればなんでもオッケー!
辰巳十三:強い!
戸上 亜衣奈:じゃあ<噂話>で
戸上 亜衣奈:ダイス3、固定値6、噂好きの友人でダイス+2に、よし情報収集チームもつけよう。
戸上 亜衣奈:5dx+6+2>=13
DoubleCross : (5R10+6+2[10]>=13) → 8[2,3,7,8,8]+8 → 16 → 成功

GM:ヒューッ
GM:流石の情報通
戸上 亜衣奈:チームを動員してよかった……残り2回
志奈乃鹿折:これは新聞部部長の風格
戸上 亜衣奈:帰宅部なんだけどなあ
GM:一般的なUGN職員さえ知らないことさえひと目で分かります
GM:つまり、目の前の少年こそが
GM:N市の極北、第13支部の辰巳支部長だということ。
GM:それに気付くことが出来るでしょう。
戸上 亜衣奈:「えーと、ところでキミ、中等部の子だよね」
戸上 亜衣奈:「どしたの、迷子……じゃなさそうだけど」
戸上 亜衣奈:「ここ高等部だし。早く中等部に戻った」
戸上 亜衣奈:「方……が……」
戸上 亜衣奈:「───」
志奈乃鹿折:「……?」
戸上 亜衣奈:「"十三番目"の?」
戸上 亜衣奈:暫し言葉が途切れた後、そう呟く
辰巳十三:「えっ」
戸上 亜衣奈:「えっ」
戸上 亜衣奈:それは、自分の言葉に戸惑うように。
辰巳十三:「なんだ、同業者かな。知ってるの?」
戸上 亜衣奈:「えー、あの」
戸上 亜衣奈:「なんていうか」
戸上 亜衣奈:「"知っちゃい"ました、今」
戸上 亜衣奈:「ピンときた、というか……あ、いいますか」
辰巳十三:「ってことは神託使い? ラジオ使い? ……いいよ、敬語とか。変だよ」
戸上 亜衣奈:「あー、では。お言葉に甘えて」
辰巳十三:「どうぞどうぞ」
戸上 亜衣奈:「辰巳さん」
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:「ごめん、十三君、でもいい?」
戸上 亜衣奈:「あの。所属、第八なんで」
辰巳十三:「はい。十三君だ。……やっぱり同業者だったな」
志奈乃鹿折:「第八……ああ、巽さんと茶川くんのところね」
戸上 亜衣奈:「あっ」
戸上 亜衣奈:志奈乃さんの方を向いて。
戸上 亜衣奈:「じゃあやっぱり、あなたが"エチュード"?」
志奈乃鹿折:「あら、私のことも知っていたのね」
戸上 亜衣奈:「うん。前に資料で」
戸上 亜衣奈:「アタシがいない間に、手伝いにきてくれてたとか……」
戸上 亜衣奈:「詳しい事までは、知らないけど」
戸上 亜衣奈:「って」
戸上 亜衣奈:ピッ、と姿勢を正して。
戸上 亜衣奈:「高等部、2年B組の戸上亜衣奈です」
戸上 亜衣奈:「コードネームは"ウィンドウォーク"。イリーガルで、新人だけど」
戸上 亜衣奈:「初めまして。よろしく」
辰巳十三:「辰巳十三。”ケイヴマン”です。よろしく」
志奈乃鹿折:「2-Aの志奈乃鹿折」
志奈乃鹿折:「御存知の通りイリーガルの"エチュード"よ、よろしく」
辰巳十三:「で……もしかしたらお察しかもしれないけど」
辰巳十三:「さっき脱出していった謎の転校生少女も、オーヴァードなんだよね」
辰巳十三:「志奈乃ちゃんさんの妹さん? お姉さん? 的な人にあたるらしい」
志奈乃鹿折:「資料でどこまで描いてあったかは知らないけど」
志奈乃鹿折:「私の古巣の……姉妹機といったところかしら」
戸上 亜衣奈:「あー」
戸上 亜衣奈:「そうなんだ。実を言うと本当にさっきのことぐらいしか知らないんだけど…」
戸上 亜衣奈:「仲、悪いの?」
戸上 亜衣奈:必要もないのに、口に手を当てひそひそと。
辰巳十三:「……」 気にしているように耳をそばだてる。
志奈乃鹿折:「嫌いなわけではないのだけど……」
志奈乃鹿折:「元々は、母さん……私達の素体の命を狙っていたのよ。彼女」
戸上 亜衣奈:「素体」
志奈乃鹿折:「だから、敵対はしていたわね」
戸上 亜衣奈:「……あー、ダイジョブダイジョブ。そういう人ね」
戸上 亜衣奈:「うん。知ってる知ってる」
辰巳十三:「その辺、ちょっと面倒なんだよな……で、その素体のママがね。娘を気にしててね……」
辰巳十三:「ちょっと様子を見てみようってわけだ。身元を引き受けてもらってる人もいるみたいだからさ」
戸上 亜衣奈:「おおぅ……」
戸上 亜衣奈:「サエちゃん。トライアングラーってだけ合ってたよ」
GM:その時
GM:階段を登ってくる足音が。
戸上 亜衣奈:「うん?」
戸上 亜衣奈:「サエちゃん戻ってきたのかな」
管理人さん:「キミら」
管理人さん:「もう校舎閉めちゃうよ?」
戸上 亜衣奈:「げっ」
志奈乃鹿折:「あっ」
辰巳十三:「しまった。時間か」
GM:気がつけばすっかり日は落ちている。
戸上 亜衣奈:「えーと、あの」
戸上 亜衣奈:「どっかで、お茶でもする?」
GM:青く霞んだ星空のもと
GM:君たちは屋上を後にするのだった。
GM:---
GM:一旦シーンは終了!
GM:下校に続きます
GM:道すがらロイスと購入が可能!
志奈乃鹿折:友人 无号・辰巳・十三 信頼◯/ちゃんと授業受けてるの……? で所得!
志奈乃鹿折:購入はスニーキングスーツ行ってみます
志奈乃鹿折:1dx=<10
DoubleCross : (1R10[10]<=10) → 9[9] → 9 → 成功

志奈乃鹿折:不等号間違った!失敗!
辰巳十三:ここは志奈乃ちゃんさんにとっておこう!
辰巳十三:志奈乃鹿折/敬意〇/不安 で取得
辰巳十三:購入は例のボディアーマー!
辰巳十三:2dx+3=>12
DoubleCross : (2R10+3[10]>=12) → 5[1,5]+3 → 8 → 失敗

辰巳十三:だめ~。以上です。
戸上 亜衣奈:第十三支部長/辰巳十三/いい人そう:○/緊張する/ロイス で取得します
戸上 亜衣奈:志奈乃さんはまだ観察中
戸上 亜衣奈:こちらもボディーアーマーを
戸上 亜衣奈:3dx+3>=12
DoubleCross : (3R10+3[10]>=12) → 8[3,5,8]+3 → 11 → 失敗

戸上 亜衣奈:ここは買い時。1点払って買います。残り8点。
戸上 亜衣奈:装備して以上です。

ミドル:1

GM:では次のシーン
GM:シーンプレイヤーは志奈乃さん、他全員登場可能
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+2(1D10->2)(侵食率:50->52)した
辰巳十三:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 5[5]+48 → 53

戸上 亜衣奈:43+1d10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+10[10] → 53

戸上 亜衣奈:おそろー
志奈乃鹿折:なかよし
GM:よこならび!
GM:---
GM:星辰館高校附近
GM:学生街
GM:---
GM:高校近くの学生街。
GM:君たちは評判のいいクレープなんかを食べながら
GM:現状を話しあった。
GM:レフティ・ナイトは4年前に壊滅したFHの実験部隊『イエロージャケット』の生き残りであり
GM:同じ生き残りである志奈乃枝折と志奈乃鹿折の命を狙った過去があること。
GM:そして本人の言う所によれば、今後はそうした気持ちを忘れて平穏に暮らしていくつもりであるということ。
GM:故に、今の所表立った危険はなく
GM:万が一彼女の暴走暴発が起きたとしても、危険に晒されるのは志奈乃親子であり
GM:周囲にその攻撃が向かう可能性は低い、ということがそれぞれに分かります。
辰巳十三:「要するに、仲良くしとこうってことだな」 雑な理解! チーズと肉が入ったクレープを食べている。もはやタコスだ。
志奈乃鹿折:「まあ、それで済むのなら私も安心なのだけど」特大チョコバナナクレープがテーブルの上に置かれる。
戸上 亜衣奈:「なるほどねぇ」ストロベリーチョコのクレープを片手に。
戸上 亜衣奈:「志奈乃さん……鹿折ちゃん、でもいい?」
志奈乃鹿折:「お好きにどうぞ」
志奈乃鹿折:「私も……亜衣奈ちゃんって呼ぶわ」
戸上 亜衣奈:「呼んで呼んで」にこっと笑って。
戸上 亜衣奈:「鹿折ちゃん的には、レフ……鶴葵さんと仲良くしたいし」
戸上 亜衣奈:「お母さんとも仲良くしてほしい」
戸上 亜衣奈:「って感じで、OK?」
志奈乃鹿折:「元々命を狙われていたことを考えると、今の状況でも大分前進してはいるけれど」
志奈乃鹿折:「そうね。そうなってくれるのが一番の理想ね」
辰巳十三:「大当たり」
辰巳十三:「喧嘩してるやつなんて少ない方がいいよ」
戸上 亜衣奈:「わかる」
戸上 亜衣奈:はも、と一口齧って。
戸上 亜衣奈:「喧嘩とか、なんとか」
戸上 亜衣奈:「"アタシたち"、ただでさえそういうの、二度とできなくなりやすいのに」
戸上 亜衣奈:もう一口齧って。
戸上 亜衣奈:「喧嘩するにしても、出来る内にやっちゃって」
戸上 亜衣奈:「そんで、仲良くしたいよね」
戸上 亜衣奈:「………」
戸上 亜衣奈:「あ」
戸上 亜衣奈:鹿折ちゃんの顔を見て。
戸上 亜衣奈:「ごめん、アタシ……」
戸上 亜衣奈:「無神経だった」
志奈乃鹿折:「えっ」
戸上 亜衣奈:「最近ちょっと、その」
戸上 亜衣奈:「色々あって」
戸上 亜衣奈:「鹿折ちゃんの、他のお姉さんたちのこと」
戸上 亜衣奈:「気に出来て、なかった」
戸上 亜衣奈:「ごめん!」
戸上 亜衣奈:パン、と両手を合わせながら頭を下げる。
志奈乃鹿折:「いえ、別に謝ることじゃないと思うけど……」
志奈乃鹿折:「実際のところ、あの時死んだ姉妹にはそんなに愛着ないし」
志奈乃鹿折:「そういう育てられ方をしてきたから」
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:「そっか」
戸上 亜衣奈:「それでも」
戸上 亜衣奈:「アタシが、謝りたいと思ったから」
志奈乃鹿折:「そう、そういうことなら」
志奈乃鹿折:「怒ってないけど、"それ"で許してあげる」
志奈乃鹿折:戸上さんの手元のクレープをじっと見ている。
戸上 亜衣奈:「それ?」
戸上 亜衣奈:と、視線を追って。
志奈乃鹿折:ストロベリーチョコクレープをじっと見ている。
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:「食べかけだけど」
戸上 亜衣奈:ん、と6割ほど残ったクレープを差し出す。
志奈乃鹿折:「は……む」遠慮なくかぶりつく。
戸上 亜衣奈:「おおぅ、存外にワイルド」
戸上 亜衣奈:手を引くに引けずクレープを支えている。
辰巳十三:「鮫か……」
志奈乃鹿折:「うん……許した」満足げな顔
志奈乃鹿折:「亜衣奈ちゃんもどう?」特大チョコバナナクレープを掲げて
戸上 亜衣奈:「おおっと、そうきたか」
戸上 亜衣奈:「じゃ、またお言葉に甘えて」
戸上 亜衣奈:こちらも、相手のクレープを少し大きめに一口。
戸上 亜衣奈:空いている手でOKのサインをしながらもぐもぐ。
志奈乃鹿折:「これで妙な遠慮はなし、ということで行きましょう」
戸上 亜衣奈:「ん。友好の証」
志奈乃鹿折:「兄弟盃というやつね」ジャッキーに借りた映画による偏った知識
辰巳十三:「仲良くなって良かったよ。志奈乃ちゃんさんも、相当に馴染んできたな」
志奈乃鹿折:「そうかしら?十三くん達のおかげね」
辰巳十三:「だといいんだが。……ここからの話をしとくかい?」
戸上 亜衣奈:「こっちは問題なし」
戸上 亜衣奈:「さっきまで部外者だったけど、もう友達だからね」
戸上 亜衣奈:「友達のやりたいことなら、助けたいし」
志奈乃鹿折:「ええ、話を進めましょう」
辰巳十三:「俺は伊豆母さんの様子を見に行くつもりだ。頼まれてるしね」
志奈乃鹿折:「私も同行するわ。元々招待されたのは私だし」
志奈乃鹿折:「彼女の保護者がどういった人なのかも気になるしね」
辰巳十三:「戸上さんもどうだい、新聞部の取材だろ?」
辰巳十三:「……いいよな、たぶん??」
戸上 亜衣奈:「そだね。サエちゃんに頼まれてるし」
戸上 亜衣奈:「それに何より、サエちゃんが伊豆母さん家に行きつく可能性も」
戸上 亜衣奈:「否定できない……なんだかんだそういう嗅覚とか凄いし」
志奈乃鹿折:「そういえば、この前の雪山に消えた温泉郷の記事はかなり良かったわ」
志奈乃鹿折:「実地取材というのもあながち嘘ではないのかも……」
志奈乃鹿折:「私としては亜衣奈ちゃんが来てくれると心強いし、向こうも玄関口で追い返すような真似はしないと思うけど」
戸上 亜衣奈:「そうまで言われちゃうと」
戸上 亜衣奈:パクリ、と残りのクレープを口に放り込んで、噛んで、飲み込んで。
戸上 亜衣奈:「行くしかないよね」
戸上 亜衣奈:「弾丸取材の飛距離、伸ばしちゃうか」
辰巳十三:「ま、友達の家に行くだけだ。そうそう危険もないし、ちょっとした部活動の取材だし」
辰巳十三:「いいんじゃないかな」
GM:ではそこで
GM:ぎしり、と何かが軋むような音がする。
GM:回避、知覚で判定、難易度は11です。
GM:失敗した場合4d10のダメージ(カバーリング可能)
辰巳十三:ひぇーっ!やる!
戸上 亜衣奈:《蝙蝠の耳》などで何か…ボーナスは!
GM:蝙蝠の耳!
GM:固定値+2差し上げましょう
戸上 亜衣奈:ありがたい!
辰巳十三:こちらは何もないので、素で回避!
辰巳十三:6dx+1=>11
DoubleCross : (6R10+1[10]>=11) → 10[1,7,7,7,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

辰巳十三:しゃしゃーっ
志奈乃鹿折:知覚判定!
志奈乃鹿折:6dx>=11
DoubleCross : (6R10[10]>=11) → 8[1,2,4,4,7,8] → 8 → 失敗

志奈乃鹿折:アバーッ
戸上 亜衣奈:知覚で
戸上 亜衣奈:1dx+1+2>=11
DoubleCross : (1R10+1+2[10]>=11) → 7[7]+3 → 10 → 失敗

戸上 亜衣奈:うぎゃあ
戸上 亜衣奈:ここは素直にダメージを受けておきましょう
GM:受けてもらう!ライフダメージ!
GM:4d10
DoubleCross : (4D10) → 15[5,2,7,1] → 15

GM:低い!
戸上 亜衣奈:これ装甲無関係のライフダメージでいいですか?
GM:装甲は効くとします
戸上 亜衣奈:ヤッター!慈悲!
GM:カバーリングしたい者は!
辰巳十三:これならカバーリングもいらないかな!
辰巳十三:しゃしゃっと避けました
志奈乃鹿折:では受けてHP8に
志奈乃鹿折:生き残った!
戸上 亜衣奈:私も耐えられるので!
戸上 亜衣奈:装甲値8を差っ引いて7ダメージなので、26から19に。
GM:……ぶつん!!
GM:何かが弾け飛ぶような音!
GM:通行人が叫ぶよりも早く
GM:が が   あん!!
GM:巨大な鉄骨がカフェテラスの真上から落下した!
辰巳十三:「おっ」 飛びのいている。猿のように街灯に飛びつくようにしてかわした。「あぶねっ!」
志奈乃鹿折:「なっ……!?」
戸上 亜衣奈:「……ったぁ~」
GM:しかしそれぞれギリギリに反応が間に合い
GM:直撃は免れたようだ。
戸上 亜衣奈:「気ぃ抜きすぎてた……っ」
戸上 亜衣奈:察知した時には遅すぎた。鉄骨自体は避けたが、崩壊した建物の破片などで傷を負っている。
志奈乃鹿折:鉄骨の直撃は回避するが、瓦礫に片足を挟まれる。
志奈乃鹿折:「ちっ、一息遅れたわね……」
辰巳十三:「あ、しまった……! 無事かー!?」
戸上 亜衣奈:「アタシはまだ! 鹿折ちゃんが動けない!」
志奈乃鹿折:「大丈夫よ」
戸上 亜衣奈:「え」
志奈乃鹿折:足先からモーター音が響き、積み上がっていた瓦礫を蹴り飛ばす。
GM:がぁん!!
GM:瓦礫は吹き飛ばされ、残骸が地面に転がった。
戸上 亜衣奈:「わーお」
辰巳十三:「よーし。セーフか、よかったぜ」
志奈乃鹿折:制服の埃をはたき落としながら立ち上がる。破れたタイツからは機械部品が覗いている。
作業員:「ちょ、ちょっとあんたたち」
作業員:「怪我はなかったかい!?」
作業員:血相を変えて作業員たちが駆け寄ってくる
戸上 亜衣奈:「あ、はい」
戸上 亜衣奈:キョロキョロと周りを見渡す。巻き込まれた人はいないだろうか。
辰巳十三:「おかげさんで、間一髪……」 志奈乃さんを隠すような位置に飛び降りる。
志奈乃鹿折:「大丈夫です……」辰巳さんが隠してくれている間に、モルフェウス能力でタイツを補修する。
GM:鉄骨が落下したのは君たちの真上からだったようです。
GM:まるで狙いすましたように。
作業員:「足場が突然崩れたんだ……俺らにも一体何が起こったのか」
作業員:「救急車呼ぶかい?ほんとに大丈夫かい?」
辰巳十三:「攻撃、じゃないのか……?」 呟いて、なんとなく上を見ている。
志奈乃鹿折:「事故……と言うには出来すぎてる気もするけど」
戸上 亜衣奈:索敵してみましょう。
戸上 亜衣奈:《蝙蝠の耳》、《真昼の星》、《雑踏の王》で、
戸上 亜衣奈:何か不審なものは感知できるでしょうか。
GM:ほほう
GM:では戸上さんには分かります
GM:カフェテラスが突き出たビルの真上。
GM:確かに改修工事が行われており、崩れた足場の跡が見える。
GM:そして君はこの距離からでも
GM:その違和感に気がつくことが出来る。
戸上 亜衣奈:「(ん……んー……?)」
GM:足場を支える両側の骨組みの一部が不自然にへし曲がっている。
GM:まるで何かが高速で掠めたような破壊痕だ。
辰巳十三:「双眼鏡ほしいな。何があったんだろ」
戸上 亜衣奈:「双眼鏡より報告」
戸上 亜衣奈:「手抜きや不注意じゃない……誰かが何かやったんだ」
戸上 亜衣奈:「骨組みがイカれてる。パワー……いや、スピードかな」」
辰巳十三:「おっ。見えるのか? すげえな……マサイ以上じゃないか」
戸上 亜衣奈:「マサイ族と比べられたのは生まれて初めてだよ……」
辰巳十三:「狙ってきたってことだな。……こいつはどうも、妙なことになってきた気がする」
志奈乃鹿折:「銃弾か何かで撃ち抜いたということかしら。でもこのサイズの鉄骨を千切るほどと言うと」
志奈乃鹿折:「……」一瞬、この芸当が可能な武器を持つ人物が脳裏に過る
戸上 亜衣奈:「二人とも、今何か任務中」
戸上 亜衣奈:「……だったらお宅訪問って場合じゃないよね」
戸上 亜衣奈:「アタシも違うし、そっちの線は無しかな。とりあえず」
辰巳十三:「……調べてみるか。ちょっときな臭いぞ、これは」
志奈乃鹿折:「ええ、何にせよ、注意を払う必要はあるわね」
戸上 亜衣奈:「ん。アタシも気合入れ直す」
GM:---
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
GM:では続きやってきまーす!
GM:ロイスと購入処理からゴー!
辰巳十三:戸上さんにロイス。 信頼〇/不安 で!
辰巳十三:で、例のボディアーマーも買いに走る。
辰巳十三:2dx+3=>12
DoubleCross : (2R10+3[10]>=12) → 8[5,8]+3 → 11 → 失敗

辰巳十三:財産1点使って購入!以上!
辰巳十三:財産7→6
戸上 亜衣奈:友達/志奈乃鹿折/友情:○/心配/ロイス で取得します
戸上 亜衣奈:スニーキングなスーツにチャレンジします
戸上 亜衣奈:3dx+3>=10
DoubleCross : (3R10+3[10]>=10) → 9[1,8,9]+3 → 12 → 成功

戸上 亜衣奈:Yes
戸上 亜衣奈:そしてこれを鹿折ちゃんにお渡しするので
戸上 亜衣奈:存分に隠密して頂きたい
戸上 亜衣奈:以上!
志奈乃鹿折:友達 戸上亜衣奈 友情◯/隔意で所得
志奈乃鹿折:やったー!
志奈乃鹿折:わーい!亜衣奈ちゃんありがとう!
志奈乃鹿折:こちらは応急!
志奈乃鹿折:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 10[10]+10[10]+3[3] → 23 → 成功

志奈乃鹿折:??
辰巳十三:す、すげえ…
志奈乃鹿折:じゃ、じゃあ早速超高級応急セットを使います……
志奈乃鹿折:8+2d10
DoubleCross : (8+2D10) → 8+18[10,8] → 26

志奈乃鹿折:流石高級!全快しました!
戸上 亜衣奈:さすが値が張るだけはある

ミドル:2

GM:すげえ
GM:では次のシーン
GM:シーンプレイヤーは志奈乃さん、単独のシーンになります。
GM:登場どうぞ!
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+2(1D10->2)(侵食率:52->54)した
GM:---
GM:翌日
GM:通学路
GM:---
GM:前日の傷の手当を済ませ、君は学校へと向かう。
GM:せわしなく通勤途中の人々が行き交う交差点を歩いていく。
GM:何度目かの信号待ち……足を止めていると
GM:回避もしくは知覚判定、難易度は9です。
GM:失敗した場合4d10のダメージペナルティ。
志奈乃鹿折:むむっ知覚で判定!
志奈乃鹿折:侵蝕余裕あるし隠密使ってもいいですか
GM:隠密!
GM:勿論大丈夫です!
志奈乃鹿折:《陽炎の衣》スニーキングスーツでダイス+1
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+3(侵食率:54->57)した
志奈乃鹿折:7dx>=9
DoubleCross : (7R10[10]>=9) → 10[4,5,6,7,7,9,10]+1[1] → 11 → 成功

志奈乃鹿折:よっしゃ~
GM:では回避成功!
GM:……ギャギャギャギャギャッ!!
GM:大通りを往く車の一台が突如としてスリップを起こし
GM:こちらに突っ込んでくる!
志奈乃鹿折:一瞬、横合いから車に跳ね飛ばされたかのように見えたが
志奈乃鹿折:実際には車は数歩先に突っ込む
GM:「きゃあああああああーっ!」「女の子が轢かれたぞ!」
GM:「救急車だ!」
GM:路地は一瞬遅れでパニックに満たされるが
GM:君に怪我はない。
GM:運転手も気を失っているが、無事のようだ。
志奈乃鹿折:「……」昨日の今日で警戒していたのが功を奏したが
志奈乃鹿折:「これは流石に気のせいじゃないかもね……」
GM:では更に判定
GM:知覚、もしくは知識:機械工学で
GM:難易度は7だ。
GM:隠密は解除されてない扱いで大丈夫です。
志奈乃鹿折:やった!知覚で挑戦!
志奈乃鹿折:7dx>=7
DoubleCross : (7R10[10]>=7) → 9[1,2,4,4,8,8,9] → 9 → 成功

志奈乃鹿折:まるっとわかりました
GM:では成功
GM:車体が何故スリップしたのかが分かります
GM:後輪がパンクしたようです。
GM:タイヤの一部が大きくえぐれている。
GM:ガラスや釘を踏んで出来るような穴とは違う。
GM:そういった印象を受けるかもしれません。
志奈乃鹿折:「あ、大丈夫。無事です。それよりも運転手の人を……」
志奈乃鹿折:運転手を救助する素振りを見せながら、車の状態を確認します。
志奈乃鹿折:「前輪じゃなく後輪のパンク……それもこれだけ派手に抉れている……」
志奈乃鹿折:「昨日の鉄骨と同じ手口かしら……?」
GM:運転手には特に外傷もない
GM:このまま現場を離れてもよさそうだ
志奈乃鹿折:遠くにパトカーのサイレンも聞こえてきた。ここに残ると面倒なことになるかも知れない。
志奈乃鹿折:自分が狙われる分にはいいが、町中でもお構いなしでは周りの被害も心配だ
志奈乃鹿折:隠密と《天使の絵の具》を合わせて身を隠しながら学校へ向かいます。
GM:では姿を消して立ち去ろうとした時
GM:すい、とその側に並ぶ影がある。
志奈乃鹿折:「?」
伊豆母鶴葵:「朝から災難だったね、トゥエルブ」
伊豆母鶴葵:「怪我はなさそうで良かったよ」
志奈乃鹿折:「鶴葵……姉さん」
伊豆母鶴葵:「脇見運転かな、気をつけてほしいよね」
志奈乃鹿折:「……そうね、危ないところだったわ」
伊豆母鶴葵:「大事な妹がキズモノになるところだったよ」
志奈乃鹿折:「どのみち跳ねられた程度では死なないわ。誤魔化すのは面倒になっていたでしょうけど」
伊豆母鶴葵:「そんな風に自分の体を粗末に扱っちゃあダメだよ」
伊豆母鶴葵:「あの人も悲しむんじゃないかな、ねえ」
志奈乃鹿折:「……母さんのことはどうでもいいんじゃなかったの」
伊豆母鶴葵:「一般論さ、気にしないで」
志奈乃鹿折:「通学路、一緒だったのね」
伊豆母鶴葵:「通学路?……ああ」
志奈乃鹿折:「ええ、通学路。姉さんもこの道なの?」
伊豆母鶴葵:片手にパン屋の袋を持ち上げる
伊豆母鶴葵:この近所のものだ。
伊豆母鶴葵:「今日はこれが食べたかったんだよね」
伊豆母鶴葵:「毎日ゼリーじゃ味気ないだろ?」
伊豆母鶴葵:「表通りで大きな音がしたから見に来たんだけど、びっくりしちゃったよ」
志奈乃鹿折:「朝からよく食べるわね。栄養バランスを気にしてるんじゃなかったのかしら」自分のことを棚に上げて
志奈乃鹿折:「……というか、昼だけじゃなくて朝もゼリーなの?」
伊豆母鶴葵:「お弁当だよ、何か用意した方がいいって言ってたのは君だろ」
伊豆母鶴葵:「大事な妹の親身なアドバイスは聞いておこうと思ってね」
志奈乃鹿折:「ああ、そういうこと……」
伊豆母鶴葵:「なんだか応対がぎこちないね」
伊豆母鶴葵:「あんな事があったから、やっぱり気疲れしてるのかな」
伊豆母鶴葵:「無理はいけないよトゥエルブ」
志奈乃鹿折:「別に無理はしてないわ。姉さんが馴れ馴れしいだけ」
伊豆母鶴葵:「あはは!ひどいなあ」
伊豆母鶴葵:「仲直り出来たんだから、馴れ馴れしくちゃダメかい?」
志奈乃鹿折:「別にそれは構わないけど……」
志奈乃鹿折:「……ねえ」
伊豆母鶴葵:「何かな」
志奈乃鹿折:「あんなこと、ってさっきの車のことを言ってるのよね」
伊豆母鶴葵:「そうだね」
伊豆母鶴葵:「それ以外に何かあるのかい?」
志奈乃鹿折:「いえ……少し気になっただけよ」
志奈乃鹿折:「さっき貴女は、"怪我がなくて良かった"って言ったけど」
志奈乃鹿折:「この傷のことは、見えてなかったのかしら……ってね」
GM:君の襟元には、真新しい包帯が巻かれている。
GM:今朝治療したばかりの傷跡だ。
伊豆母鶴葵:「……襟の影になってよく見えなかったな」
伊豆母鶴葵:「それは?どうしたんだい?」
志奈乃鹿折:「……昨日ちょっとね」
志奈乃鹿折:「さっきと同じ、事故に巻き込まれただけよ」
伊豆母鶴葵:「へえ」
伊豆母鶴葵:「物騒なこともあるもんだね」
志奈乃鹿折:「……」
伊豆母鶴葵:「……身の回り、気をつけたほうがいいんじゃないかな」
伊豆母鶴葵:「悪いことは立て続けに起きるって、言うしね」
伊豆母鶴葵:にっこりと微笑む
志奈乃鹿折:「ご忠告、ありがたく受け取っておくわ」
志奈乃鹿折:「ああ、姉さん」
志奈乃鹿折:「昨日言っていた話、今日の放課後にお邪魔してもいいかしら」
伊豆母鶴葵:「急な話だね」
伊豆母鶴葵:「けど構わないよ、実は私もそのつもりでいたんだ」
志奈乃鹿折:「善は急げというやつよ」
伊豆母鶴葵:「ああ、そうだね」
伊豆母鶴葵:「一刻も早く、待ちきれないよ」
伊豆母鶴葵:「妹と仲良くなるのが……ね」
志奈乃鹿折:「……」
志奈乃鹿折:「そうね、私もよ」
志奈乃鹿折:「それと」
志奈乃鹿折:鶴葵さんの持つ紙袋を指差す。
伊豆母鶴葵:「?」
志奈乃鹿折:「パンもいいけど、たまにはお弁当作ってもらっても良いんじゃない?」
志奈乃鹿折:「保護者の方……伊豆母さん?」
志奈乃鹿折:「家族なのでしょう?」
伊豆母鶴葵:「どうかな、あの人は忙しいから」
伊豆母鶴葵:「中々難しいかもしれないね」
志奈乃鹿折:「ふぅん、そういうものかしら」
伊豆母鶴葵:「……トゥエルブ」
伊豆母鶴葵:「あの人といて、幸せかい?」
志奈乃鹿折:「……?」その言葉に少し首を傾げて
志奈乃鹿折:「……勿論、幸せよ」
志奈乃鹿折:「それがどうかしたの?」
伊豆母鶴葵:「いや」
伊豆母鶴葵:「なんでもないよ、なんでも」
伊豆母鶴葵:「急ごうか、2人揃って遅刻というのも格好がつかないよ」
伊豆母鶴葵:振り向きながら早足で先を進んでいく
志奈乃鹿折:「あ、ちょっと……」
志奈乃鹿折:その背を追って歩調を速める。
GM:---
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
志奈乃鹿折:ロイスは保留!
志奈乃鹿折:購入は……照準器行ってみます。
志奈乃鹿折:1dx>=15
DoubleCross : (1R10[10]>=15) → 6[6] → 6 → 失敗

志奈乃鹿折:ダメじゃった……

ミドル:3

GM:ファハハ
GM:では続いてシーンプレイヤーは辰巳さん!
GM:他全員登場可能!
辰巳十三:どりゃーっ
辰巳十三:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 10[10]+53 → 63

戸上 亜衣奈:53+1d10
DoubleCross : (53+1D10) → 53+10[10] → 63

戸上 亜衣奈:いぇーいまたおそろー
辰巳十三:スーパー仲良しタイムかな
志奈乃鹿折:いいなー
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+9(1D10->9)(侵食率:57->66)した
GM:上ブレも一緒!
GM:では情報収集に入ります
GM
【昨日の事故について】
情報:裏社会/噂話
難易度:8

【伊豆母鶴葵について】
情報:UGN/噂話
難易度:9

GM:それぞれレッツトライ!
戸上 亜衣奈:噂話ならほぼ抜けると思うんですが
戸上 亜衣奈:追加情報がありそうな気配…
GM:さあどう出るどう出る
志奈乃鹿折:ひとまず亜衣奈ちゃんには温存してもらいましょうか?
辰巳十三:そうですね!ここはあっしらにお任せを!
辰巳十三:必ずややつらの首を御覧に入れましょう!
戸上 亜衣奈:おお…頼もしいですお願いします
辰巳十三:では、辰巳が伊豆母についてを狙いましょう
辰巳十三:もともとカーチャンから頼まれていた伊豆母について!UGNで調査!
辰巳十三:コネ:UGN幹部を使って、ダイスさらに+2!
辰巳十三:5dx+2=>9
DoubleCross : (5R10+2[10]>=9) → 10[3,7,7,10,10]+10[7,10]+3[3]+2 → 25 → 成功

辰巳十三:シャイ――ッ
戸上 亜衣奈:支部長Power!
GM:ヒエーッ
志奈乃鹿折:た、辰巳殿…!
志奈乃鹿折:某は昨日の事故について調べるで御座る!
辰巳十三:いつものサラウンドレポートはカウンター型にリジェネレイトしたので持ってません! 志奈乃チャンは自力でがんばって…!
戸上 亜衣奈:ではそこに《ダンシングライト》!
戸上 亜衣奈:ダイス+3個!
戸上 亜衣奈:65→68
戸上 亜衣奈:↑間違い。63から66でした。
志奈乃鹿折:やったー!
志奈乃鹿折:コネも使ってダイス+2
志奈乃鹿折:6dx+2>=8
DoubleCross : (6R10+2[10]>=8) → 10[4,4,5,5,7,10]+8[8]+2 → 20 → 成功

GM:爆裂!
GM:では一気に2まで抜くことが出来ます!
GM:ボーナス!
志奈乃鹿折:わーい!
GM:情報開示!
GM:【昨日の事故について】
GM:折れた骨組みを調べた所、へし曲がり方、金属表面の焦げ付きなどから
GM:大口径の弾丸が掠めたような損傷痕であることが分かった。
GM:この口径の重火器はUGNでの使用においては事前許可が必要であり
GM:この街ではもっぱらFHなどの反社会勢力によって使用されている。
志奈乃鹿折:何だとぉ……
GM: 
GM:【伊豆母鶴葵について】
GM:”イエロージャケット”の”クイーン”から産み出されたクローンの1人。
GM:”ナイト”タイプの部隊は前線歩哨であり、近距離からの制圧射撃能力で白兵タイプの”ポーン”達を援護する役目が与えられていた。
GM:現在もその戦法を主としていることが、第8支部の戦闘記録で確認されている。
GM: 
GM:【伊豆母鶴葵について2】
GM:現在は第8地区に居を構える実業家、伊豆母荘二郎の元に身を寄せている。
GM:伊豆母は株取引や土地の売買などにより一代で財を為した気鋭の人物として知られており
GM:レネゲイドに関わる裏の社会との繋がりも強いことで知られている。
GM:どのような接点かは不明だが、伊豆母鶴葵の戸籍を用意すること自体は容易だったと思われる。
GM: 
GM:現在分かることは以上です。
GM: 
GM:---
GM:星辰館高校中等部
GM:2年教室
GM:---
クラスメイト:「おいこら、たーつみー」
クラスメイト:「聞き捨てならないことを聞いたぞ!」
クラスメイト:休み時間中、クラスメイトが突然君の元に押しかけてくる
辰巳十三:「……ああ」 半分寝ていた。
辰巳十三:「日直? 俺だっけ? 今日は確か山田と市川が――え、なに?」
クラスメイト:「日直とかどうでもいいって!」
クラスメイト:「お前が高等部のかわいいお姉さん達に挟まれて」
クラスメイト:「なんだかイチャイチャしてたって目撃情報があがってんだよ!」
クラスメイト:「どういうことなんだお前!コラ!」
辰巳十三:「高等部の……」 考える
辰巳十三:「可愛いお姉さん……」 さらに考える
クラスメイト:「何勝手にモテてんだーーッ!!」
クラスメイト:怒り心頭!
辰巳十三:「……わかった! 閃いたぞ」
辰巳十三:「あれは違う」
クラスメイト:「なにぃ」
クラスメイト:「どう違うんだコラ」
辰巳十三:「姉貴みたいなもんなんだ。えー……イトコの」
辰巳十三:「ぜんぜんイチャイチャしてない」
クラスメイト:「……」
クラスメイト:どゅくし。脇腹を突く。
クラスメイト:「嘘つくなコラーーッ!」
辰巳十三:「うっ! ハハハ! バレたか」
クラスメイト:「バレたかじゃね?!このやろー!」
クラスメイト:「なんでお前ばっかりモテてんだ?!」
辰巳十三:「でもぜんぜんイチャイチャはしてない。モテてもない」
クラスメイト:「じゃあなんなんだよ」
辰巳十三:「日頃の行いがいいからだよ」
辰巳十三:「おすすめは困ってる人を見たら助けることだな。俺はこれで友達百人くらい増えた」
クラスメイト:「……嘘つけよ!辰巳の嘘つき!」
クラスメイト:「……」
クラスメイト:「マジで?」
辰巳十三:「ただ、モテたいならおすすめしないね」
辰巳十三:「ぜんぜんイチャイチャするどころじゃねーから。本気で始めると」
クラスメイト:「ふーん」
クラスメイト:「よくわかんねーけど、やってみるか……」
クラスメイト:「困ってるやつかー……どこにいんのかな」
辰巳十三:「それがいい。……腹減ったな。弁当食ってこよ」 
辰巳十三:※朝でも午前でも午後でも関係なく、いつも空腹
クラスメイト:「いや食うの早すぎだろ」
クラスメイト:「ていうか新しいダンジョンやった?」
クラスメイト:※スマホゲーの話。
辰巳十三:「HARDはいけるけどHELLが無理」
辰巳十三:「どーいう育て方してるとあれ抜けるんだよ……」
クラスメイト:「だよな~」
GM:---
GM:一方その頃。
GM:---
GM:星辰館高校・2-A教室
GM:---
GM:君……戸上亜衣奈の目の前には
GM:頭を抱えて突っ伏しているクラスメイトの姿が。
都城サエコ:「くぅう~~」
都城サエコ:「結局あの後何もスクープすることが出来ませんでした……!」
戸上 亜衣奈:「どこまで追っかけられたの」
戸上 亜衣奈:「昇降口ぐらい?」
都城サエコ:「このままではこの私の、いいえ新聞部全体の沽券に関わります!」
戸上 亜衣奈:「そこまでかなー」
都城サエコ:「今日こそは必ずや追いついて直撃取材を……!」
都城サエコ:リベンジに燃えている
戸上 亜衣奈:近くの机に座って、足をプラプラとさせている。
戸上 亜衣奈:自分の机かもしれないし、そうじゃないかもしれない。
都城サエコ:「亜衣奈さんはあの後」
都城サエコ:「あの2人から何かトピックを得られましたか?」
戸上 亜衣奈:「んっとねー」
戸上 亜衣奈:顎に指をあて、上の方を見ながら。
戸上 亜衣奈:「とりあえず、友達になってー」
戸上 亜衣奈:"セーフ"な情報を選りすぐっていく。
都城サエコ:「ほうほう」
戸上 亜衣奈:「十三君は……あ、中等部の子ね」
戸上 亜衣奈:「(これはまあ、生徒やってるらしいからセーフだよね)」
戸上 亜衣奈:「スイーツよりもミートって年頃だった」
都城サエコ:「なるほど、食べざかりというわけですか」
都城サエコ:熱心にメモを取っている。
戸上 亜衣奈:「そんなとこ」
戸上 亜衣奈:「鹿折ちゃんはバリバリのスイーツって感じかなー」
戸上 亜衣奈:「食べ歩きとかしたら楽しそう」
都城サエコ:「さすがは亜衣奈さんですね!」
都城サエコ:ぱたむとメモを閉じ
都城サエコ:「的確に情報を集めてくれます!」
戸上 亜衣奈:「そう言われると。へへ」
戸上 亜衣奈:「悪い気はしないねー」
戸上 亜衣奈:「まー、一面飾れそうにはないけどね」
都城サエコ:「何をいいますか、こうした小粒の情報も」
都城サエコ:「突き詰めていくことで、明日の栄光へと繋がるのです!」
戸上 亜衣奈:「塵山ってやつだ」
都城サエコ:「……あの3人に秘められたトライアングラーな情熱」
都城サエコ:「必ずや我々で解き明かしてみせましょう!」
都城サエコ:ごごごごご。燃えている!
戸上 亜衣奈:「あ、それはもう確定事項なんだ」
都城サエコ:「そうに違いありません!」
都城サエコ:「私の記者としての勘が言っています!」
戸上 亜衣奈:「で、今日の予定は?」
戸上 亜衣奈:ぱたぱたとサエちゃんを扇ぎながら。
都城サエコ:「そうですねぇ、本日の作戦は……」
GM:---
GM:そして午前の授業は終わり
GM:昼休み
GM:---
GM:星辰館高校・屋上
GM:---
GM:君たちは再び、それぞれの情報を照らし合わせるべく
GM:この場所に集まっていた。
戸上 亜衣奈:「ごーめんごめん、遅くなっちゃって!」
戸上 亜衣奈:最後に屋上に上がってくる。
戸上 亜衣奈:「サエちゃんの目を盗むのに手間取っちゃって」
志奈乃鹿折:「いえ、私達も丁度来たところよ」
辰巳十三:「お疲れ様。部活、楽しそうだな」 肉まんを食べている。十個くらいある。
戸上 亜衣奈:「アタシもまー、部員じゃないんだけど」
戸上 亜衣奈:「今は助っ人みたいなもんかな」
辰巳十三:「噂話の収集にはいいと思うんだけどな、新聞部は」
志奈乃鹿折:「オーヴァードに運動部は難しいしね、加減しないといけないから」
辰巳十三:「俺もなんか入ろうかな……新聞部はやめとくけど」
志奈乃鹿折:「ところで二人共」
辰巳十三:「おう」
戸上 亜衣奈:「ん?」
志奈乃鹿折:「今朝通学する時、何か変わったことはなかっった?」
戸上 亜衣奈:「今朝?」
辰巳十三:「こっちは別に……ってことは」
辰巳十三:「志奈乃ちゃんさんには何かあったんだな?」
志奈乃鹿折:「……ええ。そう、私だけなのね……」
戸上 亜衣奈:「え、何があったの!?」
戸上 亜衣奈:「怪我とかしてない!?」
志奈乃鹿折:「大丈夫。ちょっと車が突っ込んできただけだから。幸い当たらなかったし」
戸上 亜衣奈:「お、おぉ」
辰巳十三:「ちょっと車が突っ込んできただけか」
戸上 亜衣奈:「だいぶ心配になる『ちょっと』だけど……」
志奈乃鹿折:「ただ、事故と決めつけるには少し妙というか」
辰巳十三:「……うん。妙だな」
志奈乃鹿折:「昨日のカフェでの一件、第三支部の鑑識班から情報が上がってきたのだけど」
志奈乃鹿折:「大口径の銃弾、それもUGNでは運用に許可申請が要る代物だそうよ」
戸上 亜衣奈:「うわっ。あれそんなのでやられてたんだ」
辰巳十三:「事故なわけがないな、それじゃあ」
志奈乃鹿折:「それで、今朝突っ込んできた車、タイヤがパンクしていたのだけど」
戸上 亜衣奈:「それも変な感じだったの?」
志奈乃鹿折:「ええ、只の釘や破片じゃない」
志奈乃鹿折:「昨日の鉄骨に近い破壊痕だったわ」
辰巳十三:「狙われてる。その前提で動いた方だよさそうだな」
辰巳十三:「同じやつが狙ってるんだ」
戸上 亜衣奈:「タイミング的には」
戸上 亜衣奈:「……お姉さん絡み」
戸上 亜衣奈:「だと思う?」
辰巳十三:「……そこのところ」
辰巳十三:「伊豆母鶴葵について、少しこっちも調べたんだけど」
辰巳十三:「”ナイト”だったらしいな。近接射撃支援タイプ。銃を使って前線を支援する……」
辰巳十三:「志奈乃ちゃんさん。その辺の運用、どうなんだい? 詳しかったりしないか?」
志奈乃鹿折:「そうね。私達はチェスのコマに擬えた役割分けがされていて」
戸上 亜衣奈:「チェス」
戸上 亜衣奈:頭の中にチェス盤をイメージしている。
志奈乃鹿折:「製作者の趣味だったのかしらね。私達はルールも知らなかったのだけど」
志奈乃鹿折:「私は最前線での白兵戦闘を担当する"ポーン"」
志奈乃鹿折:「彼女は、それに追随して火力支援を行う"ナイト"だった」
戸上 亜衣奈:「なるほどねぇ」
辰巳十三:「ますます気になってきたな」
志奈乃鹿折:「支援と言っても、好き勝手撃ち込んで私達が運良く生き残れば儲けもの、程度の気楽な仕事だったけど」
戸上 亜衣奈:「部隊だったんだよね……!?」
辰巳十三:「……きみらの部隊、ほんとヤバいな! いやまあ戦線の末期はそんなもんだと思うけど!」
志奈乃鹿折:「全員が隠密能力を持ったクローンだから、そうそう当たらないけどね。」
志奈乃鹿折:「白兵で突っ込んでくると見せかけて火砲で出鼻を挫くのが定石だったの」
辰巳十三:「まあ、それはともかくとして。伊豆母鶴葵について、わかったことがもう一つ。……いまの彼女についてだ」
辰巳十三:「伊豆母荘二郎って実業家さんが身元引受人になってるみたいだね」
志奈乃鹿折:「伊豆母荘二郎……」
辰巳十三:「これがまた、ちょっと気になるやつでね……レネゲイド関係の組織にも人脈がある」
戸上 亜衣奈:「それ……いい方の人脈?」
戸上 亜衣奈:「UGNの支援者とか」
辰巳十三:「もちろん裏社会の方だ。……ただ裏側にもたいしたやつはいるからさ。実際のところは、会って確かめるしかないと思う」
戸上 亜衣奈:「やっぱそっちかー」
志奈乃鹿折:「こればかりは直接会うしかないわね……」
戸上 亜衣奈:「だねー」
戸上 亜衣奈:「………」
戸上 亜衣奈:「そだ」
戸上 亜衣奈:「鹿折ちゃん鹿折ちゃん」
志奈乃鹿折:「?」
志奈乃鹿折:「なにかしら、亜衣奈ちゃん」
戸上 亜衣奈:「鹿折ちゃんが狙われてるらしい、ってとこだけど」
戸上 亜衣奈:「お母さんの方、大丈夫?」
志奈乃鹿折:「あ……」完全に盲点だったという顔
志奈乃鹿折:「それもそうね……いや、でも」
志奈乃鹿折:「仮に狙われているとしても、大丈夫じゃないかしら」
志奈乃鹿折:「母さん、普段は頼りないけど、私の何倍も強いから」
辰巳十三:「じゃあ、安心か。志奈乃ちゃんさんの何倍だと、大昔の戦国武将並みってことだ」
戸上 亜衣奈:「んー、この中で一番わかってる鹿折ちゃんがそう言うなら」
戸上 亜衣奈:「きっと大丈夫だ。うん」
GM:つまり、問題は振り出しに戻る。
GM:志奈乃鹿折が命を狙われているとして
GM:『誰が』狙っているのか。
志奈乃鹿折:「……それで、昨日と今日の件の犯人なんだけど」
志奈乃鹿折:「一人、心当たりはある」
辰巳十三:「……あっ! 待ってくれ」
辰巳十三:「いまこれを言うチャンスだ」
戸上 亜衣奈:「むむ?」
志奈乃鹿折:「?」
辰巳十三:「……もう犯人に目星がついたんですか、先生!」
辰巳十三:「すまん、続けて」
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:ぽむ、と十三君の肩に手を置く。
戸上 亜衣奈:『わかる』みたいな顔をしている。
志奈乃鹿折:「……」
志奈乃鹿折:「うむ、謎は解けつつあるぞ。十三少年」ノッてあげる。
辰巳十三:「どーもありがとうよ。では先生、お願いします」
志奈乃鹿折:「コホン」
戸上 亜衣奈:ごくり。
志奈乃鹿折:「レフティナイトよ」
志奈乃鹿折:「この前の白楽島での一件で彼女と交戦したけど」
志奈乃鹿折:「大型の重火器を使う戦闘スタイルは変わっていなかった」
辰巳十三:「……なるほど」
辰巳十三:「容疑、濃厚だね」
志奈乃鹿折:「市街地での重火器の運用も、隠密能力を組み合わせれば可能なはず」
志奈乃鹿折:「今朝の態度も不審……なのはいつもだけど、輪にかけて妙だったし……」
戸上 亜衣奈:「うーん」
戸上 亜衣奈:「じゃあ、表向きは穏便に再会しながら」
戸上 亜衣奈:「暗殺を企ててる」
戸上 亜衣奈:「みたいな?」
志奈乃鹿折:「無いと思いたいけどね」
辰巳十三:「それにしちゃあ雑だけどな!」
辰巳十三:「もしかしてそれ含めて個性なのか?……そうなのか?」
戸上 亜衣奈:「そんな感じの人?」
志奈乃鹿折:「……どうかしらね」
志奈乃鹿折:「そういう真似を絶対しないとも、するとも言えないわ」
志奈乃鹿折:「私達は姉妹だけど」
志奈乃鹿折:「人間としての彼女のこと、何も知らないもの」
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:「それじゃ」
戸上 亜衣奈:「やっぱり、会ってちゃんと話さないと」
戸上 亜衣奈:「わかった時にはもうどうしようもなくなってた」
戸上 亜衣奈:「──とか、嫌でしょ」
志奈乃鹿折:「……うん」
志奈乃鹿折:「会って、確かめる」
辰巳十三:「そうだな」
辰巳十三:「手伝うよ。たとえどんな真実があるとしても、うまくやれる方法はある。きっとね」
戸上 亜衣奈:「アタシも。やれることで手伝うから」
戸上 亜衣奈:「会いに行こう。レフティナイトじゃなくて、伊豆母鶴葵さんに」
GM:---
GM:ロイスと購入が可能!
GM:シーン終了です!
辰巳十三:ロイスなし!購入は……
辰巳十三:応急手当キットでも買ってこよう
辰巳十三:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 8[2,3,8]+3 → 11

辰巳十三:買えた!おわり!
志奈乃鹿折:ロイスは保留!
志奈乃鹿折:こちらも応急を用意しておこうかな
志奈乃鹿折:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 5[1,5] → 5 → 失敗

志奈乃鹿折:だめー
戸上 亜衣奈:こちらもロイス保留!
戸上 亜衣奈:回復しておこうかなあ。一応。応急手当を
戸上 亜衣奈:4dx+3>=8
DoubleCross : (4R10+3[10]>=8) → 8[1,2,3,8]+3 → 11 → 成功

戸上 亜衣奈:やた。ここで使います。
戸上 亜衣奈:19+2d10
DoubleCross : (19+2D10) → 19+11[6,5] → 30

戸上 亜衣奈:最大値26まで回復! 以上!

ミドル:4

GM:オッケイ!
GM:では次のシーン!情報を突破したためミドルに入ります!
GM:全員登場!
戸上 亜衣奈:66+1d10
DoubleCross : (66+1D10) → 66+8[8] → 74

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+9(1D10->9)(侵食率:66->75)した
辰巳十三:1d10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 4[4]+63 → 67

GM:---
GM:第8地区
GM:伊豆母荘二郎邸宅
GM:---
GM:君たちの目の前には、背丈をゆうに超える高い鉄門と
GM:その先に見える西洋風の大屋敷。
伊豆母鶴葵:「よく来てくれたね、歓迎するよ」
伊豆母鶴葵:穏やかな笑みで君たちを迎える。
辰巳十三:「はぁ~」
辰巳十三:「でかっ」
志奈乃鹿折:「思ったより立派な家ね」
辰巳十三:「いかにも何か起こりそうですね、先生」
辰巳十三:「……いまのは完璧だったな、我ながら」
戸上 亜衣奈:「大きなお屋敷あるな~、とは思ってたけど」
戸上 亜衣奈:「まさかここだったとは…」
伊豆母鶴葵:「この辺りは、明治あたりまで要人の別荘地だったんだ」
伊豆母鶴葵:「だからこういう古い建物が残ってる」
伊豆母鶴葵:「あの人もクラシックなものが好みだから、丸のまま買い取ったんだって」
志奈乃鹿折:「なるほどね、それは確かに……」
志奈乃鹿折:「"いかにも"って感じね。十三くん」
辰巳十三:「ですね先生! ……いやー、こういうのキンダイチで見た気がするなあ」
伊豆母鶴葵:「あはは!二人共面白いね」
伊豆母鶴葵:「それで……えーっと」
伊豆母鶴葵:「君は確か……」
伊豆母鶴葵:戸上さんをしげしげ眺めている
戸上 亜衣奈:「?」
戸上 亜衣奈:「あ」
戸上 亜衣奈:ぽん、と手を叩く。そういえばすれ違っただけだ。
戸上 亜衣奈:「えーと、初めまして。改めて」
戸上 亜衣奈:「鹿折ちゃんの友達の、戸上亜衣奈です」
伊豆母鶴葵:「改めて……ああ」
伊豆母鶴葵:「この間、屋上に来てた子だね」
戸上 亜衣奈:「そうそう」
戸上 亜衣奈:「今回は付き添いというか、探偵にくっついてきた記者というか」
戸上 亜衣奈:「そんな感じで」
戸上 亜衣奈:「あの、なんかこう」
戸上 亜衣奈:と、そこで周囲をキョロキョロ。
伊豆母鶴葵:「今日はあの元気いい友達は一緒じゃないの?」
戸上 亜衣奈:「あ、いないんだ。ちょうど聞こうと思ったんだけど」
伊豆母鶴葵:「私は見てないよ。まあ……あんまり騒がしくされても困るけどね」
伊豆母鶴葵:苦笑
戸上 亜衣奈:「アッハハ…」
戸上 亜衣奈:同じく苦笑。
伊豆母鶴葵:「取材を受けるかはともかく鹿折の友達ってことなら」
伊豆母鶴葵:「無碍にも出来ないな。君もお客さまだ」
伊豆母鶴葵:「よろしくね」
戸上 亜衣奈:「うん。よろしく!」
GM:鶴葵がパネルを操作すると門が開く。
GM:ぎぃいいい。
辰巳十三:「おおっ、最新設備」
伊豆母鶴葵:「そりゃあ毎度手で押して開けるわけにもいかないし」
伊豆母鶴葵:「辰巳くんって面白いよね」
辰巳十三:「え? ああ、そうか。そうだな、このサイズだといちいち手で押して入らないよな?」
辰巳十三:「いやー、常識いまいち無くて……」
GM:そうして
GM:君たちは赤屋根の屋敷の中へと招かれる。
GM:---
GM:伊豆母邸・エントランスホール
GM:---
GM:シックな色味のカーペットが敷き詰められた玄関ホール。
GM:天井は君たちの頭上遥か上にある。
GM:壁には額入りの風景画。高そうな壺に蘭の花が活けてある。
戸上 亜衣奈:「うひゃ~」
戸上 亜衣奈:無遠慮にあちこちを見ている。
志奈乃鹿折:「スイッチとか隠れてないかしら……」偏った知識
辰巳十三:「うおっ! まさかあっちは……噂に聞く、鹿の剥製じゃないか?」
戸上 亜衣奈:「うわっ、本当だ。理科室以外で初めて見た」
戸上 亜衣奈:「あ、博物館とかでも見たかな……でも」
戸上 亜衣奈:「凄いね~。ドラマの撮影とかできそう」
伊豆母鶴葵:「実際、何件かそういうのも受けたことあるんだって」
伊豆母鶴葵:「老朽の少ない建物だからね、だから売りにもかけられてたんだろうけど」
志奈乃鹿折:「ふぅん」
志奈乃鹿折:「それなら買い取るにもかなり値が張ったでしょうね」
志奈乃鹿折:「相当なお金持ちなのね。伊豆母さんは」
伊豆母鶴葵:「それもあるだろうけど、まあ物好きなんだよ」
伊豆母鶴葵:「そうでなきゃ、こんな身寄りの無い子供を引き取ったりもしない」
辰巳十三:「伊豆母荘二郎さん、か……」
伊豆母鶴葵:「さて」
伊豆母鶴葵:「この家にお客として招いた以上」
伊豆母鶴葵:「友人とはいえ、君たちには言っておかないといけないことがある」
戸上 亜衣奈:「ん?」
戸上 亜衣奈:「何かルールとか?」
伊豆母鶴葵:「そうだね、大事なことだ」
伊豆母鶴葵:「メモか何か取っておいてほしい」
辰巳十三:「記者さん、出番だぜ」
戸上 亜衣奈:「あいよっ」
戸上 亜衣奈:メモとペンを取り出してスタンバイ。
志奈乃鹿折:「にしても随分大げさね」
伊豆母鶴葵:「……それじゃあまずひとつめ」
伊豆母鶴葵:一拍の間を置いて
伊豆母鶴葵:「来い”キニゴス”!!」
”キニゴス”:ざすっ!!
”キニゴス”:突然、辰巳と戸上の目の前に
”キニゴス”:鉄の仮面を被った男が着地する。
辰巳十三:「おっ!?」
戸上 亜衣奈:「えっ!?」
伊豆母鶴葵:「そいつらを近付けさせるな」
”キニゴス”:「……了解した」
”キニゴス”:ぐおん!!
”キニゴス”:炎を纏ったクレイモアを2人に振るう!
辰巳十三:「おいおい、いきなり来るかァ?」
志奈乃鹿折:「十三くん!亜衣奈ちゃん!」
戸上 亜衣奈:「だーっ!?」
戸上 亜衣奈:ペンとメモを持ったまま逃げ惑っている。
GM:同時に
GM:ズズズズズズズッ
GM:紅い血のような色が壁際から這い登り
GM:窓や扉を覆ってしまう。
辰巳十三:「封鎖! ……ハハハ! ずいぶんやる気なのか、おい」
伊豆母鶴葵:「余所見をしてちゃいけないよ」
伊豆母鶴葵:ドギュン!!
志奈乃鹿折:「!?」
伊豆母鶴葵:志奈乃の頬を弾丸がかすめる
伊豆母鶴葵:「お前は、私が殺す」
伊豆母鶴葵:「忘れたのかい?」
志奈乃鹿折:「……洋館に鉄仮面なんて、いよいよそれらしくなってきたけど」
志奈乃鹿折:「喜んでいる場合じゃなさそうね」
伊豆母鶴葵:「好きなだけ浮かれるといいさ」
伊豆母鶴葵:「地獄でね!」
戸上 亜衣奈:鶴葵さんの発言に《真偽感知》を使っていいでしょうか。
GM:では戸上さんには分かります
GM:その視線に込められているのは、紛うことなき殺意。
GM:そしてこれまでに秘めていた敵意への開放感です。
辰巳十三:「そんなこと言わずに……一緒に地獄で浮かれようぜ!」
戸上 亜衣奈:「浮かれるなら現世がいいんだけどなー!?」
戸上 亜衣奈:侵蝕、2上がって76.
志奈乃鹿折:「そんなことだろうとは思っていたけど」右腕を前に構える。
志奈乃鹿折:「本当に残念よ。"レフティナイト"……!」
GM:ミドル戦闘へと入ります。
GM:マップは以下!
GM
志奈乃
5m
”レフティ・ナイト”
10m
”キニゴス”
5m
辰巳、戸上

GM:レフティ・ナイトの行動値は15、キニゴスの行動値は6です
GM:セットアップから!
辰巳十三:なっし!
戸上 亜衣奈:《戦術》を使用。対象は鹿折ちゃんと十三君。
志奈乃鹿折:なし!
戸上 亜衣奈:ラウンド中、メジャーアクションのダイスを+4個。
戸上 亜衣奈:侵蝕:76+6=82。あたたまってきたぞ。
GM:エネミーはなし!
GM:まずは行動値15のレフティから!
GM:マイナーで陽炎の衣、メジャーでコンセントレイト+見えざる死神+ライトウェイトモード+クリスタライズ+砂の加護
GM:対象は言うまでもなく志奈乃鹿折だ!!
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:12dx7+2
DoubleCross : (12R10+2[7]) → 10[1,1,3,4,4,5,6,6,6,8,8,10]+10[1,3,9]+10[9]+3[3]+2 → 35

志奈乃鹿折:きやがれ~~~
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:ドッジダイスを-4せよ!
志奈乃鹿折:ドッジ……できない!ダイスが0!
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:死ね~~!
志奈乃鹿折:まんじりともせずダメージを受けます
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:更に???を起動!
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:ダメージダイスを増やします
志奈乃鹿折:なにぃ~~~?
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 32[9,9,10,4]+32 → 64

"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:3d10
DoubleCross : (3D10) → 26[7,10,9] → 26

"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:うげーっ
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:後半3つのダメージは自分も受けます
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:とにかく合計90装甲無視をくらえ!
志奈乃鹿折:なんだと……
志奈乃鹿折:どっちみち死ぬに決まってるだろ……《リザレクト》
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+10(1D10->10)(侵食率:75->85)した
志奈乃鹿折:ぐえー!HP10で復活!
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「力を……寄越せッ!」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:片腕に展開された突撃槍めいた機械砲塔に
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:床や壁から、真紅の根のようなものが集まり
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:その形をより凶暴なものに変えていく
志奈乃鹿折:「……?貴女、その力は……」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵: ド ギャッ !!
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:銃撃!前回戦ったときとは比べ物にならない威力が
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:君の体を貫く!
志奈乃鹿折:「ぐ……ぶっ!?」
志奈乃鹿折:体を掠めた弾丸の衝撃で吹き飛ばされる
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「ハァッ……ハッ……どうだ、見たか」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「ぐ、うううっ!」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:ミシミシと音を立てて、紅い根が体に食い込み続けている
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:激痛に膝を突く。
志奈乃鹿折:高価な調度品の破片を押しのけてかろうじて立ち上がる。
志奈乃鹿折:「くっ……この威力……」
辰巳十三:「なんだ、あれ?聞いてた戦い方と違うね」
戸上 亜衣奈:「なにここ、モンスターハウス!?」
戸上 亜衣奈:「って、言ってる場合じゃない!」
戸上 亜衣奈:「気を付けて鹿折ちゃん!」
戸上 亜衣奈:「少なくとも、"今"は本気みたい!」
志奈乃鹿折:「わかってる……こっちも本気で行くわ」
GM:では続いて
GM:行動値13!志奈乃さんの手番!
辰巳十三:「応援、いけるかな……なんとかしてもらわなきゃならないかも、だぜ」
”キニゴス”:「……やらせはしない」
”キニゴス”:「辰巳十三」
”キニゴス”:「お前も、あの方のリストに入っている」
”キニゴス”:「存在が……危険だッ!」
”キニゴス”:炎の剣を振るい、2人の行く手を阻む!
志奈乃鹿折:イニシアチブでアームブレード装備
志奈乃鹿折:マイナーで《光芒の疾走》《陽炎の衣》レフティナイトにエンゲージ
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+4(侵食率:85->89)した
志奈乃鹿折:《C:エンジェルハイロウ》《見えざる死神》《光の舞踏》アームブレードでレフティナイトに攻撃!
GM:カモン!
志奈乃鹿折:14dx7+5
DoubleCross : (14R10+5[7]) → 10[1,1,1,1,3,3,4,4,5,6,7,7,9,9]+10[4,6,10,10]+10[1,8]+10[10]+10[8]+5[5]+5 → 60

志奈乃鹿折:これこれ
辰巳十三:必殺!
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:えええ…
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:暴走中につきリアクション不可!
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:ダメージを!
志奈乃鹿折:7d10+38 諸々有効
DoubleCross : (7D10+38) → 27[4,2,7,1,10,1,2]+38 → 65

"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:生命増強積んでるのに!即死!
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:戦闘不能に!
志奈乃鹿折:よっしゃ!
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「ううっ、うあああっ!」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「お前さえ!お前さえいなくなればッ!!」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:ドギュン!ドギュン!!
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:床や壁を激しく抉り、砲撃めいた弾丸が飛ぶ!
志奈乃鹿折:「悪いけど」
志奈乃鹿折:銃弾の雨に向かって駆け出す。弾丸は何度も志奈乃の影を撃ち抜くが
志奈乃鹿折:その全てが着弾の瞬間、ノイズと共に霞んで消える。
志奈乃鹿折:「そんな甘い狙いじゃ、当たってやれないわ」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「ッ!」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:弾丸を撃つほど、見るからに消耗していく
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「はあっ……はぁあっ……」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:放っておけばいずれ力尽きるだろう。
志奈乃鹿折:何度かの発砲の瞬間、突撃槍めいたライフルの間合いの内側に入り込み
志奈乃鹿折:ブレードを一閃し砲塔を斬り落とす。
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「うわっ!」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:たたらを踏み、せめて間合いを取ろうとする。
志奈乃鹿折:その勢いのまま刃を翻し、レフティナイトの首筋へ……
志奈乃鹿折:「……」
志奈乃鹿折:首を切り飛ばす寸前で、剣をピタリと止める。
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:どさっ
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:尻もちをついて、見上げる形に。
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「……なんでだ」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「なんで止める」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「もう……分かった」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「お前は私よりも強い」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「だからあの女だってお前を選んだ」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「でも、だったら……私はなんのために生きてたんだ……!」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「殺せ……もういいよ……」
志奈乃鹿折:「よくないわ」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「もういい」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「あの時死んでおけばよかった……みんなと同じように……」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「こんな、惨めな想いをするくらいなら……いっそ」
志奈乃鹿折:「なんでって言ったわね、答えは簡単」
志奈乃鹿折:「私が殺したくないからよ」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「……何?」
志奈乃鹿折:「私はあなたより強いから」
志奈乃鹿折:「あなたを殺さなくても生きていける」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「!」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「ふざ、けるな」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「どこまで、人をコケにすれば気が済むんだ!!」
志奈乃鹿折:「コケになんてしてないわ」
志奈乃鹿折:「私は、本当は誰も殺したくない」
志奈乃鹿折:「あの時の母さんだって、きっとそうだったはず」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「……」
志奈乃鹿折:「あの時の私達は……母さんだって、他の方法を知らなかった」
志奈乃鹿折:「けど、今の私は違うの。だから、殺してあげない」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「くそ、くそ」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「くそっくそっ!くそぉお!!」
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:涙を浮かべながら睨みつける
"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵:「トゥエルブ……お前は……!」
GM:そして行動値9
GM:辰巳さんの手番です
辰巳十三:やるぞ!
GM
志奈乃鹿折
10m
”キニゴス”
5m
辰巳、戸上

GM:マップは書き換わってこう!
辰巳十三:マイナーでコンボ:墓獅子。骨の剣+死招きの爪+ハンティングスタイル!
辰巳十三:侵食率67→74!
辰巳十三:軽く飛び跳ねると、両腕の肩から先が、骨細工の巨腕に変わる。その指の一本一本が、ねじくれた螺旋の槍である。
辰巳十三:メジャーでコンボ:白銀ノ柄杓。
戸上 亜衣奈:十三君の判定直前に《ダンシングライト》を使用。判定ダイス+3個!
戸上 亜衣奈:侵蝕:82+3=85
辰巳十三:ありがた~い!
辰巳十三:コンセントレイト+オールレンジで、キニゴス兄さんを攻撃します!
辰巳十三:これでダイス支援パワーは4+3で……7個も!
辰巳十三:17dx7
DoubleCross : (17R10[7]) → 10[3,3,3,4,4,4,4,5,5,6,6,7,7,9,9,10,10]+10[2,3,3,4,5,8]+10[9]+2[2] → 32

辰巳十三:がんばり!
”キニゴス”:ガード、蒼き悪魔!
”キニゴス”:12ダメージを返済!
辰巳十三:蒼…
辰巳十三:じゃあダメージ!
辰巳十三:4d10+25 諸々有効
DoubleCross : (4D10+25) → 21[3,9,6,3]+25 → 46

”キニゴス”:ぐえーっ
”キニゴス”:一撃ノックアウト!
”キニゴス”:戦闘不能!
辰巳十三:こちらはHPに12点ダメージを受けて、33→21で生存セーフ!
”キニゴス”:「所詮、あの程度か」
”キニゴス”:「大義のない女に、最初から期待などしていない」
戸上 亜衣奈:「こわいこと、言わないでよね…!」
”キニゴス”:ぎぃん!ぎん!
”キニゴス”:炎の剣で骨の腕と撃ち合う
辰巳十三:「あの程度か、ってお前ね……」 跳ねて、両腕を振り出す。
辰巳十三:「そういうのは、全力を尽くしたやつに向ける言葉じゃないよな?」 高速機動とはいえない。
戸上 亜衣奈:「それじゃアンタは、どの程度なのかな……っと!」
戸上 亜衣奈:"キニゴス"の身体や武器が、ところどころぼんやりと光り出す。
戸上 亜衣奈:本人が知る、あるいは知る由もない『弱点』だ。
辰巳十三:むしろ雑とすらいえる攻撃だが、その一撃ずつがあまりにも大ぶりで、かつ密度が高い。さらに、その雑な攻撃の精度を”光”が補っている。
”キニゴス”:「大義こそが人を奮い立たせる……!」
”キニゴス”:「俺に、是非を問うなッ!」
”キニゴス”:ド カッ!
”キニゴス”:辰巳の肩口に深々と剣が突き立てられる
”キニゴス”:「ははは!殺ったぞ!!」
辰巳十三:「大げさな大義だな。そこまで真剣すぎると、コメディになっちゃう……ぜ!」 さされた部分がほどける。
”キニゴス”:「何ッ!?」
辰巳十三:「どいてな。暑苦しいよ」 ほどけた部分が骨の鎚となって、キニゴスを打ち付けました。
辰巳十三:侵食率74→78
”キニゴス”:「がっ……」
”キニゴス”:吹き飛ばされ、地面を転がる
辰巳十三:「……こんなんでよかった?」 戸上さんを振り返る。
辰巳十三:「俺の攻撃、雑だから助かるよ」
戸上 亜衣奈:「バッチリバッチリ」
戸上 亜衣奈:右手でサムズアップ。
”キニゴス”:「また勝てないのか……僕は……僕は」
”キニゴス”:よろよろと立ち上がろうとして、膝を突く。
GM:相対するオーヴァードたちは戦闘不能状態だ。
GM:君たちの勝利だ。
辰巳十三:「……終わったか。案の定、友達の家に遊びに来ただけってわけにはいかなかったな」
GM:しかし依然、紅い膜は室内を覆っている
GM:恐らくは屋敷の中に、まだ別の能力者がいる。
志奈乃鹿折:「まだ事件解決……というわけではなさそうね」
戸上 亜衣奈:「真犯人は別にいる」
戸上 亜衣奈:「……って、感じ?」
辰巳十三:「脱出するには、真犯人を探す必要があるみたいだな。……新聞記者に名探偵もいる。なんとかなるだろ」
志奈乃鹿折:「ええ、それに……」レフティナイトを見下ろす
志奈乃鹿折:「重要参考人もね」
志奈乃鹿折:「……事情、話す気はある?」
伊豆母荘二郎:「いや」
伊豆母荘二郎:「聞いても意味がない。彼女は大したことは知らないよ」
伊豆母荘二郎:ホールの階段の上から君たちを見下ろす
伊豆母荘二郎:白い髭を蓄えた壮年の男。
戸上 亜衣奈:「誰っ!?」
辰巳十三:「おっと……」
志奈乃鹿折:「……貴方がこの館の主人かしら」
伊豆母荘二郎:「その通り、私が伊豆母荘二郎」
伊豆母荘二郎:「この屋敷のオーナーだ」
伊豆母鶴葵:「引っ込んでろ……伊豆母!」
伊豆母鶴葵:「こいつは、この私が……!」
辰巳十三:「なんだ、仲悪そうだな。……こいつ、本当に保護者か?」
伊豆母荘二郎:「志奈乃鹿折、”エチュード”は君が仕留める」
伊豆母荘二郎:「確かにそういう条件だったな」
伊豆母荘二郎:「けれど客観的に見て、最早それは不可能に思えるが?」
伊豆母鶴葵:「そんなことない!まだ……まだ私は!」
伊豆母荘二郎:「やれやれ」
伊豆母荘二郎:「自分の力をわきまえない者は見苦しいな」
伊豆母荘二郎:「そう思わないかね、UGNの諸君」
戸上 亜衣奈:「アタシが思うのは」
戸上 亜衣奈:「アンタが親っていうのは凄く心配、ってこと」
伊豆母荘二郎:「親?親か?ハハハ」
伊豆母荘二郎:「それはただの設定だよ、芝居と同じだ」
伊豆母荘二郎:「こうして君たちを屋敷に招き入れた時点で、彼女の役目は終わっている」
伊豆母荘二郎:「なので」
伊豆母荘二郎:ギュバッ!!
伊豆母荘二郎:床の一部が刃のように持ち上がり
伊豆母荘二郎:レフティ・ナイトに向けて振り下ろされる!
伊豆母荘二郎:「もういらん」
戸上 亜衣奈:か、カバーリングとかできます!?
GM:おおっ
GM:出来ますが……そうですね
GM:3d10のダメージペナルティが入るとしましょう
辰巳十三:「……やばっ」
志奈乃鹿折:「レフッ……!」
戸上 亜衣奈:あ、距離が離れてますが
戸上 亜衣奈:それでもいいならぜひカバーしたい
GM:OKです
GM:ではダメージ
GM:3d10
DoubleCross : (3D10) → 13[4,5,4] → 13

戸上 亜衣奈:装甲値は無視でいいですか?
GM:装甲有効でいいよ!
戸上 亜衣奈:では8点引いて5点ダメージ。26から21に。
戸上 亜衣奈:「……ッ!」
GM:ザシュッ!!
GM:刃に斬りつけられ、鮮血が舞う!
伊豆母鶴葵:「な……」
伊豆母荘二郎:「ほう」
戸上 亜衣奈:カーペットを染める赤は、伊豆母鶴葵のものではない。
戸上 亜衣奈:「はぁ……はぁ……ぐっ」
戸上 亜衣奈:彼女を突き飛ばした、戸上亜衣奈のものだ。
伊豆母荘二郎:「人道的だな、泣かせてくれる」
辰巳十三:「……やるな、戸上さん」
志奈乃鹿折:「亜衣奈ちゃん!」
戸上 亜衣奈:「ちょっと……」
戸上 亜衣奈:「アンタ!!」
戸上 亜衣奈:叫び、指差す。
戸上 亜衣奈:伊豆母荘二郎──
戸上 亜衣奈:ではなく、"キニゴス"を。
”キニゴス”:「何……!?」
”キニゴス”:剣を杖のように突き、こちらも立ち上がろうとしている。
戸上 亜衣奈:「大義っていうなら」
戸上 亜衣奈:「こっちには」
戸上 亜衣奈:「『友達の家族仲良し計画』があるんだから」
戸上 亜衣奈:キッと伊豆母荘二郎の方を向く。
戸上 亜衣奈:「そう簡単にいくと思わないでよね!」
辰巳十三:「いい計画だ。これまでに発案された中でトップクラスだな」
志奈乃鹿折:「……」戸上さんに駆け寄って支える。
戸上 亜衣奈:「ありがと」支えられて立ち上がる。傷で息は荒い。
志奈乃鹿折:「ううん、こっちこそ」
志奈乃鹿折:「彼女を助けてくれて、ありがとう」
伊豆母荘二郎:「勢いがあって結構だが」
伊豆母荘二郎:「君たちに何の計画があろうとなかろうと、彼女たちが危険であることには変わりない」
伊豆母荘二郎:「彼女たちを生んだ、”イエロージャケット”計画」
伊豆母荘二郎:「それにゼノスの”プランナー”が着目していた事は知っているかな」
志奈乃鹿折:「……」その言葉に反応して伊豆母荘二郎に視線を向ける
辰巳十三:「なかなかの大物だな」
伊豆母荘二郎:「ヒトの領域を超える、ヒトの似姿。彼女たちにその可能性を見ていたとも噂されている」
伊豆母荘二郎:「君のことも知っているぞ、辰巳十三」
伊豆母荘二郎:「いや、无号十三型」
辰巳十三:「ご存じだとは嬉しいね。いい噂だとありがたいんだが」
辰巳十三:「……どうやら違うな」
伊豆母荘二郎:「第二次世界大戦中に旧軍によって作り出されたヒト型兵器」
伊豆母荘二郎:「市政に解き放っておくには、物騒にすぎると」
伊豆母荘二郎:「君たちについて教えてくれたのは、”マゲイロス”という男だ」
伊豆母荘二郎:「そこの彼、”キニゴス”の上司だよ」
辰巳十三:「……迷惑なやつがいるみたいだな」
伊豆母荘二郎:「世界を危険に晒す脅威は、排除されて叱るべし」
伊豆母荘二郎:「その意見に、私は賛同した」
辰巳十三:「悪いが、ご期待には添えられないと思うね。俺は世界を危険にさらさないし、排除もされたくないよ」
伊豆母荘二郎:「自己弁護が。口ではどうとでも言えるな」
志奈乃鹿折:「ゼノスにFH……随分と節操がないわね」
志奈乃鹿折:「両方に取り入って、貴方は何がしたいわけ?」
伊豆母荘二郎:「私にゼノスとの繋がりはないよ」
伊豆母荘二郎:「君たちがそれだけ危険な存在であるという事を、”マゲイロス”から聞かされただけだ」
伊豆母荘二郎:「故に、君を排除することにこうして手も貸した」
戸上 亜衣奈:「"マゲイロス"……ね」
戸上 亜衣奈:一度、その姿を目にしたことがある。
伊豆母荘二郎:「”フィースト”セルが寄越した戦力がここまでお粗末な手合とは」
伊豆母荘二郎:「思わなかったがね」
伊豆母荘二郎:レフティ・ナイトとキニゴスを見る
伊豆母鶴葵:「ッ!」
”キニゴス”:「……」
辰巳十三:「排除することにした、ってのは一方的な言い分じゃないか。交渉の余地は?」
伊豆母荘二郎:「無いな。ここまで話した意味は分かるだろう」
伊豆母荘二郎:「君たちを最早生かして返すつもりは無い」
GM:ずずずずず
GM:真紅の床が渦を巻き、
GM:壁がうねり、全く別の形へと変形していく!
GM:その変化に足元から、君たちは飲み込まれる
伊豆母荘二郎:「ではさらばだ。『彼女』の胃袋の中で」
伊豆母荘二郎:「息絶えるがいい」
辰巳十三:「ま・じ・か!」
志奈乃鹿折:「くっ……!」
戸上 亜衣奈:「いぶ……ッ!?」
GM:ずぷん。
GM:そうして紅い波は引き
GM:元通りのエントランスが広がる。
GM:砕けた花瓶だけを残して。
GM:---
GM:シーン終了。ロイスのみ可能です。
辰巳十三:ロイスは保留!
辰巳十三:応急手当キットを志奈乃さんに渡しておこう。いちばんHPと侵食率にダメージがあるので…
辰巳十三:使ってね! 以上!
志奈乃鹿折:あ、ありがとうございます!大人……
志奈乃鹿折:早速使います。
志奈乃鹿折:10+2d10
DoubleCross : (10+2D10) → 10+14[10,4] → 24

志奈乃鹿折:全快!
志奈乃鹿折:こちらもロイス保留!以上です
戸上 亜衣奈:同じく保留。もうちょっとようすを見たい…
戸上 亜衣奈:こちらも以上です!

ミドル:5

GM:では続いてのシーン
GM:クライマックス前のミドルとなります
GM:戸上さんがシーンプレイヤー、他全員登場可能
GM:戸上さん以外のPCが戸上さんと合流するのは、シーンの最後となります
戸上 亜衣奈:85+1d10
DoubleCross : (85+1D10) → 85+2[2] → 87

辰巳十三:1d10+78
DoubleCross : (1D10+78) → 10[10]+78 → 88

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+9(1D10->9)(侵食率:95->104)した
志奈乃鹿折:ぐぇ~
GM:コウハイーッ!
GM:生き延びろ生き延びろ…
GM:ではまず戸上さんの視点から。
GM:---
GM:伊豆母邸・???
GM:---
GM:脈打つような感触、生ぬるい温度が頬に触れる。
GM:君は意識を取り戻す。まず目の前に映り込むのは
戸上 亜衣奈:「……ん」
戸上 亜衣奈:「んん……」
従者:「ア……アア……」
従者:血肉で形作られた異形の怪物が
従者:君に腕を伸ばそうとしている。
戸上 亜衣奈:「………」
戸上 亜衣奈:「わ゛ぁ゛ーーー!?」
戸上 亜衣奈:ごろごろと転がって距離を取ろうと試みる!
従者:では距離をとった君に対して、腕を振り上げようとし
従者:「……ア」
従者:ずしゃり。
従者:倒れ伏し、どろりとした粘液の塊となって崩れる。
戸上 亜衣奈:「わーーーーー……あ?」
戸上 亜衣奈:なんとか上半身を起こしたところで、崩壊する怪物を目にする。
伊豆母鶴葵:「……ごほっ」
伊豆母鶴葵:向かい合う廊下の壁にもたれて座り込んでいる。
戸上 亜衣奈:「あ」
伊豆母鶴葵:怪物の背中に弾丸を撃ち込んだ右手から、硝煙が上がる。
伊豆母鶴葵:パチパチとした火花が立つ。
戸上 亜衣奈:硝煙と火花に、助かった理由を察する。
戸上 亜衣奈:「あり、つっ……つつ」
戸上 亜衣奈:立ち上がろうとして、背中に痛みが走る。
戸上 亜衣奈:先程、彼女を庇った時についたものだ。
戸上 亜衣奈:「つー……えっと、大丈夫?」
伊豆母鶴葵:四肢は抉れて、内部の機械部品が顕になっている。
伊豆母鶴葵:君が気を失った時よりも負傷は激しく、満身創痍と言った風情だ。
戸上 亜衣奈:「じゃ、ないか。ごめんね、無茶させて」
戸上 亜衣奈:「ありがとう」
戸上 亜衣奈:鶴葵さんの傍にしゃがみこみ、周りを見渡す。
GM:見渡すと、赤黒い血肉で固められたような廊下に
GM:怪物の残骸が所々に散らばっている。
伊豆母鶴葵:「どうってこと……ない」
伊豆母鶴葵:「……行けよ」
伊豆母鶴葵:「こんなところ……誰にも、見られたくない……」
戸上 亜衣奈:「……って」
戸上 亜衣奈:「言われてもなあ」
戸上 亜衣奈:鶴葵さんの身体の様子を見る。
戸上 亜衣奈:こういう身体に明るくはないので、手当の仕方などはわからないが。
戸上 亜衣奈:「えーっと、率直に聞いちゃうけど」
戸上 亜衣奈:「どれくらいもちそう?」
伊豆母鶴葵:「……?」
伊豆母鶴葵:「何の話だよ」
戸上 亜衣奈:「いや、だから」
戸上 亜衣奈:「手当てしないで、どれぐらいなら大丈夫かってこと」
戸上 亜衣奈:「傷、治せたらいいんだけど。アタシそういうのできないから」
戸上 亜衣奈:「やり方ぐらいならわかるかもしんないけど」
伊豆母鶴葵:「そんなことが」
伊豆母鶴葵:「お前になんの関係がある?」
伊豆母鶴葵:「消えろって言ってるだろ、撃ち殺すぞ!」
伊豆母鶴葵:右手の銃口が、プラズマの光を放つ
戸上 亜衣奈:「それは、嫌」
戸上 亜衣奈:「目の前に傷だらけの人がいて」
戸上 亜衣奈:「しかも友達のお姉さん……だか妹さんだかなら」
戸上 亜衣奈:「ほっとけないでしょ。ダブルで」
戸上 亜衣奈:ガサゴソとポケットを探っている。
伊豆母鶴葵:「……同情なんか、いるもんか」
伊豆母鶴葵:「私たちは作られた兵士だ」
伊豆母鶴葵:「遅かれ早かれ、こうやって死ぬだけの……」
戸上 亜衣奈:「ふーん?」
戸上 亜衣奈:鶴葵さんの顔に、何やら湿ったものを押し付ける。
伊豆母鶴葵:「ッ!」
伊豆母鶴葵:「聞いてるのか!おい!」
伊豆母鶴葵:「私を……本気で怒らせるなよな!!」
戸上 亜衣奈:「じっとしてて。汚れ取ったげるから」
戸上 亜衣奈:「やー、まだ乾いてなくてよかった。ウェットタオル」
戸上 亜衣奈:「道で貰ったまま忘れてたやつだけど」
戸上 亜衣奈:ぐしぐしと血や汚れを拭っていく。
伊豆母鶴葵:「……こ、の」
伊豆母鶴葵:振り上げた腕をフラフラとさせていたが
伊豆母鶴葵:やがて行き場を無くして降ろす。なされるがままに。
戸上 亜衣奈:「ん。ちょっとはサッパリした?」
伊豆母鶴葵:「……」
戸上 亜衣奈:「えーと、鶴葵……ちゃんで、いい?」
戸上 亜衣奈:「あ、でもあんなのが親代わりは嫌か」
戸上 亜衣奈:「"レフティ・ナイト"の方が……」
伊豆母鶴葵:「何が、したいんだよ」
伊豆母鶴葵:俯いて呟く。
伊豆母鶴葵:「あいつも、君も」
戸上 亜衣奈:「いや、そりゃ……あー」
戸上 亜衣奈:「えっと。まあ、アタシは単純に助けたいなーって感じなんだけど」
戸上 亜衣奈:「逆に聞いていい?」
伊豆母鶴葵:「……」
伊豆母鶴葵:無言で俯いている。気力を失ったように。
戸上 亜衣奈:「……さっきは、鹿折ちゃんを倒すぞ!って感じだったけど」
戸上 亜衣奈:構わず続ける。
戸上 亜衣奈:「あれ、なんで?」
伊豆母鶴葵:「聞いてどうする、そんなの」
伊豆母鶴葵:「時間の無駄だよ……」
伊豆母鶴葵:「今更……何もかも……」
戸上 亜衣奈:「忘れたくないから」
戸上 亜衣奈:「アナタのこと、ちゃんと憶えていたいから」
伊豆母鶴葵:「!」
戸上 亜衣奈:「お互い、わけわかんないまま」
戸上 亜衣奈:「わーってなっちゃって」
戸上 亜衣奈:「どんな形でも、お別れとか」
戸上 亜衣奈:「嫌だし」
伊豆母鶴葵:「……どうせ死ぬんだ」
伊豆母鶴葵:「それなら……いいか」
伊豆母鶴葵:力なく笑って
伊豆母鶴葵:「トゥエルブが、許せなかったんだ」
戸上 亜衣奈:「それは、どうして?」
戸上 亜衣奈:三角座りの体勢で、穏やかに聞き返す。
伊豆母鶴葵:「……私たち、”イエロージャケット”は」
伊豆母鶴葵:「”クイーン”と呼ばれる統率個体の裏切りで壊滅した」
伊豆母鶴葵:「何を思ったのか、彼女は戦場で敵前逃亡を企ててね」
戸上 亜衣奈:時折頷きながら、静かに聞いている。
伊豆母鶴葵:「私たちにとっては、その作戦が全てだった。今更帰る場所もない」
伊豆母鶴葵:「だから皆が混乱した、恐慌に陥って」
伊豆母鶴葵:「……殺し合いになった」
伊豆母鶴葵:「生き延びたのは、クイーン、トゥエルブ、そして私だけ」
伊豆母鶴葵:「私は、クイーンを探した、この四年間探し続けた」
伊豆母鶴葵:「知りたかったんだ……あの人が何を思っていたのか」
戸上 亜衣奈:「うん」
伊豆母鶴葵:「殺すのか、赦すのか」
伊豆母鶴葵:「私が決めるはずだった。それが私の物語の結末になる」
伊豆母鶴葵:「そうなるはずだった……だけど」
戸上 亜衣奈:「けど?」
伊豆母鶴葵:「そこに辿り着いたのは、私じゃなかった」
伊豆母鶴葵:「私は、あの人の涙を見た、子供みたいに抱きしめられるところを」
伊豆母鶴葵:「だけどっ……」
伊豆母鶴葵:「そこにいるのは私じゃなかったんだ……!」
伊豆母鶴葵:「なんで、どうしてあいつが」
伊豆母鶴葵:「私から結末を奪うんだよ!!」
戸上 亜衣奈:叫び声に、びくりと身体を震わせながら。
戸上 亜衣奈:それでも、目の前の子の目を見ている。
伊豆母鶴葵:「……けど、今日分かったんだ」
戸上 亜衣奈:「分かった、って?」
伊豆母鶴葵:「この世界は……私に興味がない」
伊豆母鶴葵:「あの人も、トゥエルブも、運命だって」
伊豆母鶴葵:「私のことなんて、気にしてもいないんだ」
伊豆母鶴葵:「……こんなに惨めな想いをし続けるくらいなら」
伊豆母鶴葵:「初めからみんなと同じところに、」
伊豆母鶴葵:「行けばよかったんだ……」
伊豆母鶴葵:俯きながら、肩を震わせる。泣いている。
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:「あのさ」
戸上 亜衣奈:「クレープ、食べたことある?」
伊豆母鶴葵:「いきなり、なんなんだよ」
伊豆母鶴葵:嗚咽に言葉を詰まらせている
戸上 亜衣奈:「あのね。鹿折ちゃんね、めっちゃでっかいチョコバナナクレープ食べてたの。こないだ」
戸上 亜衣奈:「その上、アタシのストロベリーチョコまで食べたがってさ」
戸上 亜衣奈:「んー、なんていうかなー」
戸上 亜衣奈:ガシガシと頭をかいている。
戸上 亜衣奈:「自分は鹿折ちゃんより弱い!」
戸上 亜衣奈:「だからもうダメだ!」
戸上 亜衣奈:「……みたいな感じだけどさ」
戸上 亜衣奈:「こう、強さ以外で試したこと、ある?」
伊豆母鶴葵:「……」
戸上 亜衣奈:「勉強はどう? 出来る方?」
戸上 亜衣奈:「メイクとか得意? 料理上手?」
戸上 亜衣奈:「歌、上手い? ゲームは何かやってる?」
戸上 亜衣奈:両手をわちゃわちゃとさせながらまくしたてる。
伊豆母鶴葵:「……知らない」
伊豆母鶴葵:「わかんないよ、そんなこと」
戸上 亜衣奈:「じゃあさ」
戸上 亜衣奈:「やってみようよ」
戸上 亜衣奈:えいっ、と勢いを付けて立ち上がる。
戸上 亜衣奈:「前はそれしかなかったかもしれないけどさ」
戸上 亜衣奈:「あの子はもう」
戸上 亜衣奈:「"ポーン・ワーカー・トゥエルブ"じゃなくて」
戸上 亜衣奈:「"志奈乃鹿折"なんだよ」
戸上 亜衣奈:「だからさ。ナイトはポーンより強い! 強くあらねば!」
戸上 亜衣奈:「……ってのは」
戸上 亜衣奈:「単純すぎると思う」
伊豆母鶴葵:「私にもやり直せって……?」
戸上 亜衣奈:「やり直す、っていうか」
戸上 亜衣奈:「やったことないこと、まだたくさんあるじゃん」
伊豆母鶴葵:「そんなこと、やってみてどうなるんだよ」
伊豆母鶴葵:「誰も私のことなんか見てない!」
戸上 亜衣奈:「でも」
戸上 亜衣奈:「今はアタシが見てる」
伊豆母鶴葵:「っ」
戸上 亜衣奈:「……アタシ」
戸上 亜衣奈:「こないだね」
戸上 亜衣奈:「知り合い、殺しちゃったの」
戸上 亜衣奈:「気付いた時には、もうどうしようもなかったけど」
戸上 亜衣奈:「でもきっと、やりたいこととか、これからやれることとか」
戸上 亜衣奈:「まだまだ沢山、あったはずなの」
戸上 亜衣奈:「でもアタシは、友達じゃなかったし」
戸上 亜衣奈:「本当に、知り合いってだけだったし」
戸上 亜衣奈:「だからもう、その子のこと」
戸上 亜衣奈:「もっとよく知ったり、友達になったりとか」
戸上 亜衣奈:「できないんだよ」
伊豆母鶴葵:「……」
戸上 亜衣奈:「死んじゃうってさ」
戸上 亜衣奈:「そういうことなんだよ」
戸上 亜衣奈:気付けば、目から涙が零れている。
戸上 亜衣奈:「無茶言ってるんだろうけど」
戸上 亜衣奈:「無茶でもさ。言いたくなるよ」
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:「あなたが鹿折ちゃんの前に、また出てきたってことは」
戸上 亜衣奈:「諦められないんでしょ」
伊豆母鶴葵:「……」
戸上 亜衣奈:「あるんでしょ。やりたいこと」
戸上 亜衣奈:「アタシ、人はやりたいことをやるのが一番だと思ってるから」
戸上 亜衣奈:「やりたいことがあるなら、やってほしい」
戸上 亜衣奈:「……他の人の迷惑になんない範囲でだけど」
伊豆母鶴葵:「ねえ」
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:ぐい、と涙を拭って。
戸上 亜衣奈:「なに?」
伊豆母鶴葵:「君って、とってもお節介なんだねえ」
伊豆母鶴葵:「……驚いたよ」
伊豆母鶴葵:顔を上げて、少しはにかむ
戸上 亜衣奈:「……そうかも」
戸上 亜衣奈:「周りがお節介ばっかりで、自覚なかった」
戸上 亜衣奈:涙目で、少しはにかむ。
伊豆母鶴葵:「そうだよ」
伊豆母鶴葵:そのままフラフラと立ち上がる
伊豆母鶴葵:義肢が軋みを立てる
戸上 亜衣奈:「とっとっと」
戸上 亜衣奈:ふらつくところを支える。
伊豆母鶴葵:それを軽く払いのけて。
伊豆母鶴葵:「戸上亜衣奈」
戸上 亜衣奈:「あぅ」
戸上 亜衣奈:「ん?」
伊豆母鶴葵:「……こんなに自分の事を話したのは初めてだった」
戸上 亜衣奈:「……そう、なんだ」
戸上 亜衣奈:「どうだった?」
伊豆母鶴葵:「人と話すのって、こんなに気持ちが軽くなるんだね」
伊豆母鶴葵:「どこにでも行けそうだ」
伊豆母鶴葵:話す視線の先には
GM:うごめく無数の赤い影が、よろめきながらこちらに向かってくる
戸上 亜衣奈:「げっ」
戸上 亜衣奈:「わ、忘れてた……あわわ」
伊豆母鶴葵:「走れ」
伊豆母鶴葵:「早く行くんだ」
戸上 亜衣奈:「行くんだ……って」
戸上 亜衣奈:「アナタはどうするのさ」
伊豆母鶴葵:「……戦えないんだろ」
戸上 亜衣奈:「一人じゃね」
戸上 亜衣奈:鶴葵ちゃんの腕を掴む。
戸上 亜衣奈:「サポートは得意だから」
戸上 亜衣奈:「手伝ってよ。脱出」
伊豆母鶴葵:首を振る
伊豆母鶴葵:「そう長く動けそうもないんだ」
伊豆母鶴葵:「だから行って」
戸上 亜衣奈:「だったらなおさら!」
戸上 亜衣奈:「どのみち、行った先で襲われたら」
戸上 亜衣奈:「アタシ、ひとたまりもないんだから!」
戸上 亜衣奈:腕を掴んだまま、影と反対方向に歩き出す。
伊豆母鶴葵:「君には仲間がいる。だから大丈夫だ」
伊豆母鶴葵:「トゥエルブたちを探すんだ。あいつなら必ず生きてる」
戸上 亜衣奈:「大丈夫じゃなーーーい!」
戸上 亜衣奈:「頑固か!!」
戸上 亜衣奈:構わずずんずんと歩く。
戸上 亜衣奈:「アタシ、人のやりたいことは尊重するけど」
戸上 亜衣奈:「自分のやりたいことも尊重するから!」
伊豆母鶴葵:「じゃあ」
伊豆母鶴葵:その腕を振り払う
伊豆母鶴葵:「こうするしかない」
伊豆母鶴葵:ド ム!!
伊豆母鶴葵:空砲、衝撃波が君を突き飛ばす。
戸上 亜衣奈:げ、GM!
戸上 亜衣奈:《インスピレーション》は使えませんか!?
GM:使用は可能です。
GM:質問をどうぞ!
戸上 亜衣奈:あの、じゃあ使ってお聞きしたいんですが、
戸上 亜衣奈:この場面、どうあがいても鶴葵ちゃんと同時に脱出するプランは
戸上 亜衣奈:ないのでしょうか。
GM:それはインスピレーションを使用しなくても
GM:直感的に分かります。回数は減らさなくて大丈夫です
戸上 亜衣奈:分かってしまう・・・
GM:敵の速度と密度、伊豆母鶴葵の負傷
GM:構造のわからない建造物の内部というロケーション
GM:ここで足止めを残さなければ、君の生存率は格段に下がる。
戸上 亜衣奈:わかりました……大人しく突き飛ばされます。
戸上 亜衣奈:「……ッ!」
戸上 亜衣奈:衝撃波に飛ばされ、異質な床を転がる。
伊豆母鶴葵:銃声が響く。血煙が舞う。
伊豆母鶴葵:腕の人工皮膚が焼け溶ける。
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:「さよなら、とか」
戸上 亜衣奈:「……言わせないでよね!」
戸上 亜衣奈:走る。逃げる為ではない。
戸上 亜衣奈:助けを呼ぶために。
戸上 亜衣奈:「生きて帰れたら、クレープでもなんでも奢るから!」
戸上 亜衣奈:「何がいいか考えといて!!」
戸上 亜衣奈:走りながら、唇を強く噛む。
戸上 亜衣奈:どうして自分には、戦う力がないのか。
伊豆母鶴葵:「……」
伊豆母鶴葵:肩越しにそれを見送って
伊豆母鶴葵:「さよなら、私のはじめての友達」
伊豆母鶴葵:「”レフティ・ナイト”が、君を護る」
GM:---
GM:伊豆母邸・???
GM:---
GM:一方その頃、志奈乃さんと辰巳さんは
GM:怪物を打ち倒しながら、異形の構造物の中を進んでいた。
従者:「アア……アア」
従者:ブレードに引き裂かれ、爪に貫かれた異形が崩れ落ちる。
志奈乃鹿折:「……きりがないわね。早く亜衣奈ちゃんを見つけないといけないのに」
志奈乃鹿折:刃についた血を振り払い、周りを見回す。
辰巳十三:「あー……だいぶ本格的に分断されちまったね」 首を鳴らしながら、骨の槍を展開。一撃して、瞬時に収める。
辰巳十三:「なかなか趣味のいい場所じゃないか。内装デザインのテーマは『巨大怪獣の胃袋』か?」
志奈乃鹿折:「男の子ってこういうのが好きなの?理解に苦しむわね」
辰巳十三:「男の子に限った話なのかな? 女子は違うのか……」
志奈乃鹿折:「でもそうね、お腹の中というなら」
志奈乃鹿折:「こうして突いたら吐き出してくれたりしないかしら」
志奈乃鹿折:ブレードで壁をツンツンしている。
辰巳十三:「なんか血が溢れだしてくるだけだと思うぜ、やめとけ」
志奈乃鹿折:「む……」ぴゅっと飛び出した血を避けながら
辰巳十三:「……それより、志奈乃ちゃんさん。さっきのやつだけど」
辰巳十三:「あの、伊豆母荘二郎ってやつ」
志奈乃鹿折:「伊豆母荘二郎……まんまとしてやられたわね」
辰巳十三:「きみや俺を狙っていた」
辰巳十三:「危険因子だってさ。笑っちゃうよな?」
志奈乃鹿折:「ええ……」
志奈乃鹿折:そう答えつつも、考え込む
辰巳十三:「なんだ、笑っちゃくれないか」
志奈乃鹿折:「……いいえ、お笑い草よ。ただ」
志奈乃鹿折:「十三君は、どう思う?」
志奈乃鹿折:「人でない者が、人と一緒にいて」
志奈乃鹿折:「……いつか、人になれるのかしら」
辰巳十三:「うん」
辰巳十三:「シンプルな答えで悪いね。なれるよ」
辰巳十三:「きみがどういうやつを”人”だって思ってるかによるけどね」
志奈乃鹿折:「ふふ、はっきり言い切るのね」おかしそうに笑う
志奈乃鹿折:「私は……」
辰巳十三:「……どう思う? どんなのが”人”なんだ?」
志奈乃鹿折:「そうね、言葉にすると難しいけど」
志奈乃鹿折:「……立ち上がる生き物」
辰巳十三:「立ち上がる……なるほど、そいつは難しそうだな。どんなときに、立ち上がるんだい」
志奈乃鹿折:「"どんなときでも"よ」
志奈乃鹿折:「何回負けても、失敗しても」
志奈乃鹿折:「どんなに惨めで、馬鹿にされても、味方なんて一人もいなくても」
志奈乃鹿折:「手足がなくたって、立って前を向ける人」
志奈乃鹿折:「そういう人に、憧れてるの」
辰巳十三:「ああ。それは厳しい。……でも、言いたいことはよくわかる」
辰巳十三:「きみにとっての”人”は、希望みたいなものなのかもな」
志奈乃鹿折:「あ……そうね。希望」
志奈乃鹿折:「いい言葉よね、希望。とっても眩しくて」
志奈乃鹿折:「追いかけたいって思う」
辰巳十三:「だったら、きみの姿も誰かにとっての希望なんだと思う。少なくとも……」
辰巳十三:「俺にとっては眩しいよ。そうであろうとし続ける限りは、”人”なんだと思う」
辰巳十三:「そうあろうとすることをやめない限りは。何かをするから”人”なんじゃない……たぶんね」
志奈乃鹿折:「そっか……」
志奈乃鹿折:「ふふ、私は、まだ人の練習をしているつもりだったけど」
志奈乃鹿折:「それを追いかけるのも"人"なのかもね……」
志奈乃鹿折:「なら、十三君は?」
辰巳十三:「ああ……俺? 俺は……難しいな……」
辰巳十三:「いろんな人の、いいところを聞いて、集めてる。いま、志奈乃さんが言ったみたいに」
辰巳十三:「集めれば……それに届くと思ってるのかもしれない」
辰巳十三:「いつか”エチュード”を卒業する日が来るんじゃないかな。そうじゃなきゃ俺も嫌だ」
志奈乃鹿折:「そう……なら、もう少し大事にした方がいいわよ」
志奈乃鹿折:「私、十三くんに貰ったもの、結構あるもの」
志奈乃鹿折:「きっと他の人もね。集めた端から他人に分けていたんじゃ、何時までたっても貯まらないわ」
志奈乃鹿折:「そういうもの……よね?」自信なげに首を傾げる。
辰巳十三:「嬉しい台詞だ。録音しておきたいね。……そうだな」
辰巳十三:「本当の”人”みたいに……じゃなくて、俺は”人”の側に立っているって」
辰巳十三:「いつかとっておきの、その舞台で声に出してはっきり言うために、こういうことをやっている気がする」
辰巳十三:「……うん。だいぶわかってきた。普段こういうことは……人に聞いてもらうこともないからさ。ありがとうよ、志奈乃さん」
志奈乃鹿折:「ううん、こちらこそ」
志奈乃鹿折:「ふふ、十三君って、もっとずっと先に居て」
志奈乃鹿折:「なんだか、おじいちゃんみたいって思っていたけれど」
志奈乃鹿折:「実は競争していたのね、私達」
辰巳十三:「はっはっ。失礼な娘じゃ!……そうだな。お互いに」
辰巳十三:「なりたいものがある。それは実はすごくハッピーなことなのかもしれない」
志奈乃鹿折:「ええ、例え今が何者でもなくたって、ね」
辰巳十三:「伊豆母鶴葵は」
志奈乃鹿折:「……」
辰巳十三:「どうなんだろうな。少なくとも、きみは俺よりよく知っているだろう?」
志奈乃鹿折:「彼女は……十三君たちと出会う前の私と似ている……と思う」
辰巳十三:「はは。思い詰めすぎてる?」
志奈乃鹿折:「志奈乃鹿折としての物語を始めるためじゃなくて、ポーンワーカーとしての物語を終えるために生きてた私」
志奈乃鹿折:「思い詰めるのは彼女の性分でしょうけど、見ている先が違うのは一緒」
志奈乃鹿折:「だからきっと、私と同じ様に」
志奈乃鹿折:「変わる時はあっさり変わるんじゃないかしら、例えばそうね」
志奈乃鹿折:「友だちができる……とか」
辰巳十三:「一番ありえる」 笑ってうなずく。 「きみとかそうだった」
志奈乃鹿折:「ふふ」柔らかく笑って
辰巳十三:「なんだろうな……自分と同じものを目指しているやつを見ると、助けたくなる。感情移入だな」
志奈乃鹿折:「そういうものかしら……」
志奈乃鹿折:「あ、でもそういえば」
志奈乃鹿折:「十三くんこそ、いつも昼寝してるけど」
志奈乃鹿折:「ちゃんと学校で友達作ってるの?」
辰巳十三:「失礼な! い……いるよ。友達。いるってば」
志奈乃鹿折:「ふぅん」
辰巳十三:「学校の話聞いてくる、イトコの姉貴みたいな絡み方やめてくれる?」
志奈乃鹿折:「ふふ、だっておじいちゃんじゃないのなら」
志奈乃鹿折:「私がお姉さんでも構わないと思わない?」
辰巳十三:「なるほど……一理ある」
辰巳十三:「次から学校で聞かれたらそう言おうかな、もうマジで」
志奈乃鹿折:「ふふ、構わないわよ。この前は失敗したけど、ついに私も……」
志奈乃鹿折:「あ、そうだ。さっき十三くんの言ってた『怪獣の胃袋』というやつ」
志奈乃鹿折:「訂正するわ。案外悪くないかも」
辰巳十三:「おっ。新しいデザインセンスが開花したか」
志奈乃鹿折:「昔、母さんが絵本を読んでくれたの。私は海の話が好きで……」
志奈乃鹿折:「知ってるわよね?人間に憧れる嘘つきの木偶人形の話」
辰巳十三:「……ああ。よく知ってるよ」
志奈乃鹿折:「怪獣の腹から出た人形がどうなったのか、もう忘れてしまったけど」
志奈乃鹿折:「きっと幸せになれた気がする。だから好き」
辰巳十三:「だな」 笑う。 「家族を大事にすること、助けること。そうして怪獣の腹から出たら、そいつはきっと……」
辰巳十三:「ああ。ハッピーエンドになるに決まってるよ、主人公」
GM:ではその時
GM:廊下の向こう側から走ってくる影がある。
GM:君たちの仲間、戸上亜衣奈だ。
従者:「ウァアアアアッ」
従者:怪物に追われている!
戸上 亜衣奈:「いた~~~~~~~!」
戸上 亜衣奈:息を荒くしながらも、懸命に走っている。
辰巳十三:「げ」 ばき、と首を回す。 「戸上さんじゃん! やばいな、おい!」
志奈乃鹿折:「亜衣奈ちゃん!」右腕からブレードを展開しながら
辰巳十三:「戸上さん、ターゲッティングよろしく!」 飛び出して、こちらも骨の槍を展開。指示はお任せ状態だ。
戸上 亜衣奈:「ぜ……はぁ……お、お願い!」
戸上 亜衣奈:意識を背後の怪物に向けると、異形のところどころがぼんやりと光りはじめる。
志奈乃鹿折:「フッ……!」十三くんが骨の槍を構えるのに合わせて、天井近くまで跳躍する。
辰巳十三:「っし! もらったな!」 骨の槍を大きく振り出す。光った場所を滅多刺しに貫く。派手な動作だ。
志奈乃鹿折:「これで……とどめッ!」槍に串刺しにされた異形を、脳天から叩き切る。
従者:ザシュッ!!
従者:「グォアアア……」
従者:赤い粘液となって崩れ落ちる。
辰巳十三:「ずいぶん急いでたみたいだな、戸上さん」 骨の槍を収納する。
辰巳十三:「ま、一人であれはきついか」
志奈乃鹿折:「でも、無事で良かったわ」
戸上 亜衣奈:「ちが……はぁ、はぁ」
戸上 亜衣奈:「よく……な……」
戸上 亜衣奈:荒い息を、どうにかこうにか落ち着けて。
志奈乃鹿折:「?」
志奈乃鹿折:「もしかして……」
戸上 亜衣奈:「……はっ」
戸上 亜衣奈:「はぁ………お願い、すぐ来て!」
辰巳十三:「え? えっ?」
志奈乃鹿折:「……わかった」
GM:2人は戸上さんの案内の元
GM:来た道を戻っていく。
GM:先程の場所に戻ると、そこには夥しい数の赤い残骸と
GM:”レフティ・ナイト”の千切れた右腕だけが残っています。
GM:死体は見当たりません。
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:遠めから、それが何かは理解していたが。
戸上 亜衣奈:目の前に立って、ようやく飲み込めたように、その場にへたり込む。
志奈乃鹿折:「ハァ……ハァ……」
志奈乃鹿折:乱れた息を整えながら、その腕を拾い上げる。
辰巳十三:「……こいつは?」 腕を見ている。
戸上 亜衣奈:「……あの子の」
戸上 亜衣奈:「助けて、くれたの。アタシを逃がして」
戸上 亜衣奈:「一人、で」
志奈乃鹿折:「……彼女は……」
志奈乃鹿折:「亜衣奈ちゃん、あの子は」
志奈乃鹿折:「何か言ってなかった?亜衣奈ちゃんのこと」
戸上 亜衣奈:「………」
戸上 亜衣奈:「お節介だって、言われた」
志奈乃鹿折:「……それだけ?」
志奈乃鹿折:「只のお節介を助けるような奴じゃないわ」
戸上 亜衣奈:「……自分のこと、初めていっぱい話したとか」
戸上 亜衣奈:「気持ちが軽くなったとか」
戸上 亜衣奈:「助けてくれた理由は……わかんない」
戸上 亜衣奈:「アタシ、あの子のこと、まだ全然知らないから」
辰巳十三:「照れてるんだよ、それは」
辰巳十三:「だから探そう」
戸上 亜衣奈:「ん……」
志奈乃鹿折:「……うん」
志奈乃鹿折:立ち上がり、通路の奥を見据える。
志奈乃鹿折:「探しましょう」
戸上 亜衣奈:「……そだね。探さないと」
戸上 亜衣奈:立ち上がる。しっかりと。
志奈乃鹿折:「人間は、腕がもげた程度じゃ死なないわ」
志奈乃鹿折:きっと、亜衣奈ちゃんが彼女をそうしてくれたから
辰巳十三:「ああ。行こう」 二人を眺めて、うなずく。
辰巳十三:「感情移入しちまったな。なにがなんでも、助けたくなったよ」
GM:手掛かりはない。
GM:無限に現れ続ける敵、歪む構造。
GM:どうすれば出口に辿り着けるのか、そもそも出口が存在するのか。
GM:情報収集の端緒さえこの場には揃っていない。
GM:故にこの状況を打開できるとすれば
GM:その方法は超常の手段に他ならない。
戸上 亜衣奈:「探し物は」
戸上 亜衣奈:「結構、得意だから」
戸上 亜衣奈:《インスピレーション》を使用して、
GM:質問内容をどうぞ
GM:出口か、より深くか
戸上 亜衣奈:えーと……
戸上 亜衣奈:『"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵のいる場所に行くにはどうすればいいか』
戸上 亜衣奈:これで…!
GM:了解です。
GM:ではその力は
GM:戸上亜衣奈の求める場所へと、君たちを導く。
GM:---
GM:シーンを終了、クライマックスに向かいます。
GM:ロイスのみ可能!
戸上 亜衣奈:《インスピレーション》の使用で、侵蝕は87から89に。
戸上 亜衣奈:ロイス取得します。
戸上 亜衣奈:知りたい子/"レフティ・ナイト"伊豆母鶴葵/絶対助けに行くから!:○/まだ全然知らないんだから!/ロイス
戸上 亜衣奈:以上です。
辰巳十三:ロイスはここでは保留!
辰巳十三:以上です
志奈乃鹿折:伊豆母鶴葵のロイスを 尽力◯/羨望 に変更します。
志奈乃鹿折:以上!

クライマックス

GM:ではクライマックスシーン、全員登場!
戸上 亜衣奈:89+1d10
DoubleCross : (89+1D10) → 89+4[4] → 93

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+6(1D10->6)(侵食率:104->110)した
辰巳十三:1d10+88
DoubleCross : (1D10+88) → 9[9]+88 → 97

GM:---
GM:伊豆母屋敷・食堂広間
GM:---
GM:君たちは戸上亜衣奈に与えられる超自然的な直感を頼りに
GM:血肉で固められた建造物の奥へ奥へと歩みを進めていく。
GM:高い天井の広間に出る。食堂のようだ。
GM:そしてその奥の扉の先に
GM:戸上さんは巨大な心臓が脈打つような感覚を覚える。
GM:この先が中枢部だ
辰巳十三:「到着、かな?」
戸上 亜衣奈:「……ここ」
戸上 亜衣奈:「だいぶ、近い。っていうか」
戸上 亜衣奈:す、と奥の扉を指差す。
戸上 亜衣奈:「あの先が……えっと」
戸上 亜衣奈:「本体? 中枢部?」
戸上 亜衣奈:「みたい」
志奈乃鹿折:「怪獣の心臓ってわけね」
戸上 亜衣奈:「怪獣?」
志奈乃鹿折:「ふふ、こっちの話」
GM:ごぼり ごぼり
GM:目前の床が泡立つように震え
GM:徐々にその形を顕にしていく。
GM:これまでに何度となく見た、怪物が現れる気配だ。
辰巳十三:「……来たな。失せてもらうかァ」
従者:「オ"オ……オ"」
従者:しかしそのサイズが
従者:これまでよりも遥かに大きい。
従者:天井に頭を突き、部屋の壁を覆い隠すほどの巨体が姿を表す。
戸上 亜衣奈:「……や、ちょっと」
志奈乃鹿折:「向こうも本気みたいね……」
従者:「オアア!!」
従者:ドガアッ!!
従者:肥大化した腕が打ち振るわれ
従者:4mはあろうかという長机を軽々と飛ばす!
GM:バキャアッ!!
GM:壁にぶつかって机は粉々の破片になるが、その膂力はこれまでの怪物の比ではない。
辰巳十三:「でかいな! ハハ! こいつは大物か!」
戸上 亜衣奈:「笑ってる場合ーッ!?」
志奈乃鹿折:「今更図体が大きくなったぐらいで……」
志奈乃鹿折:「舐められたものね。そう思わない?十三くん」
辰巳十三:「同感だ。俺ら、怪物狩りは得意中の得意だからな!」
従者:「アアアア」
従者:再びその巨槌のような腕が振り上げられる!
GM:ダ ン!!
GM:その瞬間、関節部に散弾を受けたような無数の穴が空き
GM:千切れ飛ぶ。
戸上 亜衣奈:「な、何!?」
志奈乃鹿折:「今のは……」
志奈乃枝折:「ごめんなさい」
志奈乃枝折:「十三さん……遅くなってしまいました……」
志奈乃鹿折:「なっ」
辰巳十三:「おおっと! ママさん!」
戸上 亜衣奈:「えっ、この人が?」
志奈乃枝折:ベレッタのマガジンを入れ替えながら
志奈乃枝折:君たちの前に歩み出る
志奈乃枝折:「LINE……交換しておいてよかったですね……」
辰巳十三:「いや~、助かった」
辰巳十三:「すごいな、射撃! 一撃じゃないか」
志奈乃鹿折:「ちょ、ちょっと母さん!?どう言うことなの?」
志奈乃枝折:「……あ、鹿折さん……無事で……」
戸上 亜衣奈:「あ、あのー、初めまして。アタシ、鹿折さんのお友達やらせてもらってます?」
戸上 亜衣奈:「戸上の亜衣奈です?」
戸上 亜衣奈:ちょっと混乱している。
志奈乃枝折:「あ……はい……お友達の……戸上さんも……」
志奈乃枝折:「よかった……」
志奈乃鹿折:「良くない!」
志奈乃枝折:「ひええ」
志奈乃枝折:「あの……鹿折さんが……ピンチだと聞いて……」
志奈乃枝折:「いてもたってもいられず……」
志奈乃枝折:「来てしまいました……」
志奈乃枝折:ダンダン!!
従者:ブツッ!!
従者:左腕も弾け飛ぶ
志奈乃鹿折:「……」バツの悪そうな顔で
戸上 亜衣奈:「ひゃあ……」
辰巳十三:「お見事」
志奈乃枝折:散弾銃ではなく、普通の拳銃だ。
志奈乃枝折:ものすごく早く指を動かして、弾丸を一箇所にほぼ同時に当てている
志奈乃枝折:「これ……とても指が疲れるんですよね……」
戸上 亜衣奈:「そ、そういうもんなんだ」
辰巳十三:「俺もそう思う。だが、これで楽勝だな」
志奈乃鹿折:「当然よ。母さんなんだもの、けど……」
従者:「オアアアア……」
従者:しかし最初に吹き飛ばされた腕が、既に再生しつつある
志奈乃枝折:「生命力は……強そうですね」
志奈乃枝折:すいと前に出て
戸上 亜衣奈:「でかい分だけ、タフみたい……ってちょっと?」
従者:どごしゃっ!!
従者:それに反応して、槌のような腕が床を抉る
志奈乃枝折:前進しながらそれを躱している。ごく普通に歩いているようにしか見えない、早くも遅くもない動き。
志奈乃枝折:「引きつけますから……進んでください」
志奈乃枝折:その間にも複数回のヘッドショット。血しぶきが上がる。
志奈乃鹿折:「……行きましょう。母さんなら一人で大丈夫」
戸上 亜衣奈:「う、うん。なんかそんな感じする」
辰巳十三:「お言葉に甘えてもいいのかい?」
志奈乃枝折:「はい……」
志奈乃枝折:「鹿折さん」
志奈乃枝折:「十三さん」
志奈乃枝折:「お友達の……亜衣奈さん」
志奈乃枝折:「あの子のことを……どうかお願いします」
辰巳十三:「おいしいところをいただくようで気が引けるね……」
辰巳十三:「そういうお願いなら、いくらでも」
戸上 亜衣奈:「……頼まれなくても」
戸上 亜衣奈:「で。頼まれたから」
戸上 亜衣奈:「ダブルで任せてください」
戸上 亜衣奈:ぶいっと、Vサイン。
志奈乃枝折:「はい……」
志奈乃枝折:それに微笑みを返す
志奈乃鹿折:「母さん」
志奈乃鹿折:「来てくれてありがとう。それから……」
志奈乃鹿折:「……ごめんね」
志奈乃鹿折:できることなら、もう戦ってほしくなかった
志奈乃枝折:「鹿折さん」
志奈乃枝折:「謝られることなんて……何にもないです」
志奈乃枝折:「私は……もう兵士ではなくて」
志奈乃枝折:「家族のために……ここにいますから」
志奈乃枝折:「お母さんぶらせてください、ね?」
志奈乃枝折:少し照れくさそうに、呟いて
志奈乃鹿折:「……っ」
志奈乃枝折:ドシュッ
志奈乃枝折:滑り込むように足元に入り、マチェットで巨人のアキレス腱を切り裂く!
従者:「ゴアアッ!」
従者:体勢を崩し、背後の扉ががら空きになる。
志奈乃鹿折:「……うん、じゃあ訂正する」
志奈乃鹿折:「ありがとう母さん。必ず……」
志奈乃鹿折:「二人で必ず戻るから、待ってて」
志奈乃鹿折:そう言い残して扉へ向けて走り出す。
GM:---
GM:伊豆母屋敷・心臓部
GM:---
GM:扉の先は、もはや建造物の体も為していない。
GM:巨大な生物の消化管そのもののような肉の通路が続き
GM:その先、君たちは壁に突き当たる。
GM:「うう……」「いいい……」「くらい……くらい……」
GM:10mはあろうかという肉の断崖。その所々に
GM:人間の体が埋め込まれ、呻きを上げ
GM:ほとんど血肉の一部となって飲み込まれている者もいる。
辰巳十三:「……おい」 首を振る。
戸上 亜衣奈:「なに、これ」
???:「だ、だれ」
???:「誰……なの……!?」
志奈乃鹿折:「……?待って、妙な声が……」
辰巳十三:「ああ」 声のしたあたりを、見上げる。
???:壁の中心、上半身を突き出して埋め込まれた女が見回すように首を振る。
???:アイマスクのように肉が張り付いて、見えてはいないようだ。
戸上 亜衣奈:「あの……人?」
志奈乃鹿折:「他と違って、意識はあるみたいね……」
辰巳十三:「主人公たちだよ。助けに来たんだ」
???:「誰でもいい……誰でもいいわ……」
???:「ああああああっ!!うぎぃいいいいいいいっ!!」
戸上 亜衣奈:「うわっ!? なにいきなり!?」
???:「いたい、いたいいたいいたい」
???:「くるしいかなしいくるしいかなしいくるしいくるしい」
???:「わた、しの、なかに、はいってくる。はいってくるぅうううう!!」
???:「アアアアアアアアアアッ!」
???:叫びながらもがき続けている
辰巳十三:「……くそ。ひどいな……」
伊豆母荘二郎:「その女は」
伊豆母荘二郎:「賢者の石の適合者だ」
伊豆母荘二郎:「かつて”マスター・クリムゾン”と呼ばれていた」
伊豆母荘二郎:ずりゅり
伊豆母荘二郎:肉の壁の中から現れる。
志奈乃鹿折:「っ!伊豆母……!」
戸上 亜衣奈:「ッ! アンタ……」
戸上 亜衣奈:「って、マスター……"マスターエージェント"!?」
”マスター・クリムゾン”:「あああ……いいぎ……ころして……ころして……」
”マスター・クリムゾン”:肉壁から突き出した上半身。その胸に赤い結晶体が輝いている。
伊豆母荘二郎:「今となっては、消化不良の食べ滓にすぎないが」
伊豆母荘二郎:「”マゲイロス”はこの女の事も危険視していたようでね」
伊豆母荘二郎:「肉体ごと提供を受けたんだ。2年ほど前のことか」
戸上 亜衣奈:「提供……ってねぇ……!」
辰巳十三:「怖がりなんだな。ずいぶんと」
辰巳十三:「獣の恐怖心だ」
伊豆母荘二郎:「以来、”ヨアンナ”の力は強まったが」
伊豆母荘二郎:「飢えもそれに比する一方でね」
志奈乃鹿折:「ヨアンナ……?」
伊豆母荘二郎:「……」
伊豆母荘二郎:肉の壁に触れる。狂気じみた笑み。
伊豆母荘二郎:「この建物に宿る生命、意思と言ってもいい」
伊豆母荘二郎:「屋敷に暮らして、私はそれに気付いた」
伊豆母荘二郎:「そして彼女は飢えていた」
伊豆母荘二郎:「だから……そう」
伊豆母荘二郎:「”マスタークリムゾン”や君たちは彼女の食事でもあるわけだ」
伊豆母荘二郎:「”マゲイロス”は恐れを取り除き」
伊豆母荘二郎:「彼女は渇きを満たす。これが我々の関係だ」
伊豆母荘二郎:「……美しいだろう」
伊豆母荘二郎:脈打つ肉壁を撫でる
戸上 亜衣奈:「一石二鳥、Win-Winってわけ」
戸上 亜衣奈:「生憎、アタシはグロ系は趣味じゃないし」
戸上 亜衣奈:「ホラーもトラジェディも苦手だし」
伊豆母荘二郎:「理解できないか、憐れだな」
伊豆母荘二郎:「これこそ荘厳にして偉大な生命の姿だ」
伊豆母荘二郎:にっこりと君たちに微笑みかける
辰巳十三:「お前の目には、そう見えるのか」
志奈乃鹿折:「いっそ清々しいくらいの変態ね」
志奈乃鹿折:「マスターエージェントを喰らう程の、館に宿った意思」
志奈乃鹿折:「でもそれって、貴方の言う人類の脅威と何が違うわけ?」
伊豆母荘二郎:「ははは」
伊豆母荘二郎:「私の脅威は、彼女にとっての脅威だよ」
伊豆母荘二郎:「ヨアンナはこの場所を離れられない、つまり」
伊豆母荘二郎:「街が無くなられては困るわけだ」
伊豆母荘二郎:「彼女の食欲は、君たちのように世界を滅ぼすほどに危険ではない」
戸上 亜衣奈:「……つまり」
戸上 亜衣奈:「危険な連中を消してやるから」
戸上 亜衣奈:「生贄をよこせって?」
伊豆母荘二郎:「理解は早いな」
伊豆母荘二郎:「むしろ私は社会のために役に立っているつもりだがね」
辰巳十三:「いつの時代も……第三帝国、金獅子騎士団、ギルド、マスター・グレイル、陸軍研究所、エインス・オプファー」
辰巳十三:「怖がりなやつには困ったもんだな」
戸上 亜衣奈:「ふん」
戸上 亜衣奈:「家族の仲拗らせて役に立ってるつもりなら」
戸上 亜衣奈:「子供の方がまだマシって感じ」
伊豆母荘二郎:「家族?」
伊豆母荘二郎:「人工生命の寄り合いがなんだというのか」
伊豆母荘二郎:せせら笑う
志奈乃鹿折:「……っ」
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:「いいじゃん」
戸上 亜衣奈:「人間同士だろうと、なかろうと」
戸上 亜衣奈:「アタシ、人間とめっちゃ仲いい犬とか知ってるし」
戸上 亜衣奈:「人は人同士だけ、とか」
戸上 亜衣奈:「そういう狭っ苦しい考え」
戸上 亜衣奈:「イラッとくる」
辰巳十三:「まったく同感だ。こういう手合いには、うんざりするよ……」
伊豆母荘二郎:「犬か!ははは!」
伊豆母荘二郎:「ペットとして連れ帰るなら、どうぞご自由に」
GM:視線の先
GM:肉の壁の一部に、半ば埋もれて
伊豆母鶴葵:「……」
伊豆母鶴葵:レフティ・ナイトの姿がある。
伊豆母荘二郎:「出来るものなら、の話だが」
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:「あのさ」
戸上 亜衣奈:「アタシもアンタに、一つ教えたげるけど」
戸上 亜衣奈:キッ、と伊豆母荘二郎を睨む。
戸上 亜衣奈:「『ナメられたら殺す』」
戸上 亜衣奈:「……が、第八(ウチ)の主義なの」
戸上 亜衣奈:「我慢の限界ってもんがあるんだから」
戸上 亜衣奈:「そこんところ……覚悟してよね!」
GM:向かい合う反対側の入口
GM:暗い穴の中から、もうひとり。
”キニゴス”:「ふぅ……うううっ」
”キニゴス”:血まみれの剣を握り締めた男が現れる。
伊豆母荘二郎:「おやおや」
”キニゴス”:「UGN……僕は」
”キニゴス”:「大義なき者を……認めないッ!」
”キニゴス”:剣を構える。
伊豆母荘二郎:「これで役者は揃ったようだ」
伊豆母荘二郎:「それでは……来賓諸君」
伊豆母荘二郎:ぱちんと手を叩き合わせ
伊豆母荘二郎:「晩餐会をはじめようか」
志奈乃鹿折:「………この期に及んで、上品ぶるのも大概にして」
志奈乃鹿折:伊豆母を睨みつけて
志奈乃鹿折:「私は、人の形をしていることと、人であることは関係ないと思う」
志奈乃鹿折:「だから、貴方がこの館をどんな風に思っていようと、理解はできないけど、否定もしない」
伊豆母荘二郎:「では大人しく呑まれたまえ」
伊豆母荘二郎:「何を足掻く?」
志奈乃鹿折:「足掻くのは貴方よ」
志奈乃鹿折:「人の形をしているだけの怪物風情が」
志奈乃鹿折:「尻尾を巻いて逃げるのなら、追うのは許してあげる」
伊豆母荘二郎:「よく吠える、食材風情が」
伊豆母荘二郎:「これだけのオーヴァードを取り込んだヨアンナに勝てるつもりか?」
”マスター・クリムゾン”:「いいいぃ」
”マスター・クリムゾン”:「やめて……もう、やめて……」
辰巳十三:「辛そうだな、あんた」
辰巳十三:「いま助けるよ。ここに二人、主人公がいるんだ」
GM:ずずずずず
GM:その言葉に応えるように
GM:空間全体が震えるようなワーディングを放つ!
GM:衝動判定、難易度9!
戸上 亜衣奈:6dx>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 9[1,1,2,7,9,9] → 9 → 成功

戸上 亜衣奈:93+2d10
DoubleCross : (93+2D10) → 93+19[9,10] → 112

戸上 亜衣奈:ギニャーッ
志奈乃鹿折:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[1,2,8,10]+4[4] → 14 → 成功

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+13(2D10->5,8)(侵食率:110->123)した
志奈乃鹿折:あばばば
辰巳十三:うおお!
辰巳十三:リーダーズマーク!精神!
辰巳十三:3dx+5=>9
DoubleCross : (3R10+5[10]>=9) → 9[2,4,9]+5 → 14 → 成功

辰巳十三:2d10+97
DoubleCross : (2D10+97) → 19[9,10]+97 → 116

辰巳十三:ゴボボーーーッ
GM:みんな高くね!?
GM:マップは以下!
GM
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ、伊豆母荘二郎、”キニゴス”
10m
PC

GM:ヨアンナの行動値は15で移動不可、伊豆母の行動値は8、”キニゴス”は6です。
GM:セットアップから!
”キニゴス”:なし!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:なし
伊豆母荘二郎:力場の形成をヨアンナに!
伊豆母荘二郎:攻撃力+10
辰巳十三:ファイオーッ
辰巳十三:なし!
志奈乃鹿折:なし!
戸上 亜衣奈:《戦術》を十三君、鹿折ちゃんの二名に!
戸上 亜衣奈:ラウンド間、メジャーアクションのダイスを+5個!
戸上 亜衣奈:侵蝕は6上がって112→118
辰巳十三:ありがた!
志奈乃鹿折:みなぎってくるぞい!
GM:行動値15、ヨアンナのイニチブから!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:さらなる絶望×2!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:同エンゲージに従者が召喚されます
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:そしてそのまま、メインプロセス!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:マイナーでブラッドコントロール、メジャーでコンセ+血の刃+血の宴
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:判定前にDロイス:賢者の石を使用
志奈乃鹿折:ゲェーッ
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:16dx5+7
DoubleCross : (16R10+7[5]) → 10[1,1,3,3,4,4,5,6,6,6,7,8,9,9,9,10]+10[1,1,2,2,2,2,3,4,4,9]+10[8]+10[9]+10[8]+10[7]+3[3]+7 → 70

伊豆母荘二郎:妖精の手
辰巳十三:WAO
志奈乃鹿折:こらっ
戸上 亜衣奈:貴様ーッ
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:1dx5+77
DoubleCross : (1R10+77[5]) → 10[6]+10[10]+10[7]+4[4]+77 → 111

”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:111の達成値!対象はPC全員ジャーッ!
志奈乃鹿折:ど、ドッジ……
志奈乃鹿折:4dx>=111
DoubleCross : (4R10[10]>=111) → 2[1,1,2,2] → 2 → 失敗

辰巳十三:そ、そんなもん……復讐の刃の準備もできてない……
辰巳十三:100億分の一の確率にかけてドッジしてやる!
辰巳十三:9dx+1
DoubleCross : (9R10+1[10]) → 10[1,2,2,3,6,6,7,10,10]+6[1,6]+1 → 17

戸上 亜衣奈:ドッジしかない
戸上 亜衣奈:4dx+1>=111
DoubleCross : (4R10+1[10]>=111) → 10[2,3,9,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗

”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:12d10+22
DoubleCross : (12D10+22) → 59[9,3,9,1,1,5,2,2,9,9,8,1]+22 → 81

”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:諸々有効!
戸上 亜衣奈:Death
志奈乃鹿折:死!
辰巳十三:死
辰巳十三:ヨアンナに 連帯感/憐憫〇 で取って、即昇華!復活します!
辰巳十三:回生
志奈乃鹿折:伊豆母荘二郎に憐憫/憤懣◯でロイスを取って即昇華!HP11で復活します!
戸上 亜衣奈:サエちゃんのロイスをタイタス昇華して復活します。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「ああああっ、やめてっ、やめてっ、やめてっ」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「いだぃいいいいいいっ!!」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:”マスター・クリムゾン”……だったモノの
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:胸に埋め込まれた賢者の石が輝きを放つ。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:歓喜に震えるように肉壁が脈打ち
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:異常な発達速度で伸びる、血肉の腕が君たちを引き裂き、打ち据える!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:――ドギュバッ!!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:切り裂いても、撃ち抜いても
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:怒涛のような腕は次々に溢れ出る。
戸上 亜衣奈:「く……ぬ……ッ!」
志奈乃鹿折:「うっ……!ぐっ……!」
志奈乃鹿折:幾つかの腕を切り払うが、やがてその物量に押し込まれ、弾き飛ばされる。
辰巳十三:「速いな……!」
辰巳十三:「こっちは準備がまだだぜ、おい! ぶっ……はは!」 吐いた血が自分の肉と混ざる。骨と溶けていく。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:腕は床に溶けて消え
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ず ぷん
従者:「アア……ア」
従者:壁から肉で覆われたヒト型が這い出る。
GM:続いて行動値13!
GM:志奈乃さんの手番!
志奈乃鹿折:イニシアチブでインプラントミサイル装備!
志奈乃鹿折:「……やってくれたわね」
志奈乃鹿折:ダメージでむき出しになった両腕の機構を展開し、勢いよく排気する。
志奈乃鹿折:「お返しよ」
志奈乃鹿折:マイナーで《陽炎の衣》隠密化
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+3(侵食率:123->126)した
志奈乃鹿折:メジャーで『シャドウプレイ・ライトニング』《C:エンジェルハイロウ》《見えざる死神》インプラントミサイルで攻撃
志奈乃鹿折:対象はヨアンナのエンゲージ!
GM:こいっ
志奈乃鹿折:16dx7-1
DoubleCross : (16R10-1[7]) → 10[1,1,1,2,4,5,5,5,6,8,8,8,8,9,10,10]+10[1,5,5,6,7,8,10]+10[3,5,10]+10[10]+5[5]-1 → 44

志奈乃鹿折:悪くない
伊豆母荘二郎:回避
伊豆母荘二郎:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[2,2,4,9,10]+5[5] → 15

”キニゴス”:ガード!蒼き悪魔
”キニゴス”:12点をカウンター!
伊豆母荘二郎:領域の盾
伊豆母荘二郎:従者1にヨアンナを守らせます
志奈乃鹿折:ぎゃー!
志奈乃鹿折:5d10+44
DoubleCross : (5D10+44) → 26[4,4,6,8,4]+44 → 70

志奈乃鹿折:諸々有効!
GM:固定値たっか!!
GM:えーっと
GM:ダメージ入った全員、伊豆母、従者1,2、キニゴスが落ちます!
GM:1ターン4キル!
志奈乃鹿折:まじか!
辰巳十三:圧倒的!
戸上 亜衣奈:大漁!
志奈乃鹿折:そしてこちらは蒼き悪魔で死ぬので
志奈乃鹿折:こちらは亜衣奈ちゃんのロイスを切って復活します
GM:だがヨアンナは無傷で残る!
辰巳十三:おんどりゃ!
従者:「アア」「ア ア」
従者:ヨアンナの従者、かつてこの屋敷に誘き寄せられ
従者:作り変えられてしまった何者かは
従者:肉に覆われ目鼻のない顔を君たちに向けて、襲いかかる。
志奈乃鹿折:「そうお返し……ただしそれは」
志奈乃鹿折:遅い来る従者たちの前から志奈乃の姿が消える。
志奈乃鹿折:肉壁内の空間に一瞬ノイズが走ると同時に
志奈乃鹿折:湧き出てきた従者たちが、先程とは逆に伊豆母たちにまとわりつく
志奈乃鹿折:「この子達のものよ」
伊豆母荘二郎:「な……にっ!?」
伊豆母荘二郎:「一体何が……!貴様ら!」
志奈乃鹿折:次の瞬間従者の幻像が解け、中から蜂を模した小型ドローンが飛び出し
志奈乃鹿折:一斉に爆発する!
伊豆母荘二郎:「ぐっ!があああああっ!!」
志奈乃鹿折:幻像を構成していた無数のドローンへ、誘爆に次ぐ誘爆
志奈乃鹿折:周囲の空間に熱と炎が撒き散らされる。
伊豆母荘二郎:「馬鹿な……何が……」
伊豆母荘二郎:爆風に吹き飛ばされ、動かなくなる。
”キニゴス”:――しかし、その爆炎の中を
”キニゴス”:突っ切り、剣を振るうもうひとつの影。
”キニゴス”:「UGNーーーーッ!!」
”キニゴス”:ドガッ!!
志奈乃鹿折:「ぐ……ぶっ……!」
”キニゴス”:腹部に深々と剣を突き立て
”キニゴス”:白熱した刃が内蔵を焼く!!
志奈乃鹿折:「ぐ……!うぅぅぅううう!」
志奈乃鹿折:刃に刺し貫かれたまま、機械の腕でそれを掴む。
”キニゴス”:「僕は……僕はッ!」
”キニゴス”:「大義のために戦う!人類のためにィ!この生命を捧げて!!」
”キニゴス”:仮面の奥、血走った瞳が睨みつける。
志奈乃鹿折:「キニ……ゴス……だったかしら」
志奈乃鹿折:眼前の人物を睨みつけて
志奈乃鹿折:「大義、大義って………」
志奈乃鹿折:「貴方が守りたい人類って……誰?」
”キニゴス”:「ッ」
”キニゴス”:「それは、そ、れは」
”キニゴス”:「この、文明の……あらゆる人命の……」
”キニゴス”:「絶対的……多数のために……!」
志奈乃鹿折:「貴方が……その剣を振るう時に……」
志奈乃鹿折:「一人でも……思い浮かぶ顔があるわけ?」
志奈乃鹿折:「……私にはある」
”キニゴス”:「黙れ、黙れ」
”キニゴス”:「僕たち”フィースト”には私情など無い!全ては大儀だ!!」
”キニゴス”:「是非を問うな、犠牲となれ……死ね!!」
”キニゴス”:刃に籠もる熱が高まる
”キニゴス”:お互いの血が蒸発し、煙となって消える
志奈乃鹿折:「ふざけ……ないで……」
志奈乃鹿折:刃を握る手に力を込める。
志奈乃鹿折:「私には全然理解できないけど……それでも……」
志奈乃鹿折:「顔の見えない誰かを救いたいと」
志奈乃鹿折:「自分を見ない全員を救いたいと思うのなら……」
志奈乃鹿折:周りを見渡す。肉壁に埋め込まれた犠牲者たちは、熱と炎に煽られてなお死ねずにいる。
志奈乃鹿折:「ここにいる全員助けるくらいの、気概を見せたらどうなの!」
志奈乃鹿折:剣を止めたまま、キニゴスの鳩尾に蹴りを叩き込む。
”キニゴス”:「ぐぶ、あ!」
”キニゴス”:蹴り飛ばされ、脚を踏みしめるが
”キニゴス”:既に爆発で重症を負っている、ふらつき、膝を突く。
”キニゴス”:「犠牲の先にしか救いはない……」
”キニゴス”:「犠牲なくしては、聖戦は為し得ない」
”キニゴス”:「聖戦だ……これは……聖戦なんだッ!お前たちには理解できない!!」
志奈乃鹿折:「どうしようもない分からず屋ね」
志奈乃鹿折:「だったら勝手にしなさい。少なくとも」
志奈乃鹿折:「私の大切な人たちは、一人だって犠牲にさせない」
”キニゴス”:「お前たちの言葉など……分かってたまるか」
”キニゴス”:「僕の……がふ」
”キニゴス”:「僕の仲間を殺した……お前たちに……なん……か」
”キニゴス”:どさり、倒れ込む。
志奈乃鹿折:「……」
志奈乃鹿折:「だとしても……いえ」
志奈乃鹿折:「せめて、自分に素直になることね」
志奈乃鹿折:それっきり、キニゴスから視線を外し、残るヨアンナに剣を構える。
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+4(侵食率:126->130)した
GM:では続いての手番
GM:行動値8の辰巳支部長!
GM:そのイニシアチブに!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:加速する刻!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:メジャーアクションで飢えの淵+餓鬼の晩餐!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:戦闘不能になった伊豆母を取り込み
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:HPを+50!
志奈乃鹿折:こいつ……
伊豆母荘二郎:「はは、は」
伊豆母荘二郎:「ヨアンナ、ヨアンナ」
伊豆母荘二郎:全身を焼けただらせて
伊豆母荘二郎:壁に這い寄る
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ずずずずず
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ずにゅり
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:肉がその体を包み込む。
伊豆母荘二郎:「ああ、これで私も……君の一部になれる」
伊豆母荘二郎:「なんて……心地いいんだろう……」
伊豆母荘二郎:ぐじゅり。
伊豆母荘二郎:呑み込まれ、その姿を消す。
戸上 亜衣奈:「……それが」
戸上 亜衣奈:「アンタの、やりたかったことなの……?」
GM:そして改めて行動値9!
GM:辰巳さんの手番だ!どぞ!
GM:では時間!
GM:泣いても笑っても最終章!
GM:クライマックス続き、はじめていきたいと思います
GM:現在のマップは以下!
GM
"コートオブクリムゾン"ヨアンナ
10m
志奈乃、辰巳、戸上

GM:手番は行動値9、辰巳さんでどぞ!
辰巳十三:ユクゾッ
辰巳十三:マイナーでコンボ:墓獅子。骨の剣+死招きの爪+ハンティングスタイル。
辰巳十三:侵食率を116→123
辰巳十三:これで一気にヨアンナさんに接敵!エンゲージ!
辰巳十三:続くメジャーでコンボ:白金ノ柄杓。コンセントレイト+オールレンジ! ヨアンナさんを殴る!
戸上 亜衣奈:判定直前に《ダンシングライト》を使用。十三くんの判定ダイス+4個。
戸上 亜衣奈:侵蝕:118→121
辰巳十三:やったあ!
辰巳十三:いま戦術ダイスいくつでしたっけ
戸上 亜衣奈:5個ですね。
戸上 亜衣奈:合計9個バフ!
辰巳十三:ありがたみ!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ヒエーッ
辰巳十三:ということは……ダイス計算中……
辰巳十三:22dx7
DoubleCross : (22R10[7]) → 10[1,2,3,3,3,3,4,4,4,5,5,6,7,8,8,8,9,9,9,9,9,10]+10[4,4,4,5,6,6,6,8,10,10]+10[2,3,10]+3[3] → 33

辰巳十三:ああっ、回らない!けど当たるでしょたぶん……!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ファハハ
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ガードで受け止めてくれる!
辰巳十三:ならばこれを受けてもらおう!
辰巳十三:4d10+31 諸々有効
DoubleCross : (4D10+31) → 18[6,10,1,1]+31 → 49

辰巳十三:ああっ、低い!
辰巳十三:無傷のヨアンナさんに太刀打ちできない!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:赤河の支配者!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:更にダメージを減らさせてもらうぞ~
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:49-1d10-10
DoubleCross : (49-1D10-10) → 49-4[4]-10 → 35

辰巳十三:普通!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:くっ、そこそこ通ったな
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ずずず ず ず
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:無数の腕が壁と床から飛び出し
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:君の行く手を阻む!
辰巳十三:「……こうなっちまったら、もう」 地を蹴る。そのつま先が地面を削った。すでに、四肢が骨の槍と鎌を形作っている。
辰巳十三:「方法……一つしかねえな」 腕と壁を乱雑に切り払い、貫いて、前進する。ヨアンナの本体を目指す。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「いた……いぃ……くる……しぃ……」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:腕を切り払われるたび、”ヨアンナ”に同化されたマスタークリムゾンが呻きを上げる。
辰巳十三:「いつもいつも、怖がりなやつらが飽きもせず、めちゃくちゃに振り回して」 骨の槍を突き込む。血と肉の中を、骨細工の怪物が食らうように進む。
辰巳十三:「助けてやりたかったんだ、本当は。悪いな。どうも俺らはいつも一歩遅い」
辰巳十三:「……悪いな」 もう一度言って、血肉の怪物と組み合う。
辰巳十三:「志奈乃ちゃんさん、戸上さん! 止めたからさ……こっからが本番だ、頼むぜ!」
辰巳十三:侵食率123→127 で!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「いぎ……あああああッ!!」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:骨の槍を突き立てられ、血飛沫をあげながら
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:壁全体が波打つ。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:マスタークリムゾンの胸の結晶体が輝く。
辰巳十三:「暴れろよ。好きなだけ暴れろ。それでも止めてやる……!」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:……”賢者の石”から強制的に力を吸い上げ
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:急速に再生、辰巳を絡め取り、その体も同化させようとしている。
辰巳十三:「うっ。とはいえ、捕まったらヤバいな。どうしよ?」
GM:手番は行動値6、戸上さん!
戸上 亜衣奈:ウィ!
戸上 亜衣奈:マイナー無し。メジャーで《アドヴァイス》+《風の渡し手》。
戸上 亜衣奈:対象は鹿折ちゃんと十三くん。次に行うメジャーアクションのC値を-1、ダイスを+5個します。
戸上 亜衣奈:侵蝕は合計7上がって128に。
辰巳十三:力がみなぎってくる!
志奈乃鹿折:注入完了!
戸上 亜衣奈:「十三君! …ッ!」
戸上 亜衣奈:弱点を探るべく、"風"に問いかける。
戸上 亜衣奈:少し間を置いて、ヨアンナの身体に光が灯りだす。が──
戸上 亜衣奈:「……って、数が!?」
戸上 亜衣奈:ヨアンナのみならず、取り込まれた人々にまで光が灯っている。
戸上 亜衣奈:「そこは」
戸上 亜衣奈:「……そうだけど! そうじゃない!」
戸上 亜衣奈:再び、意識を集中。狙うべき点に絞るように。
辰巳十三:「ど、どうなんだ!? なんとかなるか!?」
戸上 亜衣奈:「なるッ!」
戸上 亜衣奈:叫ぶ。
戸上 亜衣奈:「それをするのが、アタシの仕事で」
戸上 亜衣奈:「やれることで」
戸上 亜衣奈:「……やりたいことッ!」
戸上 亜衣奈:叫びながら、頭痛で顔が歪む。
戸上 亜衣奈:"風"……高次元情報ネットワークに深く繋がっている負荷のために。
戸上 亜衣奈:街の記憶、積み上がった過去の情報の中から、より最新の、より的確なものを。
戸上 亜衣奈:遅延を限りなくゼロに。普段と比べ物にならぬ辛さを覚えるが……
GM:君の脳裏に、ひとつの図像が浮かぶ
GM:それは点と点を繋ぎ合わせた星座のように。
GM:壁に取り込まれ、吸収された人々の継ぎ目。
GM:稲妻のようにはしる、巨大な”傷”だ。
戸上 亜衣奈:「なん、とか……」
戸上 亜衣奈:「なった!」
戸上 亜衣奈:ヨアンナの身体の光が消える。
戸上 亜衣奈:一瞬の後、頭に浮かんだイメージそのままに、光のラインが走る。
戸上 亜衣奈:「そこッ! お願いッ!」
辰巳十三:「”切り取り線”か? 信じたぜ、戸上さん。縫い付けておくよ……!」
志奈乃鹿折:「流石ね……なら……!」
志奈乃鹿折:震える手でブレードを構える。
志奈乃鹿折:「こっちもやるべきことをさせてもらうわ」
GM:クリンナップから、セットアップ!
GM:エネミーはなし、そして
GM:2R目に入ったので、NPCカードが追加されます
志奈乃鹿折:なんとっ
辰巳十三:なんと!
戸上 亜衣奈:むむっ。
戸上 亜衣奈:"キニゴス"君が遂に真なる正義に目覚め……?
GM:残念、キニゴスくんではない!
GM:”クイーン”志奈乃枝折:PCのダメージ算出時に使用可能。ダメージ10d10追加。
志奈乃鹿折:ママ!
戸上 亜衣奈:順当。
辰巳十三:ママのお手製マシンガン!
GM:PCのセットアップどぞ!
辰巳十三:なし!
志奈乃鹿折:なし!
戸上 亜衣奈:《戦術》を使用。対象は鹿折ちゃんと十三くん。
戸上 亜衣奈:ラウンド間、メジャーアクションの判定ダイスを+5個!
志奈乃鹿折:力がもりもり湧いてきます!
戸上 亜衣奈:侵蝕は6上がり128から134。
GM:ではまずはヨアンナの手番から!
志奈乃鹿折:あ、このイニシアチブでインプラントミサイル捨てときます
志奈乃鹿折:手ぶらに戻る!どうぞ!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:マイナーでブラッドコントロール、メジャーでコンセ+血の刃+血の宴!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:対象は……ひっついてきている辰巳支部長に
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:くらえっ!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:16dx7+7
DoubleCross : (16R10+7[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,3,4,4,5,7,7,8,8,8]+10[3,4,5,8,10]+5[2,5]+7 → 32

辰巳十三:ギョワ!かわせなくもなさそうな値……だが!
辰巳十三:復讐の刃!ダメージを返します!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:おどりゃ!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:命中ダイスどうぞ!
辰巳十三:9dx7
DoubleCross : (9R10[7]) → 10[2,2,3,4,5,5,7,9,10]+10[3,4,8]+3[3] → 23

”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:4d10+22
DoubleCross : (4D10+22) → 9[2,4,2,1]+22 → 31

”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:しにさらせ~!
辰巳十三:3d10+31 諸々有効
DoubleCross : (3D10+31) → 12[7,3,2]+31 → 43

辰巳十三:お互い低めだが…powerは私の勝ちのようだ!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:血河!!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:43-10-1d10
DoubleCross : (43-10-1D10) → 43-10-7[7] → 26

”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:削れてきた…!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「やめて、やめて、もういや」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「痛いのは、嫌あああああッ!!」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:めきめき めき
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:無数の赤いヒト型の肉塊が
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:壁から飛び出し、辰巳の全身に爪をたて、握りつぶす。
辰巳十三:「そうだな」 骨の鎌が、ねじれた獣の牙に変わる。
辰巳十三:攻撃を受ける瞬間、その顎を閉じる。握りつぶされながらも、確実に体の一部をえぐり取る。
辰巳十三:「痛いのは辛い。よく耐えた。泣き叫んで、のたうち回る……」
辰巳十三:「助けてやりたいと、あの頃からずっと思ってた。それができるようになって嬉しいよ。本当に」
辰巳十三:「一人きりじゃない」死亡と同時に、志奈乃さんに対するロイスをタイタス昇華。復活。頼れる戦友が続いているからだ。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「ああ……あああ」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「たすけて……たすけてくれるの……」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:”マスター・クリムゾン”のふさがった目から涙が溢れる
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「ここから」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「だし、て」
辰巳十三:「うん。大丈夫だ。あんたがいくら暴れても、泣きわめいても、全力を振るっても」
辰巳十三:「俺たちなら助けられる」
辰巳十三:捕まえて離さない。志奈乃さんの攻撃を決めるために拘束し続ける。
辰巳十三:侵食率127→133
GM:続いて志奈乃さんの手番!行動値13!
GM:どぞっ!
志奈乃鹿折:イニシアチブでアームブレード装備
志奈乃鹿折:マイナー、『シャドウプレイ・アンパッサン』《陽炎の衣》《光芒の疾走》隠密化+戦闘移動でヨアンナへエンゲージ
志奈乃鹿折:メジャー『シャドウプレイ・スキュア』《C:エンジェルハイロウ》《見えざる死神》《光の舞踏》アームブレードで攻撃
戸上 亜衣奈:現在のバフはメジャーダイス+10個にC値-1!
志奈乃鹿折:最高だぜ~!
志奈乃鹿折:21dx6+5
DoubleCross : (21R10+5[6]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,6,6,7,8,8,9,10]+10[2,3,4,5,6,10,10]+10[1,2,6]+4[4]+5 → 39

”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ガード!!
志奈乃鹿折:では
志奈乃鹿折:NPCカードを使います!
志奈乃鹿折:クィーンの効果でダメージダイス+10d10!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ヒエーッ
辰巳十三:母子攻撃!
志奈乃鹿折:いくぞ~
志奈乃鹿折:4d10+41+10d10 ガード-5
DoubleCross : (4D10+41+10D10) → 17[4,5,5,3]+41+38[6,3,10,1,2,3,2,4,2,5] → 96

辰巳十三:ひゃぁ
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:グギャアーッ
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:赤河!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:96-10-1d10
DoubleCross : (96-10-1D10) → 96-10-6[6] → 80

”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:もう大分削れた!
戸上 亜衣奈:削られてもファミリーコンビネーションは大ダメージなのだ。
志奈乃鹿折:アームブレードのガード値減少も忘れずにね!
志奈乃枝折:だだだん!!
志奈乃枝折:再び響くのは、重なり合った奇妙な銃声。
志奈乃枝折:戸上さんの引いた光の線の節点に、同時に、いくつもの銃槍が開く!
志奈乃枝折:「お待たせ……しました……」
志奈乃枝折:「鹿折さん、どうぞ」
志奈乃鹿折:「もう……待っててって言ったのに」
志奈乃枝折:「……今日は」
志奈乃枝折:「ワガママで、いさせてください」
志奈乃鹿折:「……ふふ」
志奈乃鹿折:「じゃあ私も、良い所見せてあげる」
志奈乃鹿折:低い姿勢から足を踏み出すと同時に、志奈乃の姿がかき消える。
志奈乃枝折:「ええ」
志奈乃枝折:「見ていますよ……いつでも……」
志奈乃枝折:世界から掻き消えたその軌跡を、視線で追っている。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ザバッ!!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:無數の腕が、身を守るように
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:幾重にも、繭となって視界を塞ぐ!
志奈乃鹿折:「無駄……!」空間に足跡だけが響く
志奈乃鹿折:天井近くからの落下の勢いを込めた斬撃で、腕の盾を切り裂いていく。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「ああああっ」
志奈乃鹿折:切り裂く毎に砂で足場を形成し
志奈乃鹿折:再加速。勢いを殺すことなくヨアンナの"傷"に向けて切り進む
志奈乃鹿折:「見えた!」
志奈乃鹿折:戸上さんが示した光の線の中心へ、ブレードを深々と突き立てる!
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵食率を+10(侵食率:130->140)した
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「うあああッ!」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:石が輝き、腕たちが再生、折り返す!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:その背中へと爪を突き立てようとするが……
志奈乃枝折:が がん!!
志奈乃枝折:全て届く前に撃ち落とされ、弾け飛ぶ。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「ひぎゃああああああああッ!!!」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ぶづ ど ぶ しゃっ !!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:傷から洪水のように血と肉の赤い泥が吹き出す!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「ああ……あああッ」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「ひゅー、ひゅー」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:マスター・クリムゾンの亡骸が、掠れた息を吐く
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:老人のように、その肌が萎れ
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:輝く結晶体が剥き出しとなる。
志奈乃鹿折:「流石に賢者の石の適合者……しぶといわね」
志奈乃鹿折:「それにこのサイズ相手だと、剣一本じゃ足りないみたい」
GM:行動値9、辰巳さんの手番です。
辰巳十三:「千鳥を連れてくりゃよかった……賢者の石を割るのは手間がかかる。だが……!」
辰巳十三:マイナーはもはや不要!
辰巳十三:メジャーでコンボ:白銀ノ柄杓!
戸上 亜衣奈:侵蝕:134→137
戸上 亜衣奈:判定直前に《ダンシングライト》を使用。十三くんの判定ダイス+4個。
戸上 亜衣奈:バフは合計で、メジャー判定ダイス+14個、C値-1!
辰巳十三:ありがたいダイスパワーがみなぎってきました
辰巳十三:コンセントレイト+オールレンジでヨアンナさんを攻撃!
辰巳十三:ダイス合計、DBで一個あがって23個
GM:あわわわわ
GM:レッツロール!
辰巳十三:あ、そうか!もっと上がってた
辰巳十三:28個!これなら!
辰巳十三:28dx6
DoubleCross : (28R10[6]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,4,5,5,5,5,7,7,7,7,8,8,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10]+10[2,3,3,4,4,4,5,5,5,7,7,8,8,9,9,10]+10[1,2,3,5,6,9,9]+5[3,4,5] → 35

辰巳十三:ひ、ひくっw
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ガード!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ダメージを!
辰巳十三:4d10+31
DoubleCross : (4D10+31) → 16[7,5,3,1]+31 → 47

”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:うりゃぁーっ!血河!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:47-10-1d10
DoubleCross : (47-10-1D10) → 47-10-5[5] → 32

”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:ぐああああああああッ!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:7以上だったら……耐えてたのに!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:戦闘不能!復活もありません!
辰巳十三:や、やった!
志奈乃鹿折:やった~!
戸上 亜衣奈:やったね!
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「こ……ぁ……ああ」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:最早言葉すら発しない。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:マスター・クリムゾンだったものは、腕を伸ばし
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:縋るようにその上体を上げる。
辰巳十三:では、肉の壁を捕まえたまま、無数の骨の槍を展開する。
辰巳十三:「墓獅子は……」
辰巳十三:「供養の歌だ。墓の前で唄われる、真夏の弔いの歌」
辰巳十三:「西見れば、紫雲はたなびきて」”マスター・クリムゾン”の上体を、骨細工の鉤爪で受け止める。しっかりとつかむ。
辰巳十三:「疑いなくば弥陀の浄土に」 賢者の石を、捻りこまれた無数の槍が突き刺し、抉り出す。その瞬間だけは、乱雑だった骨の動きが見違えた。
辰巳十三:外科手術のように正確に動き、摘出する。 「疑いなくば弥陀の浄土に。……終わったよ」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「か……く……」
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:骨の腕に支えられながら”マスター・クリムゾン”は崩れ落ちる。
”コートオブクリムゾン”ヨアンナ:「あ、りが……と……ぉ」
辰巳十三:「お疲れ様だな。おやすみ」 骨の腕で、崩れ落ちる血肉をすくいあげようとしたのかもしれない。そのように動いて、止まる。
辰巳十三:侵食133→137
GM:ずるり どしゃ
GM:ずずずずず
GM:壁を覆っていた赤い肉の膜が朽ちるように崩れると共に
GM:床がおぞましく暗い紫に変色。空間が歪みだす!
伊豆母鶴葵:どさっ
伊豆母鶴葵:壁から開放され、投げ出される。
伊豆母鶴葵:「……う、う」
伊豆母鶴葵:傷は深いが、息はあるようだ。
辰巳十三:「やば」 「誰か……」
志奈乃鹿折:「鶴葵……!」
志奈乃鹿折:剣を突き立てていた壁はもう無い
志奈乃鹿折:武装を収納しレフティ・ナイトの元へ駆け寄ろうとするが
志奈乃鹿折:「ぐっ……!」
志奈乃枝折:「鹿折さん」
志奈乃枝折:バランスを崩し倒れそうになる君を
志奈乃枝折:そっと後ろから支える
志奈乃枝折:「大丈夫です……あの子にも」
志奈乃枝折:「繋がりが……出来たようですから……」
志奈乃鹿折:「……うん」
志奈乃鹿折:「私も大丈夫。ちょっと張り切りすぎたみたい」機械の脚から黒煙が上がる。
戸上 亜衣奈:誰に言われるでもなく、駆け出している。
戸上 亜衣奈:あちこち痛む身体で、それでも。
戸上 亜衣奈:「……っとに」
戸上 亜衣奈:さっきとは逆に、近づく方へ。
戸上 亜衣奈:「心配させて、くれちゃって……!」
戸上 亜衣奈:倒れる鶴葵のもとへ辿り着く。
伊豆母鶴葵:「……う」
伊豆母鶴葵:君の腕の中で、薄く目を開ける
戸上 亜衣奈:「ほら! しっかりして、よ……っと!」
戸上 亜衣奈:少し難儀しながらも、その身体を背負って立ち上がる。
伊豆母鶴葵:「君、は……」
伊豆母鶴葵:「なんで……ここに……?」
戸上 亜衣奈:「言ったでしょ。さっき」
戸上 亜衣奈:「アナタのこと、見てるって」
戸上 亜衣奈:空間が歪む中、歩き出す。
伊豆母鶴葵:「……」
伊豆母鶴葵:「はは……」
伊豆母鶴葵:「君は……本当に」
伊豆母鶴葵:「お節介なんだなあ……」
伊豆母鶴葵:ぎゅっと、回した腕の力が、少しだけ強くなり
伊豆母鶴葵:それきり、何も言葉はない。
GM:ごごごごご
GM:建物全体が軋みをあげていく。
辰巳十三:「おっと。クジラの胃袋も限界か」
戸上 亜衣奈:「ほら、脱出脱出!」駆け戻りながら、他の三人に呼びかける。
戸上 亜衣奈:「おばさん! 来た道わかる!?」
志奈乃枝折:「崩れそうですね……急ぎましょう」
志奈乃枝折:頷いて、先頭に立って走り出そうとして
志奈乃枝折:「……鹿折さん」
志奈乃鹿折:「……?」
志奈乃枝折:ひょいと
志奈乃枝折:志奈乃さんを背中に背負う
志奈乃鹿折:「ちょっ」
志奈乃枝折:「……今日だけ」
志奈乃枝折:「今日だけですから」
志奈乃鹿折:「か、母さん…!ここまで……」いいかけて
志奈乃鹿折:「……」
志奈乃鹿折:「うん。ありがと」はにかみながら笑う。
志奈乃鹿折:その小さな背に顔を預けて
志奈乃鹿折:「帰りましょう」
GM:そうして君たち5人は
GM:崩れる屋敷を後にする。
GM:勝ち取った平穏へと、帰還するために。

バックトラック

GM:バックトラック、今回のEロイスは……
GM:さらなる絶望×2、暴食の胃袋、餓鬼の晩餐
GM:合計4つです!必要な方はどうぞ!
辰巳十三:ふります!
辰巳十三:137-4d10
DoubleCross : (137-4D10) → 137-16[6,1,2,7] → 121

志奈乃鹿折:ふるふる!
志奈乃鹿折:140-4d10
DoubleCross : (140-4D10) → 140-16[5,1,6,4] → 124

戸上 亜衣奈:振るよー
戸上 亜衣奈:137-4d10
DoubleCross : (137-4D10) → 137-15[9,2,3,1] → 122

戸上 亜衣奈:ダイスの女神ーッ!
辰巳十三:みんな低めw
志奈乃鹿折:なんなんだ今日は
GM:最後まで!!w
辰巳十三:念のために2倍振り!
辰巳十三:121-8d10
DoubleCross : (121-8D10) → 121-53[3,10,9,7,3,5,8,8] → 68

辰巳十三:ここで運が上向いてきた!w生還!
戸上 亜衣奈:私も二倍で振る…
戸上 亜衣奈:122-10d10
DoubleCross : (122-10D10) → 122-45[1,4,1,7,5,7,1,1,9,9] → 77

志奈乃鹿折:ロイス4 二倍振り!
志奈乃鹿折:124-8d10
DoubleCross : (124-8D10) → 124-62[6,9,10,8,2,9,9,9] → 62

志奈乃鹿折:極端!
GM:酷い乱数であった
GM:とはいえ全員生還!
戸上 亜衣奈:生きて帰るまでがお宅訪問!
戸上 亜衣奈:倍振りで帰還点は3です。
戸上 亜衣奈:よかったよかった…
志奈乃鹿折:同じく3点
辰巳十三:3点です!
GM:経験点はいつもの5点にシナリオ8点、Eロイスは4点、賢者の石も1点、みんな仲良く3点で……
GM:21点だぞい!贈呈!
志奈乃鹿折:いただきます!むしゃむしゃ!
辰巳十三:いただきます!
GM:ではEDへ!

ED:志奈乃鹿折&戸上亜衣奈

GM:---
GM:星辰館学園・屋上
GM:---
GM:事件から数日。
GM:伊豆母屋敷は崩落、救出された伊豆母鶴葵はUGNの集中治療室に送られ
GM:伊豆母荘二郎、”キニゴス”の遺体は残骸からも発見されていない。
GM:後の事を知るのは、UGNという組織の人々だけだろう。
GM:そんなどこかモヤモヤとした気持ちを抱えながらも、君たちは偶然に
GM:昼休み、この屋上でばったりと出くわしたのだった。
志奈乃鹿折:「あら」購買のミルクティーをストローでチューチューしながら校庭を眺めていた。
志奈乃鹿折:「珍しいわね。一人?」
戸上 亜衣奈:「あ、うん」
戸上 亜衣奈:コンビニの袋を片手に、屋上に一人やって来た。
戸上 亜衣奈:「なんかちょっと……気分で」
志奈乃鹿折:「そう……」そういう自分も今日はみゃのやジャッキーとは別行動だ。
戸上 亜衣奈:そのまま、鹿折ちゃんの隣に。
戸上 亜衣奈:袋からサンドイッチを取り出し、封を開ける。
戸上 亜衣奈:「いただきます…と」
戸上 亜衣奈:もくもくと食べ始める。視線は、校庭に。
志奈乃鹿折:「……」サンドイッチをちらりと見て
戸上 亜衣奈:「……」その視線に気づいて。
志奈乃鹿折:「亜衣奈ちゃん、ちょっと分けてあげましょうか」
戸上 亜衣奈:「え、あ、そっち?」
戸上 亜衣奈:「てっきりまた……」
志奈乃鹿折:脇に置いていたお弁当を掲げる。
志奈乃鹿折:「もしくは、交換で」
志奈乃鹿折:「今日は私が自分で作ったの。自慢じゃないけど、母さんよりはかなり上手く出来てると思うわ」
戸上 亜衣奈:「乗った」
戸上 亜衣奈:サンドイッチは、薄めのが三つ入り。残りは二つ。
戸上 亜衣奈:「ふふん。じゃあこのチキンのを出しちゃおう」
志奈乃鹿折:「ならこっちは……」
志奈乃鹿折:弁当箱には卵焼き、唐揚げ、たこさんウインナー
戸上 亜衣奈:「おおっ」
戸上 亜衣奈:「なんていうか、お弁当!」
戸上 亜衣奈:「って感じで、嬉しいラインナップだ」
志奈乃鹿折:「ふふん」得意げ
志奈乃鹿折:「ここは等価交換で、唐揚げを差し出そうかしら」
戸上 亜衣奈:「異議なし。交渉成立」
志奈乃鹿折:「はい、じゃあ」唐揚げを箸で掴み、戸上さんの眼前へ
志奈乃鹿折:「あーん」
戸上 亜衣奈:「あーん」
戸上 亜衣奈:目を閉じ、口を開く。
志奈乃鹿折:口の中へ唐揚げを運ぶ。
戸上 亜衣奈:「ん……んっ……」
戸上 亜衣奈:唐揚げをもぐもぐと。やがて飲み込んで。
戸上 亜衣奈:「ん~…美味し」
志奈乃鹿折:「そう、良かった」
戸上 亜衣奈:「手作りでこれって凄いんじゃない?」
戸上 亜衣奈:「じゃ、こっちも」
戸上 亜衣奈:「はい」と言って、チキンサンドを差し出す。
志奈乃鹿折:「あーん……む……」
志奈乃鹿折:大きく口を開けてチキンサンドにかぶりつく。
戸上 亜衣奈:「と、と」
戸上 亜衣奈:それでも一口には大きい。全部口に収まるまで保持している。
志奈乃鹿折:「……うん」もぐもぐ
志奈乃鹿折:「美味しい。この手の軽食も悪くないわね」
志奈乃鹿折:むふーと満足げに口元をハンカチで拭う。
戸上 亜衣奈:「なんだかんだでバカにできないよねー」
戸上 亜衣奈:指についたソースをぺろりと舐めて。
志奈乃鹿折:「………」
志奈乃鹿折:ふと表情を戻して
志奈乃鹿折:「亜衣奈ちゃん」
戸上 亜衣奈:「ん?」
志奈乃鹿折:「彼女……鶴葵のことだけど」
戸上 亜衣奈:「……うん」
戸上 亜衣奈:あれから、詳しいことは聞いていない。
志奈乃鹿折:「集中治療室から出られる様になるまでは、まだしばらくかかるみたい」
戸上 亜衣奈:「それは」
戸上 亜衣奈:「逆にいえば……ちゃんと、出られるってこと」
戸上 亜衣奈:「だよね」
志奈乃鹿折:「……詳しい容態は私達にも知らされてないけれど」
志奈乃鹿折:「あの位の怪我なら、死ぬことはないんじゃないかしら」
志奈乃鹿折:「その辺の姉妹よりは、よっぽど分かるつもりよ」
志奈乃鹿折:「なにせ同じ体だし」
志奈乃鹿折:「それに彼女は、一度生き残った実績があるしね」
戸上 亜衣奈:「その……そっか」
戸上 亜衣奈:何やら言いかけて、やめる。
戸上 亜衣奈:「うん。安心した」
志奈乃鹿折:「それで……出てきた後だけど」
志奈乃鹿折:「その後どうなるかは、私にもわからない」
戸上 亜衣奈:「そうなんだ」
志奈乃鹿折:「母さんは引き取りたいって言ってるけど」
戸上 亜衣奈:「うん。アタシも、そうなってくれたら嬉しいけど」
戸上 亜衣奈:「あの子がどうしたいか……かなあ」
志奈乃鹿折:「そうね」
伊豆母鶴葵:「ああ、当の本人抜きで」
伊豆母鶴葵:「する話じゃあないね」
戸上 亜衣奈:「えっ」
志奈乃鹿折:「あら」
GM:いつの間にか
GM:屋上の鉄柵の上に座っている。
伊豆母鶴葵:「やあ亜衣奈、それにトゥエルブ」
戸上 亜衣奈:「な……」
戸上 亜衣奈:「なんでここに!? 怪我は!?」
伊豆母鶴葵:「抜け出してきた」
伊豆母鶴葵:「病院は退屈だったからね」
志奈乃鹿折:「貴方ねぇ……」
戸上 亜衣奈:「ば……」
戸上 亜衣奈:「バカ!!」
戸上 亜衣奈:立ち上がり、叫ぶ。
戸上 亜衣奈:「倒れたりしたらどーすんの!?」
伊豆母鶴葵:「おおっと」
伊豆母鶴葵:「大丈夫だってば」
伊豆母鶴葵:「その子の言う通り、私はタフなんだ」
伊豆母鶴葵:「亜衣奈が思うよりずーっと、そうだろ?」
伊豆母鶴葵:志奈乃さんに目配せ
志奈乃鹿折:「はぁ………」溜息をこぼし
志奈乃鹿折:「そうね。体の方はね」
戸上 亜衣奈:《七色の直感》で、体調や容態なんかを読み解こうとする。
GM:ww
GM:そこまで!
戸上 亜衣奈:心配だから…!
GM:ではまあ、本人の言うように
GM:破壊された義肢は取り外されて、仮の物になっていますが
GM:それ以外にこれといった不調は見受けられません。本人の言葉のとおりです。
伊豆母鶴葵:「どうしたの?ジロジロ見て」
伊豆母鶴葵:ニヤニヤとして、愉快そう
戸上 亜衣奈:「ん、んん~~」
戸上 亜衣奈:目を細めて、何やら唸っていたが。
戸上 亜衣奈:「……とりあえず、辛くはないってのは」
戸上 亜衣奈:「わかった」
志奈乃鹿折:「……それで貴方」
志奈乃鹿折:「これからどうするつもりなの?」
伊豆母鶴葵:「その話の前に」
伊豆母鶴葵:「こちらの要件を済ませてもいいかな」
志奈乃鹿折:「要件?」
伊豆母鶴葵:頷いて、柵から降りる
伊豆母鶴葵:「亜衣奈」
戸上 亜衣奈:「ん、アタシ?」
伊豆母鶴葵:「話を聞いてくれてありがとう」
伊豆母鶴葵:「……それに、助けに来てくれたことも」
伊豆母鶴葵:「忘れないよ、これからもずっと」
戸上 亜衣奈:「……」
戸上 亜衣奈:「話を聞いてくれて、それに助けてくれて」
戸上 亜衣奈:「アタシの方だって」
戸上 亜衣奈:「忘れない。ずっと」
伊豆母鶴葵:「うん」
伊豆母鶴葵:「君に出会えてよかった」
戸上 亜衣奈:「アタシも」
伊豆母鶴葵:「……生きていてよかったよ」
伊豆母鶴葵:「出会いが、生きることなんだ」
伊豆母鶴葵:「今はそう思う、君のお陰で」
戸上 亜衣奈:「………もう」
戸上 亜衣奈:「嬉しいこと、言ってくれちゃって」
戸上 亜衣奈:ふわっと微笑む。
伊豆母鶴葵:「ほんとの事さ」
伊豆母鶴葵:こちらも笑って。
伊豆母鶴葵:「……そして、トゥエルブ」
伊豆母鶴葵:志奈乃さんへと向き直る。真剣な表情。
志奈乃鹿折:「鹿折」
志奈乃鹿折:「いちいち訂正するのも面倒だったけど、いい加減憶えて」
志奈乃鹿折:「私は志奈乃鹿折よ。鶴葵」
伊豆母鶴葵:「いいや」
伊豆母鶴葵:「これは”ポーンワーカー・トゥエルブ”に、言わないといけないんだ」
伊豆母鶴葵:自分の胸に手をおいて、うつむく
志奈乃鹿折:「………」
伊豆母鶴葵:「私は……」
伊豆母鶴葵:「君のことが嫌いだ」
伊豆母鶴葵:「”レフティ・ナイト”の全てを奪っていった君が憎い」
志奈乃鹿折:「……うん。知ってる」
伊豆母鶴葵:「あの人に必要とされてる……いや」
伊豆母鶴葵:「愛されてる、君の事が」
伊豆母鶴葵:「本当は憎くて憎くて、許せない」
志奈乃鹿折:「それは……」言いかけて口をつぐむ
伊豆母鶴葵:「……今だって、嫉妬してる」
志奈乃鹿折:「……じゃあ、どうする?」
志奈乃鹿折:「これからも、私を殺しに来る?」
伊豆母鶴葵:「……」
伊豆母鶴葵:首を振る。
伊豆母鶴葵:「”レフティ・ナイト”は、あの屋敷で負けて死んだ」
伊豆母鶴葵:「その負けを取り返すのは」
伊豆母鶴葵:「伊豆母鶴葵の役目だ」
伊豆母鶴葵:顔をあげて、まっすぐに向き合う。
伊豆母鶴葵:君と同じ、青い瞳に強い意思を湛えて。
伊豆母鶴葵:「君よりも、きっと幸せになってみせる」
志奈乃鹿折:「……ふふ」呆れたような、安堵するような笑みを浮かべて
志奈乃鹿折:「そう。なら、受けて立つわ」
志奈乃鹿折:そう言って右手を差し出す。
伊豆母鶴葵:手を差し出して
伊豆母鶴葵:ふっと笑い、手の甲で軽くそれを払う
伊豆母鶴葵:「ライバルと握手はしない」
戸上 亜衣奈:「あっ」つい、声が出てしまう。
志奈乃鹿折:「強情ね。嫌いじゃないけど」
伊豆母鶴葵:「余裕でいられるのも今のうちさ」
伊豆母鶴葵:「覚えておいてくれよ、志奈乃鹿折」
伊豆母鶴葵:「君にだけは、負けないからね」
伊豆母鶴葵:にやりと強気な笑みを向ける
志奈乃鹿折:「ええ、覚えておいてあげる」
志奈乃鹿折:「けれど私は」
志奈乃鹿折:「他の誰にも負けるつもりはないわ」
志奈乃鹿折:「人間って、そのくらい欲張りでも良いらしいわよ」
伊豆母鶴葵:「可愛くない妹だなあ」
伊豆母鶴葵:「呆れちゃうよ」
志奈乃鹿折:「呆れるのはこっちなのだけど……」
志奈乃鹿折:「それに」
志奈乃鹿折:「稼働期間ではどうだか知らないけど」
志奈乃鹿折:「人間としては"志奈乃鹿折"の方が年季は上よ」
志奈乃鹿折:「つまり、私が姉」
伊豆母鶴葵:「へぇ~……まだそれを言うわけか」
伊豆母鶴葵:「だったら」
伊豆母鶴葵:「ここは公正に、第三者の意見を募っていくしかないね」
志奈乃鹿折:「ああ……それはいい考えね」
伊豆母鶴葵:「ということだから、亜衣奈」
戸上 亜衣奈:「えっ」
戸上 亜衣奈:「いや、あの」
伊豆母鶴葵:「これから審査をよろしく」
志奈乃鹿折:「亜衣奈ちゃん」
志奈乃鹿折:「正直に言っていいのよ」
伊豆母鶴葵:「その通り、忖度はナシだ、正々堂々だよ」
戸上 亜衣奈:「じゃ……じゃあ」
戸上 亜衣奈:「なが~~~~~」
戸上 亜衣奈:「……い目で、決めさせてもらうってことで」
戸上 亜衣奈:「よ、よろしく」
戸上 亜衣奈:よくわからなくなって、とりあえずぺこりと一礼。
志奈乃鹿折:「ええ、よろしく」
伊豆母鶴葵:「よろしく」
伊豆母鶴葵:「私たちから、目を離さないでね」
GM:そしてまた
GM:新たな絆を迎えて、日常は回りだす。
GM:どこまでも、いつまでも。
GM:---
GM:ED終了!お疲れ様でしたー!
志奈乃鹿折:お疲れさまでした!
戸上 亜衣奈:お疲れ様でした!

ED:辰巳十三

GM:---
GM:第13地区・共同墓地
GM:---
GM:閑散とした、無機質な墓所。
GM:君はここである人物を待っている。
GM:地区の外れにあるこの場所は、UGNの影響下にある公共施設であり
GM:レネゲイド関連の事件に巻き込まれた身元不明者を埋葬する、いわゆる無縁墓である。
GM:無論……これは遺体の無い人々のための慰霊碑でもある。
辰巳十三:「……」 ホットドッグらしきものを食べながら、地面に腰を下ろしている。
GM:その寂しい景色の中で
GM:1人の少女が、坂を登ってくる。
眼帯の少女:「♪~~~♪~~~♪~~~」
眼帯の少女:花束を片手に、異国の歌、鎮魂歌であろう鼻歌を歌いながら坂を登る。
眼帯の少女:右目を隠す大きな眼帯に雪のような銀髪。春先だと言うのに厚手のコートを着込んでいる。
GM:クイーン、ポーンワーカー・トゥエルブ
GM:レフティ・ナイト。
GM:イエロージャケットの生き残りはこれで全て。
GM:そう、『彼女たち自身の知る限り』では。
GM:君は独自の情報網で、もうひとりの存在を知る。
GM:……”ライティ・ビショップ”。
GM:彼女はかつて、そう呼ばれていた。
GM:何故生きているのか、今何をしているのか
GM:それを知るのは、彼女自身だけだ。
辰巳十三:「寄り人は、いまぞ寄り来る、長浜の……」 残りを口に放り込んで、立ち上がる。
辰巳十三:「葦毛の馬に手綱揺りかけ」
眼帯の少女:「いい歌だね。少年」
眼帯の少女:「最近の流行り?暫くこっちにいなかったから疎くてさ」
辰巳十三:「そりゃ仕方ない」 喉の奥で笑う。
辰巳十三:「”葵の上”だよ、紫式部……どうも、こんにちは、かな」
眼帯の少女:「ってうわ、大昔じゃん。それなら余計にわかるわけないや」
眼帯の少女:「こんにちは、おじいちゃん」
辰巳十三:「おじいちゃんか! よくそう言われる日だな。でも、会えてよかったよ」
辰巳十三:「足取りが掴めなかったもんでね……ここで待つことにした」
眼帯の少女:「へへ、ここで待ち伏せされてたのも結構びっくりだけど」
眼帯の少女:「この街を発つ時に色々整理はしたつもりだったけど」
眼帯の少女:「やっぱり、帰ってきたらアイサツくらいはしないとね」
眼帯の少女:手元の花を掲げる
辰巳十三:「いい花だ。”ライティ・ビショップ”。……いま、どこで何やってる?」
辰巳十三:「きみを心配してる人がいるよ」
眼帯の少女:「心配……?」
眼帯の少女:「え……誰だろ……本気でわかんない」
眼帯の少女:「額面どおりに受け取っていいやつ?」
辰巳十三:「なんでわかんないんだよ、きみホント他人と関わってるか?」
辰巳十三:「ほら……友達とか恋人とか世話してあげた人とか世話になった人とか、いろいろバリエーションあるだろ?」
眼帯の少女:「うーん……そりゃいるにはいるけど」
眼帯の少女:足元を指差す。
眼帯の少女:「みんな"この中"にいるからさ」
辰巳十三:「そりゃ、ずいぶんと」
辰巳十三:「悲惨なエンドロールの後からやってきたんだな」
眼帯の少女:「お、わかってくれるか少年」
眼帯の少女:「そういうエンドロールばっか見たがる奴がいてさ」
辰巳十三:「わかる」
辰巳十三:「すげえたくさんいる」
眼帯の少女:「困るよね。後から後から湧いてくんの」
眼帯の少女:「潰しても、潰してもさ……」
眼帯の少女:左目に一瞬昏い炎が灯る。
眼帯の少女:「あ、もしかしてそいつから頼まれた?だとしたらUGNに対する認識を改めなきゃだけど……」
辰巳十三:「落ち着け。真面目になりすぎるな。そのときまで取っとけよ」
辰巳十三:「きみの心配をしてるのは、そーゆークソアホド間抜け連中とは関係ない」
眼帯の少女:「そっか、良かった」
辰巳十三:「きみのママだよ。」
辰巳十三:「あ、この言い方、もしかして通じないのか? ”クイーン”とか素体って言葉使わなきゃだめか?」
眼帯の少女:「ママ……"クィーン"……?」
眼帯の少女:「……え、嘘!?母さんが!?」
辰巳十三:「ああ。ちょっと知り合ってね」
辰巳十三:「娘たちが無事かどうか気にしてて、俺は頼まれたんだよな。で……頼まれたからには」
辰巳十三:「最後までやり遂げないと、すごい駄目なやつみたいだろ。だから待ってた」
眼帯の少女:「それはまたなんというか……」
眼帯の少女:「ものすごく律儀だねぇ。君」
眼帯の少女:「私を見つけるの、大変だったでしょ」
辰巳十三:「一回は死ぬかと思った。だから颯爽と会いに行くのは諦めた……」
辰巳十三:「そんなわけで、教えてくれよ」
辰巳十三:「きみ、いま何やってる? それは楽しくやれてるか?」
眼帯の少女:「うーん……その前に一つ!」
眼帯の少女:「さっき、娘"達"って言ったけど……」
眼帯の少女:「もしかして、他にも生きてる子がいるの?」
眼帯の少女:「私の……姉妹が」
辰巳十三:「あ、そこからか」
辰巳十三:「……いるよ。きみはひとりじゃない。……アホみたいな言い方だな……訂正しよう。いるよ、きみの姉妹」
眼帯の少女:「そうなんだ……」表情をほころばせて
眼帯の少女:「それは……うん、聞けてよかったな」
辰巳十三:「言った甲斐があった」
眼帯の少女:「まあ、一緒にいた頃は大した付き合いもなかったし、母さんのことは軽蔑したこともあったけどさ」
眼帯の少女:「やっぱり、生きていてくれるなら嬉しい」
辰巳十三:「みんな無事で、いまは楽しくやろうとしてるよ。」
辰巳十三:「……俺も、きみの姉妹やお母さんを安心させたいんだよね。どうだい?」
眼帯の少女:「そうだね。私は……」
眼帯の少女:「私は今、"星"を追っている」
辰巳十三:「”星”か?」
辰巳十三:「……なんだか、いい印象の言葉じゃないな」
眼帯の少女:「そうだね。凶星ってやつ?ほっとくと色んなとこに迷惑かかるから、落として回ってんの」
眼帯の少女:「幸せかどうかで言ったら……まあ全然幸せじゃないんだけど」
眼帯の少女:「でも、勘違いしないでほしいんだ」
辰巳十三:「……と、いうと?」
眼帯の少女:「私にも、家族がいる」
眼帯の少女:「もう触れられなくて、瞼の裏にしか焼き付いてない光だけど」
眼帯の少女:「それでも、まだあったかいって思える」
辰巳十三:「……いるんだな。いまもそこに」 瞼を指差す 「そのために、星を落とすのか」
眼帯の少女:「……うん」
眼帯の少女:「あたしが追ってる本当の星は、それ」
眼帯の少女:「だからまあ……心配しないでってのは無理かもしれないけど」
眼帯の少女:「私は、自棄っぱちや捨て鉢じゃなくて」
眼帯の少女:「幸せになるために戦ってる」
眼帯の少女:「それだけ……伝えてもらえるかな?」
辰巳十三:「……」 少女の瞳や、顔を見るわけではない。
辰巳十三:嘘を見破る能力も、感覚も、直感もない。ただ、そこにあるのは、
辰巳十三:「わかった、伝える。絶対そうする。きみも絶対そうしろ」 期待だけだ。それが辰巳十三を人の側に繋ぎとめているといえるだろう。
眼帯の少女:「……ありがと」
眼帯の少女:「お姉さんとの約束だね、少年。約束なんて三年ぶりだ」
辰巳十三:「ああ。約束だ」
辰巳十三:「こういう約束は、……いや。なんでもない」
辰巳十三:「また会おう。名前だけ聞いてもいいかい?」
辰巳十三:「俺は无号・辰巳・十三だ」
眼帯の少女:「十三くん、ね。憶えた」
眼帯の少女:「私は……」
眼帯の少女:そう言いながら、辰巳さんの横を通り過ぎる。
眼帯の少女:坂の上の教会への道に向かい、ちらりと振り返って
眼帯の少女:「人としての名前は、全部終わるまで秘密なんだ」
眼帯の少女:「だから今は、こう呼ばれてる」
眼帯の少女:「"亡郷者〈ディアスポラ〉"」
眼帯の少女:そう言い残して、後ろ手に手を振り歩いていく。
大之木:しゅるり
大之木:それを見送る君の足元から
大之木:先端に眼球のついた、奇妙な植物の蔦のような物が現れる
大之木:「支部長」
大之木:「追跡しますか?」
辰巳十三:「駄目だよ」 苦笑する。
辰巳十三:「そんなことできない。……帰って寝るよ」
大之木:「承知しました」
大之木:蔦は引っ込む。
辰巳十三:「新展開だな。……なあ、みんな」 地面を見て、呟く。
GM:"亡郷者〈ディアスポラ〉"の背中は離れていく。
GM:丘の上の教会、掲げられた十字架から
GM:夕日の光が差した。
GM:---
GM:ED終了!
GM:全行程……終了!!
GM:お疲れ様でしたー!!
辰巳十三:お疲れさまでした!!!!
志奈乃鹿折:お疲れさまでした!
戸上 亜衣奈:お疲れ様でした!!