『ペトルウシュカはマリオネットの夢を見る』 GM:めかぶ

メイン 見学

PC1:"デリヴァティヴ" 長良川(ながらかわみち子 キャラシート PL:そごう
PC2"銀糸編"(シルクスハイド平井遊里(ひらいゆうり キャラシート PL:缶詰
PC3:"プレイヤー・ワン" 鍛冶境子(かじきょうこ キャラシート PL:粘土

  • プリプレイ
  • オープニング1:長良川みち子
  • オープニング2:平井遊里
  • オープニング3:鍛冶境子
  • ミドル1
  • ミドル2
  • ミドル3
  • ミドル4
  • ミドル5
  • ミドル6
  • マスターシーン
  • トリガー
  • クライマックス
  • エンディング:平井遊里
  • エンディング:鍛冶境子
  • エンディング:長良川みち子

  • GM:夏休み・スペシャル・セッション開始だぜ!
    GM:イエーイ!
    GM:早速自己紹介から初めていきましょう!
    長良川みち子:ひゅーひゅー!
    鍛冶境子:やんややんや!
    平井遊里:わおわおー
    GM:まずはPC1の長良川みち子ちゃん、お願いします。
    長良川みち子:はい!
    長良川みち子https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYotfixAIM

    長良川みち子:"デリヴァティヴ"長良川みち子です。地味メガネ!
    長良川みち子:窓際の席で姑息にもカバーで表紙を隠したライトノベルを読んでいるエセ文学少女の高校三年生です。
    長良川みち子:しかしてその正体は斬糸使い。世界を守る秘密組織の一員、UGNの戦闘エージェントだったのだ。
    GM:ラノベは挿絵があるから気をつけて読もうね!
    長良川みち子:ふふ。抜かりないわ。当該ページの直前でちょっとインクが透けて察知できるもの!
    長良川みち子:戦いに際しては仮面の怪人に扮し、ボイスチェンジャーの男声で気取った台詞を吐いたりします。
    GM:ノリノリだ!
    長良川みち子:そういう人間なので、カヴァーの地味さも実利半分、趣味半分みたいなとこがありますね。
    長良川みち子:往時とキャラを使い分けるのは、「守るべき日常の一員としての自分」「人々の日常を守るUGNとしての自分」のそれぞれを切り分けて自分の中に維持するため。
    GM:主人公気質だなあ
    長良川みち子:その発端となった事件も少し前、数年越しに解決し、以前より少しだけ明るく前向きになりました。
    長良川みち子:性能はバクスタ白兵。最低限の火力を積んであとは時の棺! って感じです。よろしくお願いします。
    GM:はーい!よろしくお願いします!
    GM:では、みち子ちゃんのハンドアウトを確認しちゃいましょう
    長良川みち子:わー(パチパチ)

     PC1 長良川みち子
     シナリオロイス:清古院十六夜(せいこいん・いざよ) 推奨感情:尽力/不安
     キミは星辰館高校に通うUGNエージェントだ。
     清古院十六夜はキミのクラスメイトで、黒髪ロングの三白眼がチャーミングな美少女だが、運動が得意で成績も良いものの無口でクールな性格のため、周りからは近寄りがたい存在として扱われている。
     そんな彼女が、キミに頼みごとをしてくる。美術部に所属している彼女は、次のコンクールに出す作品のモデルとしてキミを描きたいのだという。
     清古院十六夜は有無を言わせぬ調子で、キミに放課後、必ず一人で空き教室に来るようにと言いつける。
     キミは清古院十六夜とのひそやかな青春の予感に胸ときめかせながら、空き教室に向かうのだった。

    長良川みち子:三白眼女子!
    GM:たいして仲良くないクラスメイトから、なぜかモデルを頼まれます
    長良川みち子:絵のモデル……私みたいな子が……?
    長良川みち子:いぶかし半分、うきうき半分だ
    GM:清古院十六夜は近寄りがたい感じの女子生徒なので、みち子ちゃんともそんなに話したことがないんですね
    GM:そんな感じで引き受けてくれるとうれしい!
    長良川みち子:そんな子に急に頼みごとをされるなんて……これはひそやかな青春の予感を感じますね。
    GM:ぜひときめいていってね
    長良川みち子:任せてください。この長良川みち子、精いっぱいこなしてみせます!
    GM:さすがみち子だぜ!期待しています!
    GM:では、よろしくお願いします!
    GM:そしてPC2の平井遊里ちゃん、自己紹介をお願いします。
    GM:そしてPC2の平井遊里ちゃん、自己紹介をお願いします。
    平井遊里:はいっ
    平井遊里https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYxIOjygIM

    平井遊里:「平井遊里(ひらい・ゆーり)。コードネームは銀糸編《シルクスハイド》…ですっ」
    平井遊里:高校2年の17歳、明るい栗毛に赤フチ眼鏡、泣きぼくろとちょっと小柄な身長がチャームポイントの普通の女子高生です。
    平井遊里:UGNでは第2支部にお邪魔して、チルドレンとかやってます。
    平井遊里:普通の生まれ育ちですが、覚醒当初に能力を抑えきれず暴走した時にUGNの皆さんに助けられました
    平井遊里:それ以降私もUGNとして頑張ってます。喧嘩とか得意じゃないですけど、私も誰かを助けられるように頑張ります。
    平井遊里:一般人として過ごしてきた感性もあるので、生粋のチルドレンさんとか、そういう世間ずれした子の学校の面倒とかも見るの得意です!
    GM:良い子だな~
    平井遊里:ふふん。クイックイッ。
    GM:かわいいのだわ
    平井遊里:性能は縮地タゲロ統率者の白兵型。ミドルではワイヤーウィップを買うと色んな所に手が届きます。
    平井遊里:どこまで逃げても縮地で追いかけます。逃しませんよ~
    GM:きゃ~
    平井遊里:そんな蜘蛛のキュマイラの糸使い。カフェイン取るとぽやぽやします。任務の時は気をつけなきゃですねっ!
    平井遊里:あ、バディムーヴで後乗せ支援も出来ます。デキる女子です。
    GM:どんどんカフェイン摂取させたい
    平井遊里:ミルクと砂糖もお願いします!
    平井遊里:今回、何が起こるか聞いてませんけどがんばります!
    平井遊里:よろしくおねがいします!!
    GM:はーい!よろしくお願いします!
    GM:では、何が起こるのかハンドアウトで確認していきましょう

      PC2 平井遊里
     シナリオロイス:手ヶ崎小鞠(てがさき・こまり) 推奨感情:友情/隔意
     キミは星辰館高校に通うUGN関係者だ。
     手ヶ崎小鞠は先月キミのクラスにやって来た転校生で、ツインテールと溌剌とした性格がキュートな美少女だが、隣の席のキミに懐いている。
     そんな彼女が、キミに相談をしてくる。最近、見知らぬ男子生徒にしつこく絡まれることがあり、辟易しているのだという。
     明るく可愛らしい美少女転校生の手ヶ崎小鞠は学校内で話題になっており、一部の男子生徒が彼女を巡って熾烈な争いを繰り広げているのだ。
     しかし、手ヶ崎小鞠には全くその気はないようで、キミにいざと言う時は助けてほしいとお願いしてくる。
     キミは手ヶ崎小鞠とのひそやかな青春の予感に胸ときめかせながら、彼女をモブ男子生徒達から守ろうと決意するのだった。

    GM:美少女とキャッキャしてくださいという内容です
    平井遊里:ツインテ美少女!
    平井遊里:嘘、クラスでも地味な方の私がそんなアイドルみたいな子とお近づきに…!?
    平井遊里:ですが頼られたならやぶさかではありません。やってみせましょう!仲良くすればいいんですね!
    GM:いつも軽率に美少女ってハンドアウトに書くけど…今回はマジのマジで美少女って設定だからね!
    平井遊里:最高ですね。
    GM:キミには期待しているよ。難しい仕事だと思うが…
    平井遊里:任せてください。男子の目線をシャットダウンさせてみせます。
    平井遊里:蜘蛛の巣は美しい蝶を守るためにあるのです
    GM:男子禁制の世界へ誘ってくれたまえ!
    平井遊里:お任せください!女子だけなら安全!
    GM:やったー!おんなのこだけの花園!
    GM:では、そんな感じで!よろしくお願いします!
    平井遊里:よろしくおねがいします!
    GM:では、PC3の鍛治境子ちゃん、自己紹介よろしくお願いします!
    鍛冶境子:ちゃん……いや、OK!
    鍛冶境子http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY8azw7AIM

    鍛冶境子:かじ きょうこ、第4支部所属のUGNエージェントです。
    鍛冶境子:やたら体格が良くて、手足と髪の長い33歳独身エンジニア兼戦闘員です。フレームの薄い眼鏡を掛けてます。
    GM:33歳!
    鍛冶境子:妹3人と弟の面倒を見て育ち、きっぷがいい大らかなお姉さんです。というかおばさんだね。
    鍛冶境子:シンドロームはノイマン・オルクスのクロスブリード。Dロイスは秘密兵器。
    鍛冶境子:自ら開発した機械式可変斧「金箍斧」とぴっちりフィットのボディアーマー「翠鉄甲」を身に着けています。
    GM:ぴっちりフィットのボディーアーマー!?!
    GM:危険すぎる
    鍛冶境子:《機械の声》で装備ごと自分を操作するのでコードネームはプレイヤー・ワン。
    鍛冶境子:肉体の反応・挙動限界を超え、対象を《構造看破》して的確に攻めます。
    鍛冶境子:データ的には《フェイタルヒット》で増やしたダメージダイスをフォールンアックスで振りなおします。スーツの力で高めた行動値からの範囲攻撃も可能です。
    鍛冶境子:今回は唯一の初登場ですが、頼りがいのある大人のお姉さんできると良いな!よろしくお願いします!
    GM:絶対頼れるでしょ…
    GM:さっきから立ち絵にどきどきしています よろしくお願いします!
    GM:では、境子ちゃんのハンドアウトも確認していこうねえ
    鍛冶境子:見せて見せて!

     PC3 鍛冶境子
     シナリオロイス:”見世物小屋” 推奨感情:執着/脅威
     キミはUGNエージェントもしくはUGNチルドレンだ。
     ある日、とあるジャームの討伐任務に参加したキミは、FHエージェント“見世物小屋”と邂逅する。
     見世物小屋は物静かな雰囲気でありつつも誘うような目つきが蠱惑的な眼鏡美人だが、このところ、何度もジャームを解き放っては街を混乱に陥れているのだ。
     キミがジャームを倒すと、見世物小屋はもっと強大なジャームを作らなければと言い残し、キミの前から逃走する。
     どうやら、見世物小屋は更に事件を巻き起こす気のようだ。キミは彼女の陰謀を阻止する決意を固めるのだった。

    GM:ザ・PC3っぽく、敵を追いかけてもらいます
    鍛冶境子:見せてとは言ったけどジャームは駄目だよ
    GM:え~だって~
    GM:このセッション、境子ちゃんしか事件の香りしないし…
    GM:ハンドアウトが…
    鍛冶境子:しょうがないなあ~
    鍛冶境子:エージェント・ラージナンバーズとしてばったばったと薙ぎ倒しちゃうよ~
    GM:きゃー!かっこいー!
    GM:OPではモブジャームを演出で薙ぎ払ってもらうので、もし準備があれば、しておくといいかもしれません!
    鍛冶境子:備えよう!
    GM:わー!では、こんな感じで!よろしくお願いします!
    鍛冶境子:よろしくお願いします~!
    GM:ヒュッヒュー!
    GM:ではですね
    GM:今回のシナリオ、PC全員が顔見知りだったりするとスムーズに事が運ぶので
    GM:そのような事情もあったりするので、このタイミングでPC間ロイスを取得してもらおうと思います
    鍛冶境子:なるほどね
    GM:PC番号順に、みち子ちゃん→遊里ちゃん→境子ちゃん→みち子ちゃんで
    GM:それぞれ取得してちょうだい!
    長良川みち子:はーい
    平井遊里:はーい
    鍛冶境子:同僚:長良川みち子/P好意〇:N心配 ちょっと肩に力入りがちなところが心配です。
    長良川みち子:かわいい後輩 平井遊里 連帯感○/対抗心 同じ糸使いとしてね 
    平井遊里:「鍛冶境子 ○P連帯感/N興味」辺りで。ぱっと見。上背たっけぇー
    GM:あ、ありがとうございます!
    GM:感情は適宜変更しても構いませんので…!スタートはこんな感じで。
    GM:では、トレーラーを貼ってセッションを開始していきましょう!
     ■トレーラー

     昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
     世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。

     だけど、誰も知らない。私はずっと嘘をついている。
     昨日も、今日も、明日も、明後日も。
     私は嘘をつき続ける。

     大N市に現れる魔の人形。暗躍するFHエージェント“見世物小屋”。
     鍵を握るアーティファクト、そして少女の秘密。
     学園が闇に呑まれたとき、操り人形達の謝肉祭が幕を開ける。

     ダブルクロス The 3rd Edition 『ペトルウシュカはマリオネットの夢を見る』
     ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。
    GM: 
    GM:眼鏡女子大集合セッション!よろしくお願いします!
    鍛冶境子:女子……よろしくお願いします!
    平井遊里:よろしくおねがいします!
    GM:シュワッチ!

    GM:では、まずはPC1のみち子ちゃんのOPから。
    長良川みち子:はーい。よろしくお願いします。
    長良川みち子:長良川みち子の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:41->45)
    GM:シナリオロイスの清古院十六夜から、美術部のモデルになってほしいと頼まれるシーンです。
    GM:清古院十六夜とは、このシーンでようやくマトモに話すくらいの関係性ですね。
    GM:場所はクラスの教室か、みち子ちゃんがよく出没する場所があればそこでもいいんですが、どうしましょう?
    長良川みち子:理解・ザ・アンダスタン
    長良川みち子:教室にしましょう。
    GM:はーい!

    GM:大N市。多くの学生が通うマンモス校───星辰館高校。
    GM:その、3年生のとある教室。休み時間。
    GM:騒がしい教室の中で、キミはいつものように、目立たない生徒として過ごしています。
    長良川みち子:ぺらり、ぺらりと、規則正しくカバーのかかった本のページを捲っています。
    長良川みち子:カバーの端から覗いているつるつるの表紙の端を見れば、その本があまり高尚な類のものではないことが分かるかもしれない。
    長良川みち子:「(うーん。大正浪漫風のタイトルとイラストに惹かれて買ってしまったけれど)」
    長良川みち子:「(あんまり、というか全然面白くないわね……)」
    長良川みち子:白い指でページを手繰りながら悩まし気に溜め息をついているのは、オーバルフレームのメガネをかけた地味極まりない少女。
    GM:一見、純文学でも読んでいそうな知的な雰囲気を漂わせながらため息をつくキミに、今更、話しかけるような生徒はいない。
    GM:そういう光景で、そういう風に成り立っているからだ。──ただ一人を除いては。
    長良川みち子:「────あら」
    長良川みち子:気配を感じて、ふと顔を上げる。
    清古院十六夜:「……長良川さん。読書中、失礼するわね」目つきの悪い長い黒髪の少女。
    長良川みち子:「ええと……清古院さん?」

    GM:清古院十六夜は黒髪ストレートロング美少女で、優等生なんだけどなんとなく怖いのでクラスから遠巻きにされている優等生です。
    長良川みち子:ぱたんと本を閉じて机に仕舞う手つきも慣れたものだ。
    清古院十六夜:「ええ。あなたに話があるの」
    清古院十六夜:「何を読んでたの? 今」
    長良川みち子:「(何だろう…………話)」
    長良川みち子:「ああ、ええと……そうね。古い小説を」
    長良川みち子:嘘ではない。
    長良川みち子:ちょうど潰れかけの書店で投げ売りされていたライトノベルを段ボールに詰めて買ってきたのが最近の事だ。
    長良川みち子:それをやんわりと消化している最中だったというわけ。
    清古院十六夜:「ふうん。タイトルは教えてくれないのかしら」キミを見下ろすようにしてムスッと立っている。
    長良川みち子:「からくり人形が……架空の大正時代で冒険をするお話」
    長良川みち子:「(結構ぐいぐい来るわね!)」
    清古院十六夜:「架空の大正時代? ふうん」
    長良川みち子:「言っても分からないと思うけれど……」あまり口を割りたくなさそうだ!
    清古院十六夜:「なるほど」
    長良川みち子:「(どうしよう、ちょっと怖いわ)」
    清古院十六夜:「そうね、いいわ。別にあなたが読んでる本の話題をしたくて話しかけた訳じゃないし」
    清古院十六夜:「今のは本題に移る前のちょっとした世間話よ」
    長良川みち子:「あ、そうなんだ」少しほっとした調子。
    長良川みち子:「なんだか真剣な視線だったから」オブラートだ。
    長良川みち子:「本題って何かしら」
    清古院十六夜:「ええ。その話をするわ」鋭い眼差しでキミを見つめる。
    長良川みち子:あまり心当たりはない、というか、学生として必要に迫られての会話以外で彼女と話した記憶も無かった。
    清古院十六夜:「私は美術部で、秋のコンクールに向けて作品を完成させなきゃいけないのよ」
    GM:彼女が美術部に入っていることを、キミは知っててもいいし知らなくてもいいです。
    長良川みち子:「ええーっ! 清古院さん美術部なんだ」
    清古院十六夜:「ええ。そうなの。長良川さんは知らなかったでしょうけど」
    長良川みち子:「いえ、言われてみれば似合う……わねぇ」
    清古院十六夜:「……似合う?」鋭い目でキミをじっと見つめる。
    清古院十六夜:「似合う? 似合うって言ったかしら」
    長良川みち子:「えっ。ええ」
    清古院十六夜:「あらそう………。ふっ」満足げだ。
    長良川みち子:「清古院さん、洗練された独特の空気を持っているけれど。それがなんていうか……」言葉を捜している。
    長良川みち子:「んー。まあともかく」
    長良川みち子:ちょっとかわいいな、とその様子を見て思いながら。
    長良川みち子:「それが私とどう関係するのかしら」
    長良川みち子:その方面で目立った成果を上げた覚えはないし。ますます謎だ。
    清古院十六夜:「せんれっ……」小声で何かを言う。
    清古院十六夜:「あ、ああ。ええ。そうね、その話だったわ」
    清古院十六夜:「今回の秋のコンクールのお題が『友達』だったの」
    清古院十六夜:「私はそのお題に合わせて絵を描いて提出しなくちゃいけないのよ」
    長良川みち子:「……おおお」
    清古院十六夜:「分かるかしら?」机に手をつき、ぐいっと身を乗り出します。
    長良川みち子:「(こ、これ……ラノベとかで見るやつだ!)」
    長良川みち子:「完璧に理解したわ」
    清古院十六夜:「さすがね。長良川さん」
    長良川みち子:皆まで言うなとばかりに。きらりとメガネのレンズを光らせる。
    長良川みち子:※比喩であり、能力を使用したわけではない。
    清古院十六夜:こちらもクールに薄く微笑みを浮かべる。
    清古院十六夜:「じゃあ、今日の放課後から。私、美術室の隣の空き教室を使ってるの」
    長良川みち子:「つまり孤高の雰囲気で少し遠巻きにされている美少女の清古院さんはその『友達』に該当する人物に心当たりがなくて、そこでシンパシーを感じた私とともに友達という事を知っていこうと」
    長良川みち子:早口。
    清古院十六夜:「そこに来」
    清古院十六夜:「…………」
    清古院十六夜:動きが止まる。
    長良川みち子:「そういうわけなのね!」
    長良川みち子:がっ、とこちらも身を乗り出す。
    清古院十六夜:「………っ」
    清古院十六夜:「………!?」
    長良川みち子:レンズの奥の眼がきらきらと輝いている。
    清古院十六夜:「読心術……!? い、いや、私は別にそういうよこしまな野望を抱えてあの違…」
    長良川みち子:「ふふふ……なんて光栄なことなのかしら。任せて、私、うんとあなたと仲良くなって見せるわ!」
    清古院十六夜:「ま、待っ…」「えっ…!?」
    清古院十六夜:「と、ともかく。今日の放課後。美術室の隣の空き教室に来てちょうだい」
    長良川みち子:「任されましたっ」
    清古院十六夜:「良い返事ね。気に入ったわ」クールに微笑む。
    長良川みち子:「私みたいな地味なので良ければ、いくらでもモデルになるよ~」
    清古院十六夜:「…長良川さんみたいな、なんて言わないで」
    長良川みち子:「あらあら、そうね」くすくすと笑う。
    清古院十六夜:「ふ、ふん。別に。なんでもないわ」黒髪を翻して踵を返す。
    長良川みち子:「せっかく仲良くしてもらえるんだから、自分のことは高く売りつけなきゃね~」
    GM:清古院十六夜は、キミの返事を待たず、そのままスタスタと自分の席に戻っていきます。
    長良川みち子:その姿を見送る。
    GM:途中で別の生徒の机にぶつかるが、クールに自分の席に着席する。
    長良川みち子:「(…………こんな子だったんだ。清古院さん)」
    長良川みち子:その様子に目を丸くしながら。
    長良川みち子:いつもとは一味違うであろう放課後に思いを馳せるのだった。

    GM:シーン終了。
    GM:シナリオロイスの清古院十六夜にロイス取得をお願いします!
    長良川みち子:『友達』 清古院十六夜 好意○/当惑
    長良川みち子:以上で!
    GM:好意 キュン
    GM:ありがとうございます!

    GM:では、続いてPC2の遊里ちゃんのOPだよ!
    平井遊里:はーい!
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:29->30)
    GM:低いなー
    平井遊里:日常ですので
    GM:シナリオロイスの手ヶ崎小鞠とワチャワチャ移動教室をしていたら、見知らぬ男子に絡まれてキャーってするシーンです
    平井遊里:手ヶ崎さんは私が守るよ!アイドルにはお触り禁止!
    GM:守って守ってー!
    GM:じゃあそんな感じで、スタートしていきましょう!
    平井遊里:はいはい!

    GM:星辰館高校、キミが在籍する某教室。
    GM:このところ、キミは常にクラスメイトの視線を感じていた。正確に言うと、キミが受けている視線ではない。
    GM:隣の席の美少女転校生・手ヶ崎小鞠に集まっている視線である。
    手ヶ崎小鞠:「ゆーりちゃん、ゆーりちゃん」授業終わりのチャイムをBGMに、隣の席から話しかける。

    GM:手ヶ崎小鞠は長い髪をツインテールにした、人懐っこい性格で目がぱっちりした美少女です。
    平井遊里:「はいはいまりりん。なんでしょかー?」
    平井遊里:ノートに次の授業の予定を軽くメモし、大きく丸をつけた後向き直る。
    手ヶ崎小鞠:「次の授業は化学だから、理科室に移動だよね」細い指で時間割を指しながら、ニコニコしている。
    手ヶ崎小鞠:「一緒に行こっ」
    平井遊里:「りょっ。教科書、ノート、筆箱。はいオッケー。行こっか」
    手ヶ崎小鞠:「はいオッケー!連れてってー」
    手ヶ崎小鞠:くすくす笑って、小柄な身体をキミに寄せて
    手ヶ崎小鞠:するりと手を繋いでくる。
    平井遊里:「はーい、お客さんごあんなーい」
    手ヶ崎小鞠:「ねーねー、それ、なんのマネ?」
    平井遊里:繋ぎ方を2,3度調整し、珍しく自分より小柄な同級生を連れ歩く。
    平井遊里:「なんだっけな?芸人さん?多分芸人さんかな」
    手ヶ崎小鞠:「へー! わたしテレビあんまり見ないからなー」
    手ヶ崎小鞠:「昨日もねー。放課後、学校探索の続きしてたの」
    平井遊里:「私もつけっぱにしてるからなー」
    平井遊里:「おっ、探索。どうだった?青春っぽいもの見つかった?」
    手ヶ崎小鞠:「見つかりました! あのね、サッカー部の見学しちゃった!」くすくす笑う。
    平井遊里:手、ちっちぇ~。とか思いながらにぎにぎしてる。
    平井遊里:「サッカー部!」んまぁ、と驚き。
    平井遊里:「マネージャーだマネージャー。恋に落ちるやつじゃん」
    手ヶ崎小鞠:「あらまあ!マネージャーってそういうもの?」首を傾げる。
    平井遊里:「多分そうだよー。仲のいい子同士が一緒に居るんだから恋に落ちるよ、マネージャー。」
    平井遊里:「まりりん、サッカー部に入部するの?」
    手ヶ崎小鞠:「へえ…」長いまつげをぱちぱちさせる。
    手ヶ崎小鞠:「ううん、見学しただけ! 今日は別のところを探索するつもりだし…」
    手ヶ崎小鞠:「この学校、おっきいから、いろんな人がいるのがねー、面白くて」
    平井遊里:「なるほどなー。うんっ。他の部活も気になるかもだしね」
    平井遊里:「そうそう!人いっぱい居るよね。個性的な人ばっかだものよ。」
    平井遊里:「どうです?探索の最中、気になる人とか居た?」
    手ヶ崎小鞠:「うーん……気になる人はいないんだけど…」ちょっと困った顔。
    平井遊里:「けど?」首を傾げ。おさげが揺れる。
    手ヶ崎小鞠:「…あ!」そして、前方を見て声を上げます。
    平井遊里:「おや?」
    平井遊里:目線を前方に。
    GM:そんな風に話すキミ達の前方から、ガラの悪そうな男子学生達がゾロゾロとやって来ます。
    GM:全員、揃いの改造長ラン(裾をすごく長くした学ラン)を着ている。
    GM:先頭に立つのは、学校でも有名な札付きのワルで、リーゼントが特徴的な男子生徒・於登古ヶ峰大河(おとこがみね・たいが)だ。
    平井遊里:「(独特なファッションだ)」2人なので、廊下の端に避けてぶつからないように道を譲ろうとします。
    於登古ヶ峰大河:「……手ヶ崎小鞠……!」キミ達を見てフシュゥゥゥゥ……と長い息を吐く。
    手ヶ崎小鞠:「ひゃあ!」キミの背中にさらに小柄な身体を隠す。
    平井遊里:「わっ、よしよし」かばうように立ちます。
    平井遊里:「えーっと、まりりんのお知り合い?」
    手ヶ崎小鞠:「(た、たすけてゆーりちゃん)」小声でこそこそ。
    於登古ヶ峰大河:「どけ。女」キミを見下ろす。
    平井遊里:「(オッケー)」背中側に指で丸を作る。
    手ヶ崎小鞠:「(ゆーりちゃん…!)」
    手ヶ崎小鞠:ツインテールが喜びでぴょこぴょこ跳ねる。
    平井遊里:「(でもどうしよっかな…)」ただでさえ小柄な身長から見上げる。
    於登古ヶ峰大河:「……俺は手ヶ崎小鞠に話がある」
    平井遊里:「えーっと、どうもです。於登古ヶ峰くん……だっけ。」
    平井遊里:「その、今ちょっと、次の予定があるからさ。後じゃだめかな?」
    於登古ヶ峰大河:「いや。今でないとダメだ」リーゼントが日光を浴びてぬらりと光る(ワックス)。
    平井遊里:「それにほら。こんなにゾロゾロでお話とか、ね?お耳が足りませんよ」
    平井遊里:窓からの日光を髪の毛が優しく反射する(キューティクル)
    モブ不良:「なんだと、お前!」「ちょっと赤ブチ眼鏡だからって!」「ウッホウッホ!」後ろで野次を飛ばす!
    平井遊里:「あ、あー!あー!ほら、皆話すから聞き取りにくい!そうだ、お手紙とかメールとか如何でしょう!」
    平井遊里:「ログも残って見返しも安心、ね?」
    於登古ヶ峰大河:「…ダメだ!!」喝!!!
    於登古ヶ峰大河:「これは男の勝負ッッ!!口で伝えなければ意味が無い!」
    平井遊里:「ひゃわっ」
    於登古ヶ峰大河:「その体勢でも構わない……。手ヶ崎小鞠」 ズォッッ!! 太い指でキミ達を指す!
    平井遊里:「その~、私、実は女子のため、男の勝負と言われても困りますというか……」
    平井遊里:どうどう、と宥めを試みる姿勢。
    手ヶ崎小鞠:「(ゆーりちゃん…!)」きゅーっとくっつく。
    於登古ヶ峰大河:「いや…小鞠!」
    平井遊里:後ろ手で手を安心させるように握る。
    於登古ヶ峰大河:「好きだッッッ!!」
    於登古ヶ峰大河:「お前が校舎裏に現れたその時から…俺は、愛に目覚めたッ!」
    於登古ヶ峰大河:「俺の靴下を!洗ってくれ………ッッ」漢のリーゼント土下座!
    平井遊里:「…………………………」
    平井遊里:「(男子からの告白を身代わりで浴びてしまった……)」
    手ヶ崎小鞠:「(ゆ、ゆーりちゃん………)」
    平井遊里:「ど、土下座って貴方……」
    平井遊里:どうしようかなー、と背後のまりりんを伺う。
    手ヶ崎小鞠:涙目でふるふると首を横に振っている。
    平井遊里:「(…………………ですよね)」むごい。
    手ヶ崎小鞠:ふんふんと首を縦に振る。
    平井遊里:「ちょっとちょっと。頭を上げてくださいな。於登古ヶ峰さん、御髪が乱れますよ」
    平井遊里:「そんな整髪料のついた髪ではホコリを巻き取ってしまいます。まりりんも困っておりますし…」
    於登古ヶ峰大河:「俺の髪で小鞠の前の塵を払えるのであればそれも本望……」へし折れたリーゼントを気にもしない。
    於登古ヶ峰大河:「……しかし。小鞠が困ることは俺の本意ではない……いいだろう」
    平井遊里:「そうですよ。いきなり土下座されて喜ぶ女子はいません」
    平井遊里:「スカート姿の女子の前で目線を下げる人は、警戒されるだけです」
    於登古ヶ峰大河:「いいだろう。女。返事は、後日としよう」
    於登古ヶ峰大河:「フ、焦らす小悪魔天使ちゃんというわけ……か」
    平井遊里:「…………女……」「(いやまぁ、名乗ってませんが)」
    モブ不良:「於登古ヶ峰さんがそんなケチな真似するわけねーだろ!」「できるならオレがしたいわ!」「ウホ!ウッホホ!」
    平井遊里:「焦らすも何も、はるか遠くにオンユアマークしてますよね、あなた…」
    平井遊里:「ほらご覧なさい。貴方のお友達が不埒にもスカートの中身を気にしてるじゃないですが。お里がしれてしまいますよ」
    平井遊里:「なので土下座はいけません。いいですね」
    於登古ヶ峰大河:「なんだ。女」立ち去ろうとしたところで、くるりとキミに振り向く。
    於登古ヶ峰大河:「そんなに土下座をさせたがらないとは」
    於登古ヶ峰大河:「もしかして……お前……?」
    平井遊里:「ご存知ですか?」
    平井遊里:「『人前で土下座をさせた』というだけで、事実はどうあれ人の評判は傷つくのです」
    平井遊里:「それとも貴方」
    平井遊里:「口だけで、実はまりりんの敵なのですか?」
    於登古ヶ峰大河:「フ。達者な口だな。正論まじめ委員長ちゃんと言ったところか」
    於登古ヶ峰大河:「そうだな…お前の言うことも一理ある。今回はお前に譲るとしよう」
    平井遊里:「はぁ、押し売りどうも」
    於登古ヶ峰大河:「じゃあな」スーーーッと折れたリーゼントを手櫛で整えながら、長ランを翻して立ち去ります。
    平井遊里:特に背中を見送ることなく関係者と思われないように別のルートに引き返します。
    平井遊里:「さ、まりりん。大丈夫ですか?怖くないですか?」
    手ヶ崎小鞠:「こ、こわかった…怖かったよう…」涙目。
    手ヶ崎小鞠:「ゆーりちゃん~~っ!」ぎゅうぎゅう腕に抱き着いてきます。
    手ヶ崎小鞠:「あのね、ゆーりちゃん、いつも小さくてかわいいのに、さっきはすっごくカッコ良かった…」
    平井遊里:「はいはいよしよし、もう怖くないですよー」
    平井遊里:「いやぁ、そうですか?」頬に手を当ててニヤケ抑える。
    平井遊里:かっこよかったと言われることが少ない女子なのだ。
    平井遊里:「というかいつもは小さくて可愛いと思ってたんですね。へー」
    手ヶ崎小鞠:「ありがと、ありがとね」きゅうきゅうと小さな体をキミに寄せてくる。
    手ヶ崎小鞠:「うん、小さくてかわいいよ?」
    平井遊里:開いた手で抱きついてくる小鞠ちゃんのほっぺをむにむにする。
    平井遊里:「むぅ。ストレート。そちらこそちっちゃくて可愛いくせになんなのでしょうか」
    手ヶ崎小鞠:「ふにゃう」
    平井遊里:「………(顔、やわらけー。洗顔とかすぐ終わりそう)」
    GM:そんなキミ達を、すれ違う男子生徒がチラチラと見る。注目されているのだ。
    平井遊里:「くぅ、なんて魅了のモチモチほっぺ。道行く男子の目線も独り占めですか」
    平井遊里:一応、その視線がさっきの男子みたいな剣呑なものじゃないことを確認する。
    平井遊里:「それでまりりん、先程のは一体何をしたのです?校舎裏、とか言ってましたが」
    平井遊里:「サッカー部ではないですよね。アレ」
    手ヶ崎小鞠:「え、何もしてないよ…。歩いてたら、さっきの人達に会っただけで…」
    手ヶ崎小鞠:「ちょっと、話しかけられて…。色々聞かれて。怖かったから、すぐ逃げたんだけど…」
    平井遊里:「ふむふむ……会話だけですか。どうもそんな感じでは……まぁこっちがなかったとしても、向こうが勝手に因縁を生やしそうな人でしたが」
    平井遊里:「よしよし、怖かったねぇ。」
    手ヶ崎小鞠:「…実は、あの人だけじゃないんだよねえ」眉毛を八の字にする。
    平井遊里:「にゃんと?」
    手ヶ崎小鞠:「さっきみたいに、突然好きって言ってきたりとか、いろいろ聞かれたりとかするの。ぜんぜん知らない男の子なのに」
    平井遊里:「es(複数形)………」
    平井遊里:「まりりんモッテモテだねぇ……」
    平井遊里:「それ、学校探索で見つけた人だけ?普通に話したりした人も?」
    手ヶ崎小鞠:「ど、どっちも…」話していくうちにまた涙目になる。
    平井遊里:「そりゃ困ったねぇ……」
    手ヶ崎小鞠:「ど、どーしようゆーりちゃん…!私、ゆーりちゃんと仲良くしてられたらいいのに…!」
    平井遊里:抱きつかれた腕でダンスの様にエスコートして、小鞠ちゃんを正面から見る。
    手ヶ崎小鞠:「ふえっ」ぴくっとツインテールが跳ねる。
    平井遊里:整った顔立ち。小柄な身体。涙目(可愛いね)。庇護欲をそそる感じ。
    平井遊里:「(男の子の心をくすぐるとはこんな感じなんでしょうか……?)」よく知らない。
    手ヶ崎小鞠:「ゆーりちゃん…」
    平井遊里:「ふふふ。私と仲良く出来ればいいとは嬉しいことを言ってくれるじゃないまりりん。」
    平井遊里:頑張って低い声を作る(ハイトーン)
    手ヶ崎小鞠:「えっ…。う、うん」頬を染める。
    平井遊里:「じゃ、ひとまずアレかな。さっきみたいなことあっても困るし、学校探索とか、ひと目につかないところに行くときは一緒に行こっか」
    手ヶ崎小鞠:「!」ぱあっと目が輝きます。
    手ヶ崎小鞠:「ほんと?ほんと? うれしい!」
    手ヶ崎小鞠:「さっきみたいに、カッコよく守ってくれる?」
    平井遊里:「流石に教室とかにはこないだろうし…多分?恐らく。いやきっと!」
    平井遊里:「ふふふん。任せ給えまりりん。」自信を持って胸を張る。
    平井遊里:ぴと、と小鞠ちゃんの小柄な手の平に、こちらの小柄な手の平(珍しくこっちが大きい!)を合わせて
    平井遊里:「平井遊里は、日常を守るのとか、ちょーっと得意なのだぜっ」
    平井遊里:安心させるように、笑顔を見せる。
    手ヶ崎小鞠:「ひゃ」丸い頬が喜びに赤く染まる。
    手ヶ崎小鞠:「ゆーりちゃんっ…好きっ!」キミに身体をゆだねるようにして、小さい身体でぎゅむぎゅむと抱き着いてきた。

    GM:シーン終了。
    GM:シナリオロイスの手ヶ崎小鞠にロイスを取得してね~!
    平井遊里:「友達 手ヶ崎小鞠 ○P友情/N魔性ってやつなのかな」で取得!以上です!
    GM:いやん!ありがとうございます!

    GM:ではお待たせしました!境子ちゃんのOPにいってみよう!
    鍛冶境子:はーい!
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:35->40)
    GM:まず重要なことをお伝えしなくてはならないのですが
    GM:なんとこのセッションは女子高生の百合群像劇ではなくダブルクロスです
    鍛冶境子:まじか
    鍛冶境子:尋常でなく残念
    GM:キミにはモブジャームと戦闘してもらいまして
    GM:物陰に見世物小屋というFHエージェントが隠れているので、そいつも引っ張り出して
    GM:不穏な会話をしてもらう…!そういうシーンです
    鍛冶境子:彼女たちの日常を守り切れず悔しい。この怒りはジャームにぶつけます。
    鍛冶境子:やるぞ~
    GM:場所は地下駐車場でいいかしらん
    鍛冶境子:OKです!
    GM:はーい!

    GM:大N市のとある夜。
    GM:高層ビルの地下駐車場で、キミは雑魚ジャームとの戦いを繰り広げていました。
    GM:悪趣味な奇形に改造され、刀を振り回す球体関節人形。動物を継ぎ接ぎして作った出鱈目なキメラ。
    GM:目覚めの悪い夢のような、醜悪な外見のジャーム達が襲いかかってくる。
    球体関節人形:「アハハ、アハハハハハ!」腕の先が武骨な刀に改造されている。くるくると舞い踊るようにして斬撃を食らわす。
    鍛冶境子:対するは長躯の女。全身をぴっちりと覆う黒色と、冷たい鋼の手甲に身を包んで。
    鍛冶境子:レネゲイドが強化した神経が、目前の全てを認識し把握する。
    キメラ:「莨願陸 縺輔∪ 縺翫・繧医、譁 ュ怜喧縺」言語にもならない言葉を吐き出し、牙を剥く。
    鍛冶境子:剣戟、一閃、舞うような白刃。爪、爪、牙、繰り言。
    鍛冶境子:余すことなく致命傷に繋がりうるその全て。見切り、躱し、さすれば次は。
    鍛冶境子:「うん。良い出来だ」
    鍛冶境子:彼らを壊すための術策を練る。思考通りに身体が動く。
    鍛冶境子:手甲が振り抜かれる。ヒトガタがバラバラになる。
    球体関節人形:「遊ぼ、遊ぼぼぼ遊遊遊ぼ」一瞬でその身体はバラバラになる!
    キメラ:「譁 ュ怜喧譁 ュ怜喧縺譁 ュ怜喧縺譁 ュ怜喧縺」知能はない、単純極まりない攻撃。
    鍛冶境子:一歩後退、横にスウェー。最低限の足捌きで回避しながら、腰部マウントの手斧を取って。
    鍛冶境子:「威圧的な外見、悪趣味で悪くない、そして何よりも」
    鍛冶境子:《構造看破》原型留めぬ合成獣の組み合わせを見通す。
    鍛冶境子:重刃が振り抜かれる。ケダモノがバラバラになる。あるいは、元通りに。
    鍛冶境子:「私一人で型が着く程度の出来だ。良いね」
    キメラ:「………!!!」断末魔が響く。あるいは元の姿に戻れたことへの歓喜の叫びか。
    GM:キミが彼らのようなジャームと相対したのはこれが初めてではない。
    GM:彼らを生み出し、支配しているFHエージェント“見世物小屋”と、キミはすでに何度か抗戦している。
    GM:だから、見世物小屋が大型トラック裏に潜んで高みの見物をしていることも、キミは既に気付いている。
    鍛冶境子:「さて、今日も私は片づけに来たわけだ」
    鍛冶境子:「まあ多少散らかしちゃったけど、それはそれさ」
    鍛冶境子:手斧の持ち手が伸縮。ハルバードへと姿を変えて。
    鍛冶境子:「解体の時間だよ、"見世物小屋"!」
    鍛冶境子:唸り声を上げながら機械斧が一閃。大型トラックが真っ二つに斬り飛ばされた。
    GM:ズ バ シャッッッッ!!!!  
    GM:轟音を上げて叩き崩れるようにトラックが両断され、その陰から一人の女が転がり出る。
    見世物小屋:盾と化した血の霧が崩れ、女が現れる。

    見世物小屋:「あら……お姉さまったら。大胆」誘うような目つきの、ロングスカートを履いた眼鏡の女。
    鍛冶境子:ぶんと血を払うように長斧を1回転、女に切っ先を突き付ける。
    鍛冶境子:「あんたほどじゃないつもりだけど、誉め言葉は頂いとこうかね」
    見世物小屋:「ふふ。私、お姉さまのこと、気に入ってるのよ?」ぽってりとした唇が艶やかに輝く。
    鍛冶境子:軽口と凶器を向けながら、最大限に警戒を巡らせる。
    鍛冶境子:私たちの物言いはこんなだが、別に怠けて逃げられたわけじゃない。
    見世物小屋:「気高くて、強くて、きれいなお姉さま」
    鍛冶境子:一挙手一投足、表情の変化。全て見逃すつもりはない。
    見世物小屋:「そんなお姉さまが、きもちわるぅい人形にぎたんぎたんに壊し尽くされる…素敵な光景が見られると思ったのに。ざぁんねん」
    鍛冶境子:「悪趣味で良いねって言ったけど、そこは取り下げておく」
    鍛冶境子:「個人的には最悪の部類だ。勝手に見世物にするなよな」
    鍛冶境子:「お姉さま呼びも、別に許したつもりはないけどさ」言われ慣れているので普通に流していた。
    見世物小屋:「だ・め。まだまだショーは始まったばかりなんだから」
    見世物小屋:「そうねえ…。でも、お姉さまも、今日みたいなお人形じゃ、そろそろ飽きてきちゃうわよねえ」
    鍛冶境子:「次のスケジュールも決まってるんだ。売れっ子だね」
    鍛冶境子:「逃すと思う?」
    見世物小屋:「あらぁ?」挑発的にキミの視線を受け止める。
    見世物小屋:「それはこっちの台詞よぉ。あなたを捕えて、絶望させて、もう嫌だ嫌だ…って言わせて」
    見世物小屋:「でも。逃がさないの。私」ちろりと赤い舌が覗く。
    見世物小屋:「それが次のショー。楽しそうじゃない?」
    鍛冶境子:「なるほど。そりゃあ面白そうだ」
    鍛冶境子:「なにしろチケットは特等席だしね」一歩踏み出し手首を捻る。彼女の首を断つには十分。
    見世物小屋:「うふふぅ。お姉さまと、きもちわるぅい怪物のスペシャル・ショー」
    見世物小屋:「楽しみにしていてね」
    見世物小屋:《瞬間退場》。キミの繰り出した斬撃が当たる寸前に、その姿はかき消える。
    GM:見世物小屋は赤い霧に身体を変化させ、姿を消すと、シーンから退場します。
    鍛冶境子:空振ったそのままに2回転。まとわりつくような霧を払う。
    鍛冶境子:すっかり静かになった劇場に石突を叩きつける。これにて閉幕だ。今回も無様な結末だが。
    鍛冶境子:直ちに仔細を連絡して、殺したジャームたちを見下ろして一言。
    鍛冶境子:「まったく、物好きな奴……」

    GM:シーン終了。
    GM:シナリオロイスの見世物小屋にロイスを取得してね。
    鍛冶境子:標的:見世物小屋/P執着〇:N趣味が悪い これで!
    GM:はあい!ポジティブ執着!!!
    GM:ありがとうございます!

    GM:次のシーン。ミドル!
    GM:シーンプレイヤーはみち子ちゃん。他PCは登場不可。
    長良川みち子:長良川みち子の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:45->54)
    GM:十六夜の指示通り空き教室に行って、イチャイチャするシーンです。
    GM:みち子ちゃんが教室に入るところからスタートしようかな
    長良川みち子:そうします!
    GM:お願いしまーす!

    GM:放課後。キミは清古院十六夜に指示された通り、美術室の隣の空き教室に来ていました。
    GM:なんでもそこは彼女が一人で作業部屋にしているらしく、彼女以外誰もいないそうです。
    GM:そのドアの前まで、キミは来たところだ。
    長良川みち子:「(うう……どきどきするわね)」
    長良川みち子:ガラっ、と思い切ってドアを開ける。
    長良川みち子:「お待たせ、清古院さん」
    清古院十六夜:「っあっ!」突然開いたドアに驚き思わず立ち上がった勢いで机にぶつかった。
    長良川みち子:「ああっ大丈夫?」
    清古院十六夜:「……ッ。大丈夫よ。問題ないわ」クールに髪を靡かせる。
    長良川みち子:「……」少し申し訳なさそうに縮こまって。
    長良川みち子:そっと後ろ手にドアを閉めて、カーテン越しの夕日に色づく教室を歩いていく。彼女のもとへ。
    長良川みち子:「この辺りに座ればいいのかしら」
    清古院十六夜:「……長良川さん…?」黒髪がオレンジ色に染まっている。
    清古院十六夜:「え、ええ。どうぞ。座ってちょうだい」
    長良川みち子:「うん。なあに?」
    長良川みち子:用意されていた椅子に腰を下ろす。
    長良川みち子:首をかしげる。さらりと切りそろえた前髪が、重力にしたがう。
    清古院十六夜:「その…」目線がさまよい、逸らされる。「いえ、いいえ。なんでも、ないわ」
    長良川みち子:「うふふ……」
    長良川みち子:「こんな清古院さんを独り占めしてるなんて。なんだか贅沢だわ」
    長良川みち子:膝に手を置いてにこにこと笑っている。
    GM:清古院十六夜の前には、スケッチブックやイーゼルなどが用意されている。向かい合うように、キミが座っている。
    清古院十六夜:「贅沢…?なぜ」
    清古院十六夜:「みんな私とは仲良くしたがらないわ。当然だとは思うけど」
    長良川みち子:「当然かぁ」
    長良川みち子:少し考えて。
    長良川みち子:「どうしてそう思うのかな?」
    長良川みち子:絵を描くという話だったけれど、もう暫く喋っていてもいい気がした。
    清古院十六夜:「私、成績は優秀だし運動もこなせるわ」
    長良川みち子:「正確でナイスな自己評価ね」
    長良川みち子:ぴし、と。少し芝居がかったしぐさで彼女を指さす。
    清古院十六夜:「そうよ。でも、性格が悪いわ」
    長良川みち子:「えー!」
    清古院十六夜:「え、え?」
    長良川みち子:「そうなんだ。全然知らなかった……いやそうじゃないか」
    長良川みち子:「清古院さんがちょっと遠巻きにされてる理由として出てきた文言なわけだから……」ぶつぶつ
    清古院十六夜:「何。…なんなの」眉をひそめる。
    長良川みち子:「大丈夫よ。みんな、あなたの事をよく知らないだけよ」
    清古院十六夜:「………」
    清古院十六夜:「そうね。その通り。あなただって、私のことを知らないわ」
    長良川みち子:「そのクールな容貌と怜悧な視線を、ちょっと怖いと思っちゃってるの。ふふ……3年にもなってねぇ」
    長良川みち子:「おっと…………」
    長良川みち子:「そうねえ。ただ」
    長良川みち子:少し被りを振って。
    長良川みち子:「あなたが言う通りの悪い子だったとしても、それが理由じゃないと思うわけ」
    清古院十六夜:「……どういうこと?」
    長良川みち子:「言ったじゃんもう」ぷう、と頬を膨らませる。
    長良川みち子:自分で突く。「ぷすーー」
    清古院十六夜:「風船みたい」ふ、と表情が緩む。
    長良川みち子:「清古院さんが本当はかわいいんだって、みんな知らないんだよぅ」
    清古院十六夜:「………え?」
    清古院十六夜:「え?」
    長良川みち子:「ふふー……」
    清古院十六夜:「かわ、かわいくないわ。高飛車っぽくて近寄りがたい女でしょ」
    長良川みち子:「今日になるまでほとんど喋った事も無かったけど。なぁに? 貴女もあんまり……」
    長良川みち子:「壁を作ってるんだ。そんな風に……確かにね~。スポーツできるのに友達の少ない子なんて、そんなに居ないもんねえ」
    長良川みち子:にまにまと柔らかい口調。
    清古院十六夜:「……!」頬が染まる。
    清古院十六夜:「う、運動部の子ってどうしてあんなに無遠慮に人のプライバシーに首突っ込むのに友達が多いのか意味がわからないわ」
    長良川みち子:「まあ、ちょっと近寄りがたいわね」
    清古院十六夜:「………!」
    長良川みち子:「そういう空気というか……なんでしょうね。学校っていう場所の価値観と、少し違うんだ」
    長良川みち子:「そかそか。なるほどね。だから『性格が悪い』っていうこと」
    清古院十六夜:「か、勝手に納得しないでよ…!」
    長良川みち子:「いい子だな~」
    清古院十六夜:「な、なによその顔…!」
    清古院十六夜:「な、長良川さんが…長良川さんが、こんな人だなんて思わなかったわ…!」
    長良川みち子:「ふふ。清古院さんもそうなんだ」
    長良川みち子:「……と、あんまり茶化すみたいになっちゃうのも良くないわね」
    長良川みち子:表情を少しだけ締める
    清古院十六夜:「だって、私たち、ろくに話したこともないじゃない」
    清古院十六夜:「だから…まずは貴女のことを知ろうと思ったのに、なのに貴女が私をまるで理解したことを言うから…」
    清古院十六夜:「…もう。どうしていいか分からなくなってしまったわ」
    長良川みち子:「あまり良くなかったかしら……」唇に人さし指を添えるようにして、中空を見つめる。
    長良川みち子:「ごめんね。清古院さんがあんまりにも……まだ見ぬ一面を見せてくれるものだから。つい」
    長良川みち子:「グッと来てしまって」
    清古院十六夜:「グッと……?」怪訝な顔。
    長良川みち子:腰の傍でこぶしをかためるしぐさ。
    清古院十六夜:「……貴女を、描くわ」
    長良川みち子:「高飛車っぽくて近寄りがたい清古院さんが私にだけ見せてくれる、ちょっと照れ屋で褒められ慣れてない姿。素敵じゃない」
    長良川みち子:「うん……私の事は、ちょっとは知れた?」
    長良川みち子:どういうポーズがいいか分からないなりに、しゃなりと背を正す。
    清古院十六夜:「知れたわ」ゆるゆると首を横に振る。頬が赤く染まっているのは、夕日のせいだけではないだろう。
    清古院十六夜:「そうやって、私を困らせる人なのよ」
    長良川みち子:「いじわるしてしまったわね……」
    清古院十六夜:「いじわるね」悪戯っぽく微笑む。
    清古院十六夜:そう言いながら、首の後ろに手を回す。
    長良川みち子:「あっ」
    清古院十六夜:「…何?」
    長良川みち子:「ごめん。かわいい顔したから」
    長良川みち子:ちょっとばつが悪そうに。「声出ちゃった」
    清古院十六夜:「ばか」
    清古院十六夜:「なんか、いやらしいわ」唇を尖らしながら、手慣れた仕草で、制服の下に着けていたらしいペンダントを外します。
    GM:清古院十六夜は、夕日を浴びて一層紅く光る宝石がついたペンダントを、机に置く。
    長良川みち子:「…………それは?」
    長良川みち子:ぴしりとした姿勢のまま、視線をそちらへ。
    清古院十六夜:「……大事な物。これには…触らないでちょうだい」
    清古院十六夜:「あまり気にしないで。今から、ラフを描くから…じっとしていて」
    長良川みち子:ならどうして外したのだろう、と一瞬気になったが、彼女の言に従って視線を戻した。
    GM:夕焼けを浴びる二人きりの教室に、キャンバスに描く鉛筆の音だけが響く。
    清古院十六夜:「ねえ。長良川さん」呟くように言ったその言葉を、キミは聞き取ってもいいし、聞き取れなくてもいい。
    清古院十六夜:「でも、本当の私のことは、誰も知らないのよ」
    清古院十六夜:「だから私は……性格が悪いの」

    GM:シーン終了。
    GM:ロイス取得とかと、購入判定ができるよ!
    GM:次のシーンで戦闘の気配があるので…ここで武器を調達しておいてほしいところ!
    長良川みち子:できるんだ購入 します 絶対する
    GM:よろしくね!
    長良川みち子:清古院さんのNを心配に変更 ちょっと心配
    長良川みち子:3dx+4>=12 ワイヤーウィップ! 紡ぎの魔眼使用
    DoubleCross : (3R10+4[10]>=12) → 9[2,7,9]+4 → 13 → 成功

    長良川みち子:長良川みち子の侵蝕率を+1した(侵蝕率:54->55)
    長良川みち子:買えた~
    GM:おー!良かった!
    長良川みち子:以上です。
    GM:はーい!

    GM:では次のシーンから。
    GM:シーンプレイヤーは平井ちゃん。他の二人は後から登場です。
    GM:とりあえず全員侵蝕率を挙げちゃってもいいし、出る時に上げてもいいですよ!
    鍛冶境子:はーい!
    長良川みち子:長良川みち子の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:55->64)
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:40->42)
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:30->35)
    長良川みち子:忘れそうだから今……重っ
    GM:みち子ちゃんガンガン上がるわね…
    平井遊里:みちこさん…
    GM:平井ちゃんが襲われてキャーってなった後、皆が出てきて戦闘になだれ込んだりするシーンです。
    鍛冶境子:完全に理解!
    GM:とりあえず、平井ちゃんが一人で帰宅しているところからスタートさせてね。
    平井遊里:はい!

    GM:放課後。先日の於登古ヶ峰大河・アイツ気持ち悪い・騒動を受け、キミは小鞠の学校探索に付き合っていました。
    GM:彼女と別れ、キミはいつものように、変哲のない住宅街を一人で歩いています。
    GM:しかしキミは、だんだんと、住宅街から不自然なほどに人気がなくなっていくことに気付くでしょう。
    平井遊里:「うーん」
    平井遊里:一人で通い慣れた道を歩く。先程まで手に感じていたぬくもりはなくて妙に寒々しいのは何故かしら?
    平井遊里:ともあれフリーになった両手で単語帳などを捲りつつ
    平井遊里:「(一人じゃない、ってのが厄介だよねぇ。あれ、人がモテてるのを厄介とかいうと、ひがみになっちゃうのかなコレ?)」
    平井遊里:ぽてぽてとタイツに包んだ足で学生靴を鳴らして
    平井遊里:その音が、妙に響くことに気付く。
    平井遊里:「…………あれ?」
    平井遊里:「(この時間、こんなに少ないものだっけ……?)」
    GM:その時。
    見世物小屋:《ワーディング》と《神出鬼没》を使用。シーンに登場します。
    GM:キミの目の前に赤い霧が発生し、女の形になって出現する。
    見世物小屋:「あらぁ、可愛らしい子じゃなぁい」キミを見て微笑む。誘うような目つきの女。
    平井遊里:「!」
    平井遊里:単語帳を締まって一歩距離を取る。普通じゃない。
    平井遊里:「……どちら様でしょう?」
    平井遊里:レンズ越しにまっすぐ目を見返す。
    見世物小屋:「あはぁ」赤いマニキュアが塗られた指先で、唇をなぞる。
    見世物小屋:「私はFHエージェント、”見世物小屋”。お見知りおきを…してくださる?」
    平井遊里:「………はぁ、なるほど、見世物小屋さん。」
    平井遊里:FH、と聞いて、単語帳をしまった鞄の中で端末を操作する。
    平井遊里:「お見知りおきは、構いませんが。何か私にご用事で?」
    平井遊里:「告白なら、土下座以外でお願いしますが…」
    平井遊里:表面上は穏やかに応じる。
    見世物小屋:「何それ冗談? うふぅ、告白だなんて可愛いわね」
    見世物小屋:「平井遊里ちゃん、でしょう? 好きと言ったらどうしてくれるのかしら、貴女」
    平井遊里:「これは失礼。恋多き青春なもので」「(嘘だけど)」恋人とか居ない。
    平井遊里:「見世物小屋さんこそ、本当に告白でしたか?好きだと言うなら…お友達から始めてみます?」
    見世物小屋:「はじめてみましょうかぁ?」ちろりと赤い舌が唇を舐める。
    見世物小屋:「そしたら、遊里ちゃん。私と一緒に遊んでくださる?」
    平井遊里:「平和に済む遊びなら、吝かではございませんが」「(名前抜かれてるなぁ。どうしよ)」
    平井遊里:「一体、どんな遊びを?火遊びは駄目ですよ?危ないですもの」
    見世物小屋:「だぁいじょうぶ。お人形遊びよぅ」
    見世物小屋:「貴女はただ、悲鳴を上げてくれたら、それでいいわ」
    GM:そして、キミと見世物小屋を取り囲むように、伏兵達が現れる。
    GM:住宅街の影から、可愛らしいフランス人形の肢体を無様な四つ足歩行ロボットに挿げ替えた醜悪なジャーム達が、
    GM:甲高い奇声を上げながら、ぞろりぞろりとやって来る。
    平井遊里:「……困りましたね。ホラー演目は苦手なんですけど」「(うぎゃっ……多い)」
    平井遊里:鞄の中から手を出す。端末はすでに連絡済み。
    操り人形:「遊ぼ!遊ぼ!」甲高い声で叫ぶ。背中に設置された安っぽいスピーカーから音楽が流れている。
    平井遊里:「(………一点突破して、まずは逃げる。んで、合流。よし、方針確認終了!)」
    平井遊里:両手をだらんと下げて「見世物小屋さん」
    見世物小屋:「なぁに?」
    平井遊里:「どうやらこの演目は」
    平井遊里:「私の趣味じゃなさそうです」
    鍛冶境子:──ズガガァ! ちゃちな音声を遮るように、重くて硬い破壊音。
    見世物小屋:「……!」
    鍛冶境子:機械式ハルバードが振るわれること三度。辺りはいくらか静かになった。
    操り人形:「お姉さお姉さ」「ア」「バババババッ」ズガガガガッ!薙ぎ払われる。機械片が舞う。
    鍛冶境子:「エージェント、"プレイヤー・ワン"」石突を突き立て、二人へ名乗る。
    ”デリヴァティヴ”:一方で──人形のひとつが急に進行方向を変え、他の人形を襲う。
    ”デリヴァティヴ”:コントロールを奪われた──わけではない。よく見れば、その機械の四肢にきらめく糸のようなものが巻き付いているのが分かるだろう。
    ”デリヴァティヴ”:関節からうすく煙が上がっている。ショートサーキット……既に機能停止している。
    操り人形:「ギィーーーーッ」音声だけではない。機械が軋む音だけを立て、自分ごと周囲を破壊する。

    ”デリヴァティヴ”:「同じく。”デリヴァティヴ”」
    ”デリヴァティヴ”:品の良い、だがどこか不吉を告げるようなテノールが上空──正確には電信柱の上から響く。
    鍛冶境子:「怪我はないかい。"シルクスハイド"」物騒な局面だが、笑みを浮かべて語りかける。
    見世物小屋:「……!? 二人も…!?」電信柱を見上げて驚く。
    平井遊里:一瞬。相手に一当てして逃走。そのために踏み込もうとした足で逆に距離をとって。
    平井遊里:「あ、はは」見慣れない女性と、聞き覚えのあるテノール。
    ”デリヴァティヴ”:ひゅるる、と巻き取られた白線輝がガントレットに収まる。
    ”デリヴァティヴ”:裾がぼろぼろの足元までを覆うコート、悪魔を思わせる異貌の仮面。
    ”デリヴァティヴ”:いずれもが艶のない、闇そのものから削り出したような漆黒。
    平井遊里:「はい、無事です!迅速なご救援、感謝いたします!」敬礼まではしないが、2人の姿を確認しながら笑みを浮かべる。
    平井遊里:「"プレイヤー・ワン"さん、"デリヴァティヴ"さん!」
    鍛冶境子:「なら良かった。さて」見世物小屋を遮るように前に立ち、斧を縮めて肩に担ぐ。
    見世物小屋:「お姉さまに…武骨な野郎だなんて、この場にお呼びじゃないわ」黒い仮面の男を見て嫌そうに呟く。
    平井遊里:「見世物小屋──FHエージェントと名乗っておりました!」情報共有。
    ”デリヴァティヴ”:「"プレイヤー・ワン"、彼女は」
    ”デリヴァティヴ”:平井ちゃんに。
    ”デリヴァティヴ”:「私の同僚だ。どうにもあのエージェントと浅からぬ──因縁があるらしい」
    鍛冶境子:「この浮気者が迷惑を掛けたね。あたしに執着してたと思ってたんだけど」
    鍛冶境子:「ほら、お姉さまとか言ってるでしょ」指さし。
    平井遊里:「あ、なるほど、お知り合い……通りでお早いご到着」
    平井遊里:「っ」ピクリ。見世物小屋からデリヴァティヴへの評価に反応しそうになる。危ない。
    ”デリヴァティヴ”:すたりと、傍らに着地する。
    平井遊里:「なるほど。ご同僚。ご因縁とはまた大変そうです」その黒衣を目線だけで見上げる。
    平井遊里:そう言いつつ、鞄を携えたまま無手。
    平井遊里:しかしそのスカートの内側では黒いタイツが解け、目に見えない極細の糸となって、宙を漂っている。
    平井遊里:平井遊里なりの臨戦態勢である。
    見世物小屋:「っち…」舌打ち。不利を悟っている。
    見世物小屋:「”あれ”さえあれば貴女たち三人なんて……。いえ、いいわ」頭を振る。
    見世物小屋:「さあて、お人形遊びの開幕よ。せいぜい、楽しんでいってね」
    見世物小屋:《神出鬼没》を使用。シーンから退場し、逃走します。
    平井遊里:「あっ……!」反射で追いそうになる足を1歩で留める。
    ”デリヴァティヴ”:「やれやれ……」芝居がかった動作で額を押さえる。
    鍛冶境子:「手が速いうえに逃げ足も速い。落ち着きのない奴だよ」
    GM:キミ達の周りには、機械刃を向けるジャーム達が依然として存在する!
    鍛冶境子:「それじゃあいつの後始末、手伝ってくれるかな?」
    ”デリヴァティヴ”:「目的不可解な輩が──最も度し難いというのに。ああ」ちゃきりと、両手から金属音。
    平井遊里:「はい!」鞄のファスナーを閉める音。
    平井遊里:「やってやりましょう!」
    GM:彼らは、見世物小屋の姿がかき消えるとともに──襲いかかってくる!
    GM:ミドル戦闘だ!
    GM:敵はトループ3体!
    GM:前方5m離れたところに操り人形Aと操り人形Bの2つのトループ。同エンゲージです。
    GM:後方5m離れたところに、操り人形Cが1つ。
    (操り人形A[7],操り人形B[7])
        5m
    (境子[6],"デリヴァティヴ"[7],遊里[3])
        5m
    (操り人形C[7])
    GM:状況はそんな感じ!
    GM:戦闘を開始します。1ラウンド目。
    GM:まずセットアップ!
    鍛冶境子:EXパスファインダーの効果使用。行動値+7して侵蝕率+3。
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+3した(侵蝕率:42->45)
    操り人形:敵はすべてなし。
    長良川みち子:なし
    平井遊里:《ターゲットロック》 + 《攻勢変色》。シーン中、対象に自分が攻撃を行った場合、攻撃力+[16]。BS暴走。
    平井遊里:対象は前方のAさん。
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+6した(侵蝕率:35->41)
    (操り人形A[7],操り人形B[7])
        5m
    (境子[13],"デリヴァティヴ"[7],遊里[3])
        5m
    (操り人形C[7])
    GM:ではイニチアチブ!
    GM:まずは行動値が13まであがった境子ちゃんさんの手番です。
    鍛冶境子:マイナーで戦闘移動。操り人形AとBとエンゲージ
    鍛冶境子:メジャーでコンボ【金箍斧】《コンセントレイト:ノイマン》《コンバットシステム》侵蝕率+5、フォールンアックスで攻撃。対象は操り人形B。
    GM:命中判定どうぞ!
    鍛冶境子:7dx7+2
    DoubleCross : (7R10+2[7]) → 10[1,2,3,3,5,8,8]+10[3,9]+4[4]+2 → 26

    操り人形:こいつらは《イベイション》によりドッジの達成値が14で固定されてます。
    操り人形:避けられない!そのままダメージどうぞ。
    鍛冶境子:10+3d10
    DoubleCross : (10+3D10) → 10+17[7,5,5] → 27

    鍛冶境子:悪くない出目なのでこのまま!装甲有効です
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+5した(侵蝕率:45->50)
    操り人形:ぎりぎりちょっと生きてる!
    鍛冶境子:くそう!
    GM:演出どうぞ!
    鍛冶境子:「翡鉄甲、起動」
    鍛冶境子:バチリ ボディスーツの表面と手甲から翠色の稲光。
    鍛冶境子:次の瞬間、一足に人形たちの元へ踏み込んでいる。そして鉄拳!
    鍛冶境子:「そうら!」鋭いストレートが人形を打つ!
    操り人形:「バギャ」「ギャ」「ギャギャギャギャ!」人形達が稲妻に身を焦がされながら次々と吹っ飛ぶ!
    操り人形:「ギ…ギギッ!」「まだ、まだまだ!」「解体ショーは、これからだよ!」甲高い声が響く。まだ何体かは生存している。
    GM:では、このまま次の手番!
    GM:行動値7が操り人形・みち子ちゃん同値なので、PC優先でみち子ちゃんの手番です。
    ”デリヴァティヴ”:マイナー《縮地》戦闘移動で人形Cのエンゲージ、
    ”デリヴァティヴ”:メジャー《コンセントレイト・バロール》《瞬速の刃》判定前《紡ぎの魔眼》 操り人形Cを攻撃。
    ”デリヴァティヴ”:長良川みち子の侵蝕率を+2した(侵蝕率:64->66)
    (操り人形A[7],操り人形B[7],境子[13])
        5m
    (遊里[3])
        5m
    (操り人形C[7],"デリヴァティヴ"[7])
    ”デリヴァティヴ”:長良川みち子の侵蝕率を+1した(侵蝕率:66->67)
    GM:命中判定どうぞ!
    ”デリヴァティヴ”:7dx7-1
    DoubleCross : (7R10-1[7]) → 10[4,5,6,7,8,9,10]+10[4,5,8,10]+4[4,4]-1 → 23

    操り人形:避けられない!
    ”デリヴァティヴ”:3d10+26 装甲有効
    DoubleCross : (3D10+26) → 19[6,9,4]+26 → 45

    ”デリヴァティヴ”:やる気!
    操り人形:ギャッ 装甲あっても超ダメ!
    操り人形:死にます。Cは戦闘不能!
    ”デリヴァティヴ”:長良川みち子の侵蝕率を+5した(侵蝕率:67->72)
    ”デリヴァティヴ”:音もなく、気配もなく。人形たちの中心に出現する。浮遊する足元。コートの裾がふわりと広がる。
    ”デリヴァティヴ”:突き立てられる機械刃が、黒衣に触れる出現で大きく軌道を変えた──否。
    ”デリヴァティヴ”:「我が僭名は"デリヴァティヴ"。操るは雷。生命玩弄の糸」
    ”デリヴァティヴ”:鋼糸が閃く。その一瞬で通電──領域化。特殊磁界の付与。
    ”デリヴァティヴ”:"デリヴァティヴ"は領域化した電子を魔眼として操る。
    ”デリヴァティヴ”:でたらめな方角へと振るわれたそれぞれの刃が、それぞれの人形たちの関節を絶つ。
    ”デリヴァティヴ”:一拍遅れて。
    ”デリヴァティヴ”:「──縛絡磔刃。テスタメント・スレッド」
    操り人形:「グゥ!?」不可思議な力に引っ張られるように、中央に立つ男にふるったはずの刃が途方もないところに跳ねる。
    ”デリヴァティヴ”:十の刃が振るわれる。人形たちを、物言わぬがらくたの山へと変える。
    操り人形:「アッ!?」「どうしてどうし」「痛いタッ」「ピギッ」断末魔すら満足に上げさせない、一瞬の攻撃。
    ”デリヴァティヴ”:「演目くらいは、口にさせてやるべきだったかな?」
    GM:次は操り人形の手番!ウオー!
    (操り人形A[7],操り人形B[7],境子[13])
        5m
    (遊里[3])
        5m
    ("デリヴァティヴ"[7])
    操り人形A:まずAから!
    操り人形A:マイナーはなし。
    操り人形A:メジャーで《伸縮腕》《ラバーアームズ》《アタックプログラム》。平井ちゃんに攻撃!
    操り人形A:8dx+7
    DoubleCross : (8R10+7[10]) → 10[5,5,7,7,9,9,9,10]+2[2]+7 → 19

    操り人形A:なんかいい出目でちゃった!
    平井遊里:回避ー!
    平井遊里:5dx+1>=19
    DoubleCross : (5R10+1[10]>=19) → 10[3,4,4,5,10]+7[7]+1 → 18 → 失敗

    平井遊里:お、惜しい!
    GM:えっ惜しい
    鍛冶境子:惜しい。バディムーブは自分に使えない……
    平井遊里:うわーん!
    平井遊里:バディムーヴはバディにしか使えない。
    平井遊里:ダメージください…
    操り人形A:2d10+16+1d ダメージ!
    DoubleCross : (2D10+16+1D6) → 13[8,5]+16+3[3] → 32

    操り人形A:装甲有効!
    平井遊里:わーんぎりぎり死ぬ!リザレクトします!
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:41->43)
    平井遊里:平井遊里に-29のダメージ!(HP:31->2)
    平井遊里:HP2で復活!
    GM:1の僅差で避けられず死に、2で生還…
    平井遊里:HPも31と32で僅差…
    GM:とりあえず演出!
    平井遊里:はい!
    操り人形A:「ぷしゃらばぱぱぱぱぱぱっ!」口から機械腕が伸び、平井遊里の胴体に絡みついて締めあげる!
    操り人形A:その先端に伸びた機械刃が、容赦なく胴体を抉る!
    平井遊里:「う、わっ、たぁ!」
    平井遊里:すでに存在する腕に気を取られ、新たな腕への反応が遅れる。
    平井遊里:一撃、二撃をかわそうとした所で行く手を阻まれ、その小柄な身体を凸凹に締め上げるように拘束される
    操り人形A:制服を千切りながら、それはキミに斬撃を与えます。
    平井遊里:「ぐ、ぬ……!」
    平井遊里:腕を抑えられ無防備な胴体に、刃。ブレザーとシャツが切り裂かれ、その柔肌からぶしゅりと鮮血が咲く
    平井遊里:「ぎゃっ……!」
    操り人形A:「アヒヒヒヒヒヒ!」ケタケタと甲高い嘲笑が周囲に轟く。
    平井遊里:吹き出した血が拘束する機械を染め、ぽたりぽたりとタイツとローファーを伝い、赤い雫が落ちた。
    平井遊里:「……こんの……!」
    GM:続いて操り人形Bの手番!
    操り人形B:マイナーなし!メジャーで境子さんに攻撃!
    操り人形B:《伸縮腕》《ラバーアームズ》《アタックプログラム》。
    操り人形B:8dx+7
    DoubleCross : (8R10+7[10]) → 10[1,3,5,7,8,8,8,10]+8[8]+7 → 25

    操り人形B:なんか出目がいいわ エヘヘ
    操り人形B:避けてみな!
    鍛冶境子:こいつめ~
    鍛冶境子:フォールンアックスでガード。ガード値は2。EXパスファインダーの装甲は12。
    操り人形B:ヌーッ ダメージ!
    操り人形B:3d10+16+1d
    DoubleCross : (3D10+16+1D6) → 13[1,2,10]+16+3[3] → 32

    鍛冶境子:20ダメージで残り6!
    操り人形B:ちぇ!
    操り人形B:演出するぞ!
    鍛冶境子:カモン!
    操り人形B:平井遊里が攻撃されたのとほぼ同時。別の人形の機械刃が鍛冶境子に迫る。
    操り人形B:「アハハハハハハッ!アハハハハハハッ!」両腕に備えつけられたチェーンソー型の刃が襲い掛かる!
    鍛冶境子:敵の群れに突っ込んでの徒手格闘、当然攻撃は集中する。
    鍛冶境子:手斧を振り上げ距離を詰める。チェーンソーの刃を手甲で受ける。
    操り人形B:「グギッッ」ギリギリと刃が軋みを上げて手甲を割らんとする!
    鍛冶境子:鋭い連続した衝撃と耳障りな音を刻み付けられながら、動作は正確、歪むことなく。
    鍛冶境子:「っづ、ラアアァァッ!」チェーンソーの着いた両腕を叩き割る!
    操り人形B:「ギャバッッ!?」
    鍛冶境子:「"シルクスハイド"!まだ動けるかい!」人形を蹴り飛ばして距離を取りつつ、負傷した味方へ声を掛ける。
    GM:では続いては行動値3の平井ちゃんの手番!
    平井遊里:カフッと口内の血を吐き出して
    平井遊里:「───ぁいっ!」かすれるような返答を飛ばす。
    平井遊里:マイナーで移動、ABのエンゲージ。
    (操り人形A[7],操り人形B[7],境子[13],遊里[3])
        10m
    ("デリヴァティヴ"[7])
    平井遊里:メジャーでC:ハヌ + 音速攻撃、Aに白兵攻撃
    平井遊里:6dx8+1
    DoubleCross : (6R10+1[8]) → 10[1,2,4,6,6,9]+2[2]+1 → 13

    平井遊里:マジで言ってる?
    操り人形A:なんだその出目は~~~!
    操り人形A:避けるまでもないわ!
    操り人形A:ガードで耐えられるでしょ ダメージ出してみなって
    平井遊里:2d10+16+2
    DoubleCross : (2D10+16+2) → 6[5,1]+16+2 → 24

    平井遊里:出目もぱっとしませんね。装甲有効です。
    操り人形A:耐えますね!
    操り人形A:へへーん!小柄巨乳赤縁眼鏡なんて怖くない!
    平井遊里:このっ!このぉ!
    GM:演出どうぞ!
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+4した(侵蝕率:43->47)
    平井遊里:ぐちゅり、と湿った音を立てて、釣り上げられた状態から浮いた足。茶色のローファーが零れ落ちる。
    平井遊里:タイツに包まれたつま先から、染み込んだ血の雫が空中にこぼれて。
    平井遊里:落ちる前に、糸に掛かる。
    操り人形A:「ギ…?遊ぶ?遊ぶ?」甲高い少女の声。
    平井遊里:太ももを包むタイツがまばらに解け、そこから目に見えぬ糸がすでに、縦横無尽に張られている。
    平井遊里:「遊びま、せん…!」
    平井遊里:「悪い子には、お仕置き、です…!」
    平井遊里:ピン、とつま先で血色の糸を弾く。それは自らを拘束する機械腕へと絡みつき、鉄の硬度を以て裁断し、拘束を切り刻む。
    操り人形A:「アッ……?」糸に気付いた時にはすべてが終わっている。
    平井遊里:空中に縛り付けた戒めを解き、自由落下、そして。
    平井遊里:《軽功》
    平井遊里:極細の糸につま先を載せた瞬間、姿がかき消える。
    平井遊里:ピィン
    操り人形A:「アベベベッ!?」木っ端微塵にされた装甲や螺子の欠片が空中に舞う。
    平井遊里:竪琴を弾くように高い音の後、人形たちの関節、脆い部分へと結びついた糸が同様に、その結合を破壊する。
    操り人形A:「プギャッッ」更に人形達の木片がばらばらと解けるように砕けて。
    平井遊里:「…………ちょっと、取り逃しましたね」
    操り人形A:「スゴイスゴイ!解体ショーだ!」「アハハハッ」
    平井遊里:人形たちが密集するその頭上。空中で逆さに、糸を膝で挟んで対空する。
    平井遊里:腹部に開いた穴を純白の糸で縫合・止血しながら
    平井遊里:「───次、来ます!お気をつけて!」
    GM:では1ラウンド目はこれで終了!
    GM:クリンナップ…はすることないと思うので飛ばして
    GM:2ラウンド目!
    GM:セットアップ!
    ”デリヴァティヴ”:なし
    平井遊里:なし
    鍛冶境子:なし
    操り人形A・B:敵もなし!
    GM:OK!イニチアチブ!
    GM:どうします?
    GM:では行動値7でPC優先。みち子さんからですね。
    ”デリヴァティヴ”:侵蝕がちょっときびしいので待機します。
    GM:はあい!
    GM:じゃあまた敵の手番からいくよー!
    操り人形A:マイナーなし!
    操り人形A:メジャー!さっきと同じやつ!
    操り人形A:《伸縮腕》《ラバーアームズ》《アタックプログラム》。
    操り人形A:境子さんを攻撃!
    鍛冶境子:受けて立つ!
    操り人形A:8dx+7
    DoubleCross : (8R10+7[10]) → 10[1,3,4,5,6,6,8,10]+4[4]+7 → 21

    GM:私回るな~
    鍛冶境子:一応のドッジ
    鍛冶境子:1dx+1>=21
    DoubleCross : (1R10+1[10]>=21) → 8[8]+1 → 9 → 失敗

    鍛冶境子:だめ!
    操り人形A:3d10+16+1d10
    DoubleCross : (3D10+16+1D10) → 17[10,6,1]+16+4[4] → 37

    鍛冶境子:ウギャー!リザレクト!
    GM:私出目がいいな~ 装甲値有効!
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:50->53)
    鍛冶境子:安いもんだぜ
    GM:サクッと演出!
    操り人形A:平井遊里を逃した人形達が、その群れのただ中にいる女──鍛冶境子を狙う。
    操り人形A:ボロボロになった機械の身体で、伸し掛かる。圧迫して押しつぶす。
    操り人形A:「抱っこ抱っこ」「抱っこして」「アキャキャキャッ!」
    鍛冶境子:「く、がぁ……!」躱し切れず、純粋な質量に組み伏せられる。
    鍛冶境子:「ぅ、ふぅう……」圧迫された肺から喘ぐような声が漏れる。
    操り人形A:「キャッキャッキャキャ!」
    GM:そのまま操り人形Bもいくよ!
    操り人形B:マイナーなし!メジャーで平井ちゃんに攻撃!
    操り人形B:《伸縮腕》《ラバーアームズ》《アタックプログラム》。
    操り人形B:マイナーなし!メジャーで平井ちゃんに攻撃!
    鍛冶境子:「ぅ、ふぅう……」圧迫された肺から喘ぐような声が漏れる。
    操り人形B:《伸縮腕》《ラバーアームズ》《アタックプログラム》。
    操り人形B:8dx+7
    DoubleCross : (8R10+7[10]) → 10[1,1,4,5,5,5,6,10]+10[10]+8[8]+7 → 35

    平井遊里:暴走リア不。
    GM:なんか私出目いいな
    GM:ゲヘヘ~~!
    平井遊里:ひっ…!
    操り人形B:4d10+16+1d
    DoubleCross : (4D10+16+1D6) → 21[5,5,6,5]+16+1[1] → 38

    平井遊里:死!リザレクト!
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:47->51)
    平井遊里:平井遊里のHPを2回復(HP:2->4)
    GM:ではこっちもサクッと演出!
    平井遊里:HP4に復活
    操り人形B:平井遊里がいる頭上目掛けて、人形達が口から触手めいた機械腕を次々と伸ばす。
    操り人形B:足を掴み、腕を掴み、地上へと引きずり下ろす。
    平井遊里:糸を伝い、その攻撃を避け──ようと試みて
    平井遊里:「あっ、うそ…!」
    平井遊里:無造作に伸ばされた機械腕が糸の一本をデタラメに絡め取る。
    操り人形B:「つっかまえたー!」「壊せ!壊せ!」
    平井遊里:「うぐっ…!」
    平井遊里:無骨な機械腕に締め付けられ、ギチギチと地面へと叩きつけられる。
    平井遊里:「かはっ…!」
    操り人形B:「解体ショーの」「はじまり!はじまりー!」ジャキン!と、刃がキミに迫る──!
    平井遊里:衝撃に視界が明滅。押さえつけるような無遠慮な質量が腰や胸元の肉を押しつぶし、肺の中の酸素を押し出す。
    平井遊里:ぶちぶちと、引き絞られてブラウスのボタンが弾ける音がした
    GM:ここで手番は行動値6に戻った境子さんに!
    鍛冶境子:メジャーでコンボ【金箍斧】《コンセントレイト:ノイマン》《コンバットシステム》侵蝕率+5、フォールンアックスで攻撃。対象は操り人形B!
    GM:来い!
    鍛冶境子:7dx7+2
    DoubleCross : (7R10+2[7]) → 10[1,3,7,8,9,10,10]+10[1,5,7,8,9]+10[1,3,9]+6[6]+2 → 38

    操り人形B:無理!
    操り人形B:ダメージください!
    鍛冶境子:10+4d10
    DoubleCross : (10+4D10) → 10+25[4,6,6,9] → 35

    操り人形B:だから強いって!
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+5した(侵蝕率:53->58)
    操り人形B:死にます…!戦闘不能!
    GM:演出どうぞ…!やっちまってくれ!
    鍛冶境子:「かふ……ん」のしかかった人形に手を掛けようとして、静止。
    鍛冶境子:視界の隅に、同じく組み伏せられた少女が見える。
    鍛冶境子:「すまないね、あたしも浮気症らしい」
    操り人形B:「キッキキキキキ!」耳障りな笑い声。少女を組み伏せている。
    鍛冶境子:手斧をひょいと足先に投げる。当然、狙いは正確だ。
    鍛冶境子:「テァッ!」蹴り飛ばした手斧が駆動音を鳴らしながら伸縮、そしてブースト!
    鍛冶境子:少女を組み伏せた人形たちへ嵐のように襲い掛かり、薙ぎ払う!
    操り人形B:「足の指から切りお───」斧によって頭が消失!
    操り人形B:「───ギィッ!!」そして竜巻のように、鍛冶境子を中心として人形達が吹き飛ばされるーー!
    GM:では行動値3の平井ちゃんの手番に!
    平井遊里:マイナーで暴走解除、メジャーでC:ハヌ + 音速攻撃。
    平井遊里:対象はAさん。
    平井遊里:6dx8+1
    DoubleCross : (6R10+1[8]) → 6[2,2,4,4,5,6]+1 → 7

    平井遊里:ウケますね。
    操り人形A:やーい!ブラウスボタン弾け女子高校生なんて怖くない!
    操り人形A:絶対負けないもん!避けるまでもないわ!
    平井遊里:この、くのーー!
    操り人形A:ガードします。ダメージどうぞ!
    平井遊里:1d10+16+2
    DoubleCross : (1D10+16+2) → 5[5]+16+2 → 23

    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+4した(侵蝕率:51->55)
    操り人形A:アレッ死んだ
    操り人形A:戦闘不能です!
    平井遊里:みたかー!
    GM:ちくしょう!
    GM:演出どうぞ!
    平井遊里:拘束が緩んだ瞬間、真っ白な思考で反射的に指を繰る。
    平井遊里:引き絞られた鋼糸はピンと張り、その先に絡みついた人形たちの動きを阻害。鍛冶さんを今まさに押しつぶそうとしていた人形の動きがとまる
    平井遊里:「────カハッ、ゲホッ!」
    操り人形A:「抱っこだっ」動きがピキンと阻まれる。
    平井遊里:酸欠になった肺に酸素を供給。肺に痛みを伴いながら血が巡り、視界が戻る。
    平井遊里:口元から泡の涎を吐き出して、もう片方の五指を繰る
    平井遊里:その指から伸びる糸が光を受けてキラリと光り、空中に張り巡らされた糸が動く。
    平井遊里:ぐるん、と。先程破壊を撒き散らした斧の軌道が変わる。
    平井遊里:銀糸がガイドするようにその力の方向を変えて、力を増して。
    平井遊里:「………えいっ!」
    平井遊里:持ち主の元に帰るように、動きを止めた人形たちを伐採する
    操り人形A:「ギャギャギャギャギャギャッッ!」斧が描く軌跡に沿って人形達は粉砕される!
    GM:手斧がくるくると宙を舞う。
    GM:戦闘終了。
    鍛冶境子:はっしと受け取った長斧の、石突を打ち鳴らしてすっくと立ちあがる。
    鍛冶境子:「ふぅ……」ひとつ深呼吸。中身を入れ替えて
    鍛冶境子:「二人とも、お疲れさん」
    ”デリヴァティヴ”:「──無事かな」ふわ、と黒衣の怪人が気配なく現れる。
    ”デリヴァティヴ”:「ああ。ご苦労だとも」
    ”デリヴァティヴ”:人形の残骸を磁力圧縮して、押しつぶす。支部員へと後始末の依頼を入れる。
    平井遊里:「ふぅ~……」糸を繰る手を止めて、へたり込むように。「はい、お疲れさまでした。お二人共」
    鍛冶境子:「あたしはそれなりに頑丈だしね」ボディスーツの上に羽織ったジャケットを脱ぎ
    平井遊里:鞄の中から小さな水筒のボトルを取り出して、少量の水で酸っぱい口内をぐちゅぐちゅ、ぺと洗い出した後。
    平井遊里:「私も……傷はふさがってる、かな」
    鍛冶境子:「ちょっと乱れてるからね、良ければ羽織っといて」平井ちゃんに手渡す。
    平井遊里:刃で引き裂かれ、ボタンがいくつか弾けたブラウスの裾を捲り、傷の状態を確認する。
    平井遊里:「あ、ありがとうございます。プレイヤー・ワンさん」
    平井遊里:血に染まったブラウスを隠すようにジャケットを羽織る。
    鍛冶境子:「鍛冶境子、好きに呼んでいいよ」
    ”デリヴァティヴ”:「"見世物小屋"……彼女の狙いは何だ? 無目的無軌道に、まさか見目麗しいご婦人を辱めるのがねらいというわけでもないだろう、し」
    鍛冶境子:「どうだろうねえ。偏執狂だけど、何か目当てのものはありそうだ」
    平井遊里:「では、鍛冶さん。ジャケットありがとうございます。こちらは平井遊里、呼び方はお好きにどうぞです」ペコリと頭を下げる。
    平井遊里:「……私のお名前もご存知だったみたいなんですよね。目的はあまり話してくれませんでしたが」
    ”デリヴァティヴ”:「……ふむ。では、そうだな。これから調べるとしようか」
    ”デリヴァティヴ”:「君たちの負った傷の事もあるし──一度支部へ帰投しよう。それでいいかな?」
    鍛冶境子:「うん。あたしの仕事に巻き込んじゃって申し訳ないけど」
    平井遊里:ボタンボタン、と地面と目線を平行にして、弾け飛んだブラウスのボタンを探す。見つからない。
    鍛冶境子:「ここは頼らせてもらうよ……どうかした?」
    平井遊里:「………そうですね、傷の手当とかもしたいですし、」
    平井遊里:大きめのジャケットに感謝しながら、胸の前で留めて。
    ”デリヴァティヴ”:「これかな?」足元のボタンを拾い上げる。
    平井遊里:「着替えもしたいですし……」
    平井遊里:「あっ、それです!デリヴァティヴさん!」ぱぁ、と顔を明るくする。
    ”デリヴァティヴ”:「フフ、それは重大だ」
    ”デリヴァティヴ”:中身を知っていてこう呼んでくれる相手の数はそれなりであり、機嫌がいい。
    GM:では、キミ達はひとまず、支部へ移動することにしたのでした。

    GM:シーン終了。
    GM:ロイスの取得のみ可能! 戦闘があったので購入は次のシーンから!
    鍛冶境子:同行者:平井遊里/P信頼〇:N罪悪感 で取得!
    ”デリヴァティヴ”:同僚、先輩 鍛冶境子 尊敬○/食傷
    ”デリヴァティヴ”:以上です
    平井遊里:「先輩/”デリヴァティヴ” 長良川みち子 ○P敬愛/N疑問」で取得!あの格好とか暑くないだろうか。
    平井遊里:以上です
    GM:暑そうだよね~
    GM:はーい!では以上!

    GM:次のシーン!
    GM:情報共有のシーンです。シーンプレイヤーは境子さん。
    GM:全員登場してね!
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:58->65)
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:55->56)
    ”デリヴァティヴ”:長良川みち子の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:72->82)
    鍛冶境子:み……みち子!
    GM:み、みち子!どうしたんだ!
    ”デリヴァティヴ”:マジで言ってる?
    鍛冶境子:熱中症?水飲む?
    GM:塩盛る?
    長良川みち子:いただくわ……
    GM:このシーンですが、とりあえずみんなで交友を深めるシーンです
    平井遊里:お茶菓子もあげますね…
    平井遊里:交流~!
    鍛冶境子:わ~い
    GM:いま起きてる事件っぽいことは先ほどの戦闘と見世物小屋ちゃんだけなので、最低限それだけ共有してもらえればいいかしら…
    GM:十六夜とか小鞠とかのことを共有したい場合は、最近の近況みたいな感じで話すといいでしょう
    鍛冶境子:わーい
    長良川みち子:はーい
    平井遊里:はーい。
    GM:では、先ほどのシーンの続きで支部からスタートしていきましょう!
    GM:第4支部でしたっけ
    鍛冶境子:ですね
    長良川みち子:平井ちゃん以外は第4!
    長良川みち子:第4でやりましょう
    GM:はあい!では第4支部に!

    GM:先ほどの戦闘についての事後処理は駆けつけたUGNに任せ、キミ達は第4支部に移動してきました。
    GM:空いていた会議室に腰を落ち着かせ、とりあえずの情報共有を行うところです。
    鍛冶境子:「……さて、飲みながら話そっか」
    鍛冶境子:グレーのスーツ(肌にぴっちりとかではない)に着替え、紅茶とミネラルウォーターのペットボトルを配って。
    長良川みち子:「……ふう」かぽり、と黒いマスクを外す。
    長良川みち子:「あ、ありがとうございます境子さん」
    鍛冶境子:「夏場はキツいよねえ。あたしのも大概だから」
    平井遊里:「ちゃんとお水、取ってくださいね?」ちょっと消毒液の匂いを漂わせながら、ミネラルウォーターを受け取る。
    長良川みち子:「そうですねぇ……」近くにあったクリアファイルを乱雑に取って首元をあおぐ。
    長良川みち子:「……"見世物小屋"」
    平井遊里:「夏場、タイツだけでも凄いことになりますからね」太ももを包んでいる黒い生地をピチ、とつまんで風を送る。
    平井遊里:戦闘中に膝丈まで解いたそれを、改めて黒の糸で編み直している。
    鍛冶境子:「この頃あたしが追ってるFHエージェント、ってとこまでは話したっけか」
    長良川みち子:「そうですねえ。あの人はどういうアレなんですか? UGN的には」
    平井遊里:「因縁が有る、ということでしたね。あまり話を聞いてくれるタイプじゃ無さそうでしたが。」
    鍛冶境子:「さっきみたいな悪趣味な人形や、つぎはぎだらけの動物」
    鍛冶境子:「そういうジャームを作って……あー」
    鍛冶境子:「"見目麗しいご婦人"を襲わせて、辱めるのが好きらしいね」
    鍛冶境子:溜息。続けて紅茶を一口。
    長良川みち子:「えっ……」
    長良川みち子:「本当にそうだとは」
    平井遊里:「さっきのアレらですか…」話しながら会議机の下では手が動き、素肌の面積を減らしている。
    平井遊里:「とんでもないご趣味の人ですね……」
    鍛冶境子:「困ったやつだよねえ」
    平井遊里:「そのお眼鏡にかなったというわけですか、私も」
    平井遊里:「大変困った人ですね。……目的も目的なら、次の行動も誰狙うか読めませんし」
    鍛冶境子:「付け加えるなら、もっと強い個体を作りたいようだけど」
    鍛冶境子:「そのためにどこへ手を付けているのかは、まだ分からないね」
    長良川みち子:「そう言えば、何か……」
    長良川みち子:「隠し玉の当てがあるようなことを言っていましたね。いなくなり際に」
    鍛冶境子:「ふむ……」
    長良川みち子:思案するように顎に指を当てながら。
    鍛冶境子:顎に手を当てて考える。
    平井遊里:「"あれ"さえあれば……とか言ってましたもんね」
    鍛冶境子:(平井ちゃん個人を射程に捉えてるってのは、何か怪しいかね)
    長良川みち子:「(ポーズが被ってしまったわ)」いそいそとペットボトルから水を飲む。
    平井遊里:ペットボトルからくぴ、と水を口に含んで。
    平井遊里:「そういえば、あの人はこっちの情報手に入れてたみたいですから、そのへんになにか目的の偏りがあるかもしれませんね」
    平井遊里:「女子高生狙い、とか……」
    平井遊里:「そうなると見目麗しい女子高生とかが危ない?とかなんですかねぇ」
    鍛冶境子:「そうだね、平井ちゃんやみち子ちゃんの周りでは、何か妙なことは無いかい?」
    鍛冶境子:「楽しい話題でも大歓迎、あいつのことを考えると気が滅入るからね」
    長良川みち子:「え? ええ。そうですね……解決した事件以外だと……」
    平井遊里:「おっ、何かありますか長良川さん」
    長良川みち子:「いえ……何も無かったわ」
    長良川みち子:清古院十六夜の掠れるような独白が、何故だか一瞬脳裏をよぎった。
    鍛冶境子:「寂しいこと言うねえ、高校生」苦笑。
    長良川みち子:「いやっ楽しい方はありますよ!」
    長良川みち子:「最近ハワイとか行きましたし!」仕事でだが。
    長良川みち子:「学校ではつい今日クールビューティな一匹狼ちゃんと友達になりました」
    長良川みち子:むふん。
    平井遊里:「重大事件じゃないですか。クールでビューティだなんて!」
    鍛冶境子:「そりゃ素敵なコンビだこと」
    平井遊里:「長良川さんもかっこいいですから画になりそうですね~」
    鍛冶境子:「高3で一匹狼、大変そうだな……」
    長良川みち子:「えぇ~。格好いいだなんてそんなそんな」嬉しそう。
    長良川みち子:「あの子が狙われたりする危険を鑑みても、なんとか捕まえないと……」ぽつりと呟いてから。
    長良川みち子:「っと、気が滅入っちゃう話に引き戻してしまった。遊里ちゃんの方は何かあるかな?」
    平井遊里:「私は一人で居ると誰か探しちゃうので、憧れますねぇ、クールな一匹狼」
    平井遊里:「あ、と。私ですか?私はそんな事件ってほどは特に……」
    平井遊里:「あ、でも変な人に付きまとわれた、って言うならありましたね。これもちょうど今日」
    長良川みち子:「あの"見世物小屋"以外にかぁ。なかなか」
    長良川みち子:「遊里ちゃんも因果な女ねえ」
    平井遊里:「あっ、あっ。違います!私でなく!」
    長良川みち子:「?」
    平井遊里:ぶんぶん、と両手を振って。
    平井遊里:「私の友達のまりりん…えーっと、手ヶ崎ちゃんって子なんですけど、最近転校してきて、可愛い子でして。」
    鍛冶境子:「ほうほう、お友達」
    平井遊里:「髪をこう、ツインテール?にしてて」両手で輪を作って頭に「私より小さめで、人懐っこいんですけど」
    GM:みち子ちゃんが余程の情報通なら、もしかしたらなんとなく知ってるかもしれません。
    平井遊里:「転校してきたから学校を色々探索してるらしいんですけど、その途中で出会った男の子……達に、ちょっと会話したらいっぱい好きになられちゃったみたいで」
    長良川みち子:「おお……まんがみたいな話ね」情報通ではないので知らないぞ!
    鍛冶境子:「因果な女の子に絡まっちゃったか」
    平井遊里:「休み時間に告白の現場に居合わせちゃいましたよ。土下座なんかして。不良さんのリーゼントが、こう、地面に付く感じに。」シュ、シュ、と顔の前方に筒を作る。
    長良川みち子:「まんがみたいな話ね!」
    平井遊里:「まんがみたいな話なんですよ!」本人には言えないので食いつく
    長良川みち子:話題のスライドに微妙についていけていない。
    平井遊里:「それで、一人にすると危なそうなので、しばらく学校ではその子のボディガードに拝命されちゃったー。位な感じですね」
    長良川みち子:「うーん…………リアリティの線引き……全部フィクションっぽいと逆に『レネゲイドのせいじゃない?』という発想が遠ざかっていくわ……」
    鍛冶境子:「うーん、それで不良とか男の子たちがいっぱい絡んでくるわけね」
    平井遊里:「なんか、そのようで」
    平井遊里:「……穏便な告白の断り方とか、心当たりあります?」
    平井遊里:「私はないんですけど……」年上に頼る。
    長良川みち子:「……ないわねぇ。私……」
    鍛冶境子:「物騒なやつなら何回かしてあげたことあるけど……ああ、そういえば」
    長良川みち子:「仮に告白されても彼氏がいるから。って断ると思うし」
    鍛冶境子:「それそれ。相手がいるから付き合えません、ってのは昔やったねえ」
    平井遊里:「彼氏!」目を輝かせて「……って、あ、もしかして方便です?」
    長良川みち子:「……」なぜだか少し後ろめたそうに。
    鍛冶境子:「私は方便にされた方……みち子ちゃんはどうだい?」
    長良川みち子:「実在していますね……いいじゃないですかそんなことはっ」
    平井遊里:「そんなことじゃありませんっ。好きな人のことですよっ!」
    長良川みち子:「いや。そうなんだけれど!」そうなんだけれど自分が歳上の彼氏の多重交際を容認していることはあまり知られたくない!
    平井遊里:「はぁー。いらっしゃるんですねぇー。どんなお人で?学校の先輩です?」
    鍛冶境子:「……さっき、嬉しい話には挙げてなかったけど」
    鍛冶境子:「なにか問題あるような男なら、手貸そっか?」真顔。
    長良川みち子:「それは彼氏が出来たのが最近の話じゃないからですね」
    平井遊里:「………あっ、もしかしてさっきのハワイ。彼氏さんと?」
    長良川みち子:スンッ……と守りに入る。
    鍛冶境子:「あら、ガード固めちゃった」
    平井遊里:「むむ。彼氏さんに問題有ると言われての拗ねでしょうか」
    長良川みち子:「市外から来たフリーランスの傭兵の人なんだけれど……忙しい人だから……」
    長良川みち子:「というか実の所ハワイに行ったのは主に仕事! 大きなハリケーンがあったでしょ」
    鍛冶境子:「わーお、大人の恋愛ですなあ平井さん」
    平井遊里:「1年違いでだいぶアダルトの壁ですよ、鍛冶さん」
    長良川みち子:「あれが実はこっち関連の騒ぎだったの。浮いた話じゃなくてごめんね」
    長良川みち子:「アダルト……」
    鍛冶境子:「まあ、のろけ話苦手ならそこは話題を変えましょう」手刀で空を斬る。
    長良川みち子:「ほっ……たすかります……」
    平井遊里:「そうですね。自然とこぼれるのを待ちます」
    鍛冶境子:「クールビューティーにまんが美少女か……」
    鍛冶境子:「2人とも良いなあ……あたしも血生臭くない女の子とお友達になりたい」
    長良川みち子:「私がいるじゃないですか!」
    平井遊里:「私もっ………あ、いえ。さっきまで微妙に血生臭かったですがっ」
    鍛冶境子:「やったね、両手に花だ」
    長良川みち子:「ふふん」
    長良川みち子:「長良川みち子は血なまぐささを"デリヴァティヴ"にアウトソーシングしていますからね」
    長良川みち子:「一手及ばなかったわね遊里ちゃん」
    平井遊里:「うぐぅ、年上の余裕……!」
    長良川みち子:鍛冶さんの腕に抱き着く。
    平井遊里:「まさかあの仮面にそんな副次効果まであるとは…!」
    平井遊里:「むー、私も顔を隠す道具とか持ち歩こうかな……」
    鍛冶境子:「ふふ、かわいい」
    平井遊里:テーブルに顎を乗せて水のボトルをぐるぐると回す。
    鍛冶境子:「まあ血の臭いには慣れてるし、あたしの片腕は空いてるぜ平井ちゃん」
    長良川みち子:「遊里ちゃんはそのままで素敵よ~」
    平井遊里:「くわー!施しなどうけぬー!」
    長良川みち子:「さすが境子さんです。少女の涙をぬぐう為なら前言を翻すこともいとわないというわけね」
    平井遊里:がー!とオーバーリアクションに両手を振り上げる。
    平井遊里:そしてオーバーすぎて背中側に倒れそうになるのをなんとか戻す。
    鍛冶境子:「そりゃあもう、友達の笑顔が一番ですよ」
    長良川みち子:「あぶあぶ」
    平井遊里:「あわわわ」
    平井遊里:その反動でまた机にビターンと伸びる。
    平井遊里:「くそー。私も長良川さんみたいにフルフェイスのメット被ろうかなー。黒じゃなくて白とかで…」
    長良川みち子:「真面目な話をすると」全然真面目な話ではない。
    長良川みち子:「遊里ちゃんはお胸が大きいから、あまり似合わない気がするわね」バリバリの個人的嗜好だ。
    鍛冶境子:「大事な話だね」真顔で話すが全く真面目な話ではない。
    平井遊里:「んなぁっ!?」
    平井遊里:ガバッ、と起き上がり机に押し付けていた塊の前でバッテンを作る
    平井遊里:「セクハラシャラスメント!」
    鍛冶境子:「混ざってる混ざってる」
    長良川みち子:「そんな……ただの客観的事実よ……!」
    長良川みち子:個人的嗜好だ。
    長良川みち子:「ポリティカルコレクトネス…………」
    平井遊里:赤い顔でガーっという表情を作る。
    平井遊里:「客観的だろうと主観だろうと、口に出していいことと悪いことがあります!」
    鍛冶境子:「はは、真面目委員長だ」
    平井遊里:「そんなんなら長良川さんも女子高生の身で年上の男の人と……お付き合いとか!」
    長良川みち子:「た、確かにそうね……踏み込みが鋭角過ぎたわ」
    平井遊里:「なんか、なんか…駄目だと思いますよ!」
    長良川みち子:「ううっ」
    長良川みち子:あんまりな物言いだが、自分もなんか駄目だと思っているので反論が出来ない。
    平井遊里:「少女漫画だと大変なことになるやつです!」
    鍛冶境子:「少女漫画じゃなくても大変だけどね」
    長良川みち子:「好きなんだからしょうがないじゃない~!」ぎゃーぎゃー
    鍛冶境子:「……ふむ」みち子ちゃんの横髪に手を伸ばして、指に乗せる。
    平井遊里:「だったらこっちだって、こんなサイズだと大変なんです~!下着とかめったに売ってないし、UGNの手配するお店は11地区でちょっとハードル高いし!」
    長良川みち子:「ううう・・・あっ」
    平井遊里:「王子様の仕草だ」
    鍛冶境子:「匂いは悪いものじゃないけど、華の乙女が汗でべっとりってのもちょっと良くないね」
    長良川みち子:「う……」恥ずかしそうに鍛冶さんから離れる。
    鍛冶境子:「仕事の話もひと段落ついたし、シャワー浴びにいこっか」
    鍛冶境子:「あたしのスーツもとにかく蒸れちゃうからね。二人がかぶれたりしたら重大な損害だよ」
    平井遊里:「あ、かぶれるというなら私も……」ずし、と肋の辺りに汗を感じて「あ、いえ、なんでもないですけど」
    平井遊里:「入れるなら入りたいですね、お風呂!」
    鍛冶境子:「良いね、うちの浴場は広いし色々あるよ~」
    GM:ということでキミ達がシャワー室へと向かったところでシーン終了。
    GM:ロイスの取得とか購入判定ができるよ!
    長良川みち子:ロイスなし。購入はどうしようかな
    長良川みち子:3dx+4>=15 アームドスーツ
    DoubleCross : (3R10+4[10]>=15) → 6[3,3,6]+4 → 10 → 失敗

    平井遊里:ロイスは取ってるのでなし。ワイヤーウィップを狙います。
    鍛冶境子:3dx+1>=8 購入は応急手当キット
    DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 6[2,2,6]+1 → 7 → 失敗

    長良川みち子:5点払って取得。ウェポンケースに格納します
    GM:はいはーい
    長良川みち子:以上
    平井遊里:2dx+3>=12 ワイヤーウィップ
    DoubleCross : (2R10+3[10]>=12) → 10[7,10]+4[4]+3 → 17 → 成功

    平井遊里:お前その出目……
    平井遊里:調達成功して以上!
    鍛冶境子:まあ失敗ならいいか。以上!
    GM:うん…
    GM:財産点使わなくて大丈夫です?
    鍛冶境子:大丈夫!
    GM:OK
    GM:ではこのシーンは以上です!

    GM:次のシーン。
    GM:情報収集シーンです。シーンプレイヤーは遊里ちゃん。
    GM:他PCは登場自由です。
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:65->70)
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:56->62)
    長良川みち子:様子見て判定手番要りそうだったら出る感じで良いですか?
    GM:いいですよ~
    長良川みち子:じゃあそれで!

    GM:じゃあ項目を出しますね。
    ■情報収集項目
    清古院十六夜について 〈情報:噂話、UGN〉〈知識:ライトノベル〉難易度6
    手ヶ崎小鞠について 〈情報:UGN〉難易度6
    ”見世物小屋”について〈情報:UGN、裏社会〉難易度8
    GM:今調べられるのはこの3つ!
    鍛冶境子:ほうほう
    平井遊里:ほうほう。
    平井遊里:それぞれの関連に行く感じだなぁ。
    長良川みち子:でる
    長良川みち子:長良川みち子の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:82->85)
    長良川みち子:よしよし……
    鍛冶境子:良かった
    平井遊里:省エネ。
    GM:よかったよかった
    鍛冶境子:コネ:UGN幹部、情報:UGNで”見世物小屋”について判定します。
    GM:どうぞ、どうぞ!
    鍛冶境子:6dx+2>=8
    DoubleCross : (6R10+2[10]>=8) → 7[3,3,3,4,4,7]+2 → 9 → 成功

    平井遊里:UGN幹部、情報UGNで手ヶ崎ちゃんに!
    平井遊里:5dx+3>=6
    DoubleCross : (5R10+3[10]>=6) → 9[3,3,8,8,9]+3 → 12 → 成功

    長良川みち子:5dx+1>=6 清古院十六夜についてを知識:ライトノベルで素振り
    DoubleCross : (5R10+1[10]>=6) → 10[4,4,5,7,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

    長良川みち子:ラノベで予習される女
    GM:超詳しいじゃん
    鍛冶境子:まんがみたいとか言っといて
    鍛冶境子:ラノベみたいなお友達じゃんね
    平井遊里:そうじゃんね。
    長良川みち子:そうなのよ!(興奮)
    平井遊里:めっちゃ語ってたもんな…
    GM:じゃあ、全員成功なので、結果を開示していきますね。
    長良川みち子:やった~
     清古院十六夜について 〈情報:噂話、UGN〉〈知識:ライトノベル〉難易度6
    星辰館高校の生徒。美術部に所属しており、引退前の最後のコンクールとなる秋のコンクールでは、念願の一等賞を取るべく気合いを入れて作品製作に打ち込んでいる。
    高校入学時は目立たない生徒だったが、ある時から、抜きんでて成績優秀かつスポーツ万能な優等生として注目される存在になった。
    何をさせても完璧にこなすと教師からの評判は良いが、無口でクールな性格から、周囲には近寄りがたい存在として扱われており、仲の良い友人は少ないようだ。
    常に赤い宝石のペンダントを身に着けている。
    GM:で、〈知識:ライトノベル〉で判定に成功するとですね
    GM:十六夜が中学時代はライトノベルや漫画が好きな大人しい女子生徒だったこと、
    GM:そして前々から長良川みち子が同好の士ではないかと考えており、そのため長良川みち子に近づいたようだ。ということも追加でわかります。
    長良川みち子:おお…………バレとる……
    平井遊里:バレてる。
    GM:また、この情報が開示されたことで、「十六夜のペンダントについて 〈情報:UGN〉難易度11」が調べられるようになります。
    長良川みち子:なるほどね! かわいいやつよ
    鍛冶境子:かわいい~
    GM:次!
     手ヶ崎小鞠について 〈情報:UGN〉難易度6
    先日転入してきた星辰館高校の生徒。
    好奇心旺盛な性格で、広い敷地を持つ星辰館高校の校舎内をよく探索している。
    整った容姿のため、各所に出没する彼女が多くの生徒の目を引いたことで、瞬く間に「美少女転校生」として有名になった。
    於登古ヶ峰大河という男子生徒を筆頭に、一目ぼれした男子生徒達によるアピール合戦が白熱しており、
    休み時間や放課後の度に彼女に会いに来たり、他の男子生徒が手だししないよう牽制したりと活動しているようだ。
    GM:この情報を開示したことで、次のシーンは遊里ちゃんにイベントが起きます。
    平井遊里:イベント!
    GM:ふふ~
    平井遊里:顔が広くて可愛くて人懐っこいからね…男子は大変だ
    GM:次!
     ”見世物小屋”について〈情報:UGN、裏社会〉難易度8
    闇金持ち向けの暗黒ショーを運営するFHセルに所属するFHエージェント。
    ブラムストーカーのエフェクト《鮮血の牙》を所持しており、対象の意志を支配して操ることができる。
    操った対象を暴走させ、その様子をショーとして闇金持ちに見せて金を稼いでいる。
    派手なショーを開催するために強大なジャームを作ろうとしており、現在は”紅柘榴(べにざくろ)”と呼ばれる遺産を探して大N市に潜入しているようだ。
    GM:また、この情報が開示されたことで、「見世物小屋の目的について 〈情報:UGN、裏社会〉難易度10」が調べられるようになります。
    GM:以上!
    鍛冶境子:ほうほう
    平井遊里:闇金持ちの暗黒ショー!
    鍛冶境子:悪いやつだなあ
    長良川みち子:闇金持ちというワードが普通に出てくる情報項目
    鍛冶境子:グラディエーターにされちゃう
    平井遊里:やみきん・・・
    GM:ちがうぞい
    GM:では、情報収集結果をお話するところから!
    GM:シャワーを浴びてホッコリしながらでもいいし
    GM:別日に場所を変えて情報交換、という感じでももちろん良いです
    鍛冶境子:髪乾かす?
    鍛冶境子:日時替えね、OK
    鍛冶境子:湯上りかな
    GM:では秘密会議の結果、シャワーを浴びてほっこりしながらということになりました

    GM:シャワーを浴び、キミ達はシャンプーの匂いを仄かに漂わせながら、改めて情報共有を行うことになりました。
    GM:ソファーや自動販売機等が備え付けられた休憩室では、リラックスしながら話すことができるでしょう。
    鍛冶境子:「ふむ……」長い髪を乾かすのもそこそこに、タブレット端末を弄っている。
    長良川みち子:「む」ソファの後ろから背もたれに体重をあずけ、それを覗き込みます。
    平井遊里:「はー、さっぱりしました」つぷ、と紙パックの牛乳にストローを差し込む。
    平井遊里:手を使わずにパックを保持して、会話の邪魔にならないようにドライヤーの弱で髪に風を送る。
    鍛冶境子:「おっ、みち子ちゃん。丁度いいところだよ」
    平井遊里:「あ、鍛冶さん。何か進展はありました感じで?」
    鍛冶境子:「遊里ちゃんもお疲れー。支部のデータベースにアクセスしてね」
    平井遊里:先程まで着ていた制服のブラウスは破損と血糊で大変なことになったので、替えの服を借りている。簡素なシャツにチェックのスカート。
    鍛冶境子:「見世物小屋の悪趣味に近い案件が、最近ここの支部で一回あったなって」
    鍛冶境子:「"リトルリーグ"って言うFHセルでね。オーヴァード同士の戦闘を興行にして稼いでたんだ」
    長良川みち子:「ああ。聞いたことありますあります」
    鍛冶境子:「それ絡みで摘発した悪党が、見世物小屋の客もやってたみたい」
    長良川みち子:「配信で子供たちを戦わせてたとかで……なるほど? というと」
    長良川みち子:「本当にコードネーム通りのお人だったんですねえ」
    鍛冶境子:「さっきのジャームたちみたいに何かを操って、ショービジネスにしてたってわけだねえ」
    鍛冶境子:「でもこういうのって、手を変え品を変えてかなきゃいけないからね」
    鍛冶境子:「映画や漫画の続編がしょぼかったら興ざめだろ?」
    長良川みち子:「うーん……エンターテイメントですからねえ。筋もそうバリエーションを出すのは難しかろうし……」
    平井遊里:「それはまぁ……確かに?」とんでもない話が身近な例で例えられてちょっとフリーズ。
    長良川みち子:眉間をぐにぐにしながら。
    鍛冶境子:「だからあいつはより派手なコンテンツ、つまり強烈なジャームを求めてるわけだ」
    鍛冶境子:「そしてその手段がこの宝石らしい」
    鍛冶境子:タブレットに大きく映されたのは赤い宝石、その名を紅柘榴というそうだ。
    鍛冶境子:「詳細はデータベースにも未登録だが、彼女が求めるってことはそういう機能があると推定できる」
    平井遊里:「ほぉー」聞き逃さないようにドライヤーを留めて、櫛で髪を整える「宝石ですか」
    長良川みち子:「そういう機能……レネゲイドクリスタルを想起させますね」
    長良川みち子:「というか…………うん?」
    平井遊里:「じゃあ、この宝石を探すのがてがかりになりそうですね」
    鍛冶境子:「そうだね。こっちもこれを探しに……みち子ちゃんどうかした?」
    長良川みち子:「えっと、ちょっと待ってください。心当たりって程じゃないんですけど」
    長良川みち子:紅柘榴、の指す柘榴が柘榴石の事だとしたら、似た輝きを見たことがあるのも、決して特別の偶然ではないかもしれないが。
    長良川みち子:「そうですね……さっき言ったクールビューティな友達が、ちょうど赤い宝石を身に着けていました」
    長良川みち子:「随分と大事そうな感じで、こう。見えないように服の下に身に着けてるみたいな」
    鍛冶境子:「ほう……清古院十六夜ちゃんがねえ。なんともタイムリーだ」
    長良川みち子:「口にしててどんどん怪しい気がしてきたわね……」
    平井遊里:「……特別な能力、謂れのある品でしたら、そうやって大事にされることも有るでしょうしね」
    長良川みち子:「誰かの形見であるとか、ただ大事な物というだけかもしれないのだけれど」
    長良川みち子:「それにしては不可解な点があるというか、絵を描くときに外していたのよね。どういう意味があったのかしら……」
    鍛冶境子:「こいつが人に影響を与えるなら、みち子ちゃんのお友達についても影響があるかもしれないね」
    長良川みち子:特別な能力。あるいは謂れ。
    平井遊里:「んー、単純に服の下だと腕を動かすのに邪魔…とか?身につけてると何か影響があるかも、ですしね。」
    長良川みち子:「そういえば……」
    長良川みち子:「清古院さん、一年次はあそこまで成績優秀でもスポーツ万能でも無かった気がするのよね。いえ」
    長良川みち子:「注目していたわけでもないから……でも、多分そう」
    平井遊里:「成績はともかく、スポーツが上手いと一匹狼にはならなそうですね。部活とかあるし」
    平井遊里:備え付けの団扇を2本使って、自分と2人のお風呂上がりで熱を持った身体に涼風を送っている。
    長良川みち子:「そこは、そうね……いえ、彼女くらいなんでもできるとそれはそれで、という気もするけれど」
    平井遊里:「あぁ、完璧すぎて逆に、みたいな。」
    長良川みち子:「何でもできる自分を、持て余しているのかもしれないわね。あるいは、それが本来の彼女ではないから……」
    長良川みち子:どうにも、プライバシーに踏み込まれることを嫌っている様子だった。
    鍛冶境子:「絵を描く時には、か。宝石とは別で大切なことだったんだろうね」
    長良川みち子:それは、彼女が誰にも話せない秘密を持っているから。だったりするのだろうか。
    長良川みち子:「……気になるわね。少し、彼女の宝石の曰くを調べてみようかしら」
    鍛冶境子:「うん、そうだね。その宝石が本物であれ、無関係であれ」
    平井遊里:「そうですねぇ。もし宝石がなにか影響を与えるなら、その絵は自分の実力でやろうとした……みたいな…?」
    平井遊里:「そうですね。見世物小屋さんが、どうやって私の情報を知ったのか知りませんけど」「もし、うちの学校の生徒の情報を集めてる~、とかなら」
    平井遊里:「『赤い宝石を大事そうにしてる』、って重要な情報に写りそうですもん」
    鍛冶境子:「守ってあげなきゃいけないからね。みち子ちゃんのお友達」
    長良川みち子:「おお~」ぱちぱちぱち。
    長良川みち子:「ありがとうの拍手です」
    平井遊里:「やはり。感謝のこもった音色だと思いました」
    鍛冶境子:「こちら、どうもどうもと照れ笑いです」
    鍛冶境子:「平井ちゃんも気を付けるんだよ。FHにも男の子たちにも」
    平井遊里:「FHとそこ、同列なんですね……いや、まあ、そうですね」
    平井遊里:「大は小を兼ねると言っても、小さくても事件には変わりないですので」
    平井遊里:「大なり小なり、日常を守るために頑張りましょう!」
    平井遊里:おー、と拳を突き上げる。
    長良川みち子:小さな拳に、こつん、と自分のものを突き合わせます。
    長良川みち子:「いずれにせよ、目下止めなければいけないのは陰惨な犠牲者を出しているであろう催しそのものですが」
    長良川みち子:「はい。なんとかしていきましょう」
    鍛冶境子:自分の顔と同じぐらいの高さにそれを見て、何というわけでもなく笑みをこぼした。

    GM:シーン終了。
    GM:ロイスとか購入判定とか!
    鍛冶境子:平井ちゃんへのロイスを好意〇:N不安に変えましょう。ちっちゃくてかわいい。
    鍛冶境子:3dx+1>=8 購入は応急手当キット
    DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 10[3,7,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

    長良川みち子:ロイスはまだ保留かな
    鍛冶境子:回った回った。使用してもいいですか?
    GM:どうぞどうぞ!
    長良川みち子:3dx+4>=8 応急
    DoubleCross : (3R10+4[10]>=8) → 9[2,8,9]+4 → 13 → 成功

    長良川みち子:減ってる人どうぞ
    平井遊里:ロイスは保留で。一緒に頑張るぞっ
    平井遊里:女子高生らしく大槌を狙います。
    鍛冶境子:2d10+3
    DoubleCross : (2D10+3) → 6[4,2]+3 → 9

    平井遊里:3dx+3>=14 大槌
    DoubleCross : (3R10+3[10]>=14) → 10[2,6,10]+9[9]+3 → 22 → 成功

    平井遊里:めっちゃ買うじゃん。
    鍛冶境子:貰ってもいいかな?
    鍛冶境子:第4支部の倉庫かな
    平井遊里:私どうせ暴走で受けるので先に回復しちゃってください鍛冶さん
    平井遊里:そして以上です。
    鍛冶境子:わあい
    鍛冶境子:2d10+9
    DoubleCross : (2D10+9) → 14[6,8]+9 → 23

    鍛冶境子:めっちゃ良かった。以上!
    長良川みち子:以上でーす
    GM:OK!

    GM:では次のシーン!
    GM:シーンプレイヤーは遊里ちゃん。他2人は見守っててね。
    鍛冶境子:見!
    平井遊里:出!
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:62->67)
    GM:引き続き百合群像劇シーンです。
    平井遊里:やった!
    GM:小鞠と校舎裏までゴミ捨て場に行ってもらって、そしたらいろいろイベントが起こります。

    GM:それから数日後。
    GM:何もなく日々は過ぎ、キミと小鞠は先生に頼まれて、校舎裏のゴミ捨て場までゴミ袋を運んでいました。
    手ヶ崎小鞠:「うっしょ、うっしょ」小さい身体で大きなゴミ袋を運んでいる。
    手ヶ崎小鞠:「うふふ。先生、ゆーりちゃんなら、どんなこと頼んでも断らないって顔してたねぇ」
    平井遊里:「よいせ、よいせ」こちらも平均的から見ると少し小柄な身体で運んでいる。
    平井遊里:「ねぇー。やっぱりそう思う?あれそういう顔だよねー」
    手ヶ崎小鞠:「それで、ゆーりちゃんは断らなかったねえ」うふふ、と笑う。
    平井遊里:「ゴミ捨てって。女の子に頼むお仕事じゃないですよ。これは」
    平井遊里:「まぁ断りませんでしたが……手も空いてるゆーりさんでしたが…」
    手ヶ崎小鞠:「なんだかんだ、嬉しくていらっしゃる?」首を傾げる。
    平井遊里:「嬉しくありません~!そんな、ちょっと必要とされたらしょーがないな~ってなるような簡単な女じゃありません~!」
    平井遊里:「もっとこう、ゆーりさんは複雑怪奇です。ラビリンスなクールビューティを目指してるんですっ」
    平井遊里:わざとらしく唇を尖らせる。
    平井遊里:「しかし、手伝ってくれることにはお礼も言える子です。ありがとね、まりりん」
    手ヶ崎小鞠:「いいえ!ゆーりちゃんと一緒にいたかっただけだもん!」にぱっ、と笑う。
    平井遊里:「んまっ」口に手。「なんて嬉しいことを言うのでしょう。ゴミを置いたらイイコイイコしてあげます」
    平井遊里:「クールビューティが不意に見せる優しさでキュンとさせるという寸法。ふふ、自分が恐ろしい」
    平井遊里:クイッ、眼鏡をわざとらしく上げる。
    手ヶ崎小鞠:「ほおう?」
    手ヶ崎小鞠:「ゆーりちゃん、いつも優しいのになあ」
    平井遊里:「それはね」
    平井遊里:「クールを保たたせてくれないまりりんが悪い」
    平井遊里:「今、クール期を過ぎて仲良し期だから。貴重なクール姿を見逃しました」
    手ヶ崎小鞠:「えっ……」立ち止まる。
    平井遊里:「おや?」
    手ヶ崎小鞠:「ゆーりちゃん……! ラブ…!」ゴミ袋を持ったまま突撃する。
    平井遊里:「きゃー!せめてゴミを置こうー!!」笑顔。
    手ヶ崎小鞠:「うふふふふっ…」
    手ヶ崎小鞠:「……あ」
    平井遊里:「ふふ、油断してたらいずれまりりんの可愛さを……」
    GM:手ヶ崎小鞠はキミの向こう側、ゴミ捨て場を見てぴくりと固まる。
    平井遊里:「?」目線を追う。
    GM:ゴミ捨て場の前には、揃いの改造長ラン(裾をすごく長くした学ラン)を着た不良生徒達がたむろしている。
    GM:その中央にいるのは於登古ヶ峰大河だ。
    平井遊里:「うはぁ……」
    手ヶ崎小鞠:「ど、どーしようゆーりちゃん……」ひそひそ。
    平井遊里:「(そういえば、校舎裏で出会ったみたいな事言うてましたな…)」
    手ヶ崎小鞠:「(そういえばこの辺だったかも…)」
    手ヶ崎小鞠:「(ゴミ袋、教室に持って帰る…?)」
    平井遊里:「(や~……教室にこれあるのはなぁ~)」ひそひそ。
    平井遊里:「ん、ん~~……ともかく、まりりんはどこかに隠れて…私単独なら、なんとか?」
    手ヶ崎小鞠:「で、でも…! ゆーりちゃんに申し訳ないよ…!」
    GM:手ヶ崎小鞠はキミの背中にしがみついてでも一緒にいようとしている。
    GM:振り払ってもいいし、振り払わず一緒にいてもいいです。ゴミを捨てるだけだから。
    於登古ヶ峰大河:「……」フシュゥゥゥゥ……と息を吐いている。
    平井遊里:「ん~………! よしっ、役割分担だ。」
    平井遊里:「私はゴミを捨てに行く。そしてまりりんはここで別の役目を命じます」
    手ヶ崎小鞠:「な、なんでしょう?」
    平井遊里:「頑張って帰ってきた私を甘やかす係。」
    手ヶ崎小鞠:「まあ!」
    平井遊里:「もう、凄いいいこいいこってする。膝枕とかも断れない」
    平井遊里:「なぜなら私は頑張ったから。」
    平井遊里:「どうかね」
    手ヶ崎小鞠:「そ、そんなの…すっごいする!なんでもする!」
    平井遊里:「ほほう、言うたね?」
    平井遊里:「じゃあ、私が独り占めするよ?着いてくるって言っても駄目だよ?」
    手ヶ崎小鞠:「ふ、ふえ? う、うん」コクコクと頷く。
    平井遊里:「手ヶ崎小鞠ちゃんのご褒美はまりりんにも譲れないからね?」
    手ヶ崎小鞠:「も、もう、ややこしくなってきちゃったよ~~……」きゅっと涙目になりつつ。
    平井遊里:「さっ、そうと決まればそっちの袋もお寄越し。」
    平井遊里:「大丈夫大丈夫、考えるのは私の甘やかし方だけ」
    手ヶ崎小鞠:「ま、またそんなこと言って。もう、ゆーりちゃんめ…」両手でゴミ袋を差し出します。
    平井遊里:「ふふ、将来は悪女か営業で食っていけるかもしれませんな。」受け取ります。
    平井遊里:「よし、じゃあ行ってくる」両手に装備。
    手ヶ崎小鞠:「悪女にはならないでっ」
    手ヶ崎小鞠:「行ってらっしゃいませー!」ツインテールがぴょこぴょこ揺れる。
    平井遊里:「じゃあ小悪魔ガールで」
    平井遊里:よし、と一度気合を入れて……もっかい振り向く。
    平井遊里:「……このごみ捨てが終わったら私、まりりんといちゃつくんだ…!」
    手ヶ崎小鞠:「どんなキャラを目指してるの……」少し呆れた呟きがキミの耳に届く。
    手ヶ崎小鞠:「死ぬやつだよそれ!」
    GM:そんな調子でキミはゴミを捨てに戦場へ旅立つのだった。
    平井遊里:旅立ったのだ。
    於登古ヶ峰大河:「………」ゴミを捨てるキミをじろっと見る。
    平井遊里:「(ひぇ~)」表面上はにこやかに。
    平井遊里:「急がなきゃ急がなきゃ。お茶会に遅れちゃう、っと」素知らぬ顔でゴミを捨てに行きます。
    GM:周りの不良達はボンヤリとキミを見ますが何も言いません。
    平井遊里:「…………………?」
    平井遊里:絡んでくるかなー、と思っていたのでちょっと不思議そうな顔。
    於登古ヶ峰大河:「……ッハァ‥‥」どこかボンヤリとしている。
    於登古ヶ峰大河:「…見てんじゃねーよ」
    平井遊里:「……………………………」
    平井遊里:何だコイツ。
    平井遊里:「先日に比べて随分元気がないねぇ」
    於登古ヶ峰大河:「………先日……?」「ああ…それはもういい」
    平井遊里:「は?」
    於登古ヶ峰大河:「何だっけ、あの女…?もう名前も忘れちまった」
    平井遊里:「はぁ…?」
    平井遊里:「いやいや、もういいってこたーないでしょ。あんなに情熱的だったじゃないかですよ」
    平井遊里:「……振られたの?」
    於登古ヶ峰大河:「情熱…? 何がだよ…?」
    於登古ヶ峰大河:「なんで俺が女にフラれなきゃあなんねえんだ。女なんかに興味ある訳ねえだろ」
    平井遊里:「人前で土下座するくらい迷惑な行動力はどうしたの、っていう」
    平井遊里:「…………………えーっと」
    於登古ヶ峰大河:「……そんなことしたっけか…? まあ…どうでもいいだろ」ボンヤリとしている。
    GM:不良達は全員、どこか焦点の合わない目でボンヤリと宙を眺めている。
    平井遊里:「んん………?」
    平井遊里:「(なんだろう、これは)」
    平井遊里:人違い、というほど没個性ではない。というか2人も居たら嫌だ。
    平井遊里:だと言うのにこんなに心が抜けたような空気、それも全員とは。
    平井遊里:あんな行動をしたのに覚えていないようだし……
    平井遊里:「(例えば、R案件で記憶操作されて……みたいな……)」
    モブ不良:「さっさと行けよ、お前」不良達はボソボソと言う。「見てんじゃねえよ」「ウッキィ~!」
    平井遊里:この街のどこかで起きている面倒事に巻き込まれて、小鞠ちゃんと出会う前後とかも纏めて操作された…みたいな。
    GM:キミは本当に何事もなく、手ヶ崎小鞠の元まで戻ることができる。
    平井遊里:「そんなに言うことないでしょー。心配してるのに。まったく」
    平井遊里:「(心配してるのはまた理由なく再発すると怖いなーという点ですが)」
    平井遊里:ふーんだ、とか思いつつ、身軽な状態で戻りました。
    平井遊里:「なんか、恥ずかしながら帰ってきましたよまりりん」
    手ヶ崎小鞠:「ご無事で何よりだようゆーりちゃん!」ぎゅうっと抱き着いてくる。
    手ヶ崎小鞠:「五体満足!」
    平井遊里:「医食同源!」語感。
    平井遊里:抱きついてくる小鞠ちゃんを正面から抱きしめて。
    平井遊里:「ねぇねぇまりりん、あの人達になんかした?」
    手ヶ崎小鞠:「え? 何で?」きょとん。
    平井遊里:胸元に顎を乗せる距離で顔を見る。
    平井遊里:「いや、なんか燃え尽きというか。心持ち髪の毛もしおしおだったと言うか」
    手ヶ崎小鞠:「ひゃ」顔が近くてどきどきしている。小さな顔に大きな瞳。
    平井遊里:「まりりんのこともどうでもいい~、みたいな感じだったから、見事玉砕でもしたのかと。
    手ヶ崎小鞠:「玉砕…? あれからなんにも、あの人たちとは話してないよ…?」
    平井遊里:ぎゅむぎゅむ。胸元のクッションで距離を調節しながら、抱き合ってぐるぐる回る。
    平井遊里:「だよねぇ?」というか、一人にしないために一緒に行動してたし「一目惚れして一気に萎れたのかしらん」
    手ヶ崎小鞠:「ふわああっ、…ふ、あはは、何これえ」くるくる回っている。
    平井遊里:「ブレストってやつよブレスト。ブレインストーミング。脳を回転させて頭も回転」くるくる
    手ヶ崎小鞠:「ねえねえゆーりちゃん、それで?」
    手ヶ崎小鞠:「お風呂にします?ごはんにします?うふふ、それとも?」
    平井遊里:「…………」ピタッ。とまる。
    手ヶ崎小鞠:「きゃん!」ツインテールがふよんふよんと遅れて元の場所に戻る。
    平井遊里:「もちろん」
    平井遊里:クイッ。顎に手を添える「お前だよ……」精一杯の低い声(ハイトーン)
    手ヶ崎小鞠:「あ~ん!」けらけら笑ってそう言った。
    平井遊里:「と、いうと思ったか!半身浴で一緒にまりりんとご飯を食べて選択肢コンプしてやる!」回転を再開。ちょっと恥ずかしかった
    手ヶ崎小鞠:「ってや~ん! あはは!楽しい、これ!あはは!」

    GM:シーン終了。
    GM:ロイスとか購入判定とか!
    平井遊里:ロイスは…保留!小鞠ちゃんは可愛いなぁ。
    平井遊里:購入は応急手当を一応。
    平井遊里:3dx+3>=8
    DoubleCross : (3R10+3[10]>=8) → 9[1,4,9]+3 → 12 → 成功

    GM:おー あぶなげない
    平井遊里:よしよし。使っておきましょう。なにがあるかわかりませんので
    平井遊里:4+2d10
    DoubleCross : (4+2D10) → 4+12[10,2] → 16

    平井遊里:以上!
    GM:はーい!

    GM:では次のシーン。
    GM:前々回で追加の情報収集項目が明らかになったので、それを調査するシーンです。
    GM:項目は2つ。シーンプレイヤーは境子さん。
    GM:出たい人は出てね!
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:70->78)
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:67->68)
    長良川みち子:見!
    平井遊里:日常を補給して省エネ。
    GM:ほいほい!

    GM:項目を出しますね!
    見世物小屋の目的について 〈情報:UGN、裏社会〉難易度10
    十六夜のペンダントについて 〈情報:UGN〉難易度11
    GM:この2つ!
    GM:調べたい方を調べてね
    鍛冶境子:財産結構あるから二人のどっちでも割と大丈夫かな
    平井遊里:そうですね。
    鍛冶境子:それじゃあ見世物小屋ちゃんのことを調べてあげるか
    平井遊里:どっちもUGNだし。
    平井遊里:バディムーヴあるのでペンダントをお願いしよう。
    平井遊里:あ、なるほど。
    鍛冶境子:OK
    平井遊里:じゃあこちらペンダントで
    平井遊里:すれ違い通信。
    鍛冶境子:じゃあ浮気はやめておこう
    鍛冶境子:拗ねちゃったらいけないしね
    平井遊里:貴方は見世物小屋ちゃんに構ってあげて。
    GM:ありがとうお姉さま
    鍛冶境子:いいってことよ
    平井遊里:ペンダント振りまーす。コネ幹部起動でUGN。
    平井遊里:5dx+3>=11
    DoubleCross : (5R10+3[10]>=11) → 10[1,4,6,8,10]+2[2]+3 → 15 → 成功

    鍛冶境子:見世物小屋の目的について、コネ:要人への貸し、情報:UGNで判定。
    平井遊里:いけた。
    平井遊里:本当に戦闘以外はソツがない子だね
    鍛冶境子:7dx+2>=10
    DoubleCross : (7R10+2[10]>=10) → 10[1,6,6,7,8,9,10]+1[1]+2 → 13 → 成功

    鍛冶境子:さ、教えてもらおうか
    GM:いやぁん……
    GM:じゃあ開示していこう!
     見世物小屋の目的について 〈情報:UGN、裏社会〉難易度10
    遺産”紅柘榴”は星辰館高校の生徒が所持しており、見世物小屋はその持ち主を探すため”ペトルウシュカ”という名前の配下を学校に送り込んだようだ。
    また、見世物小屋はエネミーエフェクト《異能の継承》を使用し、”ペトルウシュカ”に《鮮血の牙》を分け与え、捜索の邪魔になる人物を自らの従者にしてしまうよう命じている。
    見世物小屋は、遺産”紅柘榴”を手に入れて”ペトルウシュカ”の能力を最大限に引き上げ、最強のオーヴァードにするつもりだ。
    そして、星辰館高校を舞台に殺戮ショーを繰り広げ、その様子を闇金持ち達に見せることで大金を稼ごうとしている。
    GM:次!
     十六夜のペンダントについて 〈情報:UGN〉難易度11
    清古院十六夜が所持するペンダントは、“紅柘榴”と呼ばれる遺産である。
    “紅柘榴”はDロイス《先行種》の力を宿したレネゲイド因子の結晶体で、持ち主の潜在能力を最大限にまで引き上げる事ができる。
    清古院十六夜は祖母の肩身として“紅柘榴”を継承し、その力を知った。
    以後、常にペンダントを身につけ、平凡で地味な存在から何でも器用にこなす優等生へと変わったようだ。
    彼女は、あえて自分だけの力で挑みたいと思った場面にならない限り、ペンダントを外そうとはしないだろう。
    GM:以上!
    鍛冶境子:なるほどね
    鍛冶境子:ダブルクロスを探せってわけだ
    平井遊里:なるほどね。
    GM:どこでお話しましょうか
    平井遊里:どこかの喫茶店で情報交換でもします?
    鍛冶境子:学校近くの喫茶店とか?
    鍛冶境子:合致!
    平井遊里:シンクロ!
    GM:お、じゃあそうしましょう!

    GM:星辰館高校近くの喫茶店『モンスターズコーヒー』。
    GM:個人経営で、店主拘りのコーヒー等が売りとし、高校生が入るには少し高い価格帯の店。
    GM:逆に言えば同級生の姿は少なく、大人の女性と話していても、不自然には思われないでしょう。
    GM:そんな店で、キミ達は情報共有を行っていました。
    鍛冶境子:「や、お疲れ様」
    平井遊里:「ほわー……」普段入らない店で待ち合わせを指定され、下品にならない程度に店内を見回す。
    平井遊里:「あっ、鍛冶さん。お疲れさまですっ」
    鍛冶境子:先に入店して席を取っていた。机にはコーヒーとチョコケーキ(こっちは2人分)が置いてある。
    鍛冶境子:「緊張させちゃった?ごめんごめん、一緒に入れば良かったかな」
    平井遊里:対面の席に座る。お冷とおしぼりを頂き、アイスミルクココアをオーダー。
    平井遊里:「あ、大丈夫です。ちょっと珍しかったので。一回入ってみたかったんです」
    平井遊里:「それに暑い中待たせるのも悪いですよ~」
    平井遊里:「それで」運ばれてきたアイスココアのグラスにストローを刺して、ぐるぐるとかき混ぜる
    平井遊里:「お互いの進捗報告、ですよね?」
    鍛冶境子:「なら良かった。一歩先に踏み出すきっかけを与えるのって、すごく良い気分だからね」
    鍛冶境子:「じゃ、始めようか」
    平井遊里:「フフ、ご指導ご鞭撻に助けられております」
    平井遊里:「はいっ」
    平井遊里:鞄の中からタブレットなどを取り出す。
    平井遊里:「鍛冶さんが調べてたのは、見世物小屋さんの目的、でしたよね?なにかわかりました?」
    鍛冶境子:「それがいや~な話なんだけど、紅柘榴は学校にあるらしくってねえ」
    平井遊里:「ふむ。」その言葉に反応を示しつつ、今は報告を聞くターン。
    鍛冶境子:「最近"ペトルウシュカ"って子を送り込んでたみたい」
    鍛冶境子:「バレエの曲だね。きっと女の子かな?」
    平井遊里:「ペトルウシュカ、ですか。」
    平井遊里:「あ、そんな意味があるんですね。確かに、女の子なイメージです」
    鍛冶境子:「ピノキオみたいなやつ。命を吹き込まれた人形だね」
    平井遊里:「ふむふむ。博学」
    平井遊里:「どんな子か……ってのはわかりました?」
    鍛冶境子:「……名前から察しがつくだろうけど、元々はショーの演者だろうね」
    鍛冶境子:「単独で送り込んでも情報収集能力はたかが知れてる」
    鍛冶境子:「手駒を増やす力なり何なり与えられてるだろうね、そういうの、あいつは得意だから」
    鍛冶境子:「で、紅柘榴を取ったらその場で奴ら始める心づもりだろうね」
    平井遊里:「始める……」「見世物小屋のショーを、ですか」
    平井遊里:きゅ、と口元を引き結ぶ。
    鍛冶境子:「奴はでかいのを一発打ち上げるって言ってたからね。あそこはハコとしちゃあ格別だ」
    鍛冶境子:「……とはいえ、その宝石についてはまだ詳しくなくってね。聞かせてもらえるかな、平井ちゃん」
    平井遊里:「ん、そうですね。さっき遮っちゃ悪いと思ったので失礼しましたが」
    平井遊里:「長良川さんが言ってた、お友達のペンダント。ビンゴみたいです」
    鍛冶境子:「線が通っちゃったかあ」
    平井遊里:「第4と第2の方でそれぞれ調べて貰ってたんですけど、あの宝石が紅柘榴でも間違いない…とのことで」
    平井遊里:卓上のタブレットに資料や宝石の写真を表示して、スイスイとスワイプしていく。
    平井遊里:「色々説明があったんですけど、要するに所有者の能力とかを最大限引き出す、という代物でして」
    平井遊里:「清古院さんはどうも、お祖母様からこの宝石を貰ったようです」
    平井遊里:「それ以来、長良川さんが言ってた文武両道の優等生、らしいですよ」
    鍛冶境子:「ははあ、なるほどねえ」専門的な部分にも目を通す。
    平井遊里:「…………ただ、そうなると」
    平井遊里:「長良川さんが言ってた、絵を描く時に宝石を外してた件。」
    平井遊里:「そういうときは、このペンダントの力に頼ってない、ということになりますかね」
    平井遊里:「コンクールだからか、絵だけは自分の力で描くこだわりかはわかりませんが…」
    平井遊里:「そのへんは引き続き、長良川さんが調べてくださってます」
    鍛冶境子:「大事なところは魔法に頼りたくなかったわけか、いいね。それ」
    平井遊里:「えぇ。好感度高いです」
    平井遊里:「というわけで、ペトルウシュカさんでしたか。その人が狙うなら、清古院さんのガードも考える必要があるかと」
    平井遊里:「こっちも気をつけてみます。……潜入、といいましたが、どんな特徴があるかわかります?」
    平井遊里:「外見とまではいいませんが、手法とか、その辺」
    鍛冶境子:「そうだね、こっちの方は魔法に頼るんだろうさ」
    鍛冶境子:「だって切羽詰まってるもの。手段を選んでる余裕なんてないでしょ」
    鍛冶境子:「見世物小屋はブラム=ストーカーの力で、人を支配することができるのさ」
    鍛冶境子:「……平井ちゃんの周りでここしばらく、おかしくなった子とかは居ないかい」
    平井遊里:「人を支配……ですか。」
    鍛冶境子:「まるで漫画やおとぎ話の中みたいに、ね」
    平井遊里:「そうですねぇ……様子のおかしい人。」
    平井遊里:「あっ、そうだ。一人います。一人というか、グループと言うか」
    平井遊里:「前にお話した、私のお友達…手ヶ崎ちゃんに絡んできてたんですけど」
    平井遊里:「すごい、好きだ~、みたいに押せ押せだったのに、急に興味失くしちゃったみたいになっちゃって」
    平井遊里:「手ヶ崎ちゃんのこともまったく興味なくしてた感じなんですよね」
    平井遊里:「てっきり、別案件で何か巻き込まれたりしたのかな…と思ってたんですけど」
    平井遊里:ちゅうちゅう、とココアを飲む。
    鍛冶境子:「……ふーん」
    平井遊里:「今の話を聞くと、それぐらいですかね?手駒、というより、無気力な感じでした」
    平井遊里:「………ええとですね、鍛冶さん。一ついいでしょうか」机に目を落として、指をこねる。
    鍛冶境子:「良いよ、甘いのも頼んでいい」
    鍛冶境子:「これから滅入る話になるかもしれないしね」
    平井遊里:「ありがとうございます」カラン、とグラスが空になって。
    平井遊里:「……そのですね、手ヶ崎ちゃん。転校生なんですよ。そして女の子で。」
    平井遊里:「………放課後とかよく、学校の色んな所回って。それで、告白とかしてきて困ってた子が、いきなり興味をなくして。」
    平井遊里:「正~~~~~直ッ」ザクッ、とフォークでチョコケーキを切り取って。
    平井遊里:「すっごい、怪しい、と思ってしまう自分がいるのです……」
    平井遊里:もにょもにょ、と眉を下げつつケーキを食べる。
    鍛冶境子:「なるほどねえ」コーヒーをぐいっと一息。口を苦みでいっぱいにする。
    鍛冶境子:「これはほんと個人的な意見だけどさ」
    平井遊里:「はい」
    鍛冶境子:「不思議な宝石にしろ、人を操る呪文にしろ」
    鍛冶境子:「魔法にしか頼れないヒロインって、良いとか悪いとか抜きで可哀そうだと思うんだよねえ」
    鍛冶境子:「……そういう子が頼れる友達とか居たらすごく素敵だと思うし」
    鍛冶境子:「手を貸したり背中を押せる大人とか、格好良くない?」
    平井遊里:「ふむ………」フォークを咥えつつ。(行儀が悪い)
    平井遊里:「いいですね、それ」
    平井遊里:にゅふ、と頬を緩める。
    鍛冶境子:「良い笑顔いただき」ふふ、と微笑む。
    平井遊里:「……これはさっき、都合のいい材料だったので言わなかったことですが。」
    平井遊里:「手ヶ崎ちゃんが告白とかされてる時、頼ってくれたのが私なんですよねぇ~」
    平井遊里:「それに、うちの学校って転校生も多いですし。」
    平井遊里:「手ヶ崎ちゃんが、か弱くて好奇心旺盛なだけのただの美少女、っていうセンももちろんあるわけですよ」
    平井遊里:フンス、ともう一口ケーキを食べる。
    平井遊里:「なので、私としてはっ」
    平井遊里:「友達が悪い子ながらこっちを頼った場合、叱る準備がありますし」
    平井遊里:「そもそも別人だった場合、よくも友達を疑わせたなこの野郎、と八つ当たりする準備がありますので。」
    平井遊里:「とっとと探してやりましょう、その、ペトルウシュカさんをっ!」
    鍛冶境子:「かっこいいじゃん、さすがあたしのお友達」
    鍛冶境子:「それじゃあみち子ちゃんと合流して、さっさと事件を平らげますか」
    平井遊里:「もちろんです」クイッ。眼鏡をあげる。
    平井遊里:最後の一口を放り込んで。
    平井遊里:「エネルギーも満タンです!」

    GM:シーン終了。
    GM:ロイスとか購入判定とか!
    平井遊里:ロイスは変わらず。連帯感とクラスメイトへの友情っ。
    GM:嬉しい!
    平井遊里:魔性の女め~!
    平井遊里:購入はアームドスーツ狙います。
    鍛冶境子:標的:ペトルウシュカ/P尽力〇:N脅威 で取っておこうか
    鍛冶境子:4dx+1>=8 購入は応急手当キット
    DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 9[2,4,5,9]+1 → 10 → 成功

    平井遊里:3dx+3>=15
    DoubleCross : (3R10+3[10]>=15) → 10[3,5,10]+3[3]+3 → 16 → 成功

    GM:いいね!
    平井遊里:か、買い物上手ですね…?装着!
    鍛冶境子:2d10+23 すぐ使う
    DoubleCross : (2D10+23) → 19[9,10]+23 → 42

    GM:平井ちゃんは回るねえ
    GM:いい出目だねえ
    平井遊里:戦闘以外全部回る勢いです。
    平井遊里:以上!
    鍛冶境子:女子高生と飲むコーヒーは効くねえ。全回復して以上
    GM:はーい!
    GM:ではこのシーンは以上!

    GM:鍛冶境子と平井遊里が、長良川みち子との合流を決めた、一方そのころ。
    GM:星辰館高校。夕日を浴びる放課後の廊下を、清古院十六夜は歩いていた。
    清古院十六夜:「……?」ふと、眉をひそめる。
    GM:誰もいない廊下に、ぽつんと球体関節人形が置かれている。
    清古院十六夜:「…何、あれ。演劇部の小道具かしら」気味悪がりながらも、無視して通りすぎようとする。
    球体関節人形:「お姉ちゃん」甲高い声。
    球体関節人形:「紅柘榴はどこ?」
    清古院十六夜:「え?」
    球体関節人形:「紅柘榴はどこ?」
    GM:球体関節人形の身体がぱっくりと割れ、ずるずると触手のようなものが伸び、蛸のような奇怪な姿に変形する。
    清古院十六夜:「な……」青ざめる。後ずさる。

    GM:怯えた表情で後ずさった清古院十六夜は、後ろにいた別の人物にぶつかる。
    GM:それはリーゼントでガラの悪そうな長ランの男子生徒だ。彼は焦点の合っていない目で十六夜を見下ろす。
    於登古ヶ峰大河:「紅柘榴を渡せ」
    清古院十六夜:「い、いやっ…!」於登古ヶ峰大河の身体を突き飛ばし、身を翻して逃げ出す。
     :「紅柘榴を渡せ」「紅柘榴はどこ?」2つの声が追いかける。
    GM:清古院十六夜が階段を降りて廊下を走ると、前方の教室からぬっと男子生徒が現れる。
    清古院十六夜:「…あ、ねえ! お願い、助けて…」
    GM:彼は焦点の合っていない目で十六夜を見つめる。
    男子生徒:「紅柘榴を渡せ」ゆらゆらと揺れながら、彼女に伸し掛かろうとしてくる。
    清古院十六夜:「……っ!」顔を引きつらせながらどうにか回避する。
     :「紅柘榴を渡せ」「紅柘榴はどこ?」「紅柘榴を渡せ」3つの声が追いかける。
    GM:清古院十六夜がそのまま廊下を走ると、隣のクラスから、もう一人男子生徒が現れる。彼は焦点の合わない目で言う。
    男子生徒:「紅柘榴を渡せ」
    GM:更に隣のクラスから、数人の女子生徒が現れる。彼女達は焦点の合わない目で言う。
    女子生徒:「紅柘榴を渡せ」
    清古院十六夜:「ひ…! っ、あう!」足がもつれて無様に転ぶ。
    清古院十六夜:「だ、誰か…誰か助けて…」逃げ場を探して辺りを見回す。
    GM:昇降口から、カタカタカタカタと音を立てて、口から鋸を生やした球体関節人形がやって来る。
    GM:廊下から、焦点の合わない目をした無数の生徒達が手を伸ばしてやって来る。
    GM:窓から、継ぎ接ぎされた醜悪なキメラが這いずり上がってくる。
    清古院十六夜:「………!」青ざめた顔で、震える身体で後ろに下がろうとし…ドン、と背中が壁にぶつかる。
    GM:彼らは十六夜を囲み、一様に告げる。
     :「紅柘榴を渡せ」
    清古院十六夜:「いや…いやあ!いやああああっ!」

    GM:次のシーン!
    GM:クライマックス前!
    GM:シーンプレイヤーはみち子ちゃん。全員登場推奨です。
    長良川みち子:長良川みち子の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:85->86)
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:78->88)
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:68->77)
    長良川みち子:やった! 非常なる落ち着き!
    鍛冶境子:出目が収束した
    GM:ダイスが空気読んできましたね
    平井遊里:均しに来ましたね
    GM:キミ達には…清古院十六夜を救出してもらう!
    GM:したくなかったらすごく困るので…してほしい!
    鍛冶境子:完全なる理解
    長良川みち子:うひょー! やります。
    GM:わーい! でもただじゃ救出させません!
    GM:キミ達が判定に成功すれば、先ほどの状況から彼女を救うことができるぞ!
    GM:具体的には、〈白兵〉〈射撃〉〈RC〉の任意の技能で、3人で合計達成値30を達成すれば成功です。エフェクトは使用しても大丈夫。
    平井遊里:うぉー!
    長良川みち子:何ーーっ! やってやろうじゃないですか!
    鍛冶境子:なるほどね~
    平井遊里:お助けです!
    長良川みち子:普通にエフェクト使うか かっこつけたいし
    平井遊里:やれやれ~
    長良川みち子:いきます《コンセントレイト》《瞬速の刃》ワイヤーウィップは装備しっぱなし
    GM:はーい
    長良川みち子:7dx7-1
    DoubleCross : (7R10-1[7]) → 10[1,2,4,6,7,7,8]+5[2,3,5]-1 → 14

    GM:おお!もう半分以上達成!
    長良川みち子:紡ぎの魔眼ケチるから!
    GM:あと二人で16叩き出せば成功!
    長良川みち子:長良川みち子の侵蝕率を+5した(侵蝕率:86->91)
    長良川みち子:頼んだわ!
    鍛冶境子:バディムーブ使っとく?
    平井遊里:あ、そうね。
    平井遊里:《バディムーヴ》達成値+3
    GM:OK!
    平井遊里:コレで後13!
    長良川みち子:わーい
    GM:そういうこと!
    平井遊里:侵蝕的に私行きましょう。
    鍛冶境子:ゴー!
    平井遊里:ふふふ、武器を使わなくていいなら固定値が2もあるのです
    鍛冶境子:素敵!
    平井遊里:C:ハヌ + 音速攻撃
    平井遊里:7dx8+2
    DoubleCross : (7R10+2[8]) → 10[2,2,3,4,4,6,10]+1[1]+2 → 13

    平井遊里:ぴったし
    長良川みち子:必要十分!
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+4した(侵蝕率:77->81)
    鍛冶境子:パーフェクトコンビネーション
    平井遊里:研ぎ澄まされた力は無駄な破壊をしないのです。
    GM:素晴らしいのだわ!
    GM:鍛冶さんは判定してもしなくてもいいよ
    鍛冶境子:でも判定しちゃおう
    GM:しちゃえしちゃえ
    鍛冶境子:メジャーでコンボ【金箍斧】《コンセントレイト:ノイマン》《コンバットシステム》侵蝕率+5、素手!
    GM:エフェクトまで…! 
    鍛冶境子:8dx7+3
    DoubleCross : (8R10+3[7]) → 10[1,1,2,3,5,6,6,9]+3[3]+3 → 16

    GM:おお!お見事!
    鍛冶境子:いえーい、一位
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+5した(侵蝕率:88->93)
    GM:お前がナンバーワン雑魚蹴散らしレデイだ…!

     :「紅柘榴を渡せ」「紅柘榴を渡せ」「紅柘榴を渡せ」「紅柘榴を渡せ」
    清古院十六夜:「いや…いやあ!いやああああっ!」
    GM:人形から伸びる触手が、生徒達の手が、合成獣の惨たらしい牙が、彼女に襲い掛かろうとする。
    ”デリヴァティヴ”:その柔肌がむごたらしく引き裂かれる寸前。
    ”デリヴァティヴ”:視界の端を白い何かがきらめいて。
    清古院十六夜:「っ……!!」身を竦ませ、怯え苦しむ瞳に。それは映る。
    ”デリヴァティヴ”:閃光。落雷の如き音と共に。ついで迫るいくつもの手が、牙が、あるいは別のものが放射状に弾き飛ばされる。
    ”デリヴァティヴ”:《ワーディング》
    ”デリヴァティヴ”:「──その必要はないとも」
    GM:───── ガ   ゴ   オ   ッッッッ!!!!!!
    ”デリヴァティヴ”:どこからか声が響く。
    GM:雷の中心だけが異様に静かで。少女はその呟きを聞く。
    ”デリヴァティヴ”:ブレるようなエフェクトを伴って、清古院十六夜の足元に黒い影が降り立つ、否、音も無く既にそこにいる。
    清古院十六夜:「え……?」
    ”デリヴァティヴ”:「不躾な者たちだ──怪我はないかな?」
    ”デリヴァティヴ”:立ち上がったのは、黒いスカーフとぼろぼろの裾のコートを纏う仮面の怪人。
    清古院十六夜:「え、ええ……」呆然と、その姿に見入る。
    ”デリヴァティヴ”:悪魔のようなデザインのそのマスクは、アメリカンコミックのヒーローのもののようにも見える。
    ”デリヴァティヴ”:「君を救うために」
    ”デリヴァティヴ”:物語の中から現れたような。
    ”デリヴァティヴ”:「やってきた者だ」
    清古院十六夜:いともあっけなく、襲い来る怪物を薙ぎ払った、その怪人は。
    清古院十六夜:何故だろう。
    清古院十六夜:何故、こんなことを思ってしまったんだろう。
    清古院十六夜:「………長良川さん………?」
    清古院十六夜:そんなことあるわけないのに。
    ”デリヴァティヴ”:「──ふふ、何のことかな」
    ”デリヴァティヴ”:左腕を振る。ひゅる、と先端に錘のついた鋼糸が巻き取られる。
    清古院十六夜:「え、あ」頬を染める。「ご、ごめんなさい」
    ”デリヴァティヴ”:「何、君を助けるべきものが他にいるのだとしたら──それは私にとっても喜ばしいことだ」
    ”デリヴァティヴ”:「だが、先に名乗るべきであったことは否めない。非礼を詫びようとも」
    ”デリヴァティヴ”:くつくつと笑う。
    清古院十六夜:「いえ……、いえ、違うの」
    清古院十六夜:恥ずかしがって頬を染めながら、ふるふると首を横に振る。
    清古院十六夜:「長良川さんとは…私が勝手に、友達になりたがってるだけだもの。彼女は、優しくしてくれるけど…」
    清古院十六夜:「助けてくれるなんて期待したら…、傲慢だわ」
    ”デリヴァティヴ”:「フフ……ククク……ハッハッハ!」
    清古院十六夜:「!」更に頬が赤く染まる。
    清古院十六夜:「な、なによあなた! 私、真剣なのに、そんなに笑ったりして…!」
    ”デリヴァティヴ”:「いや何──これまで、受け継いだ力で秘密裏に多くを成してきただろうに。随分と控えめなものだと思ってね」
    ”デリヴァティヴ”:愉快そうに。
    清古院十六夜:「…っ、」唇を噛む。
    ”デリヴァティヴ”:「"デリヴァティヴ"──そう呼ぶと良い」
    ”デリヴァティヴ”:スカーフを翻し、刺客たちに向き直る。
    清古院十六夜:「デ、"デリヴァティヴ"…! ま、待ちなさい!」
    ”デリヴァティヴ”:「おっと」
    清古院十六夜:「さ、さっきから…勝手なことばかり言って…」
    ”デリヴァティヴ”:彼女に駆け寄り、抱き上げる、一瞬遅れて、放たれた触手が廊下を抉る。
    清古院十六夜:「ひゃあ!」
    GM:ドゴォッッッ! 触手に抉られ廊下が弾ける!
    清古院十六夜:顔を赤く染めたまま"デリヴァティヴ"にしがみつく。
    ”デリヴァティヴ”:「──安心したまえ」
    ”デリヴァティヴ”:「君がその力で得られたものが、果たして何かは聞くまいが────」
    ”デリヴァティヴ”:「だからと言ってその力なしに得たものに恥じる必要がどこにあるというのだ」
    清古院十六夜:「…え……?」細い指先が、キミの黒衣に触れている。
    ”デリヴァティヴ”:「今、悪夢に幕を引く狩人として姿を成しているこの私は」
    ”デリヴァティヴ”:フッ、とくぐもった笑みが聞こえる。
    ”デリヴァティヴ”:「君が今、生き残るべき理由があるのだとして」
    ”デリヴァティヴ”:「『それ』が縒り集まったものだよ」
    清古院十六夜:「…あなた、やっぱり」
    ”デリヴァティヴ”:彼女の口元に立てた人さし指を当てる。
    清古院十六夜:「っ」
    清古院十六夜:「…ふ」笑みが零れる。
    清古院十六夜:「いじわるだわ」
    ”デリヴァティヴ”:「フフ……意地の悪い振る舞いをしてしまったかな」
    ”デリヴァティヴ”:「もう一度名乗ろうか。我が名はデリヴァティヴ」
    ”デリヴァティヴ”:「銀閃の駆り手、影纏う執行者。悪なる運命を打ち砕く者────」
    ”デリヴァティヴ”:「あるいは、君の友」
    清古院十六夜:「ええ」目を細める。「"デリヴァティヴ"。ねえ、私、あなたみたいな人が来てくれること、待ってたわ」
    ”デリヴァティヴ”:「フフ──何と光栄なことだろうか!」
    GM:語るキミ達を追って、更に怪物達が迫りくる。
    ”デリヴァティヴ”:「全て任せておくことだ──君の困難を払って見せる。それも私だけではない」
    ”デリヴァティヴ”:「仲間がいるのでね」
    清古院十六夜:「あ……」《ワーディング》の効力を受け、穏やかに意識を失う。
    平井遊里:意識を失う寸前、キラリと星が流れるように見えるだろう。
    球体関節人形:「紅柘榴を渡せ」「紅柘榴を渡せ」「紅柘榴を」幾重の触手が伸びる!
    平井遊里:それは糸に反射した光。空中を穏やかに揺蕩う蜘蛛の糸。
    平井遊里:その触手が襲いかかる方向が、バネじかけのように狂い、廊下に、あるいはお互いを殴りつけるように方向が変わる。
    平井遊里:そこまでに張られていた極小の糸を、伸びた己自身でたぐり、がんじがらめに巻き取ったのだ。
    球体関節人形:「ギギギギギッ!??!」触手が突如軌道を捻じ曲げられ、もんどりうって絡み合う!
    平井遊里:「───」ピィン、と糸を弾く音。
    平井遊里:動きを阻害していた糸がそのまま、触手たちを纏め、両断する。
    平井遊里:そして、黒衣を翻すデリヴァティヴの隣に、音もなくもう一つの影がある。
    平井遊里:その色は白。身体を覆い隠すような和風の白い生地を着物のように纏い、その顔に感情を感じさせない白地の狐の面を被っている。
    平井遊里:狐面の赤い隈取が糸の成果へ、そして清古院さんに向いて。
    平井遊里:「………あ、気絶してましたか」
    平井遊里:変装用の装備の下から、少女の甘い声がくぐもって聞こえる。
    平井遊里:「……いらなかったかな、変装。まぁ、用心用心」
    ”デリヴァティヴ”:「見事な手並みだ。同じ糸使いとして、少々の危機感を覚える程に」
    平井遊里:「えへへ、光栄です。前からちょっと練習してました」
    平井遊里:ちら、と狐の面の下、赤い瞳は廊下の先に向いたまま。
    平井遊里:次の陣を、警戒する。
    GM:その視線に応えるように、キメラの群れが殺到してくる!
    キメラ:「紅柘榴莨願陸 縺輔∪ 縺翫・繧医を渡せ」「莨願陸 縺輔∪ 縺翫・繧医」「紅柘榴莨願陸 縺輔∪ 縺翫・繧医を渡せ」
    鍛冶境子:ひゅがっ 冷たい鋼が振るわれる。手甲、足刀、鋼刃、手甲。
    鍛冶境子:夕日を照り返す事に静かになっていく。獣の波を裂き分けて進んでくるのは黒衣の女。
    鍛冶境子:「顔合わせをするのはまた今度。っていうかここは学校だしね」
    キメラ:「紅柘榴莨願陸 縺」「   ──」ザグッ!ザグッ!その継ぎ接ぎの身体が”元通り”にバラされていく!
    鍛冶境子:そう、元通りに。あたしはそのためにここに立っている。
    鍛冶境子:「余計な気遣いなしに、お友達として会えばいいさ。だろう?デリヴァティヴ」
    ”デリヴァティヴ”:「ああ、まったくだ!」
    ”デリヴァティヴ”:十六夜を抱いたまま手ぶりを交えながらそれに応じる。
    ”デリヴァティヴ”:斬糸がその動きに追従し、人でないものを切り刻んでいく。
    GM:しかし。
    GM:ここで、”デリヴァティヴ”はRCで判定してみてください。難易度は9。
    ”デリヴァティヴ”:紡ぎの魔眼使用
    ”デリヴァティヴ”:7dx+1>=9
    DoubleCross : (7R10+1[10]>=9) → 10[2,3,4,6,8,9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

    ”デリヴァティヴ”:すごく成功した
    GM:めっちゃ成功するじゃん!
    GM:じゃあ、キミはそれを完全に察知してしまう。
    GM:キミが切り刻む敵達の中を悠々と歩いてくる、新たな敵の登場に。
    GM:強烈なレネゲイドの因子を発するそいつは小柄な少女の姿をしていて、星辰館高校の制服を着ている。
    手ヶ崎小鞠:「………あれ」
    ”デリヴァティヴ”:「舞台の主役……にしては」
    手ヶ崎小鞠:「不意打ち、したかったんだけどなあ」
    ”デリヴァティヴ”:「少々遅い登場ではないかな? "ペトルウシュカ"」
    手ヶ崎小鞠:「ちょうどいいくらいじゃないの?」ふふ、と可愛らしい少女の微笑みを浮かべる。
    平井遊里:「……………」狐の面の下、その少女の顔を見る。
    手ヶ崎小鞠:「かわいい狐さんもいる」にこにこと狐面を被った遊里を見つめ返し。
    平井遊里:ふぅ、と小さくついたため息が、面の中にいやにこもる。
    平井遊里:「………今帰り。ってぇ感じじゃないよねぇ、お嬢さん」
    平井遊里:特に変えていない声。親指と中指と薬指をくっつけて、狐を象形する。
    手ヶ崎小鞠:「噂の、お姉さまもいる」鍛冶境子も見つめ。
    鍛冶境子:「やあ、不詳の妹から聞いてるんだ」にこやかに対応。
    手ヶ崎小鞠:「うんうん、皆のこと、よく聞いてるよ」
    手ヶ崎小鞠:「一人くらい、さっさと始末したかったんだけどな……ご主人様、失敗しちゃうし。まあそれはいいや」
    ”デリヴァティヴ”:「ほう。むくつけき私の事なども覚えていてくれたとはね」
    手ヶ崎小鞠:「そうそう、無粋な男の人」指をさす。
    ”デリヴァティヴ”:「純粋に敵手足り得ると見られているのならば、それも悪くない」軽口で返す。
    平井遊里:「それは、見世物小屋さんのために動いていて」
    平井遊里:「貴方は今、ペトルウシュカとしてここに居る」
    平井遊里:「──ってことでいいのかな?まりりん」クイ、と狐面を半分ずらし、素の瞳で向き合う。
    平井遊里:パクパク、と手の狐も動かす。
    手ヶ崎小鞠:「ゆーりちゃん」ニコッと笑う。それはキミが昼間見ていた表情とまったく一緒だ。
    手ヶ崎小鞠:「違うよう」
    平井遊里:「ありゃ、早とちりかな?」狐と一緒に首を傾げる。「どこが違うのかな?」
    手ヶ崎小鞠:「あのね。私は、ずっとご主人様のために生きてて、ずっと”ペトルウシュカ”で」
    手ヶ崎小鞠:「ゆーりちゃんが、勝手に”手ヶ崎小鞠”を信じてたんだよ」
    手ヶ崎小鞠:「勝手に私に裏切られた気になってたのは、ゆーりちゃん。分かった?」
    平井遊里:「………………なるほどねぇ」
    平井遊里:目を伏せる。
    手ヶ崎小鞠:「うん。話は終わり」
    平井遊里:「いいえ?」
    平井遊里:に、と。仮面に隠れていない半分で笑みを作る。
    手ヶ崎小鞠:「うん?」
    平井遊里:「なるほどなるほど。貴方は元から女子学生ではなく、見世物小屋をご主人さまと慕うペトルウシュカさん。そういう事はわかりました」
    平井遊里:「そして、手ヶ崎小鞠ちゃんを友達と思っていた私は、存在しない人間を友達だと言っていたような。まぁそんな感じだと。うんうん」
    平井遊里:「じゃあ、」
    平井遊里:「話は終わりじゃなくて、始まりだ」
    手ヶ崎小鞠:「?」きょとんと首を傾げる。
    平井遊里:「『はじめまして』、ペトルウシュカ、手ヶ崎小鞠さん。私の名前は平井遊里」
    平井遊里:「星辰館高校2年。そしてUGNの所属は第2支部。コードネームは銀糸編《シルクスハイド》」
    平井遊里:「今から、貴方の友だちになるわ」
    平井遊里:「任せておいて? ──イメージトレーニングはばっちりよ」
    手ヶ崎小鞠:「……」
    平井遊里:「これから私、すごく頑張るから」
    平井遊里:お面を外して、笑って。
    平井遊里:「そしたら貴方は、私をうんと甘やかしてね?」
    手ヶ崎小鞠:「………ゆーりちゃん」それに虚を突かれたように瞬きして。目を伏せ。
    平井遊里:「何かな、小鞠さん」
    手ヶ崎小鞠:「ほんと、ゆーりちゃんって。お人好しで、かわいくって、やさしくって、良い子で」
    手ヶ崎小鞠:「だから……そうやって!勝手なことばーーーっかり言えるんだよねえ!」
    手ヶ崎小鞠:《囚人の鳥籠》を使用。
    手ヶ崎小鞠:清古院十六夜を奪う。
    平井遊里:「!」
    ”デリヴァティヴ”:「──!」
    平井遊里:糸を繰る。手ヶ崎小鞠を束縛するように。しかし。
    手ヶ崎小鞠:その糸を引きちぎり、一瞬で"デリヴァティヴ"の前に現れると、激しい勢いで"デリヴァティヴ"を蹴り飛ばす。
    手ヶ崎小鞠:清古院十六夜を力ずくで奪い、そのまま《瞬間退場Ⅱ》を使用してシーンから退場します。
    ”デリヴァティヴ”:隠し張り巡らせた鋼糸を絞る、が。それを超える速度だ。一手届かない。
    ”デリヴァティヴ”:「ガフッ……! なっ」
    平井遊里:「待っ────!」
    平井遊里:一瞬後。今まで手ヶ崎小鞠がいた空間を白い糸が埋め、解ける。
    手ヶ崎小鞠:「嫌い…!嫌い!嫌い!大っ嫌い!!」甲高い声がキミ達の耳に残る。
    平井遊里:「…………つ訳、ないよね!知ってた!」
    鍛冶境子:間に合わぬ、と見切ってほぞをかみ、蹴り飛ばされたデリヴァティヴの背後へ回り支える。
    平井遊里:その声を聞く。あわよくば方向を突き止めようと………
    平井遊里:「手ヶ崎小鞠ーーーーー!!!!!!!!」
    平井遊里:気がつくと叫んでいる。届くかはわからないが、つい。
    平井遊里:「言っておくけど!!」
    平井遊里:「私から逃げ切った人は!!!」
    平井遊里:「一人も、居ない!!!」
    平井遊里:ビシ、虚空を指差して。
    平井遊里:啖呵を切りつつ。
    平井遊里:「(…………嘘は、言ってない)」
    平井遊里:「(まだ見つけてないだけだもんね!)」
    平井遊里:ふんす、と鼻を鳴らした

    GM:では、清古院十六夜を連れて逃走した手ヶ崎小鞠の行方を追うために、
    GM:キミ達には情報収集判定に挑戦してもらいます。
    ”デリヴァティヴ”:どんと来いよ
    平井遊里:逃さないぞっ。
    鍛冶境子:やりましょうか
     手ヶ崎小鞠について2
    〈情報:UGN、裏社会〉〈知識:機械工学〉難易度12
    GM:これ!
    鍛冶境子:せっかくだから知識:機械工学でいきましょう
    鍛冶境子:5dx+1>=12
    DoubleCross : (5R10+1[10]>=12) → 6[1,1,5,5,6]+1 → 7 → 失敗

    平井遊里:UGNで行きます!コネ幹部使用!
    鍛冶境子:財産5で成功、これでゼロ。
    平井遊里:6dx+3>=12
    DoubleCross : (6R10+3[10]>=12) → 10[3,4,4,6,6,10]+6[6]+3 → 19 → 成功

    GM:さすがだわ
    平井遊里:逃さん。
    ”デリヴァティヴ”:私もやろ
    GM:やれやれ!
    ”デリヴァティヴ”:7dx+2 紡ぎとコネ
    DoubleCross : (7R10+2[10]) → 10[1,4,4,4,6,10,10]+7[5,7]+2 → 19

    GM:おお~~^
    平井遊里:お~
    ”デリヴァティヴ”:長良川みち子の侵蝕率を+1した(侵蝕率:91->92)
    GM:キミ達回るな!
    GM:じゃあ、結果を開示します。
    平井遊里:不思議なことに戦闘以外は…
     手ヶ崎小鞠について2 〈情報:UGN、裏社会〉〈知識:機械工学〉難易度12
    FHにより戦闘兵器として製造されており、全身が機械化している。
    戦闘により死亡したところを見世物小屋に拾われ、見世物小屋のEロイス《血の花嫁》によりジャームとして復活。彼女に絶対的に服従し、彼女のショーの演者として活動するようになった。
    現在は清古院十六夜を連れて逃走。見世物小屋とともに、彼女のアジトである町はずれの古びた劇場にいるようだ。
    GM:なお、見世物小屋が戦闘不能になると《血の花嫁》は解除されますが、同時にペトルウシュカは死亡します。
    GM:情報は以上。
    GM:この情報を踏まえたロールは、次シーンに回しましょう。

    GM:シーン終了。
    GM:ロイスとか、購入判定とか!最後のチャンスです!
    ”デリヴァティヴ”:清古院十六夜のロイスを尽力○/庇護に変更
    ”デリヴァティヴ”:いや尽力○/悔悟だな
    GM:N悔悟! はーい
    平井遊里:「友達 手ヶ崎小鞠 ○P友情/Nはじめまして」にN感情を変更。
    GM:うわ~~平井…!
    平井遊里:ロイス名を「手ヶ崎小鞠」から「手ヶ崎小鞠/ペトルウシュカ」に修正します。
    GM:OK!
    鍛冶境子:5dx+1>=20 購入はブルーゲイル
    DoubleCross : (5R10+1[10]>=20) → 9[1,3,5,6,9]+1 → 10 → 失敗

    鍛冶境子:以上
    平井遊里:購入は……まだHP削れてるから応急手当狙います
    平井遊里:4dx+3>=8
    DoubleCross : (4R10+3[10]>=8) → 10[2,2,6,10]+4[4]+3 → 17 → 成功

    平井遊里:ブルゲいけたな…?使用します
    平井遊里:16+2d10
    DoubleCross : (16+2D10) → 16+8[3,5] → 24

    平井遊里:まぁまぁ。以上!
    ”デリヴァティヴ”:5dx+4>=15 紡ぎの魔眼 ブルゲ拾いに行こ
    DoubleCross : (5R10+4[10]>=15) → 7[2,3,4,7,7]+4 → 11 → 失敗

    ”デリヴァティヴ”:財産でも足りない。侵蝕93で以上!
    GM:はーい。
    GM:ではこのシーンは以上!

    GM:クライマックスから!
    GM:全員登場!
    ”デリヴァティヴ”:長良川みち子の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:93->98)
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:93->103)
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:81->87)
    GM:境子さんが100超えてしまった
    鍛冶境子:追い越しちゃった
    GM:では、まず前回の情報収集を受けた反応をしてもらいましょう
    GM:反応が終わると見世物小屋のアジトである古びた劇場に到着するので
    GM:そしたら戦闘になだれ込みます
    鍛冶境子:はーい
    ”デリヴァティヴ”:イェア
    GM:おす!

    GM:キミ達は星辰館高校を出発し、見世物小屋と手ヶ崎小鞠がいるであろう町はずれの劇場を目指していました。
    GM:境子さんの運転する車内。キミ達には、少しだけ語り合う時間がある。
    鍛冶境子:一見するとバンのような、ワゴンのような、しかし車輪を3対持つ箱のような装甲車。
    鍛冶境子:第4支部が誇る特殊作戦車両であり、移動しながらの情報解析やミーティングをも可能とする。
    鍛冶境子:「というわけで、これが照合結果ね」
    鍛冶境子:モニター上に手ヶ崎小鞠、いいや。そこに映るのはペトルウシュカの経歴だ。
    ”デリヴァティヴ”:「──手ヶ崎小鞠は」
    ”デリヴァティヴ”:「既にジャームと化している。どうにもそれで間違いがないらしい」
    ”デリヴァティヴ”:口調は断定的で、平井遊里へと向ける視線がどのようなものかは漆黒のマスクが覆い隠している。
    平井遊里:「…………ジャーム、ですか」モニターを睨みつける。
    鍛冶境子:「FHの機械化兵、死亡を確認後に"見世物小屋"へ拾われて今に至る。そういう話だね」
    平井遊里:キュ、と唇を引き結んで目線で経歴の記述を追う。
    ”デリヴァティヴ”:「死せる全身義体──それを能力で無理やり生存させている。彼女と思しき機械化兵の戦闘記録も──もとい」
    ”デリヴァティヴ”:「確定だろう。彼女の戦闘記録も、そのことを示している」
    ”デリヴァティヴ”:"見世物小屋"を打倒することで、この一件は終息する。ペトルウシュカの死を以て。
    ”デリヴァティヴ”:「どうするかな?」
    ”デリヴァティヴ”:溜め息とともに水を向ける。
    鍛冶境子:「彼女のこれまでは、もう終わったことだ。変えることはできない」
    鍛冶境子:「その上で平井ちゃんは、どうしたい?」
    鍛冶境子:僅かな揺れの中でハンドルを切る。目的地はいくつかマークしておいた町はずれの劇場。
    平井遊里:「…………戦うために生まれて、戦って、死んでもまた、戦ってるんですね。あの子は」
    平井遊里:「ご主人様……今は、見世物小屋さんの、ために」
    平井遊里:何度経歴を読み返しても、その文章が変わることはない。
    平井遊里:手ヶ崎小鞠は生まれて一度死に、その死後も誰かのために身体を動かされ続けている
    平井遊里:生前はともかく。少なくとも、私が直接見た彼女は、そういうことだ。
    平井遊里:「……………」ぎゅう、と。爪が白く染まるほど強く手を握りしめる。
    ”デリヴァティヴ”:「……彼女との時間が、全て嘘だったとしても」
    ”デリヴァティヴ”:「手ヶ崎小鞠を演じていたという事だけが、君が手繰るべき糸であろうと思うよ」
    ”デリヴァティヴ”:「『演じる』ということは、だ。"シルクスハイド"」
    ”デリヴァティヴ”:「実に──実に! 不可逆で、双方向的で、恐ろしいものなのだ。"見世物小屋"が。"ペトルウシュカ"が」
    ”デリヴァティヴ”:そしてあるいは、清古院十六夜が。
    ”デリヴァティヴ”:「そう考えているよりも、ずっと」
    ”デリヴァティヴ”:「君の答えを出したまえ。彼女との決着の時までに」

    GM:そしてキミ達はその場所に到達する。
    GM:町はずれにある古びた劇場。かつては小劇団の公演が毎夜行われていたらしいが、その劇団が解散した今となっては、近づく者はいない。
    GM:重厚な扉を開ければ、キミ達と敵の最後の舞台が開演する。
    ”デリヴァティヴ”:かつり、かつりと薄闇に長靴の音が響く。
    ”デリヴァティヴ”:その主は裾がぼろぼろの足元までを覆うコート、悪魔を思わせる異貌の仮面。
    ”デリヴァティヴ”:いずれもが艶のない、劇場の奈落からにじみ出たが如き漆黒。
    ”デリヴァティヴ”:「居るのだろう。"見世物小屋"よ」
    鍛冶境子:手斧を担いでずかずかと、無造作に場内を進んでゆく。
    GM:ズタボロに引き裂かれた緞帳の奥、舞台にいるのは、糸で縛られ吊り下げられた清古院十六夜。
    見世物小屋:「あらぁ」その前に立ち、艶やかに微笑む。
    鍛冶境子:「や。トマトをぶつけに来たぜ」
    見世物小屋:「トマト? そんなものぶつけられる趣味はないわよぅ」
    見世物小屋:「それにねぇ、もう遅い」
    鍛冶境子:「いよいよ念願の大仕掛けをお披露目する準備が出来たってわけかい」
    鍛冶境子:ミシリ。圧力が掛かった床材がひび割れる。
    見世物小屋:「そういうこと。紅柘榴は、もう私たちのもの」目を細める。
    ”デリヴァティヴ”:「さて、さて。だが演劇の舞台としては、姫君に対する扱いがなっているとは言えないな」
    ”デリヴァティヴ”:大仰に右腕を振るう。その裏。自身の胴の影で左腕を引く。
    ”デリヴァティヴ”:一方はあからさまな銀糸、他方は艶消し、隠し刃の黒が吊り下げられた清古院十六夜を救出するために振るわれ──
    手ヶ崎小鞠:──身から放出した激しい雷でその刃を焼き、救出を阻む!
    手ヶ崎小鞠:「だめだよう、お客さんが舞台の邪魔しちゃ」可愛らしい少女の出で立ちで、ひょこっと見世物小屋の隣に姿を現す。
    ”デリヴァティヴ”:「客として来た覚えはない──最も」
    ”デリヴァティヴ”:「主役を譲る用意があるかと言えば──それも吝かではないのだが!」
    ”デリヴァティヴ”:焼き切れたワイヤーをパージし、新たに鋼糸を射出する。
    平井遊里:パチ、パチ、パチ、と静かな拍手の音がする。
    平井遊里:「すごいじゃん、まりりん。そんな事できたんだ」
    手ヶ崎小鞠:「……ゆーりちゃん」
    平井遊里:かつこつ、とローファーの音を響かせて、制服に身を包んだ小さな少女が、学校帰りのようにそこにいる。
    ”デリヴァティヴ”:能力による起電。スポットライトが平井遊里と手ヶ崎小鞠を照らす。
    平井遊里:「まりりん、いつも小さくて可愛いのに、すごくかっこよかったよ」
    平井遊里:「こりゃあ、私が守る必要はなかったかもねぇ」
    平井遊里:へへ、と笑顔を見せる。
    手ヶ崎小鞠:「ふふ、そうだねえ」ニコニコしながら返事。「ゆーりちゃん。本当に一生けんめいで…面白かったなぁ」
    平井遊里:「ありゃ」「面白いことなんてしたっけ?」
    手ヶ崎小鞠:「私がさ、男の子に絡まれて困ってるって言ったら、『いつも一緒にいるからね』って…真剣に…ゆーりちゃん、ふふ」
    手ヶ崎小鞠:「それでさ、ほんとに、放課後も、いつも一緒にいてくれたじゃない?」
    平井遊里:「そうだったねぇ」
    手ヶ崎小鞠:「あれ。ほんと…迷惑だった!」
    平井遊里:「へぇ」
    平井遊里:「そんなこと思ってたんだ」
    手ヶ崎小鞠:「うん。せめて私の従者になってくれるか、さっさと死んでくれたら私も楽だったんだけど」
    手ヶ崎小鞠:「困っちゃったよう」ぷん、と頬を膨らます。
    平井遊里:「あはは。だって『カッコよく守ってくれる?』なんて可愛く言うもんだからさー」
    平井遊里:「迷惑だって思ってるなら、言ってくれなきゃわっかんないよ」
    平井遊里:「ま、転校したてで、本音で話せるのが少なかったんだろうけどさ」
    平井遊里:「そういうこと本音でぶつけちゃったりして仲良くなっていくのが、友達とかっていうじゃない?」
    平井遊里:「あのさぁ、まりりん。私、貴方のことなんにも知らなくって。貴方のこと知るたびに、驚きの連続だよ」
    平井遊里:「貴方の出自とか、経歴とか、今の状態とか……あぁ。本人の口からじゃなくて、勝手に調べたことはごめんね?」
    平井遊里:「私、鈍いからさ。そういう所、平気で踏んじゃうこともあるから、嫌だったら言ってね」
    平井遊里:「それでさぁ、手ヶ崎小鞠さん。まりりん。聞いておきたいんだけど」
    平井遊里:「貴方、今。幸せ?」
    手ヶ崎小鞠:「はあ?」
    平井遊里:「お腹の中で何を思ってても、貴方は一緒にクラスメイトをやっていたし、貴方のファン…みたいな人もいっぱい居たみたいだしさ」
    平井遊里:「上手くやってたじゃない?」
    平井遊里:「そんな感じで、ずっと潜入捜査をする気持ちで、こっち側に来れないのかなー、って、思ってさ」
    平井遊里:「星辰館高校2年の手ヶ崎小鞠をさ。やるつもりはない?」
    手ヶ崎小鞠:「…ゆーりちゃんの頭の中は、ほんっと幸せで素敵だね」
    平井遊里:「選べるなら、不幸なよりはいいじゃない?」
    手ヶ崎小鞠:「この私が、ふつうに学校に通う? あのくだらない学生たちの中で、平気な顔を? バカみたいな顔してればいいの?」
    手ヶ崎小鞠:「あは、あはははははは!」
    手ヶ崎小鞠:「選べる…? 何を…? どうしたら、どうやって、生き方を選ぶことができるの?」
    平井遊里:「今のまりりんがそのままで振る舞っても、それはそれで人気出ると思うけどね」
    平井遊里:「まりりん、ご主人様のために生きてる、って言ったじゃん」
    平井遊里:「じゃあそれを、私のためとか。友達のためとか。別のものに置き換えたりすればいいんじゃないかな」
    手ヶ崎小鞠:「……どーして?」
    手ヶ崎小鞠:「どーしてそんなことしなきゃならないの?」
    手ヶ崎小鞠:「私は生まれたときから戦うための道具。死んで生き返ってもお人形」
    手ヶ崎小鞠:「だから私は”ペトルウシュカ”」懐から、赤い宝石のついたペンダントを取り出し、装着する。
    GM:手ヶ崎小鞠のツインテールがほどけ、髪の色がみるみる真白く変化する。

    ペトルウシュカ:「私はご主人様のために生き続けるの」
    平井遊里:「私がそうしてほしいから。」
    平井遊里:「誰かが貴方に戦うことを望むなら、私はそれ以外を望むから。」
    平井遊里:「誰かの為が私のために変わって、そして自分のためになったなら」
    平井遊里:「きっと心の底から笑う貴方は、今よりきっと可愛いから。」
    平井遊里:「だからペトルウシュカ、手ヶ崎小鞠。」
    平井遊里:「誰かの意図も、私の糸も振り切って」
    平井遊里:「思うがままに振る舞う貴方と、友達になりたいな」
    見世物小屋:「ねえ、お姉さま。これが私の怪物よ」にっこりと微笑む。
    見世物小屋:「可愛らしくて、自らの意志を持たなくて、私のためにしか生きられない、人間のフリして生きてるきもちわるぅいお人形」
    鍛冶境子:「そうかい」
    鍛冶境子:「あたしは心底がっかりしたね」
    見世物小屋:「さぁて、開演しましょうか? ヒーローさん達」
    鍛冶境子:「デリヴァティヴ、シルクスハイド」
    鍛冶境子:「マリオネットの糸を断つよ」
    ”デリヴァティヴ”:鷹揚に頷く。
    GM:ペトルウシュカがペンダントを身に着け力を解き放ったことで、キミ達のレネゲイド因子が揺さぶられる!
    GM:衝動判定だ!難易度は9!
    ”デリヴァティヴ”:5dx>=9
    DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 10[4,4,6,9,10]+4[4] → 14 → 成功

    ”デリヴァティヴ”:長良川みち子の侵蝕率を+7(2d10->6,1)した(侵蝕率:98->105)
    平井遊里:3dx>=9
    DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 8[5,7,8] → 8 → 失敗

    鍛冶境子:7dx>=9
    DoubleCross : (7R10[10]>=9) → 10[1,1,1,3,5,6,10]+8[8] → 18 → 成功

    平井遊里:暴走。
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+9(2d10->6,3)した(侵蝕率:103->112)
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+15(2d10->5,10)した(侵蝕率:87->102)
    GM:では、戦闘の状況説明!
    GM:敵は見世物小屋とペトルウシュカ。二人は同エンゲージで、PC達と5m離れたところにいます。
    (見世物小屋[15],ペトルウシュカ[11])
        5m
    (境子[6],"デリヴァティヴ"[7],遊里[3])
    GM:それ!
    GM:二人が戦闘不能になったら戦闘終了です。がんばってね!
    GM:では、クライマックス戦闘開始。
    GM:1ラウンド目!
    GM:セットアップ!
    ”デリヴァティヴ”:なし
    鍛冶境子:EXパスファインダーの効果使用。行動値+7して侵蝕率+3。
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+3した(侵蝕率:112->115)
    見世物小屋:《剣の王城》。日本刀を2本作成。
    ペトルウシュカ:なにもなし。
    平井遊里:《ターゲットロック》 + 《攻勢変色》 。対象はペトルウシュカ
    平井遊里:シーン中、対象に自分が攻撃を行った場合、攻撃力+[24]。BS暴走
    平井遊里: 《狩りの統率者》。デリヴァティヴとプレイヤー・ワンにも上記の効果を付与します。拒否可能。
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+4した(侵蝕率:102->106)
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+6した(侵蝕率:106->112)
    鍛冶境子:範囲攻撃するので拒否します。
    ”デリヴァティヴ”:貰います。
    GM:では、イニシアチブ!
    GM:まずは行動値15の見世物小屋の手番。
    見世物小屋:マイナー。《ブラッドコントロール》。判定ダイスを増やす。
    見世物小屋:メジャー。《コンセントレイト:モルフェウス》《サンドシャード》《紅の刃》《赫き踊り手》《ギガノトランス》《無機なる四肢》。
    見世物小屋:シーン攻撃。PC全員に攻撃します。ドッジの判定ダイス-1個。HP4点消費。
    見世物小屋:16dx7+3
    DoubleCross : (16R10+3[7]) → 10[1,2,3,3,3,3,4,6,6,6,6,7,7,8,10,10]+10[1,3,4,4,8]+2[2]+3 → 25

    ”デリヴァティヴ”:暴走
    平井遊里:暴走。
    鍛冶境子:フォールンアックスでガード。ガード値は2。EXパスファインダーの装甲は12。
    見世物小屋:ダメージ出します。
    見世物小屋:3d10+23
    DoubleCross : (3D10+23) → 15[3,8,4]+23 → 38

    見世物小屋:装甲値有効です。38点ダメージ。
    ”デリヴァティヴ”:オートアクションでウェポンケース。装甲10を獲得します。
    ”デリヴァティヴ”:28点引いてHP1で生存
    鍛冶境子:24点受けで残り2点。
    平井遊里:装甲10引いても死亡。デリヴァティヴさんのロイスを昇華してHP15で復活します。
    平井遊里:平井遊里に-9のダメージ!(HP:24->15)
    GM:演出いくぜ!
    見世物小屋:「まずは、ヒーローさん達の手足を射止めましょうねぇ……」両手を広げると、足元から血で出来たレイピアがずるずると生える。
    見世物小屋:「踊りやすいように、糸で吊るしやすいように……」うっとりとした表情で。
    見世物小屋:レイピアはくるくるとその場で回った後、キミ達の手足を射止めるように縦横無尽に動き回る!
    鍛冶境子:「っ、がっ、シィッ!」足や腕を切り裂かれながらも手斧で迎撃、致命的なものは叩き落とす。
    ”デリヴァティヴ”:「フッ────」手数が多く、回避の類が間に合わない。防刃繊維のコートが穿たれて鮮血が散る。
    平井遊里:「う、ぐぅ……!」飛来するレイピアに貫かれながら、ダメージの修復を肉体に任せて、小鞠へと目を向け続ける。
    見世物小屋:「あぁ、お姉さま。良い光景だわぁ」頬に手を当て、目を細める。
    鍛冶境子:「誰もがあんたの思い通りになるなんて、思うんじゃないよ」咳込み、血しぶきを切り払う。
    見世物小屋:「そう、そうやって。歯向かってみて」
    見世物小屋:「それをね、えいって…、何てことないみたいに、ピンと指ではじくみたいに、捻りつぶしてあげるから…」
    GM:次は行動値13に上昇した境子さんの手番!
    鍛冶境子:マイナーで戦闘移動。見世物小屋たちにエンゲージ
    (見世物小屋[15],ペトルウシュカ[11],境子[13])
        5m
    ("デリヴァティヴ"[7],遊里[1])
    鍛冶境子:メジャーでコンボ【如意金箍斧】《コンセントレイト:ノイマン》《コンバットシステム》《神機妙算》で侵蝕率+8、フォールンアックスで攻撃。対象は見世物小屋とペトルウシュカ。
    鍛冶境子:11dx7+2
    DoubleCross : (11R10+2[7]) → 10[1,4,4,4,5,6,6,6,7,10,10]+10[3,9,10]+10[1,7]+10[10]+5[5]+2 → 47

    鍛冶境子:バディムーブもらえる?
    GM:ギャー!
    平井遊里:《バディムーヴ》達成値+3!
    鍛冶境子:達成値50!
    見世物小屋:ドッジします。
    見世物小屋:6dx+2>=47
    DoubleCross : (6R10+2[10]>=47) → 10[2,6,7,9,10,10]+10[1,10]+1[1]+2 → 23 → 失敗

    ”デリヴァティヴ”:結構頑張るじゃん
    鍛冶境子:回すね、やるじゃん
    見世物小屋:ウーム
    平井遊里:だいぶ回すな
    ペトルウシュカ:ガード。そして《スタンシールド》。
    ペトルウシュカ:14点のHPダメージと、放心を与えます。
    鍛冶境子:しびれる。日馬美礼のロイスをタイタス昇華してHP11で復活
    鍛冶境子:ダメージ行きます
    GM:どうぞ!
    鍛冶境子:《フェイタルヒット》でダメージダイス+4D、侵蝕率+4.
    鍛冶境子:10+10d10
    DoubleCross : (10+10D10) → 10+46[2,6,1,7,3,8,3,4,9,3] → 56

    鍛冶境子:フォールンアックスの効果使用、ダメージダイスを3個まで振りなおす。1と2と3。侵蝕率+2。
    鍛冶境子:50+3d10
    DoubleCross : (50+3D10) → 50+23[8,7,8] → 73

    ”デリヴァティヴ”:やべー
    鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+14した(侵蝕率:112->126)
    GM:何それ!
    平井遊里:やべー
    鍛冶境子:これがフェイタルアックス
    GM:ちょっと待ってね
    見世物小屋:結構削れたけどまだ生存。
    ペトルウシュカ:「Dロイス:機械化兵」の効果でHPダメージを10削りましたがそれでも戦闘不能。
    ペトルウシュカ:《蘇生復活》。HP1で戦闘不能から復活。
    GM:演出どうぞ!
    鍛冶境子:「あたしはさ、見世物小屋。結構楽しみにしてたんだよね」
    鍛冶境子:超重量の機械斧、金箍斧が唸りだす。全身を覆う翠鉄甲が駆動光を纏う。
    見世物小屋:「…?」
    鍛冶境子:「身体動かすのは、結構好きだし」ミシミシ、込めた力に床材が悲鳴を上げる。
    鍛冶境子:「あんたが用意してくれたきもちわるぅいモンスターを、あたしが完膚なきまでに叩きのめす」
    鍛冶境子:「良い演目だと思ったんだよね」
    鍛冶境子:「でもこんな可愛い女の子たちを集められちゃ、気後れしちゃうよ。心底ガッカリだ」
    見世物小屋:「どうしてよぉ」首を傾げる。
    見世物小屋:「お姉さまが、一番。美しいわ」
    鍛冶境子:「やっぱり趣味、合わないね。合わせるつもりもお互いにないし」
    見世物小屋:「でも、お姉さまなら、きっと良い演目になるわ。怪物に、ズタボロにされて……」
    鍛冶境子:バヂッ 翠の電光迸らせて跳ぶ。
    鍛冶境子:斧の持ち手を背中に隠して、一足。瞬く間に壇上へ上がり込み
    ペトルウシュカ:「……!」見世物小屋を守るように彼女の前に立つ。
    鍛冶境子:「あたしはプレイヤー・ワン」
    鍛冶境子:踏み込みと共に剛速の重機動斧槍を振り抜く。身体ごと1回転。
    鍛冶境子:刃先に生まれた空間断裂が真空波を引き起こし、標的二人のみを瞬時に切り刻む。
    鍛冶境子:「あたし以外の誰にだって、操られるつもりはない!」
    ペトルウシュカ:「…………っう」か細い悲鳴を上げて、真空波に飲み込まれる。
    見世物小屋:「っああぁ!」服が千切れ、体から鮮血が溢れる。
    鍛冶境子:一戦闘動作を終了。機関武装が排気煙を吐き出して、一瞬動作が停止する。
    見世物小屋:「……っは」口の端から血を流しながらも、やはり淫靡に笑う。「素敵ねぇ、お姉さま」
    見世物小屋:「でもねえ」
    ペトルウシュカ:斬撃を浴びながらも立ち尽くし続け、鍛冶境子に倒れかかるようにして抱き着く。
    鍛冶境子:「っ!」
    ペトルウシュカ:破れかぶれの一撃。全身から電撃を放出してそのまま対象を焼く。
    鍛冶境子:「が、ぁ、ぁああああっ!」
    鍛冶境子:スキルワイアを介して神経系に接続したスーツ。まるで人形のように乱れて跳ねた。
    見世物小屋:「うふぅ」
    見世物小屋:「そういう、声。そういう声が聴きたいの、私……」
    鍛冶境子:「……ごほ、そう。精々頑張ってみな」
    鍛冶境子:ペトルウシュカを突き飛ばし、身体から煙を上げながら後退。
    ペトルウシュカ:「ぁ、あ……」血を吐き、げほげほと咳き込みながら、ボロボロになった姿で立ち上がる。
    GM:次は行動値11のペトルウシュカの手番!
    ペトルウシュカ:まずイニシアチブで《加速する刻》。
    ペトルウシュカ:マイナーなし、メジャーでエンゲージを離脱して、5m前進。
    ペトルウシュカ:"デリヴァティヴ"・平井遊里二人のエンゲージに接敵。
    ペトルウシュカ:そのまま本来の手番。
    (見世物小屋[15],境子[13])
        5m
    (ペトルウシュカ[11],"デリヴァティヴ"[7],遊里[1])
    ペトルウシュカ:マイナー。《オーバースロット》《雷の加護》。
    ペトルウシュカ:メジャー。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《スタンボルト》《MAXボルテージ》《運命の雷》。
    ペトルウシュカ:平井ちゃんに攻撃。あたると放心が付与されます。
    ペトルウシュカ:14dx7+2
    DoubleCross : (14R10+2[7]) → 10[2,3,4,4,5,6,6,7,7,8,8,8,9,10]+10[2,2,6,9,9,9,10]+10[3,8,10,10]+6[1,3,6]+2 → 38

    ”デリヴァティヴ”:すいません失礼
    GM:はい!
    ”デリヴァティヴ”:前後しますが《時の棺》判定を失敗。
    GM:えー!しょうがないな!
    ”デリヴァティヴ”:長良川みち子の侵蝕率を+10した(侵蝕率:105->115)
    ”デリヴァティヴ”:わーい!
    GM:じゃあ判定失敗。ペトルウシュカの手番はこれで終了。
    GM:演出する前に
    ペトルウシュカ:《鼓舞の雷》。イニシアチブで再行動します。
    ”デリヴァティヴ”:げげっ
    平井遊里:ぎゃわわ
    ペトルウシュカ:改めて行動させてもらう!
    ペトルウシュカ:マイナー。《オーバースロット》《雷の加護》。
    ペトルウシュカ:メジャー。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《スタンボルト》《MAXボルテージ》《運命の雷》。
    ペトルウシュカ:対象は…棺を撃ってきたみち子ちゃんに変更!
    ペトルウシュカ:ガード不能!当たると放心付与!
    ”デリヴァティヴ”:どのみち暴走だ!
    ペトルウシュカ:14dx7+2
    DoubleCross : (14R10+2[7]) → 10[1,1,3,4,4,4,5,5,6,6,8,9,10,10]+10[7,7,8,9]+4[3,3,3,4]+2 → 26

    ペトルウシュカ:出目が減っちゃった!
    ”デリヴァティヴ”:リアクション不可!
    ペトルウシュカ:3d10+28 ダメージ!
    DoubleCross : (3D10+28) → 15[8,2,5]+28 → 43

    ペトルウシュカ:装甲値有効!
    ”デリヴァティヴ”:死! ペトルウシュカに憐憫○/敵意で取って復活
    ”デリヴァティヴ”:放心を受けます
    GM:はい!では演出をしていきましょう
    ペトルウシュカ:立ち上がったままゆらゆらと揺れた後、操り人形のようにふわりと浮き上がる。
    ペトルウシュカ:柔らかい皮膚がめくり上がり、武骨な機械の装甲が剥き出しになる。
    ペトルウシュカ:「ゆーりちゃん。ほら、見てよ」微笑む。
    ペトルウシュカ:「これでも『手ヶ崎小鞠として学校に通って』だなんて言うの?」バチバチと雷を撒き散らしながら、平井遊里に抱き着いてその身を焼こうとする!
    ”デリヴァティヴ”:「──見えるものばかり」
    ”デリヴァティヴ”:両腕を広げる。起電力の最大開放とともに隠し巡らせた鋼糸の間で絶縁破壊──電弧放電(エレクトリックアーク)。
    ”デリヴァティヴ”:「全てではないのだ」
    ”デリヴァティヴ”:"デリヴァティヴ"のUGN分類における特記的能力(ディスクリプト)、それは磁界操作を瞬間的に概念干渉の域にまで高め上げる斥力掌握の業師(スペシャリスト)。
    ”デリヴァティヴ”:『攻撃した』という事象ごと破り取り放逐する。ここでは無いどこかへと──。
    ”デリヴァティヴ”:「『ペトルーシュカ』では」
    ”デリヴァティヴ”:「意思を持ってしまった人形の懊悩が描かれ、自らを作り上げた魔術師への抗議を以てその幕を引く」
    ”デリヴァティヴ”:「悪趣味な皮肉のつもりで命名を行ったのだろう、私はただ、その皮肉が刺すのが"見世物小屋"、君自身であることを願うばかりだがね」
    ペトルウシュカ:「っ!」攻撃を阻まれびくりと動きを止める。
    ペトルウシュカ:「……っ、ご主人様に、私が!歯向かう訳が、ないでしょ…っ!」
    ”デリヴァティヴ”:「──"紅柘榴"が所有者の潜在能力を高めるものだというのなら」
    ”デリヴァティヴ”:「ただの人形にそんなものが意味を成すわけもない」
    ペトルウシュカ:「な……っ」
    ”デリヴァティヴ”:「欺瞞を暴き立てよう。それこそが悪辣なるわが流儀」
    ペトルウシュカ:「わ、私は…!私は、ただの、人形で、いいの…!」
    ペトルウシュカ:「意志なんて、持っても!願いなんて、希望なんて、夢だなんて、持っても」
    ペトルウシュカ:「何も叶わない!そんなの持っても、絶望するだけ、だからっ」感情のままに電流が暴走。
    ”デリヴァティヴ”:「ぐっ……おおッッ!!!」
    ペトルウシュカ:「何も知らないくせに!何も、何も知らないくせに!」デリヴァティブの身体を電流で縛りつけ、
    ”デリヴァティヴ”:焼け落ちかけていたワイヤーを切り離す。その程度焼け石に水にもならない。
    ペトルウシュカ:「っああああああ!」その顔面を殴り飛ばす。
    ”デリヴァティヴ”:────機械の拳が。
    長良川みち子:黒い仮面を砕く。中から現れるのは、少女の顔。
    見世物小屋:「……あらぁ?」ちろりと赤い舌で唇を舐める。
    長良川みち子:身を焼かれくちびるから血を滴らせ、ふわりとよろめくように壁に立つ。
    見世物小屋:「まあ…、威勢が良くて…勇敢で…かわいらしいヒーローさんだこと?」
    長良川みち子:「がぁ……ふ、お褒めに預かり光栄だよ」
    長良川みち子:ボイスチェンジャーの外れた、長良川みち子の声そのままに。"デリヴァティヴ"の語調そのままに。
    見世物小屋:「うふふ…。あはは!とんだ茶番ねぇ」
    ペトルウシュカ:「『見えるものが全てじゃない』」絶望に囚われた瞳でキミを見る。「その通りね」
    ペトルウシュカ:「…嘘つき」
    GM:次は行動値5のみち子ちゃんの手番!
    長良川みち子:待機!
    GM:OK!
    GM:じゃあ行動値1の遊里ちゃんの手番ですね。
    平井遊里:はーい。
    平井遊里:エンゲージしてるのでマイナーで暴走解除。
    平井遊里:メジャーでC:ハヌ + 音速攻撃。大槌を使用してペトルウシュカへの白兵攻撃。
    平井遊里:10dx7
    DoubleCross : (10R10[7]) → 10[1,2,3,3,4,5,6,7,7,8]+10[6,9,10]+10[4,10]+10[8]+5[5] → 45

    平井遊里:リアクションどうぞ。
    ペトルウシュカ:ドッジします。
    ペトルウシュカ:11dx+2>=45
    DoubleCross : (11R10+2[10]>=45) → 10[1,1,1,3,4,4,7,8,8,9,10]+2[2]+2 → 14 → 失敗

    GM:失敗!ダメージどうぞ。
    平井遊里:5d10+24+12+3
    DoubleCross : (5D10+24+12+3) → 28[2,2,10,4,10]+24+12+3 → 67

    平井遊里:装甲有効。
    ペトルウシュカ:死ぬわ!
    平井遊里:平井遊里の侵蝕率を+4した(侵蝕率:112->116)
    ペトルウシュカ:戦闘不能になります。
    GM:演出どうぞ!
    平井遊里:「~~~~~!!!」
    平井遊里:やり取りを目の前で見て、身体を縫い付ける血色のレイピアを強引に外す。
    平井遊里:自由になった手足、そして視界に跳ねた血痕が舞う。
    平井遊里:指先でつまむように眼鏡を外す。世界の解像度が下がり、舞台の上の人影が薄ぼんやりと表情をなくす。
    平井遊里:───無意識に、手加減をしているらしい。UGNの訓練で言われた。
    平井遊里:攻撃を仕掛ける時。それがどんな相手でも、その表情を、痛みを気にするのを目撃してしまうと、威力をセーブしてしまうのだとか。
    平井遊里:だからこうして、眼鏡を外して、個人を認識しなければ。サンドバッグに撃ち込むように、遠慮のない攻撃が出来たりするのだと。
    平井遊里:「ねぇ、まりりん。知ってるかなぁ」
    平井遊里:孔の空いた身体の修復を感じながら。
    ペトルウシュカ:「は?」
    平井遊里:レンズに飛んだ血を拭う。
    平井遊里:「眼鏡をかけるのってさぁ、定義で言えばサイボーグなんだって」
    平井遊里:眼鏡をかける。クリアな視界で手ヶ崎小鞠に向き直る。
    ペトルウシュカ:「何、急に」
    平井遊里:機械による身体能力の補強。それは例えば視力を矯正する眼鏡のレンズのように。移動を補助する車椅子のように。
    平井遊里:「別にぃ。世間話だよ世間話。お揃いだなぁってさぁ。」
    平井遊里:「それで」
    平井遊里:「随分言ってくれたよね。嫌いだとか、頭がお花畑だとか、勝手なことばかりでワガママ女とか」
    平井遊里:「でもさぁ、私だって言いたいことぐらい、あるんだよね」
    平井遊里:「私だって男の人が逆上したら怖いなーと思いながらだったのに、それを迷惑だとか。」
    平井遊里:「誰かの命令で戦うだけとか言う割に、小さくて柔らかくて、髪とかの手入れも完璧でさぁ。」
    平井遊里:「転校してきて会話するだけで、色んな男子を虜にするほど可愛かったりするしさぁ」
    ペトルウシュカ:「……」
    平井遊里:「人懐っこくて友達もすぐ出来そうなのに、こっち頼って、なんか特別な気分にしてくるしさぁ」
    平井遊里:「それでいて隣歩いてると、『あ、これ比較されてるな~』って視線、めっちゃ感じるし。」
    平井遊里:「挙句の果てにそれが全部演技で、片手間にやってあの成果とか言うじゃない?」
    平井遊里:「正直傷つくよね」
    平井遊里:「私なんて男の子に告白とかされたこともないし、せいぜい先生に頼ってもらうぐらいなのに。しかも便利屋として。御存知の通り。」
    平井遊里:「別に!全然!嫉妬なんかしてないけどさぁ!」
    平井遊里:「そもそもさっきから何だよそれ!小さくて儚げ~、みたいな顔してるくせに全然戦えるじゃん!!」
    平井遊里:ゲホッ、と興奮から血の交じる咳をする。
    平井遊里:「……あとは、なんだっけ?えーっと」
    ペトルウシュカ:「……何それ」
    ペトルウシュカ:「さっきから」
    ペトルウシュカ:「なんの話をしてるの」
    平井遊里:「私と貴方の話をしているの」
    平井遊里:「平井遊里と手ヶ崎小鞠の話をしているの」
    平井遊里:「シルクスハイドとペトルウシュカの話をしているのよ」
    平井遊里:「身体が不安なら、無理にとは言わない。支部にいれば、そういう特殊な人だって居るし」
    平井遊里:「学校に通わない分、放課後に一緒に勉強とか楽しそうだしね。元FHとか、そういう人だっているし」
    平井遊里:カツン、と一歩踏み出す
    平井遊里:「だからさ、」
    平井遊里:もう一歩。
    平井遊里:「だからさぁ……!」
    平井遊里:「代替でも、命令でも、機械の体でも、私よりちゃんと、やれるじゃん、やれてたじゃん、あなた」
    平井遊里:「それで、それなら、私が!あなたと!手ヶ崎小鞠と!一緒に仲良くしたいって思って!何が悪いんだよぉ!」
    ペトルウシュカ:「………」キミより小さな身体の、丸い瞳で、キミを見つめる。
    平井遊里:「嫌いでも良いよ!直して好きになってもらうから!学校に通いたくないなら、会いに行く!」
    平井遊里:「出来ない理由はたっぷり聞いた。嫌いな理由は嫌ほど聞いた」
    平井遊里:「それでも、私は」
    平井遊里:「まりりんと、友達になりたいんだよ」
    平井遊里:近づいていく
    平井遊里:「だから、聞かせてよ」
    平井遊里:「まりりんは、私の敵が良いの…?」
    平井遊里:一歩の距離。友人が話すような近くで、問いかける。
    ペトルウシュカ:「………ゆーりちゃん」
    ペトルウシュカ:「あなたって、本当に、救えないようなばかね」
    平井遊里:「うん。」
    ペトルウシュカ:「あなたがしていることは、ぬいぐるみに向かって、『ずっと一緒ね』と言ってる子どもと同じ行いなんだよ?」
    ペトルウシュカ:「さっき、調べたって言ってたでしょ」
    ペトルウシュカ:「だから全部知ってるんでしょ?」
    平井遊里:「うん、知ってる」
    平井遊里:「勉強も得意じゃないんだ、私。だから何度も読み返した。」
    ペトルウシュカ:「そうだよ」
    ペトルウシュカ:「私の操り糸を切ってみたら、いいじゃない」
    ペトルウシュカ:「それでさ、私が、生きていたら」
    ペトルウシュカ:「手ヶ崎小鞠は、平井遊里ちゃんのお友達になれるんじゃない」
    ペトルウシュカ:微笑んで、両手を広げる。
    平井遊里:「………………ふふ。」
    平井遊里:笑う
    平井遊里:泣きそうな顔で。
    平井遊里:「お友達になりたいとは、思ってくれてるんだね」
    ペトルウシュカ:「子どもは」
    ペトルウシュカ:「ぬいぐるみをお友達にして、お話できるでしょ?」
    ペトルウシュカ:「だから、私はずうっとあなたの思い通り」
    ペトルウシュカ:「それも嫌なら。ほら早く。糸を切って?」
    ペトルウシュカ:「私を人間にしてみせて?」
    平井遊里:「……………………」
    平井遊里:目を伏せて、閉じて、開けて。
    平井遊里:「それが貴方のお願いなのね」
    平井遊里:しゅるり、と糸を紡ぐ。一本、二本、無数の糸が右手に絡む。
    平井遊里:「まったく、しょーがないなぁ、まりりんは」
    平井遊里:蜘蛛の糸は、1本で自身の体重を支える強度を持つ。
    平井遊里:その糸を撚り合わせ、束ねて、純白の糸が筋肉となり、白い腕へと置換する。
    平井遊里:糸による純白の腕をおおきく振りかぶって。
    ペトルウシュカ:目の前に立つ、にこにこと微笑む小柄な少女を。
    平井遊里:穏やかに、笑顔のままで。
    平井遊里:「──────『甘えるな』」
    平井遊里:ぺしんっ。
    平井遊里:白い平手が頬を打つ。
    平井遊里:満身創痍の身体を崩すには、充分な。
    平井遊里:「でも、まぁ。手ぐらいは貸してあげるよ」
    平井遊里:「友達のためだし」
    平井遊里:「私は、優しいから」
    ペトルウシュカ:ぐらりと身体は揺れて、そのまま倒れ伏す。
    ペトルウシュカ:笑顔のままで。
    GM:最強を謳ったオーヴァードとしては、あまりにもあっけない終わりを迎えた。
    GM:ペトルウシュカは戦闘不能に。
    GM:次は待機していたみち子ちゃんの手番です!
    長良川みち子:マイナー《縮地》戦闘移動で"見世物小屋"の後方5mへ
    長良川みち子:長良川みち子の侵蝕率を+2した(侵蝕率:115->117)
    ("デリヴァティヴ"[7])
        5m
    (見世物小屋[15],境子[13])
        5m
    (遊里[1])
    長良川みち子:メジャー《コンセントレイト・バロール》《瞬速の刃》判定前《紡ぎの魔眼》ワイヤーウィップで遠隔白兵攻撃。対象"見世物小屋"
    GM:命中判定どうぞ!
    長良川みち子:12dx7-1 命中
    DoubleCross : (12R10-1[7]) → 10[2,3,3,6,7,8,8,8,9,9,9,10]+10[1,1,3,4,4,5,5,7]+2[2]-1 → 21

    長良川みち子:おっと さっきみたいに回られると躱されてしまうな。
    長良川みち子:長良川みち子の侵蝕率を+1した(侵蝕率:117->118)
    見世物小屋:へへ!無意味に回るぜ!
    長良川みち子:回るな! リアクションどうぞ!
    GM:はーい
    見世物小屋:ドッジ!
    見世物小屋:6dx+2
    DoubleCross : (6R10+2[10]) → 10[6,7,8,8,8,10]+1[1]+2 → 13

    見世物小屋:無意味に回った!ンモー
    見世物小屋:回避失敗!ダメージどうぞ。
    長良川みち子:3d10+26+3 ダメージ! 装甲有効
    DoubleCross : (3D10+26+3) → 7[2,3,2]+26+3 → 36

    見世物小屋:何!装甲値は5点で残りHP19!
    見世物小屋:戦闘不能になります。復活エフェクトなし。
    長良川みち子:長良川みち子の侵蝕率を+5した(侵蝕率:118->123)
    長良川みち子:──異貌の仮面が砕け果て転がっている。
    長良川みち子:あれを身に付けている間、私はUGNエージェント、"デリヴァティヴ"だった。
    長良川みち子:外せば、そこには女子高生の長良川みち子が残る。
    長良川みち子:────否、これまではそうしていた。
    長良川みち子:紙一枚分浮かせた足を素早く前に出しながら体を倒す。
    長良川みち子:歩法とは足だけではなく全身で行うもの。身の内に流れる生体電流パターンを掌握することで、武術の達人の如き間合いの操作が可能となる。
    長良川みち子:────否。先ほどまではそうしていた。
    長良川みち子:師を模倣再演した記憶と経験が蓄積し、既にその神経操作は半ば以上パフォーマンスを安定させるためのルーティンでしかない。
    長良川みち子:やつらに引導を渡すなら、それを振り払って見せろ。
    長良川みち子:超電磁縮地。単純な引斥操作による加速だけで、それは成る。
    長良川みち子:黒衣の少女の姿が、かき消えた。
    長良川みち子:「演じる──というのは」
    長良川みち子:"見世物小屋"の背後。攻撃の完了を告げる声。
    長良川みち子:振るわれたのは十指十刃十合の擦過切断。音越えに伴い切り裂かれた風の叫声が渦となって荒れ狂う。
    長良川みち子:同時、鋭利なワイヤーに切断され、斬糸斬撃のためのアンカーを撃ち込まれた瓦礫たちが引き合って巨人の姿を成した。
    長良川みち子:「ある意味では嘘だ。そしてただ嘘であるだけではない」
    長良川みち子:その声質がグラデーションを孕んで変わっていく。深く豊かなテノールへと。
    ”デリヴァティヴ”:きっと────。
    ”デリヴァティヴ”:清古院十六夜が宝石を使うのをやめた所で、彼女の外面も内面にも、完全な揺り戻しはない。
    ”デリヴァティヴ”:成されたことは経験として、結果として残留し固着する。それが良いものであれ悪いものであれ。
    ”デリヴァティヴ”:「見たかな? "ペトルウシュカ"が敗北を選ぶのを」
    見世物小屋:「っ」肉体能力には秀でていない。背後をとられて完全な無防備を晒す。
    ”デリヴァティヴ”:「否、戦いの先へと手を伸ばすところを」
    見世物小屋:「嘘よ。私の人形が…自らの意志を持つなんて」
    ”デリヴァティヴ”:「よくよく君は、興行主としては三流であることだ!」
    見世物小屋:「っな…!」
    ”デリヴァティヴ”:手ぶりを交えて歌うように。
    ”デリヴァティヴ”:それに対応して、この世ならざる磁界を与えられた瓦礫の巨人が、魔術師へと拳を振るう。
    ”デリヴァティヴ”:支点を支える足。作用点たる掌。それらを繋ぐ無数の関節が同時に駆動し、先端を一気に加速、大質量が女を吹き飛ばした。
    見世物小屋:「ぎッ」
    見世物小屋:血を吐き出し、まるで糸が切れた操り人形のように、その身体は吹き飛び、床へ叩きつけられた。
    ”デリヴァティヴ”:「そして人形師としても──私の方が一枚上手というわけだ」
    ”デリヴァティヴ”:ぱちりとウィンクし、かりそめの巨人の崩落から清古院十六夜を救い出す。
    清古院十六夜:「…………」
    清古院十六夜:「……うぅ」意識を失ったまま、うめき声をあげる。
    ”デリヴァティヴ”:ひとつの結末が腕の中にある。もう一つの結末へと、視線を移す。
    ペトルウシュカ:小柄な少女は倒れている。見世物小屋が戦闘不能になった今、その身にかけられた呪いは解けられた。
    GM:悪趣味な演目は、ひとまずの結末を迎えた。
    ”デリヴァティヴ”:「濫用には然るべき報いがある。病理にも然るべき痛みがある」
    ”デリヴァティヴ”:「──"ペトルウシュカ"に。君によって救いが齎されたことを願うよ。"シルクスハイド"」
    ”デリヴァティヴ”:呟くその声は、いつの間にか少女のものに戻っていた。


    バックトラック

    GM:今回のEロイスは、見世物小屋「Eロイス:血の花嫁」とペトルウシュカ「Eロイス:囚人の鳥籠」の2つ。
    GM:振りたい人は振って、あと残ったロイスの数だけ侵蝕率を減らしてね
    ”デリヴァティヴ”:123-2d10 振ります!
    DoubleCross : (123-2D10) → 123-11[1,10] → 112

    ”デリヴァティヴ”:112-5d10 等倍
    DoubleCross : (112-5D10) → 112-29[9,7,1,3,9] → 83

    ”デリヴァティヴ”:5点帰還!
    平井遊里:Eロイス分は無しで。残りロイス5個で等倍。
    平井遊里:116-5d10
    DoubleCross : (116-5D10) → 116-26[1,4,3,8,10] → 90

    平井遊里:5点
    鍛冶境子:126-2d10 引きます
    DoubleCross : (126-2D10) → 126-9[4,5] → 117

    鍛冶境子:117-5d10 等倍
    DoubleCross : (117-6D10) → 117-12[4,2,2,3,1] → 105

    鍛冶境子:おまえ
    GM:きょ、境子!!
    鍛冶境子:フォールンアックス、フォールンアックスを振る
    平井遊里:ひぇっ
    GM:そんなに見世物小屋のことを…?
    鍛冶境子:そういうのじゃないから!
    鍛冶境子:追加不利!
    鍛冶境子:不利だけども!
    鍛冶境子:105-5d10
    DoubleCross : (103-6D10) → 103-27[3,4,9,8,3] → 76

    鍛冶境子:先に出して
    GM:なにその極端な出目!!
    平井遊里:極端だけど平均!
    GM:とはいえ無事に全員帰還ですね…!
    GM:おめでとう!おかえりなさーい
    長良川みち子:わーわー! ありがとうございます!
    平井遊里:わ~~ありがとうございますっ
    鍛冶境子:ありがとうございます~

    GM:平井遊里ちゃんのエンディング。
    GM:ペトルウシュカが戦闘不能になった直後。彼女との別れのシーンです。

    GM:キミは、倒れ伏したペトルウシュカ…手ヶ崎小鞠を膝に抱き、彼女に最期の瞬間が訪れることを感じ取っていた。
    平井遊里:かがみ込んで。黒いタイツで包んだ腿の上に、その頭を載せている。
    平井遊里:彼女の白と桃色の混ざる糸のような髪に指を通して、ゆっくりと梳いている。
    ペトルウシュカ:「………」緩慢に瞬きをし。キミを見上げる。
    平井遊里:「……………あ」
    平井遊里:「起こしちゃった?」
    ペトルウシュカ:「………何で」
    ペトルウシュカ:「何で、そんな顔してるの……」
    平井遊里:「顔………?」
    平井遊里:ぺたり、と頬を触る。笑えている。多分。そうだと思う。
    平井遊里:「……どんな顔に見える?」
    ペトルウシュカ:「ぶさいくな顔」
    ペトルウシュカ:「お人形みたい」
    平井遊里:「ぶさ……」
    平井遊里:ひきつる。
    平井遊里:「………そうかな。結構、笑うと可愛いよ、なんて言ってもらえることは…年に一回ぐらいはあるんだけど…」
    平井遊里:膝の上の鼻をつまむ。多少歪ませても人好きのする可愛い顔だ。
    ペトルウシュカ:「ふぐ」
    平井遊里:「逆に貴方は、どうやったらぶさいくになるんだろうねぇ」
    ペトルウシュカ:「もー、ゆーりちゃん」
    平井遊里:つまんだ指を離して、目尻を上げたり下げたりする。
    ペトルウシュカ:「うにゅにゅにゅ…。そういう意味じゃないよう」
    ペトルウシュカ:小さな手を伸ばして、キミの頬を撫でる。
    平井遊里:「あはは……」ぱ、と手を離す。
    平井遊里:「じゃあ、どういう意味かな」
    平井遊里:頬の手の感触を、心地いいなと思いながら。
    ペトルウシュカ:「私が言いたいのは、ゆーりちゃんには愛想笑いなんか似合わないってこと」
    ペトルウシュカ:「怒ってるゆーりちゃんの顔の方が、今の顔より好き」
    ペトルウシュカ:「私の顔なんてねえ、どうせ弄られて整えられた顔立ちなんだし」
    平井遊里:「……………」
    平井遊里:きゅ、と唇を結ぶ。知らずに眉間に力が入る。じわじわと来る波をせき止める様に。
    ペトルウシュカ:「ゆーりちゃんくらいは、人間らしい顔でいてよ」
    ペトルウシュカ:「ふふ」目を細める。
    平井遊里:「ふぁ」何かを言おうとした言葉は一度、意味のない音だけを発して
    平井遊里:「…………」ぎゅ、と顔をしかめる。
    平井遊里:「………可愛いは作れる、ってわけだ」
    ペトルウシュカ:「はは…何それ……」
    平井遊里:「でもねぇ、私、まりりんのお顔も好きだよぉ」
    ペトルウシュカ:「……ふうん……?」
    平井遊里:「あ、内面が好きと言えないのは勘弁してね。今のまりりん、今日が初めてだから」
    平井遊里:「そのへんはおいおい、ということで」
    ペトルウシュカ:「はあ…?」
    平井遊里:「……でも、まぁ。口が悪いまりりんも、なかなか活き活きしてらっしゃるので」
    平井遊里:「良い顔だと思いますよ」
    ペトルウシュカ:「あのさあ、ゆーりちゃん」
    平井遊里:「なんでしょうか」
    ペトルウシュカ:「私、もうすぐ死ぬと思うけど」
    ペトルウシュカ:「おいおいっていつ?」
    平井遊里:「………………」
    平井遊里:「…………単刀直入だねぇ、まりりん」
    平井遊里:「今、少し。そういう所が好きになって、ついでにちょっと嫌いになったかな」
    平井遊里:「…………………」
    平井遊里:「………やっぱり、駄目そう?」
    ペトルウシュカ:「うん。だって、言ったじゃない」
    ペトルウシュカ:「ゆーりちゃんが私の操り糸を切って、それでも私が生きていたら」
    ペトルウシュカ:「そしたら、私たち、友達になれるんじゃない、って」
    ペトルウシュカ:「ね」指先が意地悪くキミの頬をなぞる。
    平井遊里:「………そうだねぇ。」
    平井遊里:頬をなぞる指を心地よさそうに。こちらの手を重ねる。
    平井遊里:「お友達に、なっちゃったもんね」
    平井遊里:「友達ってさ、いざなってみると。意外と何話してみるか、迷っちゃうもんなんだね、まりりん」
    ペトルウシュカ:「………」「……そう」「そっか」
    平井遊里:「うん」
    平井遊里:「私、貴方とやりたいことが、いっぱいあったんだ」
    ペトルウシュカ:「…………」
    ペトルウシュカ:「……例えば?」
    平井遊里:「そうだねぇ、色々あるけど」
    平井遊里:「まずは、お買い物とか。」
    平井遊里:髪の毛を撫でる。
    平井遊里:「まりりん、普段のもいいけど、髪解くと絶対美人系だと思ってたからさぁ」
    平井遊里:「私が似合わない服とか着てみてほしかったんだよね」
    ペトルウシュカ:「ゆーりちゃんが似合わない服じゃ、私だって似合わないよう」
    平井遊里:「いいんだよう。私に着る勇気がないだけだから」
    平井遊里:「道連れがいてくれると助かる。」
    ペトルウシュカ:「何、それ」くすくす笑う。
    平井遊里:「それにまりりん。小さいけど、おっきいじゃん?」
    平井遊里:「縦と横のサイズ悩むよね、って話をしたかった」
    ペトルウシュカ:「……ふふっ。ぶっちゃけトークですなあ」
    平井遊里:「そう。ぶっちゃけトーク。女の子同士でもセクハラですからねぇ。タイミングを見たかった」
    平井遊里:「あとはー……そうだな。もうすぐ夏だし」
    ペトルウシュカ:「うふふ。水着ですか?」
    平井遊里:「海水浴とか誘おうと思ってたわけよ」
    平井遊里:「水着です」
    ペトルウシュカ:「それこそ、ゆーりちゃんを道連れにしちゃいますよ?」
    平井遊里:「道連れは困るなぁ…でも近くに居ないと見れないんですよねぇ」
    平井遊里:「泳ぐときはほら、眼鏡外すから」
    平井遊里:「いつものイメージだとワンピかと思ってたけど、本性見るとビキニも捨てがたいよね」
    ペトルウシュカ:「あらら。手を引いて道案内しないと」
    ペトルウシュカ:「ビキニの小悪魔がねえ、うぶなゆーりちゃんを岩陰に連れ込んじゃうのだ」
    平井遊里:「きゃ~! 一夏の思い出でやけどしちゃいますな」
    ペトルウシュカ:「うふふ。夏の思い出といえば、花火も定番だよねえ」
    平井遊里:「あぁ、いいねぇ。夏祭り。夜店に浴衣。」
    平井遊里:「あとは、ご家庭で手持ち花火もありますね」
    ペトルウシュカ:「ああ……、したことないなあ」
    ペトルウシュカ:「楽しいのかなあ」
    平井遊里:「ん~。私も一回ぐらいやったことが…あったようなないような…?」
    平井遊里:「庭付きのお家じゃないと難しそうだよね、あれ」
    ペトルウシュカ:「ええ、じゃあどうやったらやれるんだろ…?」
    平井遊里:「………キャンプに持ってくとか?」
    ペトルウシュカ:「キャンプ?キャンプするの?」
    平井遊里:「バーベキューが出来るなら花火も出来るでしょう、きっと。」
    平井遊里:「するする、しますよ。したことないけど、キャンプ」
    ペトルウシュカ:「ふふ…。このままじゃ、どんどん予定が埋まっていっちゃうよ」
    ペトルウシュカ:「忙しい夏休みに、なっちゃうね。ゆーりちゃん」
    平井遊里:「それは仕方ない。水着に浴衣に、一緒にお泊りに。やらなきゃいけないことが多すぎる」
    平井遊里:「うん。話すぞー、って思わなくても。思いつくと色々話しちゃうもんだねぇ、まりりん」
    ペトルウシュカ:「…………」
    ペトルウシュカ:「………そうだよ」
    ペトルウシュカ:「友達と話すことなんて、そんなもの、でしょ?」
    ペトルウシュカ:「ばかで、お人好しな、ゆーりちゃん」
    ペトルウシュカ:「………ねえ」
    平井遊里:「ばかとは何よ。見栄っ張りで意地っ張りのまりりんのくせに」
    平井遊里:「……なぁに?」
    ペトルウシュカ:「…教えて」
    ペトルウシュカ:「友達と別れる時って、なんて言うの?」
    平井遊里:「…………」
    平井遊里:「…………………………」
    平井遊里:「友達と、別れるときは、ね」
    平井遊里:「普通の知り合いならばいばい、で。」
    平井遊里:「お友達なら、『また明日ね』、で。」
    平井遊里:「……親友なら。もう遊ぶことが当たり前だから」
    平井遊里:「『次も楽しみだね』、辺りかな」
    ペトルウシュカ:「ふ」
    ペトルウシュカ:「あはっ……、ほんと」
    ペトルウシュカ:「……………」
    ペトルウシュカ:「ゆーりちゃん」
    平井遊里:「なぁに、まりりん」
    手ヶ崎小鞠:「次も、待っててね」
    GM:手ヶ崎小鞠の手から力が抜ける。
    平井遊里:「………………」「うん。」
    平井遊里:力の抜けた手を、ぎゅ、と握る。
    平井遊里:「ちゃんと、待ってるよ。私、待ち合わせには結構早めにつくタイプだからさ。」
    平井遊里:「最近暑いし、適当な喫茶店とかが待ち合わせには良いかもね。」
    平井遊里:力の抜けた手を、小鞠の胸元に添える。
    平井遊里:「でも、ちゃんと待ってるから、私。」
    平井遊里:「だから………」
    平井遊里:ぽとり。
    平井遊里:視界がゆがむ。
    平井遊里:「あれ…………」
    平井遊里:眼鏡のレンズに水滴がついている。
    平井遊里:1滴、2滴。視界が歪んでいく。
    平井遊里:「あれれ………雨漏りかな……困ったな……」
    平井遊里:眼鏡を拭おうと外す。ぼやけた視界はもっとぼやけて。
    平井遊里:「おかしいな……どこから溢れてくるんだろ……」
    平井遊里:私からでは、ないはずだ。
    平井遊里:だって私は泣いていない。
    平井遊里:私が泣いていたら、まるで悲しいことがあったみたいじゃないか。
    平井遊里:可愛い子と友達になって、仲良くなって、会話をしただけで。
    平井遊里:悲しいことなんて、あるはずがなくて。
    平井遊里:そんな、友達と会話するだけで。次に遊ぶ約束しただけで、悲しく思うなんて。
    平井遊里:それじゃまるで彼女が、可哀想だった子みたいな。同情されるべき存在だったみたいな。
    平井遊里:そんな人生を歩んだように、見えてしまうじゃないか。
    平井遊里:だから、私は泣いてない。
    平井遊里:また、と言ったのだから。少し寂しくても、それは笑顔であるべきで。
    平井遊里:どこまでも可愛さを自覚してるような。人の親切に悪態をつくような。ちょっと生意気さすら利用してくるような。
    平井遊里:顔だけでなく性格すら可愛い、そんな彼女を見て。
    平井遊里:手ヶ崎小鞠を同情する必要なんか、私にはまったくないんだから。
    平井遊里:ず、と鼻水を啜る。
    平井遊里:「………一通り遊んだらさぁ、私の友達も紹介したいんだよね」
    平井遊里:年下だけど背が高くて、ちょっと気難しいようでわかりやすい友達がいる。
    平井遊里:自分が可愛いことを自覚して動いてくる所があるので、きっと仲良くなれると思う。
    平井遊里:学校で、支部で、お世話になってる人はいっぱい居る。いい人たちだから、きっと仲良くなれると思う。
    平井遊里:ただ、それ相応に変……個性的ではあるから。
    平井遊里:自分のぶりっ子に自覚的で、ツッコミを入れちゃうタイプみたいな小鞠ちゃんは、意外と振り回されるんじゃあないかと、思う。
    平井遊里:いつかその顔が、美少女と言えない顔をする日が、楽しみでは、ある。
    平井遊里:「……………………ふ。」
    平井遊里:その光景を想像して、笑みが漏れる。
    平井遊里:やっぱり私は泣いてなくて。
    平井遊里:───ぽたり、と。頬を伝った雫が、小鞠ちゃんの顔に落ちる。
    平井遊里:「…………やば」
    平井遊里:怒られる。
    平井遊里:まぶたに落ちた雫が、そのまま顔の側面にスゥ、と流れて。
    平井遊里:まるで涙を流したかのような偶然に、笑いがこみ上げる。
    平井遊里:「………ふ、ふふ」
    平井遊里:「……あは、ははは」
    平井遊里:「………はは、そんなことある?もう、ふふふ」
    平井遊里:「ふふふ……っ」
    平井遊里:「ぅ、」
    平井遊里:「…………ぅぅぅぅぅ……!」
    平井遊里:「──────────っ」
    平井遊里:笑う。
    平井遊里:笑う、笑う、笑う。
    平井遊里:お腹がよじれるほど笑っている。
    平井遊里:だから
    平井遊里:笑っているから、涙が出ているだけ。
    平井遊里:まったく、もう、素敵な友人だ。素敵な親友だ。こんなに笑わせてくれるなんて。
    平井遊里:これからが楽しみになる。海に、花火に、バーベキュー。
    平井遊里:これからの予定は一杯で、向こう数ヶ月は忙しいから。
    平井遊里:だから、
    平井遊里:「………今は、ゆっくり休んで、まりりん」
    平井遊里:「遅刻とかしたら、許さないから。」
    平井遊里:「………嘘。多分許しちゃう。でも、本性を知った今になって、普段の媚び媚びぶりっ子ポーズとかさせるからね」
    平井遊里:「だから、」
    平井遊里:「………だからね」
    平井遊里:「また、いつか。ね。会えるのを楽しみにしてる。」
    平井遊里:膝の上。
    平井遊里:穏やかな彼女の頬を、指でなぞる。
    平井遊里:前髪をサラリと指の間に流す。
    平井遊里:まつげをなぞるように触れる。
    平井遊里:「………………はーあ。」
    平井遊里:「言いたい放題、言ってくれちゃって」
    平井遊里:小さくぷっくりと、形の良い唇に、人差し指を添えるように。
    平井遊里:「起きてる時に、ちゅーでもしてやれば良かったな。」
    平井遊里:そしたら、どれだけ驚いただろう。
    平井遊里:「まぁ……」
    平井遊里:「それも含めて、今度か」
    平井遊里:「………じゃあ、おやすみ。手ヶ崎小鞠」
    平井遊里:「楽しみにしてるよ、まりりん」

    GM:境子さんのエンディング。
    GM:3人でお風呂に入ってください。

    GM:事件から数日後。凡その事件処理が終わり、ひと段落したところで、また再会したキミ達は、
    GM:そういう訳で、第4支部にある大浴場でのんびりと過ごしていました。
    長良川みち子:カポーン
    長良川みち子:「ふぅぅぅううう」
    鍛冶境子:「ふいー」
    長良川みち子:湯船の中で表情と体を弛緩させている。これがまんがだったら目が横線一本になっているだろう。
    鍛冶境子:「あ、平井ちゃんは分かんないことあったら言ってねー」
    平井遊里:「はぁー……………………」深く息をつきながら肩まで浸かっている
    平井遊里:「へぁーい……」お湯と一体化するほどに柔らかな返事が返る
    長良川みち子:「大体のものは出て右の棚に入っているわー」
    平井遊里:「しぶに おふろが あるんですねぇー すごいねぇー」
    平井遊里:発音に漢字が混ざらないほど柔らかくなっている。
    鍛冶境子:「おぉ、くつろいでるくつろいでる」
    鍛冶境子:「くつろぎついでにウチの子になってかない?」
    鍛冶境子:「色んな動物とかいるし、レクリエーション設備もこの通りばっちりだよ~」
    平井遊里:「ゆれますねえ…… このおゆのように…」
    長良川みち子:「いいわね~。遊里ちゃんかわいいし」
    長良川みち子:「ゆれ……」
    長良川みち子:自分の貧相な胸を見下ろしかけ、やめる。
    鍛冶境子:「おや好感触。もっと揺らしちゃおうか」
    鍛冶境子:ざぶざぶと湯船を横切り、平井ちゃんに近付いてゆく。
    平井遊里:ぷかり。顔の他に水面に2つ、肌色が浮かんでいる。
    平井遊里:「おや……」
    鍛冶境子:身体より幾らか前の位置で水が切れ、波が立つ。
    鍛冶境子:「そうだね、まずはお姉さんが肩でも揉んであげましょうか」
    平井遊里:髪がお湯に浸からないようにタオルで纏めて、そのタオルの感触を枕にするように後頭部を縁に乗せている。
    鍛冶境子:「平井ちゃん、たくさん頑張ったからねえ」
    平井遊里:「マッサージつきとは なんとぜいたくなー」
    長良川みち子:「…………ほんと」
    長良川みち子:ざぶ、と彼女の隣へ。
    長良川みち子:「よく頑張ったわ。お疲れ様」
    平井遊里:「………まぁ、戦うのは苦手で。ちょっと足手まといだったかもな自己評価ですが」
    平井遊里:「……でも、褒めてくれるなら受け取ります。どうも」
    鍛冶境子:「うん。他の誰でも、平井ちゃん以上は無理だったよ。保証する」
    平井遊里:ちゃぷ、と顔が水面につかない程度に頭を下げる。
    鍛冶境子:「……揉んじゃってOK?」彼女の後ろに陣取って、凝った肩に手を添えて。
    平井遊里:「お願いします。どうにも、普段から肩がずっしり重いもので」
    平井遊里:揉みやすいように背筋を伸ばして。胸を張るように。
    鍛冶境子:「任せときなさい。人体扱うプロよプロ」
    平井遊里:「寝る前にストレッチをかかすと、どうにも翌日の体調がねぇ…」
    平井遊里:「はーい、お願いしまーす」
    鍛冶境子:「あたしもきついしねえ」背中に僅かに触れるものもある。
    鍛冶境子:やさしく、手慣れた手つき。
    長良川みち子:「うーん。じゃあ私は久々にあれやりましょうか」2人のふれあいを眺めながら。
    鍛冶境子:力を込めたり押し付けない、固まったものを揉み解してゆく。
    長良川みち子:えいやっと気合を入れるポーズ。ぴりぴりとお風呂に電気が流れる。
    平井遊里:「ふひっ」他人の肌が触れるくすぐったさにちょっと声を漏らし「………はぁー」
    鍛冶境子:「ひゃんっ……」
    平井遊里:隙間に入り込むような感触に感嘆の息を漏らす。
    平井遊里:「ひゃわっ」お湯のピリピリとした刺激に身を震わせる
    平井遊里:「………漏電?」
    長良川みち子:「電気風呂です。実際効果あるのかなこれ……」
    平井遊里:「なるほど……なるほど……」
    平井遊里:「実は電気風呂って入ったことないんですよね……」
    鍛冶境子:「身体を軽く揺さぶるわけだし、マッサージにはなるさ」
    長良川みち子:「スーパー銭湯とかにあるやつをね? 真似できるんじゃない?っていうアレでこの前やらされて……」
    平井遊里:「なるほどなぁ~」
    長良川みち子:「いやーしかしかわいい声出ましたねお2人とも」
    平井遊里:「………だ、出してませんがぁ?」目をそらす。
    鍛冶境子:「不意打ちはいただけないなぁ」唇を尖らせて。
    長良川みち子:「予備動作はありましたもーん」
    鍛冶境子:「みち子ちゃんのポーズもかわいかったし、後で二人で可愛がっちゃおうか」
    鍛冶境子:ヒソヒソ
    平井遊里:「……そうですね、これでは不公平です……あっ、そこいい…」ヒソヒソ
    鍛冶境子:「これか、ここが良いか~」リンパをコリコリと刺激する。
    長良川みち子:「あーっひそひそやりながら乳繰り合ってます! 不健全!」
    平井遊里:「はぁ~~~~~~」感嘆の息を漏らす。
    鍛冶境子:「健全です~妹みたいなものですよ」
    鍛冶境子:「あたし3人いるし、これぐらいの距離ふつーふつー」
    平井遊里:「そうでーす。まぁ私はアレですけど」
    平井遊里:そして、クイッ、と手をふった。
    平井遊里:指先に繋がれた極細の蜘蛛糸が複雑怪奇な乱気流を発生させ、ひんやりとした空気を長良川さんの首筋に当てる。
    長良川みち子:「うひっ……」
    長良川みち子:びくりと震え、電流の調整を失敗する。
    鍛冶境子:「ひうっ」身体が跳ねる。
    平井遊里:「にゃっ!?」
    長良川みち子:「ひゃわわわわっ、と」一瞬強くなり過ぎた電流に更に変な声を上げながら能力をストップ。
    平井遊里:身体が跳ね、水面を叩く塊が2つ分の波紋を発生させる。
    平井遊里:「や、やりましたねこのっ」
    長良川みち子:「誤解! 誤解です! 遊里ちゃんが汚い真似を……」
    平井遊里:片手の五指を1本ずつなめらかに動かすと、追随するように刷毛の毛先のような蜘蛛糸が長良川さんの首筋や背中を撫でる。
    平井遊里:「口封じ!」
    長良川みち子:「んっ……あっ、ちょっと! ひっ」
    長良川みち子:「あはははははっ、やめっ」ドボン
    長良川みち子:「がばごぼごばばば」
    鍛冶境子:「……お風呂での悪戯は良くないね」
    平井遊里:「……………」やべ、という顔。
    長良川みち子:タイルに滑らせた足を大きく天井に突き上げてもがいている。
    平井遊里:「そうですね。彼氏持ちの女子に出させていい声でもなかったです。」
    平井遊里:「っていうか普通にやばい!長良川さーん!!」
    平井遊里:くすぐっていた糸を絡めてそのまま引き上げる
    鍛冶境子:「糸で続行するの良くないんじゃないかなあ!?」
    長良川みち子:「ぶくぶくぶく……ふー。電流責めと筆責めを同時に受けてしまったわ……お嫁にいけない……」
    鍛冶境子:「半分自力じゃん」
    長良川みち子:「今もあられもない姿で拘束されて……よよよ…………」
    平井遊里:「あ、つい、咄嗟に……」
    長良川みち子:泣き真似。
    平井遊里:バスタオルを中途半端に巻くように、白い糸が腕や胴体の凸凹に引っ掛けるように巻かれている。
    平井遊里:「…………ご、ごめんなさーい!泣かせるつもりは!」
    長良川みち子:「もうっ。こういうのは遊里ちゃんみたいな子がされる方が映えるのよ」
    長良川みち子:ピントのズレた説教。
    鍛冶境子:「趣味の領域」
    長良川みち子:よいしょっと糸を解いて抜け出しつつ。
    鍛冶境子:「さて」
    平井遊里:「……まぁ、私はすでにされたようなもんですが…戦ってる時……」糸をしまう。
    鍛冶境子:「平井ちゃんみたいな子、か」肩に手を掛ける。
    鍛冶境子:「さっきは妹扱いって言ったけど、結構お姉ちゃん気質だと思うんだよね」
    平井遊里:「……そうですかね」
    鍛冶境子:「頼まれ事とか、あんま断れないでしょ」
    平井遊里:「そんなこと……まぁ、多少は?あんまり無茶なことじゃなければ」
    鍛冶境子:「別に自分じゃなきゃって事でなくても、声掛けられたら引き受けちゃうんじゃない?」
    平井遊里:「…………まぁ。困ってるようなら。手が空いてたら、断ることもないかな、って。」
    平井遊里:「ええと、それが?」
    鍛冶境子:「頼られたら、そこは嬉しいよね」
    平井遊里:「はい。」
    鍛冶境子:「あたしもお姉ちゃんだからね、かわいい妹に頼られるのとか、すごく好きでさ」
    鍛冶境子:「自分の大切な物でも、つい譲ってあげたくなったりするんだよね」
    平井遊里:「…………………」
    平井遊里:「大切なものでも、ですか」
    鍛冶境子:「大切なものを、さ」
    鍛冶境子:「後から後悔しても、どうにもならないんだけどね」
    鍛冶境子:「……そういう時はさ、怒ったり悲しんだりしていいんだよ」
    平井遊里:「……………後悔、ですか。」
    平井遊里:「……………でも、その、私。別に頼まれ事で、大事なものなんて……」
    平井遊里:「怒ったり悲しんだり、するほどのものを譲るなんて、ないですよ。あはは。」
    長良川みち子:「こういう言い方は良くないかもしれないけれど……あなたは本当に上手くやったのよ」
    長良川みち子:「"ペトルウシュカ"の──小鞠ちゃんの痛みを引き受けて見せた。そんなつもりじゃなくてもね」
    平井遊里:「やだなぁ、そこまで危なっかしく見えます?」
    鍛冶境子:「目が離せないぐらいには、ね」
    長良川みち子:「オーヴァードって、みんな危なっかしいじゃない」
    長良川みち子:「貴女は強い子だけれど、それに任せて積載量を増やしていったら、結局は……」
    平井遊里:「……………あ、危なっかしくても!」
    平井遊里:バチャ、と波紋が立つ。それで乗り出しかけてた身体を自覚して。
    平井遊里:「………あ、危なっかしくても。そこまでじゃないですよ」
    平井遊里:「ちゃんと、出来ることと出来ないことぐらい、わかって、ます」
    平井遊里:「ペトルウシュカ……小鞠ちゃんの、ことだって。」
    鍛冶境子:「そうだね、貴女は賢い子」水面が静かに揺らぐ。
    鍛冶境子:「だから、今は休んでいいの」後ろから長い腕を回す。やさしくそこに抱き留める。
    平井遊里:「痛みを引き受ける、なんて。………私は、ちゃんと……」
    鍛冶境子:「平井ちゃんは、出来ることをしたよ」
    平井遊里:「……………っ!」
    鍛冶境子:「他の誰も、それ以上には無理」
    鍛冶境子:「怒っていいし、泣いていいんだ」
    鍛冶境子:「それは大切だった証拠なんだから」
    平井遊里:ばしゃり。今度は顔を水面に浸ける。
    平井遊里:ぶくぶくぶくと、水面にあぶくが浮かんで。
    平井遊里:顔を上げたときには、タオルが解けて。うつむいた顔は前髪で隠される。
    平井遊里:「………………私。」
    平井遊里:「私。」
    平井遊里:「思っちゃうんですよ。」
    鍛冶境子:「うん」
    平井遊里:「私がもっと、すごい子で。なんだか、UGNの偉い人達が言う、賢者の石とか、そういう、特別な能力があれば」
    平井遊里:「『なにかをどうにか』出来たんじゃないかって」
    平井遊里:前髪から雫が落ちる。
    平井遊里:ぼたぼたと水面に波紋が生まれる。
    平井遊里:「でも、私にはそういう力が何にもなくて。出来るのはそれが精一杯で」
    平井遊里:「…………思っちゃいけないのに」
    平井遊里:「『私じゃなければ、小鞠ちゃんを助けられたんじゃないか』」
    平井遊里:「…………って。」
    平井遊里:それを口にしたのがトリガーのように
    平井遊里:「……………う、」
    平井遊里:「うあ」
    平井遊里:「ぁぁぁぁ……………!」
    鍛冶境子:激情を受け止める。頭を撫でて、背中をさする。
    鍛冶境子:「そうだよね、我慢できないよね」
    鍛冶境子:慣れた手つきで受け止める。こんなこと、慣れたりするものじゃないよ、平井ちゃん。
    平井遊里:ぼろぼろと涙をこぼしている。押し殺した声がだんだん大きく。
    平井遊里:抱きしめた鍛冶さんに伝わるほど身体が震える。正面の長良川さんにわかるほど、顔をクシャクシャに歪める。
    長良川みち子:「……助けたわよ」
    長良川みち子:「私達はそう思ってるわ。遊里ちゃんにしか救えない子を、確かに」
    長良川みち子:「あなたがそうと思えない分まで、きっとね」
    長良川みち子:目を伏せて、でもそれだけははっきりと。
    鍛冶境子:「めでたしめでたしで終わるお話ばかりじゃないけど、さ」
    鍛冶境子:「平井ちゃんはちゃんと、向き合ったんだ」
    平井遊里:「…………ひっぐ、ズッ。鍛冶ざん……長良川ざぁん……」
    平井遊里:「私、わたしっ、もっど……もっど……!」
    平井遊里:「わ、ああああああああん!」
    平井遊里:「わあああああああ!」
    平井遊里:涙と洟を零しながら、大声で。
    平井遊里:子供のように泣いた。
    鍛冶境子:たくさん、たくさん甘えていいんだからね。
    鍛冶境子:あたしたちは仲間で、あなたはまだまだ小さいんだから。
    鍛冶境子:「……よく頑張ったね」

    GM:長良川みち子ちゃんのエンディング。
    GM:放課後の空き教室で、清古院十六夜と過ごしてもらうシーンです。
    長良川みち子:わーいわーい
    GM:えへへ!始めていきましょう!

    GM:結局、遺産”紅柘榴”は、清古院十六夜の元に返却されることになりました。
    GM:すべての事件についての記憶は処理されて、だけど、キミが清古院十六夜にモデルを頼まれた事実は残っている。
    GM:だから、今日もキミは、放課後。清古院十六夜のいる空き教室に来ていました。
    長良川みち子:「……」
    長良川みち子:がらりと引き戸を開ける。
    長良川みち子:「お待たせ、清古院さん」
    清古院十六夜:「………っうっ!」今日も突然開いたドアに驚いてびくりと飛び上がる。
    長良川みち子:くすくす笑う。
    長良川みち子:「まだ慣れないんだ」
    清古院十六夜:「っ………!」
    長良川みち子:イーゼルの前に座る彼女の傍まで歩いていく。
    清古院十六夜:「長良川さん。あなた、もしかしてわざとやってるのかしら」
    GM:清古院十六夜の傍らには、赤く光るペンダントが置いてある。
    長良川みち子:「えー。ドアに窓ついてるんだから、気づいてるかなって思っちゃって」
    長良川みち子:「なんてね」
    清古院十六夜:「もう。冗談を言ってる顔してるわ」
    長良川みち子:スカートを折り畳んで、用意された椅子に座る。
    清古院十六夜:「………」
    清古院十六夜:いつもならここで鉛筆をとって、キャンバスに走らせるところだが。
    清古院十六夜:今日はそれをせず、椅子に座るキミを見やる。
    長良川みち子:「あら?」
    長良川みち子:「ふふ、ちょっとお話ししましょうか」
    長良川みち子:廊下側に積まれている椅子をひとつ持ち上げて、清古院さんのすぐ隣に座る。
    清古院十六夜:「え、ひゃ」
    清古院十六夜:「…な、何で、私が長良川さんと話をしようとしたのが分かったの…?」
    長良川みち子:「……もう。もっと慣れないと駄目よ」
    長良川みち子:「あなたにはきっと、これからたくさん友達ができるんだから」
    清古院十六夜:「な、慣れないわ。慣れないのよ…」
    清古院十六夜:「………」
    長良川みち子:「んー? なんとなくかな」
    長良川みち子:何とはなしに清古院さんのキャンバスを見る。
    GM:そこには、キミの肖像画が描かれている。
    GM:まるで写真を写し取ったかのように、正確で、繊細な絵画だ。
    長良川みち子:「すごいなぁ……」
    清古院十六夜:「……そうね。私、絵を描くことだけは、自信を持って、得意と言えるから」
    長良川みち子:「……ほう」
    長良川みち子:「実は私も、ちょっと絵を描きたくなったことがあるわ。でもね、ぜんぜんダメだったの!」
    清古院十六夜:「そうなの…?」
    長良川みち子:「こんなにも鮮明に世界が見えているつもりなのに」自分の眼鏡に指を這わせる。
    長良川みち子:「それをうまく切り分けて、指先に伝えることが出来なかったのね」
    長良川みち子:そのまま指を、彼女の眦へ。頬へ、輪郭をなぞるように顎先へ。
    清古院十六夜:「え」
    清古院十六夜:「あっ」
    清古院十六夜:「う」ぴくん、ぴくん、と、触れられるたびに震える。
    長良川みち子:戸惑う彼女を尻目に、手を離しキャンバスへ視線を移す。
    清古院十六夜:「な、なにをするの」
    長良川みち子:「んー……」
    清古院十六夜:「………その絵」
    清古院十六夜:「……あなたは、どう思う?」
    長良川みち子:「そうね。きっと、あなたの目が捉えている世界は私が思っているよりずっと鮮烈で」
    長良川みち子:たくさんのものが目に入るから、彼女は紅柘榴の力を手に入れても、にぎやかな世界の情報量に耐えられなかったんじゃないか。
    長良川みち子:だから一人だったんじゃないか、なんて、そんな益体のない事を考える。
    清古院十六夜:「私……」呟く。
    長良川みち子:「その中に居られるのが嬉しい。一つにはそんな感じ」
    清古院十六夜:「…一つには?」
    長良川みち子:「もう一つは、ちょっと『よこしまな野望』ね」
    清古院十六夜:「……?」
    長良川みち子:「奇麗でまとまってて、すごく上手な絵だと思うのだけれど」
    長良川みち子:「もっといろんな私を見せて、この調和を乱してやりたい、って気分」
    清古院十六夜:「………え」瞬き。「え」
    長良川みち子:「どっちにせよ私にとっては、私の感情を動かすに足る作品だってこと!」
    清古院十六夜:「待って」か細い声。
    長良川みち子:「なぁに?」にんまりと笑う。
    清古院十六夜:両手で顔を覆っている。赤い頬と、おずおずとした眼差しがキミを見上げている。
    清古院十六夜:「……こ」
    清古院十六夜:「これ以上、乱されるの…?」
    長良川みち子:「……あ、いやっ……」
    長良川みち子:「絵の! 絵の感想だか、ら……」
    清古院十六夜:「長良川さん、でも、だめだわ」
    清古院十六夜:「私、嘘つきで……本当は、ずっと、あなたに言っていないこともあって、がっかりされたくない!」
    長良川みち子:自分でも、とんでもない事を言ったような気がしている。
    長良川みち子:「……うん。それは、お互い様」
    清古院十六夜:「お互い様…?」
    清古院十六夜:「長良川さんにも、秘密があるの…?」
    長良川みち子:「えへへ……」
    長良川みち子:「『機巧乙女スーサヰド』っていうの、あの、この間呼んでいた本」
    清古院十六夜:「!」ぱっと顔を上げる。
    長良川みち子:「柏陽文庫で、15年くらい前に刊行された、キャラもバトルも全然面白くない──」
    長良川みち子:「ライトノベルよ」ちろりと舌を出す。
    清古院十六夜:「『カラヰド』!」
    清古院十六夜:「……って、あ」ぱっと口元を手で隠す。
    長良川みち子:「ってその反応! 好きなやつだった!?」
    長良川みち子:あわわわ……とこちらも口元を手で押さえる。
    清古院十六夜:「……う、ううん、あの、挿絵を描いてる人が好きで…集めてたんだけど…」
    清古院十六夜:「キャラがたくさん出てくるわりに話があまり盛り上がらないからがっかりしたことが…」
    長良川みち子:「そう! あれで騙され──いや、ごめんなさい」
    清古院十六夜:「………」相変わらず仏頂面気味だが、明らかにわくわくした瞳でキミを見ている。
    長良川みち子:「そう……この文学少女然とした地味子ちゃんが」くいくい、と眼鏡のつるを動かす。
    長良川みち子:「実はそんなのばっかり読んでるの──!」
    長良川みち子:うふふふふ、と笑う。
    清古院十六夜:「………ふ、ふふっ」
    清古院十六夜:「うふふ、あはっ、あはははははっ」
    長良川みち子:「ねー。私達うんと仲良くなれると思わない?」
    清古院十六夜:「うん…。それは、とっても…、私も、身に覚えのある秘密だわ」
    長良川みち子:面白くないと思うライトノベルが一致する相手を見つけたことで、かなりテンションを上げている。
    清古院十六夜:「仲良くなれる……ううん」くすくす笑って、目じりを拭う。「仲良くしてほしい、くらいだわ」
    長良川みち子:「うん……どちらかが勝手にお友達になりたがってるわけじゃなくて」
    清古院十六夜:「……うん」
    長良川みち子:目の前の彼女は、以前とは少し異なっている調子だ。
    長良川みち子:同好の士を見つけたことによるものか、記憶処理を施されても、あの日の何かが残っているのか。それは分からない。
    長良川みち子:「ふふ、あー……」
    長良川みち子:「本当は、もう一つ秘密があるのだけれど」
    清古院十六夜:「?」
    清古院十六夜:「何かしら」
    長良川みち子:「それを明かすには今しばらくの時間を要するわ」お手上げのポーズで首を振る。
    長良川みち子:レネゲイドを巡る、UGNとFHの……あるいはもっと別のものの。争いの形が変わって。
    長良川みち子:あるいは、彼女がひょんなことからオーヴァードに覚醒してしまって。そんな時にしか明かせない事だ。
    長良川みち子:「だからあなたがまだまだ、どんな秘密だかを抱えているのかもしれないけれど」
    長良川みち子:あるいは、本当に自分には想像もつかないような秘密を抱えているのだとしても。
    清古院十六夜:「…いじわるな人」くす、と微笑み、手を伸ばしてキミの手を引く。
    長良川みち子:少しの間目を閉じる。ペトルウシュカと平井遊里の結末を想起する。
    長良川みち子:「この友情は嘘だったことにはならないわ」
    長良川みち子:その手を取る、
    清古院十六夜:「………私。一番得意で、一番好きな、絵を描くときだけは、嘘をつきたくないのよ」
    清古院十六夜:「だから、なのかしら」長良川さんの手を引いて、教室の後ろまでてくてくと歩く。
    長良川みち子:「うん」
    長良川みち子:なんだろう、と思いながら。
    清古院十六夜:「なんで描いたのかもわからないし、でも描いてたら楽しくなってしまって」
    清古院十六夜:「…そんな絵」
    長良川みち子:「あら。コンクールの前なのに」
    長良川みち子:「お絵描きの息抜きに絵を描いてしまう人なんて、本当にいるものね」
    清古院十六夜:「…ええ。きっと、綺麗でもないし、まとまりもないわ」
    清古院十六夜:机に無造作に置かれていた、伏せたキャンバスを一枚手に取って、キミに見せる。
    清古院十六夜:「でも」
    GM:それは、キミの絵だ。
    長良川みち子:「──────!」
    GM:まるで変身ヒーローのように、長いマフラーをはためかせて。
    GM:格好よく、誰かを助けに来たのだろう、ポーズを決めている。
    清古院十六夜:「……『友達』の、絵よ」
    長良川みち子:「わぁ…………」空いた口がふさがらない。傍らの彼女を、見る。
    長良川みち子:「…………ありがとう」長い沈黙の末に。
    清古院十六夜:「どういたしまして」自慢げで、得意げで、でもどこか気恥ずかしそうに。
    長良川みち子:昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
    長良川みち子:それはただのカバーストーリーだ。日常を演じている誰が、陰惨な戦いに身を投じているか、精妙なマリオネットであるのか、闇に消えゆく残酷の中で涙を流しているのか、全てを知っている者はどこにもいない。
    長良川みち子:──こんなにも。
    長良川みち子:自分の戦いで得たものに、こんなにもはっきりとした形が与えられることがあるだろうか。
    長良川みち子:つう、と頬を涙が伝う。
    清古院十六夜:「‥‥えっ、な、長良川さん…!?」
    長良川みち子:「──ふふ」
    清古院十六夜:「あ、あの、わ、私。もしかしてすごい悪いことを…」
    長良川みち子:「改めて礼を言おう。わが友よ」芝居がかった口調でひざまずいて、彼女の手の甲にキスをする。
    清古院十六夜:「っ!?」ボボボボッと、音を立てるように顔が真っ赤に染まる。
    長良川みち子:「君の、この絵を描いて、見せる相手に私を選んでくれたこと」
    長良川みち子:「きっと忘れないわ」
    長良川みち子:そのまま、彼女を抱き上げて踊るようにくるりと回る。夕日の教室にスカートが広がる。
    長良川みち子:演じる──というのは。その虚構を自分にあてがうという事なのだ。
    清古院十六夜:「えっ、やっ、きゃん!」
    長良川みち子:果たして真実の私が"デリヴァティヴ"なのか。"デリヴァティヴ"の真実が長良川みち子であるのか。そんなものを論ずることに意味などないように。
    清古院十六夜:きゅっとキミにしがみつく。細い指先の感触は、いつかの時と同じもの。
    長良川みち子:それは溶け合って、不可分のものになる。演じていない間も、消えてなくなったりはしないのだと。
    長良川みち子:そう、強く信じた。
    清古院十六夜:「……長良川さん」キミの耳元で囁く。
    清古院十六夜:「忘れないで、いてくれるなら…」
    清古院十六夜:「次も、楽しみにしていてね」


    『ペトルウシュカはマリオネットの夢を見る』 閉幕


    GM:最後にサクッと経験点を配布します。
    GM:【見世物小屋】
    Eロイス《血の花嫁》Dロイス《器物使い》
    【ペトルウシュカ】
    Eロイス《囚人の鳥籠》Dロイス《機械化兵》
    4点

    GM:・セッションに最後まで参加した 1点
    ・シナリオの目的を達成した   5点
    ・最終侵蝕率          みち子ちゃん・平井ちゃん 5点
                    境子ちゃん        0点
    ・よいロールをした
    ・他のプレイヤーを助けような発言や行動を行った
    ・セッションの進行を助けた
    ・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った
    各1点

    GM
    みち子ちゃん 19点
    平井ちゃん  19点
    境子ちゃん  14点
    GM(19+19+14)÷3+1=18点

    GM:です!
    GM:持っていきな!
    平井遊里:ありがとうございます!
    鍛冶境子:いただきます!
    長良川みち子:手早い!いただきます!
    GM:では、これで『ペトルウシュカはマリオネットの夢を見る』全行程終了です!
    GM:おつかれさまでした~!
    鍛冶境子:お疲れ様でした~!とっても楽しかったです~!
    平井遊里:お疲れさまでした~!
    長良川みち子:お疲れさまでした! めちゃめちゃありがとうございました!